不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
良からぬオイニーは漂ったまま・・・
こんばんはです。

米利上げのサジ加減と油のサジ加減と共に、
世界の市場を振り回しているドイツ銀行のCEOが、
「独政府への支援要請はしてまへん」と言っているそうで・・・

いつか聞いたことのある某ブラザーズのセリフと同じオイニーが漂いますが
こういうセリフは危ないからこその定番ギャグでもありますし、
自ら危ないなんて言ってしまえば、それこそ自らの首を絞めるだけに、
こう言うしかないのでしょうけど、それにしてもデジャヴのようです・・・

昨夜はドイツ銀行の株価も引けに掛けて戻し、本日も反発しておりますが、
リーマンショック以来どころか上場来安値圏から脱したわけではなく、
CDSの上昇もピッチが上がっており、
CEOのお気楽ギャグとは乖離した緊張感漂う市場の動きではあります・・

同時にドイツ銀行の陰に隠れたようになっているイタリアの銀行株も、
上場来安値を更新している銘柄が散見され(スペインもやや目立つ)
不正口座開設問題を抱える米国のウェルズファーゴについても、
米銀の中では独歩安となっており、昨夜も13年以来の安値を更新中です。

そしてLIBORについては、先週に米利上げ先送りが決まって以降は、
やや低下傾向ではありましたが、肝心?の翌日物だけは、
ジワジワと上昇が再燃しておりますので、
CDSも含め、かつてと同じオイニーのする役者が揃いつつあります・・・

ついでに得体の知れなさではナンバーワンの中国では、
本日もSHIBOR(1週間物)がギューンと上昇しており、
米利上げの先送りが決まって以降、昨日まで僅かながら低下していた翌日物が、
本日は再びギューンと上昇しており、2週間物と1カ月物についても、
やや上昇が目立ちつつあり(HIBORも高止まり中です)
週末からの国慶節を控えた資金需要なのか・・・という楽観的な推測は、
どうも説明が付かなくなりつつもあります。

以上の通り、海の向こうの金融機関を取り巻く環境が、
かつて見た光景のような動きが散見されるようになっております・・・
そんなかつてのリーマンショックのように、
サブプライムはヤバイ?いやヤバくないかも?と見方がコロコロ変わり、
ついには爆発したように、ベタな火種候補としてはドイツ銀行でしょうけど、
ある程度はリスクの規模(金額等)自体が判明しているのもありますし、
足元では話題としても大きくなっているからこそ、
市場ではよくありがちなみんなが警戒しているからこそ、
火種が爆発しないという定番の動きにもなりそうではあります。
だからこそ話題としては乏しいイタリアの銀行、
SHIBORの急騰と得体の知れなさも兼ね備えた中国の金融機関の方が、
蓋を開けたら大本命に躍り出る危うさがあるようにも思えますが・・・

いやはや・・・どうなるのやら・・と対岸の火事のように見ておりますが、
我が国の銀行についても、海の向こうのようなリスクとは異なるものの、
黒ちゃんが蒸し返したマイナス金利の深堀観測によって、
収益悪化懸念の再燃と共に、先週の黒銀会合以降の上昇分が帳消しに・・・

実際に我が国の金利は、とっくに黒銀会合前の水準よりも低下しており
先週の黒銀会合で決まったイールドカーブをイジくり倒すことで、
10年債利回りをマイナス圏から0%にまで押し上げるで~
と言った黒ちゃんのドヤ顔な奇策は、
今のところ全く機能していないと言わざるを得ないほどに、
債券がゴリゴリと買われ、マイナス金利がモグラのように深堀中です・・・

世界で誰もやったことがない奇策ですから、
これから機能するのかもしれないですけど、
今のところはイールドカーブのコントロールは出来ていないので、
賢い人達がいっているように、金利のコントロールは不可能という説が、
正しいということにもなりますが・・・
そんな定説通りの動きになるのが当たり前だとしたならば、
黒ちゃんとゆかいな仲間たちは、不可能だということを知らなかったのか?
ということにもなるだけに、それなりに確信を持っての奇策なのでは?
という気もするので、なんとも解せない話ではありますけどね(笑)

そういえば本日は安倍ちゃんの経済ブレーンである浜ジイが、
「財務省が円高を是正しないと黒い金融政策の効果が削がれる」
なんて痴ほうでも始まったようなことを言いだしているので、
昨日も書いた通り、まさか黒銀が金利をイジくりながら財務省が為替介入、
なんて無法の限りを尽くすツープラトン攻撃をお見舞いするようだと、
市場原理もへったくれもなく、中国のように無理矢理に動かせますが・・・
しかも黒銀の1日に東京ドーム2つ分の建設費に匹敵するETF買いを始め
GPIFクジラ達の日本株買いまでありますので、
我が国の市場は株、為替、債券共に神の手が入ることになり、
将来的に罰が当たること(神の手ドーピングの副作用)はともかく、
目先ではほんまにムテキングと化してしまいますが(笑)

