不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
大一番を経て
こんばんはです。

ついに大一番のFOMCを通過しましたが、その前に・・・
何やら休日にも関わらず、またしても金融庁、財務省、日銀の三者が集まり
臨時会合という名のランチ会を開いたそうで・・・

なんでしょう・・昨日の金タマ政策決定会合を開いた黒ダヌキ率いる日銀は
債券市場において、これまでのような闇雲?な債券買いではなく、
イールドカーブが立つようにターゲットを決めて買うことを決め、
株式市場においては、ETF爆買いのターゲットを、
TOPIX型が3分の2を占めるように変更し、
どちらも量に変わりはないので、追加ドーピングではなく手段変更ですが、
わが国では債券と株の両市場に神の手(御上の手)が入っているだけに、
本日の三者会合で為替にまで神の手(介入等)が入ることになると、
もはや日本人民共和国による管理相場でおます・・・今さらですけど(笑)

とは言え昨日は、黒光り銀行が上記に書いた債券買いの手法変更を行い、
他国との金利差(長期金利)という点では円高要因にもなりますので、
昨夜のFOMCが利上げの先送りを決めたことで、
米債券高(米金利低下)・ドル安による金利差縮小を招いているだけに、
三者会合は実際に神の手を使わず、使うことも辞さないという威嚇だけながら
(会合後に宮川大輔(浅川財務次官)が牽制しておりました)
昨日の大一番が消化しきれてない市場に対して、
円高防衛という意味では必要な会合やったのかも知れませんけどね・・・

まぁとにかく、手法を変えたり、言うだけはタダの威嚇は良いとして、
くれぐれもこれ以上ドーピング量を増やすのだけは、
薬抜き(テーパリング)できない廃人にならないためにも、
慎重にやっていただきたいものです。

どうやら市場では、昨日決まった日銀の金利イジクリマンボーに対して、
実質テーパリングだとの解釈も多くなっているので
(私は単純に量が変わらない限り、テーパリングとは思いませんけどね)
これで円高を招かず・・・もしくは為替が動かなくとも、
物価を含む日本経済及び日本株が屈さずに踏ん張りを見せれば、
実体経済での大きな構造転換・・・とは言い過ぎですが(笑)、
市場においては大きな転機(成果)にはなりますからね。

そういう意味でも、米国はさっさと利上げせんかい!と言いたいのですが、
足元では米金利上昇(米債券安)ドル高の動きになった途端、
米株を始め原油・商品、資源国・新興国の各市場が悲鳴を上げ、
実体経済も足元の米経済指標は単月ながら低調であり、
Brexit以降に燻りが大きくなった欧州金融機関は、
米利上げによって銀行間金利が上昇すると息の根が止まる可能性もあり、
さらに11月には米大統領選を控えている政治的な事情もあるでしょうから、
いくら我が国が利上げせぇボケナス!といったところで、
さすがに足元の金融市場と欧州金融機関等の燻っているリスク、
そして米国の相本の低調な実態経済と政治面でも難しいのは仕方ないです
(資源国と新興国はこれまでにも見捨てることがあるのはよくありがちw)

だからと言って、米国自身・・・いやFRB自身が、
利上げなんて当面できまへん!なんて悲観過ぎることを言えば、
そんなに実体経済も金融市場もドイヒーなのかってことにもなり兼ねないので
年内には利上げ出来るくらいの堅調さはありますが、
単月であろうと足元では景気が低調であり、リスクが燻っていることもあり、
今回の利上げは見送らせて頂きますというのが、
政治的な事情もある米国自身にとっても、我が国を含む世界的にも、
金融市場にとっても、程よい湯加減の一手だと思います

そして実際に米利上げのサジ加減を決める昨夜のFOMCにて、
票数が7-3という思惑を残す形で米追加利上げの先送りが決まり、
同時に発表されたFOMCメンバーの金利見通しでも思惑を生む結果となり
イエレンおばさん自身の会見においても、
先に述べたような程よい湯加減な内容となりました。

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それを受けた市場の動きとしては、肝心の米債券は・・・
さらに肝心の2年債が横ばいという思わせぶりな動きだったものの、
短中長期債共に利上げ先送りを素直に反応して買われ(米金利低下)
英国と欧州の債券も買われ(南欧の債券安はちと謎ですが)
ドル安、円ゴリラ(円>ポンド>ユーロ>ドル)となり、
これを受けて米利上げが重石となる面々は、素直に利上げ先送りを好感し、
原油は需給材料も相まって上昇、景気の鏡でもある銅を始めとする商品も上昇
米株は商いを伴って上昇(VIXは13.3まで大幅低下)、
資源国・新興国も上昇しております。
英欧株は商いがイマイチながら上昇しており、
FOMCの結果が出た後も英欧の先物は上昇、本日も堅調にスタート、
燻りの続く欧州金融機関もドイツ銀行が横ばいという不気味さはあるものの、
概ね大幅反発となっております。
(不祥事でザワ付いているウェルズファーゴは再び大幅反落ですが)
そして今回の米利上げ先送りによって、
ジワジワと不気味に09年5月水準まで上昇していたLIBORが
低下に転じると欧州金融機関のリスクも軽減されるのですが・・・
ちなみにロケットのように上昇が続いていたSHIBORが、
ついに本日、翌日物が僅かながら低下に転じているので(HIBORも低下)
米利上げ先送りが間接的に・・・(笑)
とにかく銀行間金利の上昇が不気味なだけに、
米利上げ先送りと共に低下することを願うばかりです。

