不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
現状から見たヤマ場以降の動きを想定しつつ
こんばんはです。

さぁいよいよイスラエル戦・・・ではなく、市場ではFOMCを始め
テンコ盛りのきっかけイベントが重なるヤマ場を迎えます。

本日は新興市場が沈降市場になったりと中小型が投げ売られ、
海の向こうでは米株と共に市場の空気を決めると共に、
マネーの潤滑油でもある原油が急落が続いていたり、
さらにヒデブーでアーメン(ヒンデンブルグオーメン)とやらが点灯したり
ヤマ場を前にして市場の動きとしてもキナ臭ささも見受けられますが、
改めてこれまでの市場の動きを振り返っておくと・・・

昨年11月にトランプマンが登場した米大統領選をきっかけに、
米国市場が主役となり・・・というか、いつも以上に主役感が強くなり、
米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高というトランプラリーと共に、
原油高というアブラタカブララリーも始まり、概ね昨年末まで続き、
その後は米株と原油だけが揉み合いながら踏ん張り続ける一方、
米債券は巻き戻しの動きとなり(米債券高(米金利低下))、
ドルは最も巻き戻す動きに(ドル安)・・・

そして迎えた1月20日のトランプマン就任式をきっかけに・・・

米株はもみ合いから上抜けし、3月1日まで突っ走ることになり、
それ以降は足踏みしているものの、現在も高値圏で踏み止まっております

米債券は就任式、1月末のFOMC、2月中旬のイエレン議会証言、
これらでも大きな動きとならないまま
2月末のトランプマンの施政方針演説を迎え、ほっとひと安心となったのか、
改めて今夜のFOMCでの利上げを織り込もうとする動きとなったのか
米株高と共に米債券安(米金利上昇)も加速し、
現在の米債券(米金利)は昨年末の水準を超えております(米短中期債)。

ドルは1月末のFOMC以降、やや戻しているものの、
当然ながら未だ昨年末の水準には遠く、米株と米債に比べると戻りは鈍いです

原油は昨年末から7日まで揉み合いで踏ん張っておりましたが、
御存知の通り、減産順守姿勢への疑念が生じたことで、
(昨夜のOPEC月報や足元での米シェールの容赦ない増産姿勢もあります)
8日以降は急落に見舞われ、現在に至るという状況です。

つまり・・・

米債とドルは昨年末の水準を超えているのに対し、
ドルと原油は未だ昨年末の水準は超えていないので
値動きと水準から見た構図としては、
「米債と米株vsドルと原油」になっているということです。

さらに現在の需給面も加味して見ると・・・

需給が過熱しているのは米株買い、米債券売り、原油買い、
過熱していなかったのはドル買いでしたが、
足元で原油は急落しており、それなりに過熱感は和らいだでしょうから、、
需給面から見た構図としても、
「過熱している米債と米株vs過熱ほどではないドルと原油」
という値動きと水準から見た構図と同様だということです。

ちなみに米株については割高感も指摘されております。

ということなので・・・

米株と米債券が正しいのか?ドルと原油が正しいのか?ということになり、
FOMCを始めとするヤマ場をきっかけに答えがでるのかが焦点ですが、
市場の動きとしては・・・

米株と米債券が正しいということになり、
米株高、米債券安(米金利上昇)ドル高というトランプラリー再開と共に
アブラタカブラ(油高)ラリーも再開するのか・・・

それともドルと原油が正しいということになり、
米株安、米債券高(米金利低下)ドル安というトランプラリー巻き戻しと共に
アブラタカブララリーの巻き戻し(原油安)も継続するのか・・・

まさかヤマ場イベントが無風で通過することになり、原油の混乱も続くことで
昨年末から現在までのチグハグな動きが継続するのか・・・

というのが、市場の動きも含めた焦点となります。

私としては先に述べた需給面や割高感も考慮すると、
ドルと原油が正しいというトランプラリーの巻き戻しになると見ており、
米株と米債券が正しいというトランプラリーの再開は、
最も可能性が低いと見ているのですが・・・
しかも足元では原油が急落しており、これが戻さないことには、
市場の空気とマネーの動きは悪化しますからね・・・

ただし以上はシンプルに市場の需給環境や動きや水準等から見た判断ですから
動くきっかけとなるFOMC等のヤマ場イベントの結果も考慮すれば、
今夜のFOMCにて、これまで以上に前向きな利上げ姿勢を示すと共に
それを裏付ける経済見通しの発表と安心させるイエレンおばさんの会見となり
明日に発表される米予算教書が好感されることになれば、
(今夜発表の米小売売上高と米消費者物価も堅調となれば)
利上げ姿勢の裏付けになると共に、米株の割高感は和らぎ、
米国市場が米株を始め商いが膨らむことになれば、
需給面での過熱感も呑み込めることにはなります。

さらに他のイベントである米債務上限引上げ問題や入国制限措置の騒動が、
大騒ぎとならず、オランダの総選挙等の欧州政治リスクも騒ぎにならなければ
米株と米債が正しかったというトランプラリー再開を、
後押しすることにはなります。

