不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
雇用統計後のラリー再開・継続は・・・
おはようございます。

米大統領選以降、米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高、原油高
というトランプラリー&油ギッシュラリー、
それによって起きる我が国の円安・株高ラリーも始まったわけですが・・・

昨年末から米債券高(米金利低下)へと転じ、
それを無視して堅調だったドルも年明けからやや失速となり、
市場のリスクオン・オフスイッチを担う米株と原油は、
昨年末から崩れてはいないものの足踏みが続き、
我が国の円安株高ラリーは昨年末から足踏みが続いているとは言え、
黒いおじさんの債券と株へのドーピング効果もあり、
年明けも比較的堅調だったと言えますが、
4日から始まった介入のような急速な人民元高が始まり、
それ追うように他通貨でもドル安が急速に進んだことで、
トランプラリー&油ギッシュラリー、我が国の円安株高ラリーの巻き戻しが
ついに始まったのか・・・という空気が漂い始めておりましたが・・・

先週末は人民元が落ち着いていた上に雇用統計も発表されたことで、
巻き戻しの動きは止まり、トランプラリー&油ギッシュラリー、
そして円安株高ラリーが再開した形の動きで終えております。
(雇用統計を経た週末状況の詳細は、一昨日の記事を御参照ください)

何事も「継続は力なり」ですから、週末の動きだけでは安心出来ないですし、
各ラリーが継続すればドル高も伴うことになるので、
再び中国が迷惑も顧みないゴリゴリの介入を行う可能性もあり、
しかも台湾総統が中米歴訪の7-8日に米国を経由するので、
そこでトランプマンと接触しようものなら、
中国が腹いせにゴリゴリ介入や米債ゴリゴリ投げをやってくるかも(笑)

中国と同様、新興国も通貨安を始めとする資金流出が加速する可能性もあり、
(メキシコ、中国、フィリピン、トルコのトリプル安状態は継続中です)
悲鳴を上げている欧州金融機関には目先での金利上昇は負担にもなり、
米国自身も住宅市場や消費に影響が出る恐れもある・・・
というように、ラリーが継続するにしても、
これらの負の側面も抱えながらの継続となります。

そしてデフレ脱却を目指す日本にとっては、
ラリーが継続することでの目先の負の側面はなく、
素直に円安が恩恵となり(欧州も通貨安は恩恵となる)、
そんな企業想定為替レートから乖離した円安水準による業績面での安心感、
安定した政治とその下で動く黒いおじさんのドーピング漬け
といった継続的な下支えもありますが・・・

かと言って、目先での国内独自の好材料も見当たらず、
国内の需給環境は過去と比べれば加熱とまでは言えないものの、
足元では裁定買い残は約2兆円まで積み上がり、
3日時点のシカゴ投機筋の円売りポジは横ばいで高水準を維持しており、
4日以降の動きからもさらに減少はしていると思われますが、
今週末の13日の金曜日にはSQも控えており(12日にはユニクロ決算も)
加熱よりも大人の都合で巻き戻しが再燃してもおかしくはない状況でおます。
個人的には米国の需給環境が過熱しているだけに、
ここらで巻き戻した方が良いガス抜きになるとは思うばかりですが・・・
(来週20日はトランプ大統領就任と米MSQも控えてますけどね)

以上の通りなので、今週も引き続き我が国の円安株高ラリーが継続するのは、
海の向こうでの週末の雇用統計を経た後の動きである、
トランプラリー&油高ラリー次第という状況に変わりはないので、
ラリーがこのまま継続するのか、それとも反転・巻き戻しとなるのか、
それらのきっかけとなりそうな今週のイベント等をピックアップすると・・
今週のスケジュールの詳細は昨日の記事を御参照ください

 9日(国内)休場
   (海外)米12月LMCI、シカゴ連銀総裁講演、アルコア決算

10日(国内)小売企業決算
   (海外)中国12月CPI&PPI、米3年債入札
       オバマ大統領お別れ演説、トランプ政権閣僚の承認審議開始

11日(国内)小売企業決算、竹内製作所決算、30年債入札
   (海外)トランプ次期米大統領会見、米10年債入札
       産油国の減産順守監視委員会の事前会合(あくまで予定)
       週間原油在庫、ウニクレディト臨時株主総会

