不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
動きを見ながら・・・
こんばんはです。

現在の市場ではドイツ銀行等の欧州金融機関の燻りが旬ではありますが、
本来の主役は米利上げのサジ加減であり、
今週は月初恒例の米経済指標テンコ盛りウィークを迎え、
利上げに対するマクロ面での耐久力を確認することになります。

そんな中、昨夜発表されたISM製造業景況指数は堅調な結果となり
一発目の利上げに対する米経済の耐久力を示すことにもなり、
それを受けて利上げ観測な米債券安(米金利上昇)ドル高となりましたが、
今週はまだISM非製造業やADP雇用、大トリの雇用統計を控えており
来週は米小売売上高やミクロ面での確認となる米企業決算も始まるので
利上げへの耐久力の確認としてはまだ不十分だという解釈なのか、
昨夜の米株は薄商いながらも売られて引けており、
動きとしてはいわゆる利上げ観測を嫌気する動きだったと言えます。

当然ながら昨夜は主役のドイツ銀行を始め欧州金融機関が売られ、
不正口座問題の燻りと共に安値を更新したウェルズファーゴを始め
米金融機関も売られていたことも重石だったとは言えます。

米株と同様、利上げが重石となる資源国、新興国、原油・商品は、
動きとしては米株とは異なる堅調な動きとなり、
世界のリスクオン・オフスイッチの一つである原油は、
産油国会合以降の堅調を維持しており、安全資産の金は続落しております。

英国はEU離脱交渉が前倒しになることが、
泥船(EU)から逃げ出すという解釈で好感されたのか、
英国株は薄商いながらも上昇しております。
少なくとも金融緩和に舵を切った英中銀の金融政策通り、
英債券高・ポンド安となっていることも都合が良いと言えます。

欧州についてもドイツ銀行を抱える独市場が休場だった上に、
欧州銀行株も売られ、ECBの金融政策とは真逆の債券安にはなったものの、
昨夜の欧州株は薄商いながら概ね上昇となりました。

そして本日の我が国は、ポンド最弱ながらドル高・円安もあり、
相変わらずの薄商いというアテにならない動きながらも、
需給環境だけは良好なこともあり、日本株は続伸・・・
債券については、米債券安からの流れの影響なのかもしれませんが、
結果的に僅かながら黒ちゃんの金利イジリ通りの動きにもなりつつあり、
本日は銀行株が堅調だったことも大きかったとは言えます。

以上の通り、本日の我が国のザラバまでの動きとしては、
海の向こうは米利上げに対するマクロ面での耐久力を示し、
市場の動きとしても米債券安(米金利上昇)ドル高となりましたが、
その動きに対して原油・商品、資源国・新興国は落ち着いた反応だったものの
株式市場は薄商いであり、肝心の米株も下げており、
旬の欧州金融機関の燻りも残ったままであり、
全体としてはチグハグな動きだったと言えます。

我が国も結局は日本株が上がってるからええやんとは言えますし、
あの債券の動きでも円安になるならばええやんとは言えますが、
依然として薄商いであり、国内環境としても、
マクロ環境では足元の低調な消費を始め、良い経済指標は見当たらず、
昨日の日銀短観を見る限り、ミクロ(業績)面での懸念は残ったままであり
好環境と言えるのは需給面だけと言えます。

だけにマクロ、ミクロ両面の懸念があろうとも、薄商いであろうとも、
海の向こうさえ落ち着いた動きとなれば、
需給面での大人の都合による巻き戻し主導の動きが続くこともありますが、
腰の据わってないアテにならん動きだと言わざるを得ないです。
何より海の向こうのリスクは消えておらず、
薄商い且つチグハグな動きでアテにならないですからね・・・

ただし本日は欧州時間に入ってからは、昨夜と同じ動きに加え、
昨夜低調だったドイツ銀行を始め欧州金融機関と米株先物までが、
反発の動きとなっており、原油も堅調を維持しているので、
ほんまにこの動きが継続されるのであれば・・・

セオリー通りの言い方をすれば債券売り・株買いではありますが、
現状の市場に合わせた言い方をすれば、
利上げ観測な動きにも屈しないリスクONの動きであり
さらに商いを伴うようであればゴリゴリのリスクONと言えますが・・・

そして日本株も円安と共に堅調に帰ってくれば
動きとしてはリスクONであり、商いを伴えばゴリゴリリスクONと言えます

あくまで継続すれば・・・の話であり、冒頭でも書いた通り、
今週は大トリの雇用統計を含め、テンコ盛りの米経済指標が控えており、
来週以降は日米欧の決算も控えており、利上げへの耐久力が示されたと言えず
目先では欧州金融機関のリスクも払拭されたとは言えず、
かといってこれらを吹き飛ばす程の国内の政策面でのサポートも感じられず
今の動きが継続するのかどうかはアテにならないと言わざるを得ないです。
せいぜい需給面での割り切り勝負をするくらいという感じです。

ということで、明日のスタンスとしては、基本的に変わりまへんけど・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の様な動きが続くならば、
勝負するのもアリですが、小難しい背景は抜きにシンプルに判断するならば、
動きの判断基準は、米債券高(米金利低下)ドル安・円高が加速しないこと、
水準としての判断基準は、先週の黒銀会合前の水準を割っていないこと、
これらを満たしているならば、需給面での割り切り勝負をするのもアリです。

しかしながら先にも述べた通り、現状は海の向こう次第であり、
今週はイベントテンコ盛り状態ですから、
余程の商いを伴いながら上記の条件を満たす動きが継続するまでは、
その日限りの勝負に留めておくのが無難でおます。

腰を据えて王者の風格で構えている方については、
シンプルに黒銀会合前の水準を商いを伴って明確に割らない限り、
そのまま王者の風格で構えておけばいいのですが、
もし黒銀会合前の水準を明確に割れば、いくら余裕があったとしても、
(下値メドを8月安値にするとかはお任せします。)
先に述べた通り、海の向こう次第という状況が続きそうですし、
海の向こうで燻っているリスクの質は悪く、不透明な政治リスクも多いだけに
シビアに撤退してリセットするのが無難です。

腰を据えて新たに参戦する方については、
同様にシビアな撤退姿勢だけは徹底しながら、
参戦判断としては、短期勝負の方と同様でいいです。

中小型割安銘柄で腰を据えている方は、深刻なリスクが爆発し、
かつてのリーマンショックのような騒ぎにでもならない限り
個別の判断で御自由に動いてください。

新興市場で勝負する方については、薄商いの続く主力大型株とは違い、
上昇局面では商いが膨らみ、下落局面では商い低下する上げゴリモードが、
現在も継続しているので、商いの伴った下げが継続するまでは、
勝負姿勢で挑めばいいでしょう。

新興市場を取り巻く環境としても、臨時国会は11月末まで続き、
今週も政策に絡む官民イベントが多く、学会&ノーベル賞シーズンも迎え、
季節性も含めると懲りずに好環境を迎えるとは思ってます。
ただし海の向こうでかつてのようなショックが起き、
世界的なリスクオフとなると新興市場は関係ないとも言えないので、
小難しい背景の国内外の動きもチラ見くらいはしておきましょう

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