不沈艦日記
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トランポリン
こんばんはです。

米大統領選でのトランプマンの勝利を受けて、
昨日の日経平均は919.84円安(5.36%安)となりましたが、
本日は朝方に先物がリーマンショック最中の08年10月4日以来となる、
1000円のGUでのスタートとなり、終わって見れば日経平均株価は、
昨日の下げをほぼ帳消しする1092.88円高・・・
トランプタワーのような大陽線で引けております。

昨日の暴落に対してはトランプバンジーと書いたものの、
バンジージャンプのゴムが伸縮するどころの騒ぎではなく、
もはやトランプリン・・・いや、トランポリンような動きでおます。

まぁバンジーを超えたトランポリンのような跳ね返りだったとしても、
いずれはバンジージャンプのゴムの収縮と同様、
派手な飛び跳ねもいずれは収まってくるものですから、
まずは揺れ(跳ね)が落ち着くまでは・・・とも言いたいところですが、
本日はゴムの収縮?跳ね返り?にしては商いが3.41兆円と膨らんでおり
昨日の3.92兆円には及ばないものの、十分に腰の入った商いと言えるので
バンジーならば上から誰かが引き上げているのか、
トランポリンならば力強い跳躍とも言えます。

果たしてこのまま揺れを力でねじ伏せていけるのでしょうか・・・

という疑問はあるものの、超シンプルに市場の動きから判断するならば、
明日も商いを伴った下落ではなく「上昇」が続くのであれば、
足元の国内の需給環境は、裁定買い残等を見る限り、昨日の暴落によって、
起点となった9月下旬の水準にまで更に改善していると思われ、
(株価自体も昨日の暴落で9月下旬の水準にタッチしている)
海の向こう・・・というか米国自体が堅調であれば、
円売り、先物買いが主導する動きにはなりますので
諸々の疑問については頭の片隅へ追いやり、
アホになって波に乗るべきなのでしょうね。

ちなみに海の向こうというかトランプマンが大統領に就任した米国は、
米債券安(米金利上昇)、ドル高、ゴリ商いでの米株高となり、
トランプショックどころか歓迎するかのような堅調ぶりとなっております。

本来の市場の主役材料である米利上げのサジ加減目線で見ると、
米大統領選とともに一巡した米企業決算は堅調な結果で終わり、
先々週末から米大統領選までの大一番期間中に発表された米経済指標は、
概ね堅調な結果でしたので、米国は大統領選の影響を除いて見ても、
マクロ・ミクロ両面でのファンダメンタルズ面では、
利上げに対する耐久力確認は出来ているとも言えますので、
利上げ観測な米債券安(米金利上昇)、ドル高でありながらも、
米株は屈せずにゴリ商いを伴った堅調ぶりだったのも頷けます。

しかも現状のトランプマンの経済政策についても、
共和党とは思えないような大規模な財政出動によるインフラ整備によって、
雇用を創出すると言っていることに加え、
製造業に対してもドル安も駆使しての「バイアメリカン」と言っているので、
先に述べたマクロ・ミクロ両面での利上げへの耐久力確認において、
やや低調だったと言える雇用統計、低調なものがあった米製造業決算、
という耐久力が不十分だった面をトランプの政策が補填している・・・
と都合よく解釈することが出来なくもないです(笑)

つまり皮肉なことに・・・
イエレン・オブ・ジョイトイの金融政策とトランプマンの財政政策が噛み合い
どこぞの国の様に黒タイヤだけの片輪走行でその場をクルクル回るのではなく
金融と財政の両輪が噛み合うことで円滑に廻り、米経済は前進するのでは?
結果的にインフレ期待も高まることで利上げ出来る環境にならざるを得ず
とこれまた都合よく解釈できます(笑)

え?都合が良すぎるって?おっしゃる通りですが、
マスコミや賢い人達ではなく、市場がそのように解釈するのであれば、
それに合わせて動くしかないということです。

ちなみに賢い人達の中には、大統領選後に米債券安が加速したことに対して
利上げ観測やインフレ期待が高まったのではなく、
トランプマンの財源不明の様な大盤振る舞いの財政出動に対して、
米国の財政リスクが高まったことによる米債券安だという見方もありますが、
昨夜の日英欧を始めとする世界的な債券安を見ていると、
単なる債券売り・株買いというリスクオンと言わざるを得ないですから、
悪い意味での米債券安とは言い切れないです。