いくらなんでもここまで狂ったことはやらないと信じたいですけど、
明後日には為替介入実績が発表され、ここ数日のおかしな為替の動きが、
まさかコッソリ介入の仕業だったことが判明すると、呆れるばかりですが、
市場はこりゃたまらんということで、円安が加速するかも知れません(笑)

以上の通り、リスクの中身は違えど、
国内外の金融機関から良からぬオイニーが漂っており、
かつて嗅いだこともあるオイニーにも似ているだけに、
しばらくは金融機関の株価はもちろんのこと、
ドイツ銀行を始めとする火種となっている金融機関のCDS、
LIBOR、SHIBOR等の銀行間金利の動きは注視しておきましょう。
本日は欧州時間に入ってからやや落ち着いた動きもありますが、
まだまだ安心できる水準には程遠いと言えます。

そしてこれら金融機関の良からぬオイニーに加え、
今夜にも結果が出る産油国会合での増産凍結協議への懸念もあるので、
世界的な債券買い・株売りという定番のリスクオフな動きとも言えますが、
世界の主役であり、マネーの流れと水位を決める米利上げのサジ加減は、
先週のFOMCで先送りが決まったこともあり、
利上げ先送りバンザーイという債券買い・株買いでもいいのでは?
とも思いますし、実際には現在(18時)はそうなっておりますが、
昨夜の動きを見るとバンザーイとなっていたのは米国、
一部の資源国・新興国だけですから、
今のところは利上げ先送りバンザーイモードよりも
リスクオフの動きの方がまだ強いと見ておいた方がいいでしょう。

このまま欧州を始めとする海の向こうの金融機関の騒ぎが落ち着き、
産油国会合で増産凍結が見送られても原油安が進行しなければ、
少なくともリスクオフから利上げ先送りバンザイモードにはなります。

ただし金融緩和真っ只中の日欧にとっては、
利上げ先送りバンザーイによる米債券高(米金利低下)ドル安の動きが、
通貨高という重石を運んで来るだけに、
海の向こうが利上げ先送りバンザーイからリスクオンへとギアが上がるか、
もしくは我が国が先に述べた三つの神の手をほんまに駆使するのかはともかく、
駆使しているような動きとなれば、
ドル安円最弱という都合の良すぎる展開も期待出来ますが・・・

とにかく現状としては、まだリスクオフ色が強いと言わざるを得ないので、
今夜のドラギえもん(ECB総裁)の独議会での証言・質疑、

dra.png

イエレンおばさん(FRB議長)の米下院での証言・質疑、

yel.png

増産凍結協議の結果が判明する産油国会合、

sheik.png

これらすべてが良い結果に転べば、景色が一変することもあり得ますが・・
(一応、明日は金利イジクリ師(黒ちゃん)の講演もあります)

ということで明日のスタンスとしては、基本的に変わりはないですけど・・

持ち越し短期勝負の方については、
以上のような小難しい背景を頭に描きつつもシンプルに判断し、
動きの判断基準は、米債券高(米金利低下)ドル安・円高が加速しないこと、
水準としての判断基準は、先週の黒銀会合前の水準を割っていないこと、
どちらも満たしていれば、当然ながら勝負すればいいですが、
いずれかになっているようであれば、その日限りの勝負に留めるのが無難です
どちらの基準を重視すればいいのかといえば、
現状はアベクロの神の手によって市場が歪んでいるだけに、
個人的には水準を重視する方がいいとは思いますけどね。
(もちろんパワー原理主義者の私としては、商いもですけどね)

腰を据えて新たに参戦する方については、
懲りずに深刻なリスクが爆発するのは米利上げに踏み切るか、
利上げ観測な動きが加速するかの展開になってからと見ておりますが、
(足元の国内の需給環境が良好というのもあります)
現状の動きとしてはリスクオフ色が強いと言わざるを得ないので、
参戦判断としては、短期勝負の方と同様でいいでしょう。

すでに腰を据えて王者の風格で構えている方については、
黒銀会合前の水準を商いを伴って明確に割ってから
撤退するか王者の風格で構えておくのかを判断すればいいでしょう。
個人的には黒銀会合前の水準を明確に割れば、いくら余裕があったとしても、
燻っているリスクの質は悪く、政治等の得体の知れないものも多いだけに
シビアに撤退してリセットするのが無難だとは思います
中小型割安銘柄で腰を据えている方は、深刻なリスクが爆発し、
かつてのリーマンショックのような騒ぎにならない限り御自由にどうぞ。

新興市場で勝負する方については、以上のような小難しい背景よりも、
シンプルに商いの伴った上げが継続するまでは、
リスキーな勝負を避けるのが無難ではあります。
ただし本日は、マザが商いの伴った上昇にはなりましたので、
明日も継続するようであれば、リスキーな勝負をしてもいいでしょう。
一応、今週から臨時国会も始まり、引き続き政策に絡む官民イベントは多く
今週はチェンジをはじめとするIPOラッシュ、
今後は学会&ノーベル賞シーズンも迎え、新興市場の環境としては
懲りずに季節性も含めて好環境を迎えるとは思ってますけどね。

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