不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
月末と3月中旬を見据え、今週としては週前半
おはようございます。

世界的にも市場においても主役はトランプマン率いる米国でありながら、
注目度は世界的だった日米首脳会談の初日は穏やかに終え、
本日もゴルフや食事会の合間にも会談があるようなので、
最終的に穏やかに終えるのかはまだわからないとも言えますが、
さすがに今さら険悪になるとも思えないです。
そして安倍ちゃんが帰った途端に「安倍のバーカ」とか悪口を言ったり
日本批判をする様であれば、直接面と向かって言えっちゅう話ですし、
情緒不安定と言うか人格を疑いたくもなります(笑)

ということもあり、いくら何でも当面・・・少なくとも一般教書演説までは
通貨安政策を含む通商問題を始め日本に対する批判は控えるでしょう。
甘い?甘いのならば、本気で米国との付き合いは考えた方がええかも(笑)

とりあえず初日を終えた週末の市場は以下の通りです。

主役の米国市場については、まず改めて大統領選以降の動きを振り返ると、
大統領選以降から米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高、油高
というトランプラリー&油高ラリーの動きが続いておりましたが、
昨年末からドルは巻き戻し、米債と米株と原油は足踏みモードへ・・・

そしてトランプマンの正式な大統領就任式をきっかけに、
米株は同時期に始まった米企業決算の好調ぶりも後押しに息を吹き返し始め、
米マクロ指標の堅調さもあって米債も追随する動きにはなりましたが、
FOMCのハト姿勢もあって米債は足踏みから脱することは無く、
ドルに至っては巻き戻しが継続していたものの、
米株はお得意のドル安は追い風や!米債券安ドル高は米国が堅調な証拠や!
というどちらに転んでも都合よく解釈する御都合解釈モードを発揮し、
3指数共に史上最高値を更新する堅調ぶりが続いておりました。
そんな中、先週木曜にトランプマンの減税口撃が火を噴いたのをきっかけに、
米株だけでなく米債券安(米金利上昇)ドル高、
タイミングよく減産の順守確認で原油高までが揃踏みとなり、
水準では無く動きだけは、トランプラリー&油高ラリーの動きのまま
週末を迎えることに・・・(米株の商いもボチボチでおました)

ちなみに米債券は、木曜に続き債券安(米金利上昇)で終えており、
減税口撃のあった木曜からの動きとしてはトランプラリーの再開ですが、
昨年末からのBOX圏からは未だ脱していないので、
昨年末から見ればトランプラリーが再開したとまでは言えない水準です。

週末のドル指数はドル高で終えており、木曜日の減税口撃以降だけでなく、
先月末のFOMC以降のドル高基調も継続中と言えますが、
昨年末からの米株、米債券、原油に比べると、
トランプラリーが再開したと言うには最も程遠い水準ではあります。

我が国目線で重要なドル円については、会談前より円高で終えているものの、
前日比では円安を維持しており、6日からの円安基調も継続中と言えますが
米国と同様、株(日本株)に比べるとドル円(ユーロ円も)は、
大統領選以降の円安株高ラリーが再開した言うには程遠い水準でありながらも
週末のシカゴ日経平均先物は19340円と小幅安で帰って来ており、
決して日米首脳会談を好感したとまでは言えませんが、
悲観した動きでもなく終えていると言えます。
(我が国の債券については黒いおじさんの睨みが効いてます)

以上の通り、大統領選以降のトランプラリー&油高ラリー、
それ次第だった我が国での円安株高ラリー、
これらを構成してきた米株(日本株)、米債券、ドル(円)、原油の
現在の水準と動きを見ると、ドルがトランプラリー再開には程遠く、
逆に米株が最もトランプラリー再開基調が強く、原油が追随する強さであり、
米債券がどちらとも言えない中立とも言える状況です。

果たしてどれが正解なのかと言えば、
市場のマネーの流れと水位を決める米債(米金利)が最も重要なので、
未だにトランプマンへの見方も含めて方向感が明確でないとも言えますが
市場のリスクオン・オフの空気を決めるのは米株と原油ではありますので、
心理的にはトランプラリーの再開を示す動きとは言えますし、
あわよくばドル安バンザイ米株高という御都合解釈モードとも言えます。