以上の通り、大一番の黒銀会合とFOMCを通過し、
海の向こうは全体的に意外と素直に動いていながらも、
安全資産の金が堅調であったり、定番のリスク回避な円ゴリラもあるので、
リスクオンとまで言えないかもしれませんが、
米株がFOMCという大一番があったとは言え、
商いの伴った株高となっただけに、
FOMC前までの下げで商いが膨らむ下げゴリモードから、
上げで商いが膨らむ上げゴリモードが、昨夜だけでなく継続するか注目です
話題性は乏しいですが、銀行間金利が低下するのかどうかも・・・。

そんな銀行間金利にも関わるだけでなく米利上げ動向に直結する米債は、
米2年債の動きからも、まだ消化しきれてない動きと言えますので、
結果的にドルもまだ消化しきれてないと言えますし、
足元の円ゴリラな動きもまだ消化しきれてないと言えます・・・
需給的には円買いポジの巻き戻し余地の方が圧倒的に大きいですから、
ドル安ながらも円最弱という都合の良すぎる動きになることも
密かに期待していたりもするのですが・・・(笑)

そんな密かな期待はともかく、
消化不良の原因は黒ダヌキの金玉(金利)イジリ政策の可能性もありますが
米利上げ動向に直結する米債と共に我が国の債券の金玉イジリ効果、
そしてドルと円の動きについては、今回の大一番が転機になったのかどうかは
もう少し見てから判断したほうがよさそうです。

さらに日本株については、昨日の黒銀会合後に大幅高となったものが、
FOMC後の利上げ先送りな動き(米債券高(米金利低下)ドル安)による
円ゴリラもあって急降下することになりましたが、
日本株は為替のように黒銀会合前日水準も会合直前水準も割っていないので、
株価については大一番が失望と解釈されたとは言えず、
下に振れるきっかけになったとまでは、現時点では言えません。

個人的には欧州金融機関等のリスクが爆発する等の良からぬことは、
米追加利上げが行われるか、追加利上げが確実視されたような動きになるまで
起きないとは思っているので、目先というかそれまでは、
大人の都合要素も大きい足元の需給面も加味すると、
Brexit以降から続く大きなイベントきっかけで転換するベタな動きが、
今回の大一番でも継続し、上に転換するきっかけになると見ております。

あくまで個人的な見方なので、信じるか信じないかはあなた次第であり、
現実としては、まだ大一番が消化されたとは言えないので、
今夜と明日以降の動きを見てから判断するのが無難ですけどね。

ちなみに今夜は、米国で住宅指標(住宅価格と中古住宅販売)とCB指数
欧州ではドラギえもん(ドラギECB総裁)の講演、
ECBの政策発表が無い一般理事会があり、
欧州システミックリスク理事会も始まり(本日と明日の2日間)
これらのイベントでドイツ銀行等の欧州金融機関に対して、
何らかの対策や救済措置が出てくると市場の追い風になりますが
最近チラついている切り捨て姿勢を見せると、
せっかくの米利上げ先送りによる負担軽減効果が台無しとなります。
このタイミングでわざわざ水を差すとは思えないですけどね。

週末となる明日は、わが国ではこれといったものはなく、
閣議後に閣僚が口先で牽制するかもという程度であり
米国ではクリントンのメール公開ではなく公開手続きの協議、
FOMC直後だけに重要度は低いとも言える3連銀総裁の講演くらいなので
明日はPMI祭やシステミックリスク理事会の二日目もある欧州が、
日米よりも重要なイベントが多いとは言えます。

24日(土)には英労働党党首選の結果発表、
週明けの我が国は、臨時国会召集と黒ちゃんの講演、
海の向こうは米大統領選のTV討論会、OPEC加盟国と非加盟国による
減産協議が予定されている国際エネルギーフォーラム開幕(26-28日)
といったところです。

以上の通りなので、ひとまず昨日の大一番の結果が消化されると共に
これをきっかけに反転するのかどうかでおます。
(しつこいようですが個人的には反転と見ております)

ということで明日のスタンスについては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
明日以降も米利上げ先送りな動き(米債券高ドル安・円ゴリラ)が加速せず
黒銀会合直前(21日前場)の水準を割らない限り、勝負すればいいですが
米利上げ先送りな動きが加速し、黒銀会合直前水準を割るようであれば、
大一番は転機にならなかったと潔く判断し(潔く判断するのは私ですがw)
円安&商いの伴った株高局面になるまでは、その日限りの勝負に留めましょう
先にも述べた通り、目先では欧州金融機関&油&トランプのリスクもあるので

腰を据えて新たに参戦する方については、
参戦する判断としては短期勝負の方と同様でもいいですが、
私と同様、楽観視しているのであれば引き続き、
銘柄に合わせて好きなタイミングで参戦すればいいでしょう。
すでに腰を据えて王者の風格で構えている方については、
慎重に判断するならば、短期勝負の方と同様の水準を割るようならば、
一旦撤退するのもありですが、商いの伴った下げでなければ、
ひとまず8月26安値を割らない限り、王者の風格で構えておきましょう。

新興市場で勝負している方については、
大一番をきっかけに世界的なリスクオフとなれば無視はできないながらも
政策に絡む官民イベントやIPOラッシュは今後も続き
季節性からも賑わう要素は多いとは思うのですが・・・
(何より大一番をきっかけに世界的な反転になると個人的にはみているので)

とは言え、ひとまずシンプルに商いの伴った上昇が「継続」するまでは、
監視して動きを把握している銘柄や局地的に賑わっているテーマ株等以外は
リスキーな勝負は控えておくのが無難でおます。
大一番前までの動きとしても、先週から下げで商いが膨らみ、
上げでは商いが乏しいという下げゴリモードが続いているのも事実なのでね。


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