不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
まずは節分よりも1日
おはようございます。

昨日に安倍ちゃんマンとトランプマンが電話会談を行い、
会談内容については、両者から明かされた内容に差があるものの
ひとまず2月10日には安倍ちゃんマンのトランプマン詣が決まったので
双方どういった姿勢で挑むのか楽しみではあります。
その前には今週末からは狂犬マティス米国防長官が訪日するので
防衛面でのごり押し要求があるのかも注目と同時に、
意外と一気に憲法改正に向けた解散気運が高まるきっかけになるかも・・・

さてさて、マーケットですが、
週末に発表された米10-12月期GDPはやや鈍化・・・
しかしながら現在の市場はトランプマンへの「期待」が形成しているので、
マインド系指標ならばともかく、GDPは大統領選後が含まれるとは言え、
就任前の実態の結果を示す経済指標ですから、
そういう意味でも今週に控える月初恒例のテンコ盛りの米経済指標ウィークは
雇用統計等の過去の実態の結果を示す経済指標は2月以降が重要であり、
マインド系指標のISMの方が重要とも言えます。

しかも雇用統計を始めとする雇用関連指標については、
金融政策を決めるFRBの労働市場に対する見解が完全雇用状態であり、
実際に雇用関連指標ともほぼ一致しているにも関わらず、
トランプマンの掲げる政策の柱は雇用創出の為のアメリカンファースト・・

一体、どっちが正しいんだ?という疑問やギャップが市場に燻っているだけに
雇用関連指標が堅調すぎると、素直に市場は好感するかも知れませんが、
トランプマンの見解に対する疑問が高まるという可能性も多少はあります。

だからこそ・・・これらの雇用指標が低調な結果になると
トランプマンの見解の方が正しかったんだ!
じゃあ過去の数字が悪かろうとも、これから(就任後)が大事や!
というふざけた御都合解釈となり、期待相場が継続するかも(笑)

つまりトランプマンにとって追い風になる・・・とまでは言わないまでも
トランプマンへの「期待」が持続するためには、
マインド系指標が堅調な結果となり、
政策の軸ではありながら過去の実態を示す雇用関連指標は、
低調な方が政策への説得力が増すと共に「期待」が高まるとも言えます。
そういう意味では雇用以外の経済指標も含めて
就任後が全て含まれる2月分以降の分が、
トランプマン政策の成果が試されるとは言えます

いくらなんでも2月分って・・・そんなに早く成果が上がるわけがないやろ!
と言いたくもなりますが、少なくともマインド系指標の2月分までが、
堅調な結果になれば、トランプマン政策への「期待」はさらに高まり、
継続する可能性はありますが、逆に悪化していれば、
「期待」は剥げ落ちる可能性もあると言えます。

マスコミを見ていると、ハネムーン期間ってどこに行ったの?
といわんばかりに、未だにトランプ批判が続いているだけに、
低調な経済指標に対しては、ここぞとばかりに叩きそうではありますからね。
それも感情論だと言われず説得力を持たすには2月分以降だとは思うので、
ある意味ではハネムーン期間は2月分の経済指標が発表されるまで?
という見方が出来なくもないですけど、堅調な結果にさえなれば、
マスコミの批判もハネムーンもへったくれもないムテキングモードになります

そして株価の根幹でもある米企業業績についても、
当然ながら着地の数値よりも見通しが重要ですから、
昨夜はGDPと共に一部で低調な着地や見通しの米企業決算はありましたが、
これまで発表された米企業決算のトータルでは堅調と言える状況ですので
先に述べた経済指標への見方と同様、トランプマンの就任後が全て含まれる
次回の決算の方が重要ではあります(発表は4月上旬から)

ということで、トランプマン政策への「期待」という目線から見た、
実体経済の結果とマインドに対する解釈ですが、
金融政策を担うイエレンおばさん率いるFRBが、
トランプマンの実体経済への見解とは異なる強気な見方を変えず
利上げ姿勢も変えないのか・・・というのは、
実体経済というよりも市場のマネーの流れにも直結するので、
今週のFOMCはイエレンおばさんの会見もなく政策変更がなかろうとも
声明文がトランプマンの見解と温度差があるのか・・・
そしてドル高の影響に対する見方も含めて市場目線では注目ではあります。

