不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
一縷の望みはあるものの・・・
こんばんはです。

本日は米大統領選のTV討論会が盛り上がったのに対し、
我が国の国会での代表質問はイマイチ盛り上がらず・・・

ヒラリーおばさんの健康不安説のお株を奪うかのように
安倍ちゃんの度重なる咳込みで覇気が無かったからなのか、
市場が注目するマイナス金利等の金融政策への言及があろうとも、
鉄腕アトムのような髪型で登壇した二階のおっさんの
「黙って聞け!」という叱責で多少盛り上がった程度・・

それにしても米大統領選討論会は、よく出来たエンターテインメントというか
候補者の二人は嫌われ者同士とは言われながらも華がありますし、
市場にとってもトランプが恐怖の大王でもありますから、
ついつい見入ってしまいます。

結果的に米国の世論調査では、ヒラリーが優勢だったようですし、
実際に見ているとトランプのピエロ感も強かったと言えますが、
個人的にはヒラリーの冷静な計算高さと面白味の無さよりも、
単純にトランプの方が面白かったですけどね(笑)

ヒラリーがトランプは税金を払ってないやろと指摘をしているところに
「払っても無駄使いされるから」
と絶妙な合いの手を入れるトランプには、思わず笑ってしまいましたけどね。

まぁ米国民が決めることではありますし、
市場参加者としてはトランプがおもろくてもカンベン願いたいので、
このまま波乱が起きずにヒラリーおばさんが勝利して頂きたいものですが
何やら良からぬヒラリーネタが暴露されるとも言われているので、
まだまだ米大統領選に振り回されるかもしれませんけどね。

そんな米大統領選討論会は日本時間の本日10時からだったこともあり
昨夜の時点ではトランプリスクも燻っていたままのところに、
メルケルおばさんのスットコドイツ銀行に対する冷たい態度もあり、
今さらネタではありながらもリスクが再燃し、
ドイツ銀行株は上場来安値を更新し、CDSも上昇・・・
足元で最も低調だった伊の銀行株の中にも上場来安値を更新するものがあり、
欧州金融株全体が大きく下げることに・・・
さらにその流れが海を渡り、米金融株はまだまだ高値圏ながらも大幅安となり
不正口座問題を抱え、米株の中では独歩安となっているウェルズファーゴは、
2013年以来の安値に達しております。

そして我が国も先週の大一番であった黒銀会合にて、
イールドカーブを立たせる為の金利イジクリ作戦が発動され、
実現可能かどうかはともかく、マイナス金利に喘いでいた?邦銀にとっては
追い風になるだろうとの動きにはなっておりましたが、
昨日は黒だるま親方がマイナス金利の深堀を改めて示唆したりと、
自ら冷や水を浴びせるようなこと言ったところに、
欧州をはじめとする海の向こうの金融機関の騒ぎの再燃もあり、
本日は邦銀も大幅安で始まり、後場から戻したものの、下げたまま引けており
ついでに中国では本日もSHIBORが、
翌日物はFOMC以降からの一服が続いているものの、
1週間物はギューンと上昇しており、週末からの国慶節への資金需要なのか
それとも良からぬ燻りなのか、とにかく不穏ではあります(HIBORも)

以上の通り、欧州を始めとする世界的な金融機関のザワ付きは、
素直に金融危機の前触れのような血のニオイを感じなくもないですが・・・

そんな金融機関のザワ付きとトランプリスクも多少あったことで、
海の向こうは米英欧債券高、ドル安、円ゴリラ、油反発、金反発
米株安(薄商い)英欧株安(独大商い)新興国株安となり、
油の反発と米株の薄商い以外は、素直にリスクオフの動きであり
典型的な債券買い、株売りだと言ってしまうこともできるのですが・・・

先週の大一番だったFOMC以降は、
利上げ先送りな動き(米債券高(米金利低下)・ドル安)に対して
米株、原油、商品、資源国、新興国といった利上げが重石となる面々は、
需給材料のある原油以外は、概ね素直に好感する動きとなっていただけに、
昨夜の利上げ先送り観測な動きに対しても好感しない動きとなっているのは
欧州金融機関等の騒ぎによるリスクオフでの債券買い・株売りとも言えますが
米国が利上げどころではないドイヒーな状況という解釈となれば、
大統領選でのトランプリスクも消えたわけではないだけに、
米国主導での動きが加わる可能性もあり、気がかりではあります
(昨夜の米株は緊張感のない薄商いでの下げでしたけど)

とりあえずドイツ銀行等の欧州金融リスクは何ら解決されていないものの
本日はヒラリーが判定勝ちを収めたとのことなので、
金融機関騒動とトランプリスクのコラボだけは回避できたからなのか
昨夜からのリスクオフな動きは、多少ながら落ち着いておりましたが・・・

そして本日の我が国も、朝方は昨夜の海の向こうのリスクオフを受け継ぎ
日経平均は先週の大一番だった黒銀会合前の水準をガッツリ割り込み、
大一番以降を楽観視していた私の見方も全否定されてしまいましたが、
真の理由は不明ながら9時15分頃から円安への巻き返しが始まり、
米大統領選討論会が始まった10時頃からの円安の加速と共に、
日本株の切り返しも本格化し、トランプリスクが懸念された討論会も、
なんとかヒラリー優勢で終わったこともあり、後場からは切り返しが加速し
結果的に日経平均は140円高(0.84%高)、
TOPIXは1%高、マザーズは反発、JQと2部は続伸で終了・・・
商いも昨日よりは膨らんでおり、先週末よりもわずかに膨らんでいるので、
上げゴリモードが続いているとも言えますし、
水準的にも黒銀会合前の水準を奪還して引けており、
大一番以降の主役であるTOPIXは黒銀会合前の水準は大きく割っておらず
そして足元の国内の需給環境だけは良好であることに変わりはないだけに、
先週の大一番をきっかけとしたベタな動きは継続しているとも言えますが・・

