不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
色んな意味で腰の入った動きとチグハグな現状
こんばんはです。

さて、明日は節分でおます。
日本から見た今年の恵方である「北北西」を確認してみると・・・

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御覧の通り、ちょうどロシアなので、北北西に進路を取れとばかりに、
政治目線では「鬼は外ランプ、福はプーチン」なのかと思ったりもしますが、
市場目線では未だ日本株は海の向こう次第という状況が続いているので、
「鬼は外、福は内」とも言えます。

ついでに鬼の居る米国では5日にスーパーボウルが開催されますので、
市場のアノマリーにもある「スーパーボウル理論」で言えば
NFC側が勝てば、その年のNYダウは上がり、AFC側が勝てば逆に下がる
というアノマリーなので、5日にAFC側が勝利するだけでなく
トランプマンがまさに鬼退治(暗殺)?鬼退陣(辞任)?にまではならずとも
市場での求心力や期待が萎んで節分天井になってもおかしくないのでは・・
というオイニーが日に日に強くなっているようには感じます。

足元の主体別売買動向を見ても、
先々週末のトランプマンの大統領就任式以来、外国人は売り越しに転じており
市場の動きとしてもトランプラリーを形成する米債、ドル、米株、
そして同じくラリーを繰り広げてきた原油も含めて見ると、
米株以外は昨年末からすでにラリーが反転とまでは言わないまでも、
足踏みしているのは事実であり(特にドル)、
足元の需給環境も以上の動きと一致していると言えます。

ついでにテクニカル面でもイチモツ均衡表では、
日経もトピもドル円も原油も遅行線が下抜けており、
(ダウと独と英は下抜け間近、SP500とナスはまだ余裕有)
さらに現在は国内企業決算ラッシュが続く中、わずかにEPSは上昇しており
足元の国内の需給環境は円売りポジの積み上がり以外は良好なわけですから、
いっそのこと海の向こうが要因で下げるのであれば、
我が国目線では決算物色のいい機会だとは思うばかりですが・・・
一応、海の向こうの過熱している需給環境を冷ます為にもね・・・

なんて個人的な願望はともかくとして、
果たして米株に引っ張られてラリーが再開するのか、
それとも先に足踏みしている米債、ドル、原油に引っ張られ、
米株のラリーも足踏みすることになるのか・・・

そんな中、昨日は目先のヤマ場を迎えたわけですが、
主役である米国市場の昨夜は、米債券安(米金利上昇)ドル安、
小幅ながら商いの伴った米株高、原油は続伸、金は反落(銅も)となり
ドルが弱かったのでトランプラリーが再開とは言えませんが、
米株が引っ張る形でラリーが再開しそうな動きだったとは言えます。
(南欧はキナ臭いながら英欧も債券安、株高(商い増))
もしくはトランプマン(米国)にとって都合が良いドル安のままで、
債券売り・株買いのリスクオンモードになりそうな動きだったとも言えます。

このような昨夜の市場の動きを裏付けるとも言えるのですが、
昨夜はヤマ場だったとも言った通り、昨夜発表された経済指標は、
実態を示すとも言えるADP雇用リポートはゴリゴリに堅調な結果となり、
実態ではなくマインドを示すISM製造業までが堅調な結果となり、
ラッシュの続いている米企業決算についても、一昨日分はイマイチでしたが
全体としてはドル高の影響が底打ちしたような決算が大半ですから、
トランプマンが危機を煽るかのように掲げている政策の顔である雇用創出は、
必要あるのか?日本の通貨安政策にまでケチを付ける必要があるのか?
とツッコミたくもなる堅調ぶりにしか見えないのですが・・・

まぁトランプマン目線で好意的に見るならば、
米国経済が現状に甘んじるのではなく、さらにひと回り成長するために、
トランプマンは貪欲な政策を掲げているとも言えますけど、
現状ではどうも説得力に欠けるアメリカンファースト政策ではあります。

そういう意味ではトランプマンにとってバツの悪い堅調な経済指標だったので
指先介入(つぶやき)や口撃が減るのか・・・という気もしますが、
あえて指先介入(つぶやき)や口撃を激しくして市場を動揺させることで
自身の政策と米経済への見解を正当化?説得力?
を持たせるというなりふり構わない力技に出る可能性も・・・(笑)

一方、昨夜に利上げのサジ加減決めるFOMCを開催したFRBは、
堅調な米景気を示す昨夜の米経済指標と一致する見解であり、
昨夜の声明文でも変わりは無かったにも関わらず、
次回の利上げ姿勢を示唆するまでの内容とはならず・・・

なんでしょう・・・

米企業の国内回帰まではドル安を望んでいるかのようなトランプマンに対して
逆鱗に触れるようなドル高を誘発することを遠慮したのでしょうか?
それともFRB自身も自己都合で過度なドル高を望んでいないだけなのか?
もしかして・・・明日に発表される雇用統計が、
まさかのドイヒーな結果になることを知ってしまったからなのか(笑)

以上の様な私の単なる穿った見方も含む背景はありますが、
とにかく昨夜は米国にとって都合の良い(原油にとっても)
ドル安を維持したまま米債券安、米株高という動きだったということです。

