不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
大一番期間の初日を迎えた週末状況
こんにちはです。

世間はカボチャ祭(ハロウィン)で賑わっているようで・・・
私は決算シーズン恒例でもありますが、
ハロウィンではなく相場ウィンを目指し、
脳みそ筋肉なドテカボチャ頭を使いながら、
ストイックにテンコ盛りな決算に目を通すことに没頭しており、
華やかさも欠片も無い休日を過ごしております。
(この時期は恒例のド田舎へも行かなければならないのですが・・)

今の為替水準だと、外需の決算を見るのは少々アホらしくも感じてしまい、
目からビームを出して決算に目を通すことに心が折れてしまいそうです(笑)

だからなのか全く集中できず、
気分転換に合間で励む筋トレがオーバーワーク気味となり
必要以上に身体が疲労感に襲われ、ヘロヘロウィンとなってております・・

さてスベったことは無視して、週末のマーケットですが、
昨夜から8日の米大統領選までは、
海の向こうを中心にイベントラッシュが続く大一番期間となります。

一発目のイベントとなった米7-9月期GDP速報値は堅調な結果となり、
米国のマクロ面での利上げに対する耐久力が示され、
9月下旬から続く利上げ観測な米債券安(米金利上昇)ドル高は継続か・・
と思いきや、昨夜はヒラリーおばさんのメール問題に対して、
悪意さえ感じるタイミングでFBIが捜査に乗り出したことで、
トランプマンに追い風?米議会がトルネード(ネジレる)?
という大統領選リスクが再燃したということになり、
米債券高(米金利低下)ドル安へと反転したまま引けたものの
米株は少し戻したので、単なる週末の手仕舞いの口実にされただけなのか、
大した問題ではないのかも知れませんが、メール問題の深刻さはともかく、
何より米株は小幅安ながらも前日に続き商いの伴った株安ではあるので、
引け味としては良いとは言えず、米株は長きに渡る揉み合いからの下放れ、
そして9月下旬以降続いていた米債券安(米金利上昇)ドル高の動きが
反転するきっかけになった可能性は無きしもあらずな週末の動きです。
ビックリ(VIX)指数も16.19まで大きく上昇しております。
個人的にはメール問題よりも原油安の方が原因だとは思いますけどね。

そんな原油については、米債券(米金利)とドルと同様、
FOMCと産油国会合のあった9月下旬以降、原油高が加速し、
19日の高値を最後に大きく崩れてはいないものの、先んじて一服しており、
昨夜はメール問題で米国市場が動いたことに加え、
11月末のOPEC総会を前にした昨夜からのOPEC専門家会合にて
9月に暫定合意した減産の詳細協議がまとまらず、
減産に反対しているイランなんかいらんとばかりに、
協議から離脱するとの観測もあったことで、
原油は一昨日の安値を割り込んで引けております。

昨日の記事でも書いた通り、9月下旬以降からの市場の動きを見る限り、
市場全体のマネーの流れは米利上げのサジ加減次第ではありますが、
リスクを和らげる(ごまかす)マネーの潤滑油となったのが原油高であり
原油が崩れると市場全体のタガが外れてもおかしくないだけに、
米国がマクロ・ミクロ両面で利上げに対する耐久力を示し、
原油に代わって米株が堅調となってリスクを和らげないことには、
まさに原油安が火に油となり兼ねないです。
本日も開かれているOPEC専門家会合の結果はもちろんのこと、
週明け以降の原油の動きは注目でおます。

安全資産の金については、昨夜の米国市場と原油のキナ臭い動きもあり、
続伸となりましたが、9月下旬以降は原油とは逆に大幅安となり、
足元でもジワジワと上昇している程度だったので、
週末に続伸したとは言え、リスクオフと言えるほどの水準ではないです。

その他の商品については、景気の鏡でもある銅は、
中国への期待なのか、足元で堅調な動きを続けておりましたが、
週末も大幅続伸で終えており、景気と言う面では心強い動きではあります。
その他の資源も上昇して引けておりますが、CRB指数は小幅反落でおます。

以上の米株、原油、商品と同様、利上げが重石となる資源国、新興国は、
9月下旬以降の利上げ観測な米債券安(米金利上昇)ドル高にも関わらず
原油、商品が堅調だったこともあり、悲鳴を上げるどころか堅調だったので
昨夜はドル安バンザーイとはならず、米国市場、原油と共に一服しております

もしかすると昨夜の動きがきっかけとなり、
もしくは8日まで続く大一番がきっかけとなり、
米国市場と原油(商品)と共に崩れることになるのかも知れませんが、
昨夜は恒例のトランプリスクトレードでメキシコペソは急落したものの、
メキシコ株は堅調であり、債券も金融政策通りとも言えますので、
キナ臭いというほどではなく、その他の資源国・新興国市場の水準を見ても、
9月下旬以降のドル高によって、中国、フィリピン、シンガポール、
マレーシア、トルコ、イスラエル、ナイジェリア、ポーランド、
ハンガリー、カナダ、アルゼンチン、ベネズエラ
あたりが通貨安とはなっておりますが、株と債券も合わせて見ると
通貨安、債券安なのはベネズエラとポーランド、
通貨安、株安なのはシンガポール、ナイジェリア、
トリプル安なのはフィリピン、トルコ、イスラエル
といった感じなので、かつてのような全体のキナ臭さではなく、
みんながすでに承知しているキナ臭さだけと言えます。
ややイスラエルが何を暗示しているのかという不気味さはありますけどね。