12日(国内)満月、11月国際収支、12月景気ウォッチャー調査
       ユニクロを始め小売企業決算、安倍首相がアジア歴訪

   (海外)フィラデルフィア連銀総裁とシカゴ連銀総裁講演、
       米新規失業保険申請件数、米30年債入札

13日(国内)13日の金曜日、オプションSQ、小売決算ジブリナイト
   (海外)イエレンFRB議長講演、中国12月貿易収支、
       産油国の減産順守監視委員会(21-22日に延期とも)
       米12月小売売上高、米金融機関決算、
       フィラデルフィア連銀総裁講演

来週20日(海外)トランプ大統領就任、米MSQ

以上が決まっているきっかけとなりそうなイベントになりますが、
継続しているリスクとしては、予期できないトランプマンの呟きリスク、
8日が誕生日でもある北のカリアゲくそ野郎の核実験等のリスク、
先にも触れた台湾総統の米国経由騒動や日々の人民元基準値の設定も含め、
迷惑も市場原理もへったくれもない中国の介入動向でおます。

ちなみに一昨日に発表された中国の12月末の外貨準備高は、
予想通り11月末から減少しておりますが(410億ドル減の3.01兆円)
明らかに1月の方が減っているでしょうから、
それを見込んで本日から騒ぎになるのかは、見てみないとわからないですが
単純に先週末に落ち着いていた介入が再開するようだと、
ドル安の再燃とともに各ラリーの巻き戻しも再燃する可能性は高いです。
(一応、10日は中国のCPI&PPIも発表されます)

以上の通りのなので、決まっているイベントとしては、来週は置いといて、
目先としてはまず11日のトランプ会見が最も注目であり、
その次が国内の需給環境にも大きく関わる満月の12日のユニクロ決算、
13日の金曜日のSQまでのSQLOな流れ、
その夜のジブリナイトとも重なり、やや懸念も燻っている米消費の指標であり
クリスマス商戦の結果がガッツリと含まれる米12月小売売上高、
米株とともに市場のリスクオン・オフスイッチでもある原油絡みでは、
21-22日に開催とも言われておりますが、
開催となれば13日に産油国の減産順守監視委員会もありますので、
(11日に事前協議があるとも言われております)
12-13日は11日に次ぐヤマ場とは言えます。

個人的には人民元の騒ぎが再燃しなければ、
ひとまず今週のヤマ場である11日のトランプ会見までは、
先週末の雇用統計を経たラリー再開の動きが続くと見ておりますが・・・

ということで明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
今週のヤマ場であるトランプマン会見は日本時間の11日25時なので
明日はドル安招きかねない人民元の介入騒ぎが再燃せず、
海の向こうの米債券安(米金利上昇)ドル高、米株高、油高
という先週末からのトランプラリー&油高ラリーが継続していれば
我が国の円安・株高ラリーの基調も崩れないと判断して、
割り切って勝負すればいいのです。

そしていつも書いていることですが、
トランプラリーとして最も重要なのは米債券(米金利)とドルではあるものの
市場のリスクオン・オフスイッチの役目を担うのは米株と原油なので、
短期勝負の方は米株と原油の動きは特に重視しておきましょう。
ただし当面は人民元をよく見ておきましょう。
(個人的には足元のドル安要因は米債券高だと思ってますけどね)

腰を据えて勝負する方については、特に変更はないのですが、、
ここまで上昇すると余裕もあるので、自分で決めた下値の目途を割るまでは、
各ラリーの反転・巻き戻しの一服になろうとも、
少々のリスクオフになろうとも、王者の風格で構えておけばいいですが、
シンプルにトランプラリー&油高ラリー&円安・株高ラリーが、
商いを伴って全て反転するようであれば、撤退も視野に備えましょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
以上の様な事態となれば即座に撤退する姿勢さえ徹底するのであれば
目先はともかく中長期的な明るい見通しに変わりは無いので、
個別の動きに合わせて好きなタイミングで参戦するのは自由です。
中小型・割安銘柄で腰を据えて勝負する方も同様です。

新興市場で勝負する方については、国内外のラリーの巻き戻しが再燃し、
リスクオフとなって主力大型株が崩れるようだと無視も出来ないですが、
現状は主力大型株から新興市場へ資金が流入する動きが続いており、
先週末時点での新興市場の状況としても、上昇局面で商いが膨らみ、
下落局面では薄商いという上げゴリモードが継続しておりますので、
以上のような国内外の小難しい背景や状況よりも、
シンプルに商いの伴った下落が継続する下げゴリモードに転じるまでは、
引き続き勝負姿勢で挑めばいいです。

懲りずに繰り返し書いているので詳細は割愛しますが、
新興市場の中長期的な明るい見通しに変わりは無く(特にマザーズ)、
今週も含め今後は、政策やテーマに関わる官民イベントは多いです。

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