不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
温度差を感じるばかりですが・・・
こんばんはです。

毎日の様に体育館裏(国会)へ呼び出されている黒ちゃん・・・
こんなに喋る機会の多い中銀総裁というのは我が国だけであり、
回を重ねる度に言葉責めの効力が薄らぐ一方ですから
黒ちゃんに市場対話力が欠如しているというのも仕方ない・・・
と同情をしたくもなります。

そんな黒ちゃんの金融政策や言葉責めが相手にされていないのか、
それとも安倍ちゃんの政策が相手にされてないのか、
そもそも日本経済自体に期待をしていないのか、
海の向こうの米英欧の株式市場は商いが膨らんでいるというのに、
我が国だけが一向に商いが膨らまないのはどうしたもんかと・・・

本日も新興市場は賑わいを見せているものの、
東証1部の売買代金は1.88兆円の薄商い・・しかしながら3日続伸・・
いくら国内の需給環境だけは良好だとは言え、
国内材料に乏しく海の向こう次第という現状から考えると、
なんとも足元のおぼつかないヒョロ上がりでおます。

そんな鍵を握る海の向こうについても、昨夜は我らが黒銀と同様、
ユルフン全開(金融緩和)真っ只中のドラギえもん率いるECBが、
ふんどしを絞める(テーパリング)準備との観測が拡がり、
ドラギえもんがほんまにテーパリングをやるのか真偽不明ながら、
ユーロ圏各国の債券は売られ(金利上昇)ユーロ高となりましが・・・

黒ちゃんもイールドカーブいじりを決めたことで、
テーパリングとも解釈されている面もあるので、
ECBだけが薬漬けの廃人になるわけには行かないアピールなのか、
単純に黒ちゃんと同様、マイナス金利に喘ぐ金融機関への配慮なのか・・・

欧州の金融機関については、
我が国の金融機関がマイナス金利にケチを付けている程度の騒ぎではなく、
御存知の通り、ドイツ銀行の騒ぎを始めリアルに深刻化している上に、
しかも米国の利上げ姿勢が強まる・・・もしくは利上げに踏み切るとなると
銀行間金利の上昇を招くことにも繋がり、
資金調達難の欧州金融機関にとっては重石となってしまうだけに、
ECBがあえて昨夜のテーパリング観測をリークしたのかという気も・・・
(ちなみにドラギえもんは否定しているようですけどね)

それによってドイツ銀行を始め欧州金融機関の収益改善に繋がるならば
大いに結構なことですけど、黒ちゃんが決めたイールドカーブいじりに対し
市場が黒ちゃんの思惑通りに動いていない現状を見ていると、
ドラギえもんの思惑通りに動くのであろうか・・・
結果的にトドメを刺すのでは・・・なかなか紙一重のような気もします。

改めて今さらではありますが、
過剰なドーピング(金融緩和)の薬抜きが難しいのはもちろんのこと、
ドーピングによる副作用というか、薬漬けでラリっているのか、
無反応になっているようにも感じるだけに、荒療治(ショック)は覚悟の上で
米利上げをきっかけに、日欧は本気で薬抜き(テーパリング)をやった方が
長い目では良い気がすると思うばかりです。

当然ながら過剰なドーピングで傷みを感じずラリっている間に、
政治が財政面を含めて十分な治療をしてさえいれば、
薬抜きに耐え得るだけの身体にもなっていたでしょうし、
結果的にドーピングも有効な手段だったと言えますが・・・

残念ながら安倍ちゃんもそれなりに頑張っているとは言え、
我が国の病の象徴である長きに渡るデフレは、数値的にも治癒しておらず、
ユーロ圏は御存知の通り、薬局部門の金融は統一されたにも関わらず、
治療部門の財政が統一されていない状況ですから、
日欧共に治療をせず投薬だけが増えている一方ではね・・

ただし欧州は日本ほどにデフレが深刻ではない上に、
黒ちゃんのように解釈だけの様なテーパリングではなく、
ドラちゃんが本気でテーパリングに動くのであれば、
足元の騒ぎは欧州の方が大きいとは言え、
商いの膨らむ欧州、商いが膨らまない我が国という違いを見ていると、
長い目での明るさの違いを現しているのかという気がしなくもないです。

そして昨夜は下げたもののそれなりに商いのある米国
お薬路線に舵を切ったものの、日欧程の薬漬けではないと言える活況な英国
これら米英も含めた商いという点で見ると、
本日も商いが膨らまなかった我が国だけが気掛かりではあります。

まぁあくまで私の勝手な気掛かりですから、
実際に日本株は薄商いであろうとも3日続伸しているわけであり、
昨夜の海の向こうも利上げ観測な米債券安・ドル高となったにもかかわらず
原油は産油国会合以降の堅調ぶりを維持しており、商品も上げており、
資源国・新興国も落ちついており、利上げが重石となる面々の中では、
利上げ観測な動きに対して悲鳴を上げているのは米株だけでおました。
(不正口座問題のウェルズファーゴも2013年以来の安値更新)