もちろん未だ大統領令を連発しているトランプマンの政策動向であったり、
外交ラッシュでの手腕・成果、そして米国内だけでなく、
メキシコのようにNOと言う国が現れるという反トランプ動向も注目です。

以上が小難しい背景に対する私の見方ではありますが、
そんなものはどうでもいいという方も居るでしょうから、
週末時点の市場の動き(反応)を見ると以下の通りでおます。

まず主役であるるトランプラリーと油高ラリーの主戦場である米国市場ですが
週末は米債券高(米金利低下)、ドルは小幅高、米株はほぼ横ばいとなり、
VIXはさらに低下の10.58という2年半ぶりの低水準に留まっており
安全資産の金は小反発、そして原油は反落とハッキリしない週末の動きですが
トランプラリー(米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高)、
油高ラリーという目線での動きとしては、
債券と原油がややラリーの反転となる動きで引けております。

ただし基調としては・・・

米債券(米金利)は年末水準は超えていないものの、
先週末の大統領就任式直前の水準(金利)は超えたまま引けており、
原油も同様です。
米株に至っては3指数ともに就任式直前の水準どころか、
昨年末の水準をも超えた史上最高値水準を維持しており、
昨夜も小幅安気味の横ばいながらも薄商いなので、
売り圧力までは感じられないです。

従って米債券と原油はゴリゴリのラリー再開とまでは言い切れないものの
米株は明らかに再開基調が継続しているといえます。
一方、ドル(指数)は、週末を含め足元では戻しつつありますが、
昨年末水準だけでなく就任式直前水準すらも超えていないので、
米債と米株と原油に比べるとラリーが再開したとは程遠い水準ではあります。

そんなドルが軟調なことでの恩恵としては、
ドル高が重しとなる米株(米経済、米グローバル企業)はもちろんのこと
新興国は通貨安による資金流出症状が和らぐことになり、
実際に新興国は足元で落ち着いており(商品にとっても恩恵)、
メキシコはトランプマンとの会談キャンセルによって、
株価は足元でやや下げているものの、通貨は落ち着いており、
昨年末までトリプル安が深刻だったトルコ、フィリピンですらも、
通貨安は相変わらずですが、債券と株価は戻り基調が続いているので、
結局は中国市場が最もキナ臭い動きとも言えますが・・・
今週は春節明けとなる週末の中国市場の動きを見るしかないです。
(お得意の春節中の1日には1月PMIも発表される怖さもありますが・・)

以上の通り、ラリーの再開とは言えないドル(安)によって、
米株と共に中国以外の新興国が落ち着いていることで、
先進国では株買い・債券売りというベタなリスクオンな動きも感じられ、
本来ならば金融緩和真っ只中の日英欧は、
債券買い・株買い(通貨安)が金融政策通りの動きではあるのですが、
現状は米国主導での先進国での株買い・債券売りの流れとなり、
足元の通貨高がやや無視されている状況です。

ただし米欧はもちろんのこと日本も企業決算が本格化しているので、
決算の中身とともに現状の為替水準が、
企業想定為替レートよりも円高にならなければ、
足元のドル安円高を無視する状況が続いてもおかしくはないです。
英欧市場も同様です。

ちなみに昨夜の英欧市場では、米債とともに債券高となりましたが、
基調としては金融政策とは異なる債券安が続いており、
株式市場は英株反発、欧州株反落とマチマチながら薄商いであり、
基調としては英株はブレグジット騒ぎもあり、足元では弱さも見られますが
欧州株は堅調を維持しておりますので、
ドル安通貨高の影響までは感じられない株価の動きです
ただしギリシャ株が週末にややキナ臭い動きを見せているので、
また財政コントを始めるのか、EU離脱ドミノなのかはわかりませんが
南欧諸国はほんの少しだけですが不穏な動きではあります。