さらにまさかとは思いますけど、黒銀が金利をイジクリ倒すと共に、
安倍ちゃんがコッソリ介入なんてことをやっていると、
世界中から日本人民共和国か!とのツッコミや非難轟々にはなれど、
債券と為替への神の手による最強の下支え策ではありますからね・・(笑)
しかも黒銀を含むクジラの株の買い支えまであるだけに・・・
まぁでも10月中旬頃には米国の何様な半期為替報告書もありますし、
大統領選前ですから、さすがに介入はやってないとは思いますけどね(笑)

とりあえず本日の踏ん張りと日本人民共和国のような下支え、
足元の国内の需給環境、海の向こうではイエレンおばさんの議会証言等々、
火消しも期待できるイベントが今後も控えているので、
まだ完全なリスクオフへ陥っているのではなく、
先週の大一番をきっかけとしたベタな楽観モードが続いているのでは?
との一縷の望みも感じなくもないですが、
再燃した欧州を始めとする金融リスクは解決されたわけではなく、
(19時現在は再燃しつつありますw)
今夜か明日には増産凍結が協議されている産油国会合の結果も控えており
TOPIXは僅かであろうとも、黒銀会合前の水準を一時的に割り込み、
今日は配当物色というお手盛りもあり
肝心のイジくっているはずの我が国の長短金利は、
黒銀会合前の水準を割ったのも事実なので、
一縷の望みは期待せず、潔くリセットして市場を見た方が良さそうです。
もし一縷の望み通りにベタな楽観モードが続いたとしても、
それはそれで良かったと受け止めればいいでしょう。

ちなみに一縷の望み通りになるか、それともリスクオフになるか、
これらのきっかけになりそうな超目先のイベントとしては・・・

今夜は米7月ケースシラー住宅価格、米9月マークイットサービス業PMI
米9月CB消費者信頼感、フィッシャーFRB副議長講演、米5年債入札
今日か明日に結果の出る産油国会合、
明日の我が国は配当権利落ち日と参院での代表質問、小売決算、
欧州はドラギECB総裁の独議会での証言・質疑、
米国ではイエレンFRB議長の議会証言、投票権のあるFOMCメンバー3人
投票権のないFOMCメンバー1人の講演、米7年債入札、
産油国会合と週間原油在庫、
明後日の寄り前は特にないですが、場中に2年債入札、
引け後に黒ちゃんの全国証券大会での挨拶があります。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、一旦はリセットして市場を見て、
以上のような小難しい背景を頭に描きつつもシンプルに判断し、
動きの判断基準は、米債券高(米金利低下)ドル安・円高が加速しないこと、
水準としての判断基準は、先週の黒銀会合前の水準を割っていないこと、
どちらも満たしていれば、当然ながら勝負すればいいですが、
いずれかになっているようであれば、その日限りの勝負に留めるのが無難です
どちらの基準を重視すればいいのかといえば、
現状はアベクロによって歪んでいるだけに、
個人的には水準を重視する方がいいとは思いますけどね。
(もちろんパワー原理主義者の私としては、商いもですけどね)

腰を据えて新たに参戦する方については、
懲りずに深刻なリスクが爆発するのは米利上げに踏み切るか、
利上げ観測な動きが加速するかの展開になってからと見ておりますが、
現状の参戦判断としては、短期勝負の方と同様でいいでしょう。

すでに腰を据えて王者の風格で構えている方については、
黒銀会合前の水準を商いを伴って明確に割ってから
撤退するか王者の風格で構えておくのかの判断をすればいいでしょう。
個人的には黒銀会合前の水準を明確に割れば、いくら余裕があったとしても、
燻っているリスクの質は悪く、政治等の得体の知れないものも多いだけに
シビアに撤退してリセットするのが無難だとは思います
中小型割安銘柄で腰を据えている方は、
かつてのリーマンショックのような騒ぎにならない限り御自由にどうぞ。

新興市場で勝負する方については、以上のような小難しい背景よりも、
足元ではJQと2部が続伸していたり、マザは踏ん張りを見せておりますが、
上げで商いが膨らみ、下げは商いが減少という上げゴリモード
にまではなっていないので、シンプルに商いの伴った上げが継続するまでは、
リスキーな勝負を避けるのが無難ではあります。
小難しい背景によって世界的なリスクオフとなれば、
新興市場も関係ないとまでは言えませんのでね。
ただし今週から臨時国会も始まり、引き続き政策に絡む官民イベントは多く
今週はチェンジをはじめとするIPOラッシュ、
今後は学会&ノーベル賞シーズンも迎え、新興市場の環境としては
懲りずに季節性も含めて好環境を迎えるとは思ってますけどね。

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コメント

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いつもありがとうございます。
Taka | URL | 2016-09-28-Wed 03:34 [編集]
いつもありがとうございます。
とても有用な情報がたくさん載っているので、非常に参考にしています。日に何度も訪れています。
特に中立に日本のみならず海外の相場観を伝えてくださっているところが非常に役に立っています。

今後も頑張って続けてください。
それと、その中華料理店って本当においしそうですね。
Takaさんへ
マーケット番長 | URL | 2016-09-28-Wed 13:35 [編集]
> いつもありがとうございます。
> とても有用な情報がたくさん載っているので、非常に参考にしています。日に何度も訪れています。
> 特に中立に日本のみならず海外の相場観を伝えてくださっているところが非常に役に立っています。

ありがとうございます。
恐れ入ります。

> 今後も頑張って続けてください。
> それと、その中華料理店って本当においしそうですね。

店全体が油でコーティングされてますが、
中毒性だけはありますw

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