足元の騒ぎの主役であるドイツ銀行を始めとする欧州金融機関も、
LIBORの上昇が続いていたり、準主役のモンテパスキは下げているものの
概ね反発しており、先にも述べた通り、欧州債券安となったにもかかわらず
長い目での薬抜きを好感したのか、欧州株は商いを伴って続伸しており、
英国は歴史的ポンド安であろうとも金融政策通りではありますので、
商いを伴っての続伸となっております。

そして安全資産の金は続落しており、リスク回避で買われる円も売られ、
VIXも低下しており、市場の動きだけを見ると、
海の向こうは米株以外は都合の良い動きなので、
海の向こう次第の我が国としても、私の個人的な気掛かりもへったくれも無く
日本株は薄商いながらも円安と良好な需給環境で3日続伸したという感じです
(シカゴ投機筋の円買いポジは過去2番目の高水準)

以上の通り、国内への個人的な気掛かりは置いといたとしても、
海の向こう次第という状況に変わりは無く、
海の向こうの主役である米利上げ動向と利上げに対する耐久力は、
特に肝心の米株は昨夜の動きを見ていると、
米利上げ観測な動き(米債券安・ドル高)が今後も続くようだと、
それに対して耐久力を示す動きになるとは言い切れず、
欧州もテーパリング観測な動きに対して(ECBは否定)、
そもそも欧州経済が耐えられるのかというのもありますし、
ドイツ銀行を始めとする欧州金融機関の燻りについても、
米利上げ動向と共にLIBORやCDSを見ていると
監督権を有するECBなり、独政府の公的支援でも決まらない限り、
燻りが収まりそうにはないですから、まだ安心できる状況とは言えないです。
(米大統領選やEU離脱ドミノといった政治リスクもあります)

そして今夜は米国で利上げに対する耐久力を確認するADP雇用、
米貿易収支、ISM非製造業が発表され、FOMCメンバー4人の講演もあり
欧州では金融政策の発表はないもののECBの一般理事会があり、
監督権を有するECBが金融機関への何らかの支援を発表するのか、
他にも今夜は原油在庫の発表があり、
明日は中国の外貨準備高、G20財務相・中央銀行総裁会議、
3連休前の週末となる明後日は(米国は週明けがコロンブスデー)
大トリの雇用統計、投票権を有するFOMCメンバー4人の講演があります。
土曜日にはドラギえもんの講演も。

ということで、個人的な気掛かり以外にも危ういリスクはありますが、
明日のスタンスとしては、基本的には同じではあるものの、
水準自体が上がって来たので改めて書きますと・・・

持ち越し短期勝負の方については、米利上げ姿勢に対して悲鳴が上がらず、
欧州金融機関の燻りも落ち着いているならば、国内の薄商いも気にせず、
良好な需給面だけを見た割り切り勝負をするのはアリですし、
小難しい背景は抜きにシンプルに判断するならば、
米債券高(米金利低下)ドル安・円高の加速と共に、
商いを伴った株安とならなければ、同様に割り切り勝負をするのはアリです

しかしながら先にも述べた通り、現状は海の向こう次第であり、
今夜以降も海の向こうのリスクに関わるイベントがテンコ盛り状態ですから、
今週は商いを伴った上昇にでもならない限り、
その日限りの勝負に留めておくのが無難ではあります。

腰を据えて王者の風格で構えている方については、
ひとまずシンプルに黒銀会合前の水準を商いを伴って明確に割らない限り、
そのまま王者の風格で構えておけばいいですが、
もし黒銀会合前の水準を明確に割れば、いくら余裕があったとしても、
海の向こう次第という状況が続きそうですし、
海の向こうで燻っているリスクの質は悪く、不透明な政治リスクも多いだけに
シビアに撤退してリセットするのが無難です。

腰を据えて新たに参戦する方については、
同様にシビアな撤退姿勢だけは忘れず、
参戦判断としては、短期勝負の方と同様でいいです。

中小型割安銘柄で腰を据えている方は、深刻なリスクが爆発し、
かつてのリーマンショックのような騒ぎにでもならない限り
個別の判断で御自由に動いてください。

新興市場で勝負する方については、薄商いの続く主力大型株とは違い、
上昇局面では商いが膨らみ、下落局面では商い低下する上げゴリモードが、
本日も継続しているので、商いの伴った下げが継続するまでは、
勝負姿勢で挑めばいいでしょう。

新興市場を取り巻く環境としても、臨時国会は11月末まで続き、
今週も来週も政策に絡む官民イベントが多く(学会&ノーベル賞シーズンも)
季節性も含めると懲りずに好環境を迎えるとは思ってます。
ただし海の向こうでかつてのようなショックが起き、
世界的なリスクオフとなると新興市場は関係ないとも言えないので、
小難しい背景の国内外の動きもチラ見くらいはしておきましょう

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