そして本日の我が国も債券売り・株買いになるのかとも思いましたが、
昨夜からのドル安と日本時間に入ってから米債券高となる中、
我が国では10年債入札を挟んで債券安が進行したことで、
日米金利差が縮小による円高も加わり、終わって見れば日本株は大幅安・・
今年4番目の商い(2.57兆円)も伴っての大幅安なので、
結果的には昨日からのヤマ場をきっかけに、
我が国の円安株高ラリーの反転モードに腰が入ってきたとも言えます。

ちなみに本日の空売り比率(41.7%)は今年最高であると共に、
大統領選前の高値だった10月28日(42.7%)、
大荒れの安値となった大統領選当日の11月9日(42.9%)
これら以来の高水準ではありますので、
結局はどちらの局面に近いとも言い切れないのですが、
本日の商いと動きを素直に受け取るならば、
心理的にも腰の入った悪化と言えるような空売り比率の高水準とは言えます

このような本日の我が国の腰の入った動きが、
10年債入札による国内独自の要因だった可能性も無きにしも非ずなので
現状は海の向こう次第である我が国としては、
今夜以降の海の向こう・・・主役の米国が、
腰の入ったトランプラリーの巻き戻しモードとなるのか、
それとも腰の入ったトランプラリーの再開となるのか、
昨夜の様な米株が牽引する米株買い・債券売りながらドル安
という御都合モード(アメリカンファーストモード)となるのか次第ですが
節分でもある明日の米国では1月雇用統計を始め1月ISM非製造業、
12月製造業受注、米企業決算一巡、欧州ではEU首脳会議、
中国では春節明けとなる人民元を含めた中国市場の動きや財新の製造業PMI
我が国では企業決算の2発目のピーク、狂犬マティス米国防長官訪日
といったものが控えており、昨日に続く目先のヤマ場ではあります。

今夜も米国では雇用関連指標とアマゾン等の米企業決算の発表であったり、
欧州ではドラギえもんの講演、英中銀会合もあり、
何よりこれらの予定の決まったイベントよりも、
いつ飛び出すのかもわからないトランプマンの口撃や大統領令の方が、
まだ破壊力は勝ってますので、予定の決まったイベントは、
気にしてもしょうがないとも言えますが・・・(笑)

そして来週末の10日にはトランプマンと安倍ちゃんマンのゴルフ会談、
再来週には恒例行事でもあるイエレンおばさんの議会証言、
中旬以降か月末となりそうな米予算教書とトランプマンの一般教書演説
(一部では来週との話もありますけど、後ズレしたはずですが・・・)
需給イベントしても来週末は我が国のSQ、
再来週は米SQと大人の都合な45日前ルールの該当日
といった重要なものが先に控えておりますが、
とにかく目先としては、昨日がヤマ場だったとは思いますが、
一応、明日も昨日に次ぐヤマ場ではあります。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
シンプルにトランプラリー&油高ラリーが全て巻き戻される動きが、
商いを伴って加速していれば(我が国は円高株安が加速)、
明日も昨日に次ぐヤマ場なので、その日限りの勝負に留めておくべきですが、
だからこそ週明けを期待してリスク覚悟で勝負するのは御自由にどうぞ。
そしてドル安のまま米株買い・債券売という米国の自己都合モードでも
同様に動けばいいでしょう。
とにかく米債がラリーの再開となるまでは、用心に越したことはないです。

腰を据えて勝負する方については、そもそも余裕もありますので、
自分で決めた下値の目途を割るまでは王者の風格で構えておけばいいですし、
もしくはシンプルに米債券高(米金利低下)、ドル安、米株安、油安
というトランプラリー&油高ラリーそして円安・株高ラリーが、
商いを伴って全て反転・巻き戻しの動きとなれば、
潔く一旦は撤退するのもアリです。

新たに腰を据えて参戦する方についても、
以上の様な事態となれば即座に撤退する姿勢さえ徹底するのであれば、
未だ中長期的な明るい見通しに変わりは無いので、目先のリスクは覚悟して、
個別の動きに合わせて好きなタイミングで参戦するのは自由ですが、
明日も昨日に次ぐヤマ場であり、巻き戻しの加速も大いにあり得ますので、
発表ラッシュの続いている企業決算を終えたものか、
もしくは変則決算の銘柄に参戦するのが好ましいとは言えます。
中小型・割安銘柄で腰を据えて勝負する方も同様です。

新興市場で勝負する方については、本日のマザは底堅さも見れましたが
昨日に続いて商いの伴った下げにはなりましたので、
JQと2部はともかくとしてマザに限っては、
商いの伴った上昇が継続するまでは慎重に構えておきましょう。

とか言いながら、今週も来週も政策やテーマに関わる官民イベントは多く
国会も真っ只中ではあり、政策・テーマ関連には追い風であり、
海の向こうと共に主力大型株が商いを伴うゴリゴリのリスクオフではなく、
腰の入っていない(商いも伴わない)ガス抜き程度の巻き戻しならば、
新興市場へ資金が流入する可能性は高いので、
懲りずに新興市場の中長期的な見通しは明るいと見てますが(特にマザ) 
海の向こうの主役であるトランプマンに対する市場での「NO」の機運が、
徐々には高まっているので、その辺には注意を払っておきましょう。

一応、新興市場は小難しい国内外の背景の蚊帳の外にはいますが、
海の向こうが世界的なリスクオフへと陥ればさすがに無視はできないので、
危険予知として米債高が進行しているのかくらいは横睨みしておきましょう

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