従って現状としてはドルの動きが正解ではなく、
それ以外の米株が主導する動きが正解と言えます。
一応、ドル安はトランプマンの牽制圧力もあり、足元の需給環境についても、
ドル買いポジは米債券売り・米株買い・原油買いの過熱ぶりに比べると
過熱には程遠い状況なので、長期的には過熱している米株、米債券、原油が
巻き戻しとなって、結果的にドルの動きが正解となりそうですが、
短期的にはトランプマンの政策が具体的に出揃う予算教書発表まで・・・
超目先ではイエレン議会証言、45日前ルール、米SQ、
といった需給要素と政策要素の高いイベントが重なる中旬まで・・・
為替(ドル)を軽視した米株高が主導する動きが突っ走りそうではあります
結果的に減税口撃以降の動きにドルが追随する形で継続すれば、
トランプラリー&油高ラリーの再開にもなります。

そして我が国は海の向こうと違って国内の需給環境は良好であり、
やや積み上がっているシカゴ投機筋の円売りポジについても、
足元の為替の動きと共に昨年末のピークから約3分の2まで減少しているので
海の向こうがトランプラリーとなれば円安余地があると言えます。
さらにトランプラリーでの円安にならなくとも、
企業想定為替レート(1ドル110円)を割らなければ、
足元の企業業績だけは堅調なので、
我が国も少々の円高には動じない株主導の動きが継続しそうです。

以上は日米首脳会談があったことから、日米市場目線での見方となりますが
欧州市場と資源国・新興国、中国の週末の状況としては以下の通りです。

我が国と同様、金融緩和真っ只中のユーロ圏市場では、
我が国の黒ちゃんの睨みのような効果はなくていいのか?
という懸念も感じる動きですが、ユーロ安は追い風でもありますし、
米国市場の動きと同様、ベタな株買い・債券売りという解釈もあり、
市場の動きとしては落ち着いております。
南欧重債務国にとっては債券安が重石となりますが、
何やらギリシャの財政コントも折り合いが付きそうだとの話もあり、
仏を始めとする政治リスクもやや飽きられているのか、
週末は騒ぎになっていなかったという感じです。
英国もほぼ同様に落ち着いております。

資源国・新興国については、直近のドル高がこのまま継続することになると、
再び通貨安による資金流出が再燃することにはなりますが、
昨年末からのドル安基調のおかげでの資源高も加わって落ち着いており、
昨年末までトリプル安基調が強かったメキシコ、トルコ、フィリピンすらも
フィリピンの通貨安以外はほぼ落ち着いております。

中国については、相変わらず人民元の不穏な動きであったり、
人民元だけでなく債券と株も含めたチグハグな動きは続いておりますが、
足元では市場の動きも回復基調であり、経済指標も堅調であり
それを全て裏付けるとは言いませんが銅の堅調ぶりも目立ちますので
頭の片隅には常にヤバい国だと意識しつつ、
御存知の通り、市場は自由化されておらず、
政治は変態独裁政治で情報操作や強権発動は自由自在なので、
現時点での市場の動きは、落ち着いているという認識でいいでしょう。
(SHIBORは大丈夫なのか?といツッコミは置いといてw)

以上が国内外の週末時点の状況となりますので、
これを踏まえつつ、先にも少し触れましたが、
今後のスケジュール等を加味しながら今後の見通しを占っていくので、
まずはきっかけとなりそうな今週の主なスケジュールは以下の通りです。

 ※今週のスケジュールの詳細は前記事に貼っております。

 週明け 国内 日米首脳会談後の市場反応と評価
      海外 トランプマンの入国制限措置の対抗策(新たな大統領令)

 13日 国内 10-12月期GDP速報値、約225社の企業決算
      海外 OPEC月報、米加首脳会談
 14日 国内 衆院予算委で日米首脳会談の集中審議、黒田日銀総裁
        5年債入札、1月首都圏新規マンション発売、企業決算一巡
      海外 中国1月消費者物価&生産者物価
        独&ユーロ圏&伊の10-12月期GDP速報値
        独&ユーロ圏2月ZEW景況感調査
        イエレンFRB議長上院議会証言、ダラス連銀総裁講演
 15日 国内 45日前ルール該当日(海外も)、1月訪日外客数
     海外 米1月小売売上高&消費者物価、米2月NY連銀製造業
        米1月鉱工業生産、米2月NAHB住宅市場指数
        イエレンFRB議長下院議会証言、米週間原油在庫
        フィラデルフィア連銀総裁講演、米イスラエル首脳会談
 16日 国内 
     海外 米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
        米1月住宅着工、米新規失業保険申請件数
        G20外相会議
 17日 国内 特になし
     海外 米SQ、ミュンヘン安全保障会議、G20外相会議
        米1月CB景気先行指数
 18日 海外 ミュンヘン安全保障会議
 19日 海外 ミュンヘン安全保障会議

