不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
大一番以降の動きは・・・
こんばんはです。

金利をイジくり倒す等が決まった黒い銀行会合(日銀金融政策決定会合)、
利上げの先送り決めたイエレン・オブ・ジョイトイ・ナイト(FOMC)、
という大一番を20-21日に終え、両会合を受けての市場は、
国内外共にお祭りモードになったとは言えないものの、
今のところは転換するきっかけになったと言える動きが続いております。

我が国は昨日が秋分の日の祝日だったこともあり、
本日がザラバでの両会合を消化する日となりましたが、
海の向こうは昨日も動いており、両会合に対する海の向こうの受け止めは、
ザックリと言えばドSな利上げが強行されなくて良かったという動きです。

大一番から一夜明けた昨日の海の向こうの動きを紐解いてみても、
肝心の米債券は、相変わらず思わせぶりな2年債の横ばいが続いているものの
概ね債券高(金利低下)となっており、それに合わせてドル安もやや進行し
動きとしてはFOMCで決まった利上げ先送りを反映する動きでおます。

それを受けて、FOMC前までは利上げモード(米債券安・ドル高)になると
悲鳴を上げていた面々(米株、原油・商品、資源国・新興国)が、
素直に利上げの先送りを好感する動きとなっており、
FOMC前までは下げで商いが膨らみ、上げで商いが細っていた米株も、
上げで商いが膨らむ動きになりつつあり、
昨夜も一昨日ほどではないものの、それなりに商いを維持して上昇しており
今後も継続するかが重要でおます。
もちろん水準としてもFOMC直前の水準を割らないことも重要です。

ただし原油は、26-28日に産油国会合を控えていることもあり、
需給材料には敏感になっているので、利上げのサジ加減だけではないですし
来週の産油国会合で減産が見送られると、市場全体のリスク要因となります。
原油はドルと共に市場のリスクON・OFFのスイッチにもなりますし、
マネーの潤滑油でもありますからね。

さらに同日の26日には米大統領候補のタイマン(TV討論会)があり、
(27日には副大統領候補のTV討論会も)
支持率では拮抗していても票田では圧倒されているトランプマンが、
ここが勝負所とばかりに、なりを潜めていた本音直球勝負を仕掛けることで
ヒラリントンおばさんが卒倒・・・いや圧倒してしまうと、
トランプマンのジョーカーリスクが高まることにはなります。

米大統領選のリスクについては、見ての通り政治リスクですから、
市場は織り込み切れてないとも言えますし、
そもそもトランプリスクが金融市場と実体経済だけでなく地政学リスクも含め
どれほどの影響を及ぼし、どれほどの規模での打撃があるのかは、
誰しもがわからないだけに、EUの離脱ドミノリスクと同様、
得体が知れないリスクという意味ではサプブライムとも似ており、
トランプリスクが高まることは厄介というか不気味ではあります。

個人的にはこれらのリスクはまだ噴き出さないと見ておりますが
産油国会合と大統領選討論会共に無事に終わることを願うばかりです。

一応、FOMC直後で新味には乏しい気もしますが、
27日にはフィッシャーおじさん(FRB副議長)の講演
イエレンおばさん(FRB議長)は28日の議会証言と29日の講演もあり
いざとなったら・・・という火消し態勢は整っているとも言えますけどね。

以上の通り、油ギッシュなリスクやトランプマンリスクも燻っておりますが
海の向こうの主役材料である米利上げの先送りが決まったことで
米株、原油を始めとする利上げ悲鳴軍団は歓喜とまでは言えないまでも
落ち着いた動きへと転じるきっかけにはなっております。

同じく利上げによって銀行間金利が上がることが重石でもある欧州金融機関は
残念ながらLIBORは横這いではありますが、
FOMC前まではジワジワ上昇が続いていたこともあり、
さらに利上げ先送りによって落ち着くとの期待もあるのか、
昨夜は概ね大幅反発となっております(火薬庫のドイツ銀も)。
ただし、あまり話題にはなって(薄れて)いないモンテパスキは、
依然として危うい水準に留まっております(伊の銀行株も)

それらを抱える昨夜の欧州市場についても、
ドル安による通貨高という重石はあるものの、欧州金融機関の反発に加え、
金融政策通りの債券高(金利低下)となっていることもあり、
英国株は商いがぼちぼちながらも続伸、欧州株は商いを伴った続伸となり
大一番を経ての動きとしては、お祭り状態とは言えないものの、
落ち着いた動きへと転じるきっかけにはなっております。

ちなみに本日は、欧州金融機関が反落してのスタートとなっており、
欧州株も下げて始まっておりますが、
債券も含め大一番後の動きを帳消しするほどの動きではないので、
今のところは反動程度ではあります。
(モンテパスキは不気味に安値割れ寸前ですが・・・)

LIBORと同様どころか急騰していたSHIBORを抱える中国は、
トランプリスクと同様、得体の知れなさでは上回るとも言えますが、
急騰続きだったSHIBORが、昨日に続きほんの少しだけ低下しており
米利上げ先送り効果とも言える動きです(笑)
とりあえず今のところ中国は、これといった騒ぎもなく落ち着いております。

そして我が国ですが、大一番で決まった黒い金融政策に対し
ああでもないこうでもないとの評価や観測が飛び交っており
賛否両論にはなっており、その辺は賢い人達に任せるとして、
市場の動きとしては、黒い金融政策を評価するお祭り状態とまでは言えず
本日の日本株も小幅反落となりましたが、
大一番後の動きが帳消しになったわけでもないです。

商いについても、本日はそれなりに商い(2.2兆円)を伴って下げたものの
大幅高となった大一番当日の商い(2.7兆円)よりも減少しており、
大一番前までのどっちつかずな商いではなく、
今のところ上げのパワーが強い動きに転じていると言えます。
空売り比率についても、大一番当日は42.5%と高水準だったものの、
本日は一気に37.3%まで減少していることからも、
少なくとも黒い金融政策に対して失望という評価を下すような動きは、
かなり萎んだとも言えますが・・・

とりあえず大一番を経て、都合の良すぎるドル安円最弱にはなっておらず
未だ日米の大一番の結果を消化しきれてないのか、
依然として円高が続いているのも事実であり、
これが続く限り、お祭り状態になるのは期待出来ませんが、
動きとしては大一番が反転のきっかけになっており、
本日時点でも継続していると言えます。

そしてお祭り状態となるには、
10月の月初に発表される雇用統計やISM等を含む米経済指標
上旬から発表される米企業決算、
これらの結果が利上げに耐えうることを証明する堅調なものとなることで、
利上げ観測な動き(米債券安・ドル高)も加速するまでは、
お祭り状態にはならないのかも知れないですが、
今のところ大一番をきっかけに転じたベタ動きは、
来週以降も継続すると見ております。
油とトランプと欧州金融機関のリスクを横睨みしながらですけどね。

ということで、あくまで現時点(18時)の状況ですから、
今夜の海の向こうを見極めた上で、改めて週末に書きます。

良い週末をお過ごしください。

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