そして我が国ですが、ドル安基調から脱していないこともあり、
円安株高ラリーが再開したとは言えませんが、
以上のような米国主導での先進国を中心とした株買い債券売りモード、
足元の国内企業決算での下支えもあり、
米株のように昨年末や年初の水準は超えておりませんが、
(週末のシカゴ日経平均先物の終値はほぼ横ばいの19470円)
就任式前の水準は超えており、為替を置き去りでの株高は継続しております。
さらに黒ちゃんが債券売りに歯止めを掛ける動きに出たことや、
米国をはじめ海の向こうに比べて国内の需給環境は良好というのもあり、
やや過熱気味だったシカゴ投機筋の円売りポジも(24日時点)、
ドルロングが減少しながらも減少しており、裁定買い残、信用買い残等も含め
国内の需給環境はさらに落ち着いていると言えます。

以上の通り、現状の日本株としては、再来週まで続く国内企業決算が、
海の向こうや為替を無視できるほどゴリゴリの堅調な結果になるか、
週明けから金玉政策決定会合を開催する黒光り銀行が動いたりすれば、
需給環境からも日本株の独歩高(円安)もあり得ますが、
現時点では主役の米国次第、海の向こう次第ではあります。

ということなので、冒頭から書いた小難しい背景があったり、
それを抜きにした市場の動き目線というのもありますが、
市場が動くきっかけになるのは、小難しい背景に関わるイベント等なので、
今週はいつ何が起こるのかわからないトランプ動向を含む政治面もありますが
決まっているものとしては、日米の金融政策イベント、
月初恒例の雇用統計を始めとする特盛の米経済指標、日米欧の企業決算、
といったところが動くきっかけとなりそうです。
改めて今週のきっかけとなりそうなイベントを抽出すると以下の通りです。
(※今週のスケジュールの詳細は昨日の記事に貼っております)


 ・週を通して
  (国内)企業決算、通常国会、
  (海外)中国春節(2日まで)、欧州政治動向、
      米欧企業決算、トランプマンの動向&呟き、

 ・30日
  (国内)2年債入札
  (海外)米12月個人消費支出&コアPCEデフレータ

 ・31日
  (国内)12月消費支出、12月鉱工業生産、12月住宅着工、
      日銀金融政策決定会合&黒いおじさん会見、16年度補正案成立
  (海外)ドラギECB総裁挨拶、ユーロ圏10-12月期GDP、
      ユーロ圏1月消費者物価、米11月消費者信頼感指数、
      アップル決算、メキシコ10-12月期GDP
     
 ・1日
  (国内)浜田内閣官房参与講演、シムズ教授講演
  (海外)中国1月製造業&非製造業PMI、
      米1月ADP雇用、米1月ISM製造業、原油在庫
      FOMC、米1月新車販売、フェイスブック決算

 ・2日
  (国内)浅川財務官講演、浜田内閣官房参与講演、
      経団連と連合トップ会談、10年債入札、ユニクロ1月売上高
  (海外)英中銀金融政策委員会、ドラギECB総裁講演、ドイツ銀行決算
      米雇用関連指標、アマゾン決算

 ・3日
  (国内)節分、米国防長官訪日、決算1発目ピーク
  (海外)中国春節明け、中国1月財新製造業PMI
      EU首脳会議、コンスタンシオECB副総裁講演
      米1月雇用統計、米1月ISM非製造業、米企業決算ほぼ一巡

 ・5日
  (海外)NFLスーパーボウル

といったところなので、普通に考えると日米ともに金融政策に変更がなければ
雇用統計をはじめ他のイベントや節目が重なる週末がヤマ場とも言えますが
冒頭で書いた背景も加味すると、マインド系指標であるISM製造業、
そしてトランプマンとの温度差が注目のFOMCが重なる1日が、
今週の最も大きなヤマ場となりそうです。
1日は他にも早朝にはFANGの一角であるアップル決算(現地時間31日)
中国が得意のお休み中に発表するマインド系指標の中国PMI、
最近ぶれ気味の浜ちゃん講演、夜にはADP雇用と原油在庫、米新車販売、
同じくFANGの一角であるフェイスブック決算もありますのでね。
(国内では31日が引け後を中心に約370社の決算も発表されます)

