不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
8日まで続く大一番期間に備えての現状認識
こんばんはです。

まず私事ではありますが、
毎年この時期は恒例でもあるド田舎へ帰らなければならず、
今どき携帯もまともに繋がらない僻地なので、
7日までは記事の更新もお休みさせて頂きます。
(明日は少しだけ更新しますけど)

繰り返し書いている通り、先週末から8日の米大統領選までは、
海の向こうを中心に重要なイベントが続く大一番期間であり、
実際に9月下旬から続いた動きが先週末から反転しているので、
出来れば記事の更新と共に場中もカジリ付きで見たいところですが、
私の都合だけではどうにもならないので・・・

まぁでも、米大統領選まではザワ付きと反転の動きが続きそうであり、
大統領選の結果も日本時間の9日に判明する予定なので、
それまでは相場から離れておくのもいいのかなと思ったりもしてます。

ということなので、7日までは記事の更新を休むことを御容赦ください。

さて、日銀会合とFOMC、産油国会合のあった9月下旬以降、
利上げ観測な米債券安(米金利上昇)ドル高、原油高となったことで、
米国(株)以外の先進国はいわゆる債券売り、株買いとなり、
米利上げ姿勢が原因のリスクや欧州金融機関のリスクは
原油高(商品の踏ん張りも)によって和らげられ(ごまかされ)、
結果的に資源国・新興国も落ち着いていたわけですが、
先週末の大一番期間入りと共に、きっかけ(口実)はヒラリー騒動ながら、
9月下旬以降から続いて来た動きが反転となり、
今週に入ってからは、ヒラリーおばさんのメール問題に対して、
悪意しか感じられないタイミングでFBIが捜査に乗り出し、
先週末からの反転の動きに火に油を注いでおり、
一部ではFBIショックなんてことも言われております(笑)

メール問題の顛末がどうなるのかはわかりませんけど、
当初はウィキリークス?アノニマス?が暴露するという話だったので、
有権者がどう受け止めるのかによって支持率へ影響が出るものの、
票田から見ればヒラリー優勢に変わりなし・・・と思っていただけに、
まさか暴露だけでなくFBIが動くとなると、
今さら引っ込みはつくのでしょうか?という単純な疑問が・・・

現役の議員や大統領候補は逮捕されないとか、
米国の法的な事情は知りませんけど、選挙期間中の逮捕であったり、
大統領選後に逮捕なんて話になると、一体どうなるのやら・・・

そんな米大統領選を巡る良からぬ観測や報道、個人的な疑問はありますが、
市場の動きを見ている限り、8日の米大統領選の本番までは、
動かす口実(ネタ)にしようという気がマンマンですから、
先週末から始まった大一番期間においては、
結局のところ大統領選までは落ち着きそうにないオイニーがプンプンです。

一応、8日の米大統領選までの大一番期間中は、
本来の相場の主役である米利上げのサジ加減に対して、
米国がマクロ・ミクロ両面での利上げへの耐久力を示せるのか・・
米国以外の利上げが重石となる資源国・新興国等も耐久力を示せるのか・・
利上げが銀行間金利の上昇にも繋がる欧州金融機関は大丈夫なのか・・・
というのが焦点ですからね。
(我が国は企業決算です)

更に欧州でのハードブレグジットやEU離脱ドミノ、韓国やタイの政情不安、
といった米大統領選以外の海の向こうの政治リスクも燻っております。

そしてこれらのリスクを和らげて(ごまかして)きたのが原油高ですから
再び息を吹き返してリスクを和らげるのか(ごまかすのか)、
それともこのまま崩れてリスクのタガを外してしまうのか、
そうではなく原油に代わって米株が上昇することでリスクを封じ込めるのか
というのがもう一つの大きな焦点です。

従って米大統領選までは落ち着かないとは言え、
これらの焦点に関わる大一番期間中のイベントは、
大統領選後の動きを占う上でも重要ですから、
米利上げのサジ加減を決める今夜のFOMC、
米利上げに対する米国のマクロ面での耐久力確認となる米経済指標では、
今夜の米10月ADP雇用リポート、明日の3つの雇用関連指標、
米10月ISM非製造業、米9月製造業受注、
明後日(週末)の米9月貿易収支、大トリの米10雇用統計、
ミクロ面での耐久力確認となる今夜から週末までの米企業決算、
同じく明後日にはフィッシャーFRB議長の講演、
ヒラリー政権での次期財務長官候補とも言われるブレイナード姉さんの講演
といったイベントは重要でおます。

