不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
利上げのサジ加減と油加減と都合の良い動き
こんばんはです。

何やらタイガー・ジェット・シンの国(インド)が、
アクラム・ペールワンの国(パキスタン)と場外乱闘しているとか・・・
今のところはインドの株価が下がっているだけのようですけどね。

さて、昨日はザ・シークな国の会合(産油国会合)が開催され、
プッチン・プーチンのロシアが参加していなかったり、
イラクが減産なんか知るかボケッ!と言っていたり、
減産量自体がショボ過ぎるとか、最終的な合意は11月のOPEC総会とか
色々とケチが付いたり、様々な観測が飛び交っており、危うさもありますが、
少なくとも増産凍結の合意に向けて前進したとは言えますので、
会合前までに蔓延していた物別れ観測よりはマシな結果となりました。

そんな産油国会合に加え、米週間原油サジ加減在庫の減少もあり、
昨夜はアブラ高ブラ(油が大幅反発)となり、
市場全体をリスクオンに転じさせる後押しをすることにはなりましたが、
継続は力なりなので、先に述べたケチや観測にも屈せず、
今夜以降も継続しないことには、まだまだアテにはなりまへんけどね。
(週末というか10月1日はイスラム歴の元日でもあります)

そして昨夜は利上げのサジ加減を握るイエレンおばさん(FRB議長)が、
米下院に呼び出されてヤキを・・・ではなく、証言と質疑を行い、
就任当初のようにFOMC直後にも関わらず手の平を返すということはなく
先週のFOMCと同様、年内の利上げを示唆するに留まりましたが、
市場の動きとしては、チョッピリ利上げ姿勢が強いと受け止めたのか、
米債券安(米金利上昇)となりました。

ただし為替市場はドル高とはならず、ややドル安でしたので、
利上げのサジ加減に対する市場の見方としては、チグハグな動きであり、
見方によっては・・・というか米株を始め資源国、新興国、原油、商品、
といった利上げ(ドル高)が重石になる面々にとっては、
米債券安(米金利上昇)にも関わらずドル安という動きは、
随分と都合が良すぎるとも言えるだけに、
果たしていつまで続くのやらというアテにならない動きではあります。

米国はトランプリスクも抱える米大統領選を控えているだけに、
都合の良すぎる動きを続けるのか・・・という気がしなくもないですが、
ドルと共に市場のリスクON・OFFスイッチも担う原油が、
今夜以降も堅調を維持するようだと、あり得なくもないですし、
もし昨夜のような米債券安・ドル安という都合のよすぎるチグハグではなく
利上げ観測な米債券安・ドル高になったとしても、
原油の堅調が継続するのであれば、米株、資源国、新興国、原油、商品
といった利上げ(ドル高)重石軍団の悲鳴を和らげることにはなります。

そうなるとドス黒い銀行の奇策であるイールドカーブイジくりマンボーが、
思惑通りに立たすことが出来なかったとしても、
我が国にとっては、素直に円安という恩恵は受けることになり
我が国と同様、ゴリゴリの金融緩和真っ只中のユーロ圏にとっても
ユーロ安という恩恵を受けることになり、
世界的には随分と都合の良い動きになるとは言えます。

もし米債券安(米金利上昇)ドル高にはならず、
昨夜のような米債券安(米金利上昇)ながらドル安となったとしても、
さらに利上げ先送り観測な米債券高(米金利低下)ドル安となったとしても
原油が堅調であれば世界的にはリスクオンムードが高まることになるので
我が国としては現在のイールドカーブコントロール不能状態であろうと、
かつてのように我が国の債券高(金利低下)が進んでいるという状況は、
皮肉なことに日米金利差を広げることになり、
ドル安円高圧力を軽減させることにもなりますので、
ドル安・円最弱というさらに都合の良すぎる動きになる可能性もあります。

だけに・・・都合の良い展開であろうと都合の良すぎる展開であろうと、
しばらくは原油の踏ん張りが重要になってくると言えますので、
当然ながら原油が崩れると、どちらの展開の可能性も低下し、
昨日までのリスクオフなオイニーの漂う相場に舞い戻ることになりそうです。

まぁとにかく今夜以降、米利上げのさじ加減動向(米債券(米金利)ドル)が
最も重要であることに変わりは無いのですが、
昨夜の産油国会合を経たことで原油の材料としての鮮度と影響度が増したので
当面は原油が堅調であれば、米利上げのさじ加減の影響は軽減され、
都合の良い展開もしくは都合の良すぎる展開となり、
足元のイールドカーブイジクリ不能を否定するような動きも誤魔化され?
和らげられ?我が国(日本株)にも都合が良い展開を望めると言えます。

ん?何か忘れてる?