その前には31日に黒い金玉政策会合もありますが、
先週の火消しぶりを見ていると、テーパリング示唆はなさそうなので、
1日以外のヤマ場としては、節分でもある週末となります。

いやはや、米国は巻き戻しが起きてもおかしくない需給環境ですから
今週が1日天井でも節分天井でもどちらがきっかけでもいいので、
息の長い相場となるためにもガス抜きしたほうが好ましいとは思いますが、
トランプマンの一般教書演説は2月末・・・
はたまた以前にも書いた何かと重なるのは4月下旬(セルインメイ)・・
そこまでは止まらない可能性も大いにあり得ますけど、
冒頭の背景や市場の動きからも、目先である今週目線で見ると、
きっかけとなりそうなヤマ場としては以上の通りでおます。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の通りなので、
トランプラリーではなくとも株買い・債券売りのリスクオンモード継続ならば
ヤマ場の1日までは、為替と原油に目を瞑った勝負目線でもいいですが
今週は日米の金融政策イベントもあるので、我が国の債券高はいいとしても
米債券高(米金利低下)が継続するようであれば、お気を付けください
当然ながら米債券高(米金利低下)ドル安、米株安、油安
というトランプラリー&油高が全て反転する動きとなっていれば、
その日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて勝負する方については、そもそも余裕もありますので、
自分で決めた下値の目途を割るまでは王者の風格で構えておけばいいですし、
もしくはシンプルに米債券高(米金利低下)ドル安、米株安、油安
というトランプラリー&油高ラリー、そして円安・株高ラリーが、
商いを伴って全て反転するようであれば、潔く一旦は撤退するのもアリです。
一応、今週の最初のヤマ場は1日だということは頭に入れておきましょう。

新たに腰を据えて参戦する方についても、
以上の様な事態となれば即座に撤退する姿勢さえ徹底するのであれば
中長期的な明るい見通しに変わりは無いので、目先のリスクは覚悟して、
個別の動きに合わせて好きなタイミングで参戦するのは自由ですが、
今週は1日が最大のヤマ場であり、その次は節分がヤマ場であり、
どちらかをきっかけにガス抜きもありそうですから、
発表ラッシュの続いている企業決算を終えたものか、
変則決算の銘柄に参戦するのが好ましいとは言えます。
中小型・割安銘柄で腰を据えて勝負する方も同様です。

新興市場で勝負する方については、
週末にマザとJQは商いを伴った反落となったので(木曜日の商いよりは減)
明日が木曜を上回るような商いを伴った続落となれば、
再び警戒モードに戻した方がいいですが、
明日が商いを伴った反発となれば、上昇局面で商いが膨らみ、
下落局面では薄商いという上げゴリモードが継続していると言えますので、
先に述べたような小難しい国内外の背景は置いといて、
シンプルに商いを伴った下げが継続するまでは勝負姿勢でいいでしょう。

ただし海の向こうが今週のヤマ場をきっかけに世界的なリスクオフへと陥れば
さすがに新興市場も無視はできないので、リスクオフかどうかの判断として、
米国の株買い・債券売りモードが反転しているか、
危険予知としては米債高が進行しているかどうかも横睨みしておきましょう。

ちなみに今週も来週も政策やテーマに関わる官民イベントは多く
国会も真っ只中ではありますので、政策・テーマ関連を始め、
懲りずに新興市場の中長期的な見通しは明るいと見ております(特にマザ) 
海の向こうと共に主力大型株がゴリゴリのリスクオフではなく、
ガス抜き程度の巻き戻しになるようだと、
新興市場へ資金が流入する可能性は高くなりますのでね。

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