不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
海の向こう次第のまま週末へ・・・
こんばんはです。

もはや聞き飽きたというか、すっかり常態化しておりますが、
我が国はいつまで風呂の中で屁をこいた程度の薄商いが続くのやら・・・
明日はSQだというのに本日も売買代金は1.89兆円・・・

上げるも下げるも商いが膨らまないので、何とも方向感が掴み辛く、
唯一の国内の好環境である需給面においても、
ここまでの常態化した薄商いによって織りなされた需給環境では、
新規の売りゴリラ達が力でねじ伏せてくるようなことになると、
需給が全てなんてことも言えなくなりますからね・・・

とにかく薄商いであろうとも、
上げ下げどちらかで商いが膨らむのならば、意志(方向感)を感じると共に
足元の需給環境が効いてくることにもなるのですが・・・

まぁ買うしか知らない黒銀とゆかいな仲間たち(クジラ達)が、
我が国だけの薄商いと意志を感じない無機質な動きを招いているのでしょうが
もはや好材料であろうと悪材料であろうと何でもいいので
我が国発信の材料が出てくることで、
海の向こうからイナゴでもゴリラでも呼びよせて、
商いと共に意志を感じる相場になっていただきたいと思うばかり・・・

一応、材料というかもはや需給イベントとしては、
本日引け後にユニクロが決算を発表し、意外と強気な見通しとは思いますが、
御存知の通り、指数寄与度が最も大きい銘柄であり、
しかも明日はSQといういわゆるSQLOという流れなだけに、
よほどのサプライズな決算にでもならない限り、
業績云々は関係なく指数(大人)の都合で動くのがユニクロの常ですから
材料イベントというよりも単なる需給イベントだとは言えます。

そして来週の安川電機を皮切りに始まる3月期の企業決算ラッシュ、
もしくは次回の黒光り銀行会合(10月31日ー11月1日)までは、
安倍ちゃんマンか黒ちゃんマンがイレギュラーな動きでもしない限り、
残念ながら国内発の材料になりそうなものは見当たらず、
海の向こう次第という状況が続くので、SQLOは転機になるというよりも、
海の向こうからの動きを助長することだけになりそうです。

助長という意味では、今週中に発表される予定の米財務省半期為替報告書が
我が国の円安誘導のような官製相場に対して厳しい見方をしていると、
いつもながら円高圧力が助長というか強くはなりますし、
SDR入りしようともへったくれもなく人民元安を続ける中国に対して
お咎めが無いようだと、これまた良からぬことではありますし、
歴史的なポンド安となっている英国に対しての意見も注目ではあります。

まぁとにかく現状は海の向こう次第という残念な現実ですから
昨夜からの海の向こうの動きを見ると・・・

リスクをごまかす(和らげる)役割を担っていた原油が下げたことで、
リスクに対して敏感な状態となってしまい、
当然ながら米利上げ観測な動き(米債券安(米金利上昇)ドル高)に対し、
米株、資源国、新興国、商品といった米利上げが重石となる面々は、
敏感に反応しているという感じです。

繰り返し書いている通り、利上げに対する耐久力さえあればいいのですが、
米国はマクロ指標が好悪入り混じっている状況であり、
これらからラッシュが始まるミクロ面である米企業決算についても
先陣を切ったアルコアが躓いたことで、
ミクロ面(業績面)での利上げへの耐久力に対する疑念が台頭しており、
しかも耐久力が焦点の米製造業の決算は、来週から本格化するだけに、
明日のウェルズファーゴを始めとする米金融機関の決算が、
堅調な結果になったとしても疑念が払拭されるとは思えないので、
同じく明日に発表されるマクロ面での耐久力確認となる米小売売上高が
低調だった前回の結果を覆すような堅調な結果にでもなれば、
合わせ技で耐久力への疑念が和らぐかも・・・という感じです。

もしくはリスクを和らげることになる原油が盛り返すなり、
そもそもの原因である利上げ観測な動き自体が弱まり、
利上げ観測が後退する動き(米債券高(米金利低下)ドル安)となれば、
海の向こうだけは落ち着くことにはなりますが、
我が国にとってはドル安円高となる可能性もありますからね・・・

お察しの通り、昨夜からの米利上げ観測な米債券安・ドル高であろうとも、
海の向こうが悲鳴を上げることになると、
お得意のリスク回避な円ゴリラになっている現実もあるので
我が国としては八方塞がり感もありますが・・・
だからこそ米利上げ観測な米債券安・ドル高であろうとも、
原油高さえ維持してくれれば、それがリスクのごまかしであろうとも、
目先としては円安に繋がることにはなります。
しつこいようですが米国がマクロ・ミクロ両面において、
利上げへの耐久力を示すことが理想ですけどね。

そして本日の我が国の動きを見ても、
場中の急変に対しては、中国の貿易収支とか人民元安が原因だとか、
SQ前の大人の都合であるとか、様々な見方がありますが
(個人的には米債券の動きだった様にも思えますけどね)
根本的には以上に書いた海の向こうでの利上げを巡る背景、
それに対する原油も含めた海の向こうの市場の動き、
そんな海の向こう次第な自主性の無い国内環境というのが原因なので
海の向こうが落ち着かない限り、我が国も右に倣えということです。

