不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ヤマ場通過後の市場とトランプマンの動きを見ながら
こんばんはです。

トランプマンの大統領令と口撃が乱射される日々が続いており、
先週末にはメキシコが「NO」という声を挙げたのが口火となったのか、
一昨日にぶっ放した入国制限措置をきっかけに、
ハネムーン期間もへったくれもないゴリゴリ反トランプのマスコミだけでなく
対象となった国々や欧州各国からも「NO」の声が挙がり、
米企業も続々と「NO」の声を挙げており、
あげくにトランプマン寄りだと叩かれていたGSすらも「NO」を・・・

そんな中、ついに市場も「NO」の声を挙げ始めたのか、
昨夜の米国市場では米債券高(米金利低下)ドル安、米株安、
というトランプラリーが全て巻き戻す動きとなりましたが、
米債券はさほど巻き戻すこともなく、油ギッシュラリーの原油に至っては、
最終的には小反発だったものの堅調な動きとなり、
緊張感には欠けるトランプラリーの巻き戻しだったこともあり、
終わって見ればナスダックはプラスで引けることに・・・

一方、我が国については、連日のトランプマン騒動のせいで
すっかり忘れておりましたが、ついに・・・ついに・・・
ドル高牽制ではなく、ピンポイントに日本の為替政策について
長年に渡り通貨安誘導していると言わんばかりにをケチを付け(中国、独も)
海の向こうが緊張感に欠けながらも巻き戻しとなっていたところに
トランプマン口撃も加わったことで円ゴリラな動きとなり、
我が国の先物も18820円までゴリゴリと売られ、
海の向こうよりも緊張感のある動きに・・・
一応、シカゴの円売りポジだけは高水準なので、
巻き戻しが加速しやすいとも言えますけどね。

それにしても自動車業界を含む通商問題や外交・安保については、
80年代の認識で止まっている?ほんまに知らないのか?
いくらんなでも側近は知っているやろうから知った上での口撃なのか?
というどちらなのかわからない面はありましたが、
今回の通貨安政策批判については、チーム安倍ちゃんマンや財務省からは
反論は出ているものの、あくまで表向きというか対外的な反論に過ぎず、
実際は・・・というか結果的に通貨安政策に等しいわけですから、
トランプマンの指摘も正しいとは言えます(笑)

せめて反論するならば、長きに渡る我が国の為替政策は、
自業自得の面はあれど、誰のためやねん!誰のせいやねん!
そしてお前こそ通貨(ドル)をイジリ倒しとるやないか!
と現実的な面での反論もしていただきたいものです・・・

いずれにせよ、表向きであろうが反論したことが良かったのか、
それとも米国民への入国制限措置に対する世論調査の結果が、
賛成が反対を上回るという現実的な結果になったことがきっかけとなったのか
本日の日本株はトランプ騒動が収まったかのように、
それなりにの商いを伴った反発となり(大商いは朝だけでしたけどね)
米株先物も米債も昨夜の騒ぎが無かったかのように反発の動きとなっており、
為替も後を追うような動きになっております。

はて?ほんまにトランプマン騒動は収まったのでしょうか?

少なくとも一昨日の週初から始まった動きなので、
トランプラリーを構成する米債、ドル、米株が、
せめて週初からの動きを帳消ししないと(肝心の米債は帳消し済ですけど)
騒動が収まったとは言い切れないのですが・・・。

そして昨夜は何気に南欧重債務国の面々は、
トランプマン騒動とは異なる自前のリスクを反映する動きとなっており
さらに繰り返し書いている通り、イベント的には本日が目先のヤマ場なので
トランプマン騒動が収まっていたとしても、
本日のヤマ場をきっかけに昨夜までの動きが再発する可能性は十分にあります

改めて本日のヤマ場となるイベントの数々を見てみると・・・

今朝発表のアップル決算は堅調な結果となり、時間外でも上昇しておりますが
昨夜発表された米企業決算は全体としてイマイチな結果となったので、
今夜(明朝)発表されるフェイスブックの決算は注目ではあります。
一応、反トランプ企業ということにもなっているのでね。

そして米労働環境への市場とFRBの見方が完全雇用状態なのに対して、
トランプマン政策の顔となっているのは雇用創出の為のアメリカンファースト
という真逆の認識となっているので、今夜発表される1月ADP雇用は、
実態面での確認となり(週末の雇用統計を控えての前哨戦にもなる)
1月ISM製造業の雇用指数はマインド面での確認となり、
結果的にデータに基づくFRBとマインドに近いトランプマンの見方に対して
どちらが正しいのかという判断の手掛かりにはなります。

1月ISM製造業については雇用指数だけでなく、
当然ながらドル高が重石だと言っている製造業のマインド確認となり、
低調な結果になると、米製造業はトランプマンに期待していないと言えますし
トランプマンの方はドル高のせいだと!さらに日中独の通貨安のせいだと!
ドヤ顔で言い掛かりを付けて来る可能性はあります。

米1月新車販売台数については御存知の通り、
旬の話題である自動車業界の指標ではあるので、
低調な結果だとISMと同様の結果を招く可能性だけでなく
10日に日米首脳会談を控えているという政治的な問題もあり、
米GDPの7割を占める消費指標でもあります。