リスクのタガとなっている原油についても、
産油国からのリークがいつ飛び出てくるのかという不確定な面もありますが
今夜は米サジ加減原油在庫、原油動向にも大きく関わるFOMC、
週末はリグ稼働数といったものが控えております。

欧州では金融機関を始めとする企業決算が週末まで続き、
明日にはハードブレグジットリスクも抱える英国にて、
英中銀の金融政策委員会が開催され、
ユーロ圏では今夜はECBの一般理事会(金融政策発表なし)、
明日はECBの木内ことクーレECB理事の講演、週末はECB副総裁講演、
中国では明日に財新版のサービス業PMIといったところです。

我が国では週末に2発目のピークを迎える企業決算ラッシュ、
TPPを巡る国会動向といったところです。

そんな米大統領選以外の重要イベントの中でも特に気になるのは、
お馴染み週末の雇用統計もありますが、
ヒラリーのメール問題の炎上でトランプマンが息を吹き返しているところに
今夜はトランプマンから無い首を切ると公言されているイエレンおばさんが、
FOMCを開催するというのが、どうも気になります・・・

そもそも米大統領選を直前に控えたこの時期に、
トランプマンに追い風となりかねない市場の混乱を招く恐れのある利上げは
さすがに強行しないとの見方が大半ですが、
イエレンおばさんが息を吹き返しているトランプマンへ過剰に反応し、
先週末からの市場のザワ付きも抑えようと、
これまた過剰にハト路線(利上げ観測後退)な声明文を発表すると、
米国市場や資源国・新興国は落ち着く可能性はあったとしても、
薬漬け状態(金融緩和真っ只中)の我が国とユーロ圏は、
過剰なドル安による通貨高に見舞われる可能性もあるだけに気掛かりです。

くれぐれも今夜のFOMCは無風で通過することを願いますけど、
9月下旬以降は、長きに渡る揉み合いが続いていた米株をよそに
日欧は通貨安・株高(債券安)となっていたという事実もあるだけに、
今夜のFOMCでイエレンおばさん達が大統領選に過剰反応をすると、
米国市場には良くても、我が国にとっては・・という怖さが無くはないです

ということで、以上のような小難しい背景もありますが、
シンプルに市場の動きから判断するには、
9月下旬から続いていた動きが、先週末から反転の動きとなっているので、
これが大一番期間中のイベントをきっかけに止まるかどうかでおます。
(個人的には大統領選まで止まりそうにないと見てますけどね・・・)

もう少し詳しく言えば、先週末からの反転の動きと言うのは、
米債券高(米金利低下)ドル安、油安、揉み合いから下放れた米株安、
我が国としては円高、株安(債券高も)という動きのことなので、
これらの動きが止まることです。
ただし繰り返し書いている通り、原油に代わって米株高となれば、
リスクを封じ込めて落ち着く可能性はあります。

ちなみに我が国の裁定買い残の推移を見ると、
転機となった9月下旬以降はピッチを上げて積み上がると共に、
先週末には1.14兆円に達しており(まだまだ低水準ですけどね)
それが週明け時点では約1兆円にまで減っております。
足元のシカゴ投機筋の円買いポジについても、
先週火曜の時点では過去最高水準から約半減しており、
恐らく先週末までには、円安進行と共にさらに減少しているでしょうから、
つまり世界的な反転の動きへと転じた先週末をピークに、
円買い先物売り(裁定買い残減少)へと転じていると言えるので、
ひとまずは9月下旬の水準までは巻き戻す可能性があるということです。
そして国内目線ではこの動きが止まることです。

いやはや・・・米利上げのサジ加減動向だけで十分にザワ付いているところに
米大統領選の騒ぎまでが炎上拡大しているので、
明日の祝日跨ぎだけでなく、大一番期間中はスリリングではありますが、
米大統領選を終えると、ブレグジット程度の騒ぎで済むかも知れないですし
米株は長きに渡る揉み合いから事前に軟調となっており、
原油も10月19日から先んじて軟調となっているだけに、
米大統領選を終えて何事も無かったかのように終わるかも知れませんし、
まさかのアク抜けとなるかもしれませんが、
とにかく以上のような先週末からの動きが収まるまでは、
慎重に構えておくに越したことはないです。

ということもあり、私は無責任にも明日から7日まで休みますが、
明日は良い祝日をお過ごし下さい。

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