これら新興国とはやや別世界と言える中国については、
変態独裁政治と自由化されていない市場による隠蔽や操作だけでなく
人権や生命や財産を無視した強権発動が可能な国ですから、
真の姿は誰にもわかりまへんけど・・・
理財商品、地方債、不動産バブル、ゾンビ企業といった、
これまたみんなが承知しているリスクは満載であり、
隠し切れない低調な貿易収支という現実もあり、
それらを裏付けるような問答無用な人民元安とSHIBOR上昇もありますが
六中全会を終えてもこれといった騒ぎは起きておらず、
むしろ銅の堅調ぶりを見ると、問題無さそうにも見えます。
(だからこそ突然死するのではという怖さはありますけどね。)

そして米株、原油、商品、資源国、新興国のリスクとはやや異なりますが、
米利上げ観測な米債券安(米金利上昇)によって世界的な債券安となり、
銀行間金利上昇を招くことが重石でもある欧州金融機関は
昨夜は新たなリスクが噴出したわけでもないですが、
上記の通り、世界的なリスクオフ風味な動きによって、
リスクが消えたわけでもない欧州銀行株は敏感に大幅安になっており、
足元ではやや戻していたものの、相変わらず低水準ではあります。
銀行間金利(LIBOR)の上昇も依然として継続しております。
一昨日に黒字決算を発表したドイツ銀行についても、
好感するわけでも悲観するわけでもなく大して動いておらず、
不気味な燻りは続いており、モンテパスキの不穏な動きだけでなく、
新たにスペインのバンコ・ ポピュラールは安値更新しており、
イタリアとスペインの銀行株の低調ぶりも目立ちます。
まぁ終わって見れば、底だったと言うことになるかもしれませんが、
現時点では安心には程遠い水準ではあります。

そんなキナ臭い欧州金融機関を抱える欧州市場は、
12月に国民投票を控えるイタリアの債券安が加速しているのを始め
南欧重債務国の債券安と株価の低調ぶり、
マイナス金利国のスイスとデンマークの株価の低調ぶりも気掛かりですが、
昨夜は先に述べた利上げ観測な米債券・ドル安もあって、
欧州もECBの金融政策通りの債券高(金利低下)となる一方、
(足元で続いていた債券安から見れば、ほんの小幅高に過ぎないですが)
ユーロは昨夜のドルの急落もあって金融政策に反する最強高となたことで、
株価は商いがイマイチながら株安になったと言う感じです。
こちらも米国と原油によってリスクオフ基調が強くなると、
欧州銀行のリスクも敏感に再燃しそうな動きですが、
イタリアの国民投票を始めとするEU離脱ドミノ再燃リスクは
独自で再燃する要素はありますし、米大統領選リスクが再燃したり、
ハードブレグジットリスクが再燃すると、
政治リスクとしてひとまとめにされて再燃しそうです。

ハードブレグジットリスクと言われながらも、
どこ吹く風で堅調ぶりを見せている英国は、
昨日もどこ吹く風で商いを伴った株高となっており、
昨夜の米債券高・ドル安による英債券高・ポンド安は、
金融政策通りと都合よく解釈しているような動きでおます。
来週には英中銀会合(3日)が控えているので、
どこ吹く風な御都合解釈モードが続くのかも注目ですし、
これまた世界的にリスクオフ基調が強くなったり、米大統領選リスク、
欧州でEU離脱ドミノリスクが再燃するようだと、
政治リスクとしてひとまとめにされてハードブレグジットも騒がれますが
今のところはどこ吹く風が吹いており、堅調でおます。

そんな英国と同じ島国でもあり、悪い意味でどこ吹く風だった我が国は、
9月下旬以降の米債券安(米金上昇)ドル高、原油高によって、
良い意味でのどこ吹く風のような円安・株高となっており、
海の向こうとは違って安倍ちゃんの任期延長による政治的安定が材料なのか
原油高でデフレから脱却できるという後付けな黒い金融政策の成功期待なのか
(足元の消費者物価は低調ながら、先行指標の10月東京都区部は上昇)
それとも素直に株価の根幹となる企業業績が、
想定為替レートから乖離した現状の円安によって、
業績回復期待とは言わないまでも底打ち?悪化懸念払拭?となっているのか、
良好な国内の需給環境と共に、徐々に商いも伴った株高となっております。

昨夜(週末)については、先に述べた通り米国市場が、
米債券高(米金利低下)ドル安、米株安となり、原油も下落となり、
海の向こうがリスクオフ風味な動きとなったことで円高へと転じ、
シカゴ日経平均先物も17405円と小幅安で帰って来ております。

以上の通り、昨夜の米国でのヒラリントンおばさんのメール問題、
原油の減産合意のちゃぶ台返しリスクの再燃をきっかけ(口実)に
9月下旬以降から続ていた利上げ観測な米債券安・ドル高(ユーロ安)、
それによる世界的な債券安(金利上昇)が反転しており、
為替市場はドル急落(ユーロ最強高>円>ポンド>ドル急落)となり
先んじて反転していた原油も一昨日の安値を割っており、
9月下旬以前から揉み合っていた米株は商いを伴った続落となり、
下放れしそうな動きも感じられ、日本株は円高と共に小幅安となっております

来週を含め8日の米大統領選までは大一番期間となりますので、
昨夜の動きが単なる一服なのか、本格的な反転への第一歩だったのかは、
週明け以降の動きを見るしかないです。

ということなので、改めて来週以降のスケジュール等を精査したうえで、
単なる一服なのかどうかを含めた来週の見通しは、明日の記事で書きます。

良い週末をお過ごしください。

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