これら1月分の米経済指標が低調な結果になると、
どう考えてもトランプマンのせいだとは思えないのですが、
マスコミはここぞとばかりにトランプ効果無しと叩きそうでもあります(笑)

そして今夜はトランプマン騒動で為替が右往左往している中、
米金融政策のサジ加減を決めるFOMCが開催されます。

トランプマンがドル高牽制かのように日本等の通貨安政策を叩いているだけに
まさかトランプマンを逆撫でするようにイエレン・オブ・ジョイトイが、
ドSな利上げに踏み切ることはないと思いますが、
先にも述べた通り、雇用を始めとする米景気に対する認識が、
トランプマンとFRBではズレていると言わざるを得ないだけに、
利上げに動かずとも声明文のタカ派色が強くなると、
激おこトランプ丸になりそうではありますし、トランプ丸はともかくとしても
市場ではドル高が加速するきっかけになる可能性はあります。

言っても、今夜のヤマ場イベントの時系列での並びは、ADP雇用、
ISM製造業、(原油在庫)、FOMC、新車販売、FB決算の順なので、
FOMCの結果が全てとなってもおかしくはないです。
(明日の引け後には国内で企業決算だけでなくユニクロ月次もあります)

ただし最近の市場の動きを見ていると、これら予定されたイベントよりも、
いつ飛び出すのかわからないトランプマンの口撃が最大材料となっているので、
FOMCの結果がまさかのドS利上げにでもならない限り、
FOMCすらも全てにならない可能性も大いにあり得ますが、
現時点でトランプ騒動がほんまに落ち着いていると言うならば、
以上の通り、トランプマンの口撃を誘発するだけでなく
色んな要素が絡むイベントが重なっている本日が目先のヤマ場と言えます。

そして本日のヤマ場をきっかけに動かなければ、
次の目先のヤマ場としては、ベタに雇用統計も控える週末となります。
他にも中国の春節明け、国内企業決算2発目ピーク、マティス米国防長官訪日
EU首脳会議、米企業決算がほぼ一巡と言ったものも重なります。
週末の3日は節分であり、ついでに5日はスーパーボウルです(笑)

これでもきっかけにならなければ・・・それはまた週末にでも書きますので、
とにかく本日が目先のヤマ場でおますので、
明日はこれを受けた市場の動きに合わせて立ち回るしかないです。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、本日のヤマ場を経て
トランプラリー&油高ラリーが全て巻き戻される動きが再燃していれば、
その日限りの勝負に留めておくべきですが、
本日からのラリー再開の動きが加速していたとしても、
週初からの動きを帳消しする反発となるか、せめて米債だけでも戻さない限り
慎重に構えておいた方がいいでしょう。(今のところ米債は戻してます)

腰を据えて勝負する方については、そもそも余裕もありますので、
自分で決めた下値の目途を割るまでは王者の風格で構えておけばいいですし、
もしくは本日のヤマ場をきっかけに、シンプルに米債券高(米金利低下)、
ドル安、米株安、油安というトランプラリー&油高ラリー、
そして円安・株高ラリーが商いを伴って全て反転・巻き戻しの動きとなれば、
潔く一旦は撤退するのもアリです。

新たに腰を据えて参戦する方についても、
以上の様な事態となれば即座に撤退する姿勢さえ徹底するのであれば、
未だ中長期的な明るい見通しに変わりは無いので、目先のリスクは覚悟して、
個別の動きに合わせて好きなタイミングで参戦するのは自由ですが、
本日は目先のヤマ場であり、その次は週末の節分がヤマ場でもあり、
どちらかをきっかけにした巻き戻しの加速も大いにあり得ますので、
発表ラッシュの続いている企業決算を終えたものか、
もしくは変則決算の銘柄に参戦するのが好ましいとは言えます。
中小型・割安銘柄で腰を据えて勝負する方も同様です。

新興市場で勝負する方については、昨日は商いを減らしての反落でしたが
本日はJQと2部が上昇したものの、マザは商いを伴った続落となったので
JQと2部はともかくとしてマザに限っては、
商いの伴った上昇が継続するまでは慎重に構えておきましょう。

とか言いながら、今週も来週も政策やテーマに関わる官民イベントは多く
国会も真っ只中ではあり、政策・テーマ関連には追い風であり、
海の向こうと共に主力大型株が商いを伴うゴリゴリのリスクオフではなく、
商いも伴わないガス抜き程度の巻き戻しならば、
新興市場へ資金が流入する可能性は高いので、
懲りずに新興市場の中長期的な見通しは明るいと見てますが(特にマザ) 
主役のトランプマンに対して市場でも「NO」を突き付ける機運が、
徐々には高まっているので、その辺には注意を払っておきましょう。

一応、新興市場は小難しい国内外の背景の蚊帳の外にはいますが、
海の向こうが世界的なリスクオフへと陥ればさすがに無視はできないので、
ヤマ場通過後の動きは要注意ということです。
危険予知として米債高が進行しているのかくらいは横睨みしておきましょう

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