以上となりますが、継続したリスクとしては、
依然としてトランプマンの指先介入を含む口撃、欧州の政治&財政リスク
得体の知れん中国のリスクといったものがありますが、
先のヤマ場イベントとしては、月末とも言われているトランプ一般教書演説
先週木曜に2-3週間後と言った米減税政策の全容発表
(予算教書?一般教書演説?での発表に含まれるということかも・・・)
月末か3月中旬とも言われている米予算教書、5日から中旬までの全人代、
3月中旬である3月15日のFOMC(14-15日)、
米連邦債務上限引上期限、オランダ総選挙、春闘集中回答日、
黒銀会合(15-16日)、英中銀会合(15-16日)

といったものがありますので、先にも述べた通り、
主役であるトランプマンの減税政策の全容発表、
それも含まれる可能性のある一般教書演説(2月末予定)
ただでさえ盛り沢山で予算教書も重なるかもしれない3月中旬までは、
トランプラリーか御都合解釈ラリーで突っ走る可能性が高いですが・・・

目先としては我が国のGDPやOPEC月報の発表と共に
日米首脳会談を経た市場の反応とトランプマンの新たな入国制限措置
といったものが重なる週明けも注目とは言えますが、
国内企業決算が一巡となり、中国ではCPI&PPI、
欧州ではGDPとZEW指数、米国ではイエレンおばさんの上院議会証言
もしかするとトランプマンの新たな入国制限措置の発動、
これらが重なる14日がヤマ場と言えます。
翌日の15日は45日前ルールの該当日でもあり、米国では小売売上高、
消費者物価、原油在庫も発表され、イエレン下院議会証言もあります。

以上の通りなので、今週は週前半が盛り沢山ということですが、
個人的には主役のトランプマンを中心に考えると
月末か中旬までは突っ走ると見ており、今週と言う目先についても、
トランプマンが大炎上しそうな新たな大統領令や余計な口撃をしなければ、
14日がゴリゴリの巻き戻しではなく一服のきっかけになる程度なのか・・
とは見ております。
冒頭で書いた日本へのお口チャックモードもあるでしょうからね。

ということで明日のスタンスについては・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の目先のヤマ場は14日なので、
週明けが落ち着いた動きであれば、明日は勝負すればいいですが、
市場の動きとして言えば、米株先物高・米債券安・ドル高・原油高
というトランプラリー&油高ラリーと共に円安株高ラリーも
継続していることが理想ですが、先に述べた過度な円高でなければ、
世界的に為替を軽視した株買い債券売りモードにもなりますので、
以上のいずれかの動きであれば、勝負すればいいでしょう。
当然ながらこれらの動きが商いを伴って逆回転していれば、
14日は目先のヤマ場ではあるので、その日限りの勝負に留めておきましょう

腰を据えて構えている方については、
以上の通り、目先のヤマ場は14日、次は2月末、その先は3月中旬
というきっかけになりそうな日程を意識しつつ、
主役のトランプマン動向と世界のリスクを横目に見ながら、
シンプルに短期勝負の方の所で書いた市場の動きが商いを伴って全て反転し、
それが継続するまでは、王者の風格で構えておけばいいでしょう。

腰を据えて新たに参戦する方については、
同じく先のヤマ場を意識しつつ、以上の様な事態となれば、
即座に撤退する姿勢で参戦する必要はありますが、
中長期的な明るい見通しに変わりは無いので、決算を終えたもので、
今期が少々悪かろうとも来期増収増益見通しであり(できれば来期割安)、
取り組み妙味のある銘柄から物色していけばいいでしょう。
中小型割安銘柄についても同様です。

新興市場については、週明けに商いの伴った続落となるようであれば、
慎重姿勢に切り替えた方がいいでしょうけど、
明日が反発となるようであれば、引き続き勝負姿勢で挑めばいいでしょう。
一応、週末にそーせいが今さらではありますが下方修正しており、
最近は影響が小さくとも図体だけはデカイので、
明日はちびっとそーせいに絡む動きの影響は要注意かも知れないです。

ただし新興市場を取り巻く環境については、
季節性に加え今週も政策やテーマに関わる官民イベントは多く
国会も真っ只中ではあるので、政策・テーマ関連には追い風であり、
海の向こうと共に主力大型株が商いを伴うゴリゴリのリスクオフではなく、
腰の入っていない(商いも伴わない)ガス抜き程度の巻き戻しならば、
代わりに新興市場へ資金が流入する可能性は高いので
懲りずに新興市場の中長期的な見通しは明るいと見ております(特にマザ)
ただし世界的なリスクオフとなれば無視も出来ないので、 
一応、先に述べた世界的なきっかけとなりそうなヤマ場の日程と共に
米株、米債、ドル、原油の動きと商いくらいは横目で見ておきましょう

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