しかも世界のリスクオン・オフスイッチの一つである原油まで上昇しており
景気の鏡でもある銅は大統領選前から急伸している一方、
安全資産の金は下げており、リスク回避で買われる円も売られているので、
市場の動きとしてはリスクオンと言わざるを得ないどころか、
米債券安・ドル高・米株高・原油高という都合が良すぎる・・・
いや、理想的な動きではありますので、
水面下の要因はともかく悪い意味での米債券安だとは言えないです。
我が国としても黒ちゃんマンのイールドカーブのイジくり倒し政策が、
結果的ながら思惑通りの動きへと繋がる可能性は高いとも言えます。

以上の通り、賢い人達の様々な分析や見方は置いとくとして、
市場の動きとしては、随分と都合の良い&理想的な動きとなっております。
大統領選以降は、原油に代わって米株高がリスクを和らげる役割を担えれば
と期待していたものが原油と米株が共に堅調ではありますから、
トランプマンがドル安圧力を掛けて来たとしても、
リスクONで円が売られる(円最弱)ことも十分に有り得ます。

現状はドル安円最弱ではなく、シンプルにドル高円安ではありますが、
足元の良好な国内の需給環境と合致した円売り株買いを招き、
一部で低調だった足元の企業業績への懸念も和らげていることが、
商いの膨らみも招いていると言えます。

まぁとにかく、個人的にはまだ揺れが続くと思っているところはありますが
現実はトランプショックとは真逆の都合が良すぎるリスクONな動きなので
この動きが続く限り、アホになって波に乗るしかないという状況です。

ただし、トランプマンの政策自体は全てが判明したわけでもなく、
外交や安全保障面でのリスクも払拭されておらず、
組閣人事や議会運営への懸念も残っている上に、
米国内では反トランプデモが相次いでいるようですから、
週末に掛けてロス暴動の様な事態に発展するようだと、
水を差される可能性は十分に有り得ます。
今後のトランプ発言が火に油を注ぐという口は禍の元リスクもあるのでね。

そして明日の我が国はSQという需給イベントだけでなく、
メガバンクと新興企業以外の国内企業決算がほぼ一巡となり、
米国では注目度の高まっている債券と為替が休場となるベテランズデーなので
週明けに一服となる可能性の高いイベントが多いと言えます

ということで、明日のスタンスとしては・・・

週跨ぎでの持ち越し短期勝負の方については、
現状の都合が良すぎるリスクオン状態である
米債券安(米金利上昇)ドル高(円安)、米株高、原油高が続いている限り
アホになって波に乗るのは自由ですが、
上記の通り、週跨ぎだけのリスクについては高いとも言えますので、
結果的に週明けが堅調だったとしても御縁が無かったと割り切り、
明日はその日限りの波乗りに留めるのが無難でおます。

昨日のトランプショックにも動じず、腰を据えて構えている方については、
これまでの余力も十分にあるでしょうから、
シンプルに9月下旬の水準でも明確に割り込まない限り、
王者の風格で構えておけばいいでしょう。

新たに腰を据えて参戦する方については、
同じくシンプルに9月下旬の水準を明確に割り込んだ場合、
潔く撤退する姿勢だけを徹底するならば、自由に参戦すればいいですけど、
明日は週末なので、具体的な参戦判断としては、
持ち越し短期勝負の方と同様でいいでしょう。

新興市場で勝負する方については、
残念ながら昨日のトランプショックに見舞われてしまい、
本日は昨日に匹敵する商いを伴ったリバウンドを見せた主力大型株とは違い、
新興市場は心許ない商いでのリバウンドだったので、
シンプルに昨日を超える商いを伴ったリバウンドが継続しない限り、
警戒モードで構えておいた方が無難ではありますが、
昨日の急落による追証売りリスクのピークは明日であり、
(マネックスは急落から3営業日、SBIは4営業日ですけどね)
マザーズの5月高値の裏も明日というだけでなく、
新興企業の決算ピークは週明けで一巡という節目ではありますので、
ダメならば即座に撤退する覚悟で勝負するのはアリです。

しつこいようですが新興市場を取り巻く環境については、
残念ながらトランプショックに巻き込まれてしまいましたが、
トランプショックが再燃せずにこのまま主力大型株の揺れが収まるならば、
遅かれ早かれ新興市場へも資金流入が見込めるでしょうし
今後も政策・テーマに絡む官民イベントは多く、先に述べた節目も通過し、
季節性も含めると懲りずに好環境を迎えると見ております。

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