おっしゃる通り、ドイツ銀行を始めとする欧州金融機関の燻りについては、
昨日も書いた通り、何ら解決しておらず、危険なオイニーは漂ったままであり
昨夜議会証言を行ったドラギえもんのこれといったフォローもなく、
市場の動きとしても、ドイツ銀行を始め欧州金融機関株は、
昨夜は反発したもののまだまだ低迷しており、
銀行間金利(LIBOR)のジワジワ上昇も継続しているので、
こちらのリスクが火を噴いてしまうと、
上記の都合の良い展開シナリオも崩れてしまいます。

さらに本日もSHIBORはギューンと上昇しており(HIBORも)
もはや誰も気に掛けておらず、明日は週末(月末)でもあり、
来週一杯は国慶節での休場ですから、国慶節明けの再来週以降、
SHIBORが落ち着くのかどうかでおます。
明日や国慶節休暇中に何か起きたら笑うしかないですけど・・・
(1日(土)には中国のPMIが発表されます)

そして米大統領選とEU離脱ドミノリスクといった政治リスクも、
消えずに燻りが続いておりますので、横睨みはしておきましょう。
明日はオランダの下院選挙があったり、
2日(日)にはハンガリーでEUの難民割当制度の是非を問う国民投票があり
英国では保守党大会も開幕します。

以上の通り、燻ったままのリスクは消えておりませんが、
産油国会合をきっかけとした原油高によって(イエレンおばさんも)、
米利上げのサジ加減な動きの影響が和らいだことで、
昨日時点ではやや強くなっていたリスクオフなオイニー(動き)も和らぎ、
リスクオンな動きが強くなっておりますので、
明日以降も原油高を始め都合の良い(良すぎる)動きが継続するのか・・・

個人的には続くと見ておりますが、
今夜から週末に掛けてのきっかけイベントとしては、
今夜の独CPI、米GDP改定値、新規失業保険、
投票権を有するパウエルFRB理事の講演、そしてイエレンおばさんの講演
我が国では月末&週末だけでなく期末となる明日は(1日は新月も)
黒ちゃんの物価見通しを照合するCPI等の月末恒例の国内経済指標
何気に注目とも言える為替介入実績、
中国では財新製造業PMI(国慶節入りの1日には政府版PMIも発表)
欧州では英GDP改定値、ユーロ圏CPI、先に述べた政治イベント、
米国では個人消費支出(コアPCEデフレータも)、リグ稼働数
といったところなので、都合の良い動きは続きそうですが・・・

ということで、明日のスタンスとしては、
週末&月末&期末跨ぎとなるので(新月も)、改めて書きますと・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の様な小難しい背景を頭に描きつつも
超シンプルに判断するならば、原油が崩れずに円安となっていれば
勝負すればいいですが、出来れば米債券とドルの動きも見ながら、
先に述べた都合の良い展開なのか良すぎる展開なのかは見ておきましょう

もし原油が崩れてしまったら、昨日までの判断基準で動けばいいので、
動きの判断基準は、米債券高(米金利低下)ドル安・円高が加速しないこと、
水準としての判断基準は、先週の黒銀会合前の水準を割っていないこと、
どちらも満たしていれば、当然ながら勝負すればいいですが、
いずれかになっているようであれば、その日限りの勝負に留めるのが無難です
現状はアベクロの三本の矢ならぬ三本の手によって市場が歪んでいるだけに、
個人的には水準を重視する方がいいとは思いますけどね。
(もちろんパワー原理主義者の私としては商いもですけどね)

腰を据えて新たに参戦する方については、
懲りずに深刻なリスクが爆発するのは米利上げに踏み切るか、
利上げ観測な動きが加速するかの展開になってからと見ており、
(足元の国内の需給環境が良好というのもありますので)
先に述べた通り、昨夜の産油国会合以降はリスクオン色が強くなっているので
参戦判断としては、短期勝負の方と同様でいいでしょう。

すでに腰を据えて王者の風格で構えている方については、
シンプルに黒銀会合前の水準を商いを伴って明確に割らない限り、
王者の風格で構えておけばいいでしょう。
もし黒銀会合前の水準を明確に割れば、いくら余裕があったとしても、
燻っているリスクの質は悪く、政治等の得体の知れないものも多いだけに
シビアに撤退してリセットするのが無難だとは思います。
中小型割安銘柄で腰を据えている方は、深刻なリスクが爆発し、
かつてのリーマンショックのような騒ぎにならない限り
個別の判断で御自由に動いてください。

新興市場で勝負する方については、本日はマザが小幅続伸ながら、
昨日に続いて商いの伴った上昇にはなりましたので、
シンプルに上げゴリモードになったと判断して、
商いの伴った下げが継続するまでは、勝負姿勢で挑めばいいでしょう。
一応、臨時国会は11月末まで続き、来週は政策に絡む官民イベントも多く
学会&ノーベル賞シーズンも迎え、新興市場の環境としては季節性も含め
懲りずに好環境を迎えるとは思ってますのでね。

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