他にもリスクとしては、落ち着いたと言われながら、
市場の動き自体は落ち着いたとは程遠い欧州金融機関の燻り、
(LIBORやCDSも)
米大統領選やハードブレグジットを含む米欧の政治リスク、
得体の知れん中国のリスク等も燻りは続いております。
(SHIBORは急低下しておりますが・・・)

ということで、明日のスタンスとしては、週末なので改めて書きますが、
以上の通りなので、基本的には変わりはないですけど・・・

週跨ぎの持ち越し短期勝負の方については、シンプルに言えば、
米債券高(米金利低下)・ドル安であろうと円安になっているか、
米債券安(米金利上昇)・ドル高の場合は原油高・円安となっていれば、
国内の需給環境は良好なので、小難しいことは抜きに勝負するのはありですし
さらに商いを伴っているようならばゴリゴリと勝負すればいいですが・・・
慎重に構えるならば、明日の米金融機関決算と米小売売上高に期待があろうと
原油を含め他のリスクも何ら落ち着いたとは言えない状況なので、
週跨ぎはせずにその日限りの勝負に留めるのが無難でおます。

腰を据えて王者の風格で構えている方については、
ひとまず黒銀会合前の水準を商いを伴って明確に割らない限り、
もしくはシンプルに商いを伴った下げにでも転じない限り
そのまま王者の風格で構えておけばいいでしょう。
くれぐれも海の向こう次第という状況は続きますし、
海の向こうで燻っているリスクの質は悪く、不透明な政治リスクも多いだけに
ダメならばシビアに撤退する姿勢だけは忘れずに構えておきましょう。

腰を据えて新たに参戦する方については、同様にシビアな撤退姿勢は忘れず、
参戦判断としては、短期勝負の方と同様でいいでしょう。
来週からは米国の決算が本格化すると共に(特に焦点の米製造業)、
国内の企業決算も始まることは頭に置いておきましょう。
中小型割安銘柄で腰を据えている方は、
かつてのリーマンショックのような騒ぎにでもならない限り
個別の判断で御自由に動いてください。

新興市場で勝負する方については、マザーズが4日続落となったものの、
商いを伴った下落ではなく、ハッキリしない薄商いの大型株とも違い、
上昇局面では商いが膨らみ、下落局面では商いが低下する、
という上への意志は感じる上げゴリモードが未だ崩れたとは言えないので、
小難しい背景には惑わされず、主力大型株の動きを見ながらも、
シンプルに商いの伴った下げが連続するまでは勝負姿勢で挑めばいいでしょう

新興市場を取り巻く環境についても、臨時国会は11月末まで続き、
今後も政策・テーマに絡む官民イベントは豊富であり、
季節性も含めると懲りずに好環境を迎えるとは思っております。
ただし海の向こうでかつてのリーマンショックのような騒ぎが起き、
世界的なリスクオフとなると新興市場は関係ないとも言えないので、
引き続き、国内外の小難しい背景の動きもチラ見くらいはしておきましょう


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コメント

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みずほ | URL | 2016-10-15-Sat 09:53 [編集]
番長様、こんにちは。
聞いたところによると、中国元安にゴールドマンが警告とか、国際決済(決裁?)銀行が3年以内に中国発の金融危機の危険性があると言っているそうで。いよいよ時限タイマー?ヒャー。
その場合、サブプライムローン危機やアジア通貨危機よりも 影響が大きいとのお話。
一斉に資金流出したらどうなるんでしょう。もう既にだいぶ流出してるからゴールドマンが公に言っているのでしょうかね。

お得意?の強制法律発動で治めるのでしょうか?いろいろ対策すると思いますが。数年前にこれも爆買いしてたゴールド売って凌ぐとか?金暴落しますかね。

頭にきて領海領空で暴れない事を祈ります。

SDRに組み入れたIMFは間違ってたのではと思います…。
みずほさんへ
マーケット番長 | URL | 2016-10-15-Sat 12:24 [編集]
> 番長様、こんにちは。

こんにちは。

> 聞いたところによると、中国元安にゴールドマンが警告とか、
> 国際決済(決裁?)銀行が3年以内に中国発の金融危機の危険性があると言っているそうで。
> いよいよ時限タイマー?ヒャー。
> その場合、サブプライムローン危機やアジア通貨危機よりも 影響が大きいとのお話。
> 一斉に資金流出したらどうなるんでしょう。もう既にだいぶ流出してるからゴールドマンが公に言っているのでしょうかね。

中国だけは何ともよくわからないですよね。
最近は市場の動きですらも意味不明な動きが続いているので、
だからこそ危ないのかとも思ったりもしますが・・・謎ですw
少なくとも得体のしれないものほど信用不安は大きくなりますから、
中国発の危機になると空前絶後の大きさにはなりそうですねw

> お得意?の強制法律発動で治めるのでしょうか?いろいろ対策すると思いますが。

そう願いたいものです。

> 数年前にこれも爆買いしてたゴールド売って凌ぐとか?金暴落しますかね。

米債も含めてよく言われがちですが、わからないですw

> 頭にきて領海領空で暴れない事を祈ります。

> SDRに組み入れたIMFは間違ってたのではと思います…。

IMFの副専務理事の要職に何年も前から就いていたので、
結局は正しいとか間違いとかではない次元なのでしょうねw

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