不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
改めてシンプルに見る週末
こんばんはです。

本日は伊勢湾が震源地なのに、福島や茨城、栃木、千葉が揺れる地震があり、
どうやら震源が350kmと深いことが原因だそうですが、
最近は鹿児島沖等、南海トラフ周辺で地震が起きているので、ちと心配です。
14日は満月でもありますからね・・・

とは言っても市場においては、地震を気にしていてはキリがないので、
心構えをしておくくらいしかないのが現実です。

さて、トランプマンが勝利した米大統領選を受けた日本株は、
一昨日はトランプバンジーのような約1000円安になったかと思えば
昨日はトランポリンのように約1000円高となり、
米大統領選に対して世界で最も右往左往する変態ぶりを見せ、
まさに地震大国らしく激震に見舞われたとも言えますが、
世界の仕手株・・失礼、景気敏感株としての本領発揮というのが妥当です。

そして本日は、SQ、企業決算が概ね一巡、米国の債券・為替市場が休場、
満月となる週明けは寄り前に7-9月期GDPが発表され、
ついでに今夜はジブリの「紅の豚」が放映ということもあるので、
まさかの1000円安という余震も心の片隅では覚悟をしていたものの、
前場の高値から引けに掛けての冴えない動きにも何とか踏ん張りを見せ、
日経平均、TOPIX共に小幅ながらプラスで引けております。
前場には一昨日のザラバ高値も超えておりますので、
一昨日のトランプバンジーは帳消しされたとも言えます。

しかも商いについては、SQだったこともありますが、
2月15日以来の3日連続の3兆円超えとなる3.61兆円にまで膨らみ、
ブレグジットのあった6月のように薄商いでのリバウンドではないので、
腰の入ったトランポリンリバウンドだと言わざるを得ないのも事実です。

実際に当事国の米国では、そもそも日本の様な変態的な動きとはならず、
昨夜のダウに至ってはゴリゴリの商いを伴って史上最高値を更新しており、
トランプショックだとケチを付けるにも無理のある堅調ぶりです。

ただし昨夜の米国市場ではダウがゴリゴリだったものの、
SP500はほぼ横ばい、オタンコナスダックは大幅反落となったことからも
トランプマンのインフラ投資を始めとする政策は、
重厚長大軍団には追い風となる一方で、低金利下で恩恵を受けてきたり、
合法的な課税逃れで収益を上げていたアップルやグーグル等のFANG、
ハイテク、IT系の銘柄群は、債券売り(金利上昇)株買いの対象から外れ
大きく売られる展開となっているので(バイオや小売等も)、
トランポリンリバウンドバンザーイとも言ってられない面も燻っております。

まさかとは思いますが、悲観的な意見の多い債券バブル崩壊論等よりも、
トランプマンのせいでITバブル崩壊なんてことも・・・ないかな。

まぁでも、かつては世界をメイドインジャパンが席巻していたものの、
気が付いたらちゃっかりとアップルやグーグルが世界を牛耳っていたので、
いっそのことトランプマンの影響でアップル等が失速し、
最近はかつてのような輝きを見せ始めつつあるソニーや任天堂を始め、
メイドインジャパンが復活するきっかけになるのでは・・・
なんて密かな期待もあったりするので、
トランプマンには頑張ってイジめてもらいたいという思いも・・・(笑)
もちろん米国に製造拠点の無い日本の重厚長大軍団が心配ではありますけどね

そして米大統領選以降は、そんな米国内でのハイテク系の不穏な動き以外にも
根強い世界的な債券バブル崩壊論であったり、
トランプマンの根拠無き?財源無き?大盤振る舞いな公共投資、
太っ腹な減税による財政リスクの高まりによる米債券売り論が囁かれていたり
そんな米債券安での米金利上昇によるドル高加速のせいで、
新興国からの資金流出とも言える新興国通貨安も加速しており、
トランプの仮想敵国(笑)であるメキシコはトリプル安となっていたり、
他の新興国も通貨安、債券安が加速すると共に、
一部では株安も顕著になりつつあるので
世界的な債券バブル崩壊論はともかくとしても、
市場の動きとしては、大統領以降の過度な米債券安・ドル高によって、
よからぬリスクも燻りつつあります。

しかしながら米国だけでなく日英欧の金融緩和先進国にとっては、
歓迎すべき動きでもあり、繰り返し書いている通り、
原油高もしくは米株高のいずれかが続いている限りは、
上記の燻りつつあるリスクを和らげる(誤魔化す・無視する)ことになるのが
大人の都合というか哀しい市場の現実ではありますので、
上記の燻りが過度な水準にまで達しなければ、
これまた過度に悲観する必要も無く、横睨みしておく程度でいいでしょう。

実際に騒がれている米債券安(米金利上昇)についても、
すでに利上げを一度行っているにもかかわらず、
年初の水準にすら達していないのですからね・・・
もちろん株式の配当利回りとの比較もありますけど、
悪い意味での債券安を叫ぶのであれば、
せめて年初の水準に達してから騒げばいいとは思うのですが・・・
同じく米国以外の先進国はもちろんのこと、
資源国・新興国の債券や通貨についても同様です。
(一部の新興国では危うい水準に達しているのもありますが、
 そもそも世界中が正常なはずはなく、常にどこかが異常であり、
 今だけの話でもなく、いつものことだとも言えますからね)

ということからも、
米大統領選以降の市場でリスクON/OFFスイッチの役割を担っているのは
米株高と原油高と言えますので、理想は両方が堅調なことですが、
どちらかが堅調であれば市場のリスクは和らげられるでしょうし、
どちらも軟調になるとリスクオフモードになると見ておけばいいでしょう。
現在の旬と言う意味では、米株の方がスイッチとしての役割は大きいですが、
資源国・新興国の燻り次第では、原油(商品)の役割も大きくなるでしょう。

そして米株と原油が表立ったリスクON/OFFスイッチではありますが、
裏で動いている・・・という表現はちょっと適切ではないかもしれませんが、
ベースとなるものとしては米債券とドルの動きであり、
現状の米債券安(米金利上昇)ドル高が加速はせずとも、
崩れないことが重要なわけですから、
トランプマンが政策期待を揺るがすような失言・暴言を繰り広げたり、
FRB戦隊イエレンジャーの面々の利上げモードがヘナチンモードになったり
米経済指標等が利上げには程遠い低調な結果になると、
米債券安(米金利上昇)ドル高が崩れる・・・反転することになります。

週明けまでという目線では、
トランプマンが政策期待を削ぐような余計なことを言うか、
まさかの反トランプデモがシャレにならん規模へと発展したり、
今夜のフィッシャーおじさん(FRB副議長)がヘナチン発言をしなければ、
昨日や冒頭でも書いた通り、あくまで節目としてのイベントが多いので
大統領選以降のゴリゴリモードが一服する程度だけだとは見ております。

まぁ本日は週末ですから、今夜の海の向こうの動きと現状を見直し、
来週のイベント等も加味しながら、改めて来週の見通しを書きます。

良い週末をお過ごしください。

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