当然ながらこれらのイベントが逆の結果となれば、
ドルと原油が正しかったというトランプラリーの巻き戻しだけでなく、
下手をすればゴリゴリのリスクオフでの巻き戻しとなります。
特にFOMCで利上げだけでなく、懲りずに過度な「薬抜き」を示唆したり、
欧州の政治リスクが台頭すると、枠組みだけの米予算教書に対しても、
ネガティブ解釈となってリスクオフとなる可能性が高いです。

以上の通り、ヤマ場を迎えるに当たり、
海の向こうというか主役である米国を中心とした焦点でおます。

お察しの通り、じゃあ国内は?ということになりますが、
いかんせん現状は海の向こう次第というのが現実ですから、
我が国も11月の大統領選から円安株高ラリーが始まり、
年末以降は米国と同様、為替の割に株価が強い展開が続きながらも、
日本株は年末の水準を超えていないという現状です。

そのおかげなのか、黒ちゃんの金利(債券)コントロールのおかげなのか、
需給環境は過熱しておらず、割高感も今期目線に限っては過熱しておらず、
マクロ・ミクロ共にほどほどに堅調ではあるので、
国内の良からぬものとしては、東芝への過度な温情姿勢(私だけ?)、
欧州と比べると幼稚過ぎる政治の騒ぎといったところですから、
海の向こうに比べると国内環境はかなりマシとも言えるのですが(笑)

そして需給から見ても暴落するとは思えず、
ちょうどいいガス抜きが起きる程度なのかとも思うのですが、
主役は米国を始め海の向こうですから、
世界の景気敏感株でもある日本株としては、海の向こう次第でおます。

明日の黒田院長の総回診(日銀金融政策決定会合)にて、
まさかの黒い巨砲でもぶっ放されたら、
しばらくは海の向こう次第から解放されるかも知れませんけどね(可能性薄)

ということで、我が国としては海の向こうのヤマ場を待つのみですから、
明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、明晩に予算教書も控えておりますが、
今夜のFOMCとオランダ総選挙を経た市場の動きに合わせて、
枠組みだけの予算教書への解釈も同様になるでしょうから、
先に述べた焦点通り、米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高、
という米株と米債券が正しかったとなるトランプラリー再開の動きとなれば
明晩も続く可能性が高く(できれば原油高も)
我が国では円安株高ラリーとなるので、勝負すればいいですが、
逆に米債券高(米金利低下)ドル安、米株安、原油安
というドルと原油が正しかったとなるトランプラリーの巻き戻しとなれば
その日限りの勝負に留めておきましょう。
もし無風で通過することで、どちらの動きでもないチグハグな動きならば
明晩の予算教書発表後の市場の動きを見極めた方がいいので、
同様に明日はその日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて構えている方については、
市場の動きの判断としては持ち越し短期勝負の方と同様ですが、
ドルと原油が正しかったとなるトランプラリーの巻き戻しになると共に
他の悪材料もトッピングされての商いを伴ったゴリゴリのリスクオフとなれば
先日も書いた通り、次のヤマ場の4月中旬から5月まで続く可能性もあるので
一旦は撤退したほうがよいでしょう。

腰を据えて新たに参戦する方についても、
参戦する判断としては持ち越し短期勝負の方と同様ですが、
すでに腰を据えて構えている方の撤退判断のような動きとなれば
新たな参戦は控えておきましょう。
そして参戦できる展開になったとしても、せめて決算を終えたもので、
今期が少々悪かろうとも、来期が増収増益見通しであり(できれば来期割安)、
取り組み妙味のある銘柄から参戦しましょう(17日は四季報発売ですが)
割安中小型で腰を据える方も同様です。

新興市場については、本日はマザが大幅安となり、
JQも2部も売られ、動きとしては資金流出と言わざるを得ず、
しかも意外と商いが膨らんでないせいでセリクラ感はなく、
明日も続きそうだという見方もできる一方、
海の向こうと主力大型株はヤマ場を迎え、世界的なリスクオフとなれば、
新興市場も巻き込まれることにはなりますが、
リスクオフとまではならず需給でのガス抜きを中心とした巻き戻しであれば、
代わりに新興市場に資金が流入する期待も感じさせる下げだとも言えます。
いずれにせよシンプルに判断するならば、商いの伴った上昇が継続するまでは
警戒モードのまま慎重に構えておいた方がいいでしょう。
一応、今回のヤマ場は新興市場にとってもヤマ場ですからね。

ただし新興市場も巻き込まれる世界的なリスクオフとか、
主力大型株がトランプラリー再開となって新興市場から資金流出
という事態とならなければ、
今後も政策やテーマに関わる官民イベントは多く、
国会も真っ只中ですから、政策・テーマ関連への追い風は続いており、
季節性も含めて現時点での新興市場を取り巻く環境については、
良好とはいえますけど(特にマザ)、とにかくヤマ場次第でおます。

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