不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
大一番を前にした週末状況
おはようございます。

昨夜の海の向こうはザワ付きが収まっておらず、
ただでさえ燻りの続いているドイツ銀行に対して追い討ちの様に・・・、
さらに皮肉なことにかつてリーマンショックの起きたこの時期に、
MBSの不正販売問題で和解金を課せられる可能性が強まり、
最近はやや戻していたドイツ銀行の株価は大幅安(8.5%下落)となり、
欧州の銀行株も大幅安となり、堅調だった米国の銀行株も下げております。
特にイタリアの銀行株の下げが目立っており(ポルトガルの銀行株も)
その中でも危ういと言われているモンペ大好き(モンテパスキ)銀行は、
リーマンショック以来の安値をさらに更新しており、
同じく危ういウニクレディトも安値更新間近となっております。

ドイツ銀行、モンテパスキ、ウニクレディトが危ういとなると
なんだかベタ過ぎるなぁ・・・とは思いますし、
みんなが警戒しているような危機なんて起きないとも言いますが、
こういう見方があまりにも蔓延しているからこそ、
逆に作用して起きるのではないのかとも思ってしまいます(笑)
ネットも無かったような時代ではなく、誰しもが知り得る時代であり、
しかも拡散するスピードも速くなる一方だからこそねぇ・・・

さらに不正口座問題で揺れるウェルズファーゴも下げが続いており、
来週にはCEOが米議会の聴聞会でヤキを入れられる予定であり、
とにかくリーマンショックのあったこの時期というのに加え、
現在は米利上げのサジ加減に焦点が集まっているだけに、
ベタ過ぎる危うさはとは言え、金融機関のザワつきが血生臭いと言えます。

だけに米国が利上げに踏み切るなり、利上げ観測が強まることで、
銀行間金利が上昇してしまう一方(LIBORもジワリと上昇中)、
ECBはマイナス金利を継続もしくは深堀りするとなると、
燻りの続く欧州金融機関にとってはWパンチですから、
米利上げ等がトドメにならないことを願うばかりです。

言っても米利上げは1回目ではなく2回目であり、
しかもたったの2回目でもありますから、
危機が起きるのはまだ先・・・だろうとは思うのですが、
それもまたみんながそう思うからこそ、逆に危うい気もします(笑)
そういう意味ではSHIBORが急騰している中国は、
なぜか話題になってないので、これこそ危ういのかも知れませんけどね。

以上の様な金融機関の動きも含め、
昨夜の海の向こうは相変わらず血生臭さの漂う動きとなっております。

それの原因がマネーの流れと水位を決めるだけでなく、
市場の負荷にもなる米利上げのサジ加減なのですが、その当事国ある米国は、
昨夜はMSQというのもありますが、商いの伴った株安となっております。
下げ幅自体は大幅安ではありませんでしたが、
相変わらず上げは薄商い、下げは商いが膨らむ・・・
という下げゴリモードが継続しており、
利上げ観測の動き(米債券安(米金利上昇)・ドル高)が強まると、
米株は悲鳴を上げる(下げゴリモードになる)
というパブロフの犬状態が続いております。

そんな利上げ観測な動きが強まるきっかけとなったのが、
昨夜発表された米消費者物価であり、中身自体は大した強さでもないのですが
市場が不安定な今だからこそ、口実にはなったのでしょう。

一昨日までは米短期債高(短期金利低下)、米長期債安(長期金利上昇)
という少なくとも9月利上げ見送り観測が強くなった動きでしたが
昨夜の微妙に強かった消費者物価をきっかけ(口実)に、
米長期債は一昨日の水準よりも買われたものの(米長期金利低下)、
米短期債が売られ(短期金利上昇)、ドルが上昇しており、
利上げのサジ加減を決める20-21日のFOMCという大一番を前に、
9月利上げ観測が再燃する動きとなっております。
(本気で利上げするとは思いませんけどね)

そんな動きを受けて、先に述べた通り米株は売られ、
米株と同様、利上げが重石となる資源国・新興国も悲鳴を上げ、
同じく重石となる原油・商品も売られており、
(原油はイランとリビアの増産観測やリグ稼働数増加という材料も有)
一斉に利上げに対してパブロフの犬のように悲鳴を上げていると言えます。

欧州金融機関の燻りを抱えるユーロ圏は、
米国と同様、MSQだったこともあり、商いの伴った株安となっており、
特にドイツ銀行を抱える独、キナ臭い銀行を抱えるイタリアとポルトガルは
大幅安となっております。
ユーロ圏の債券は米債券安に引っ張られることはなかったものの、
ポルトガルは格下げ懸念等での警戒感が強くなっていることで、
大幅な債券安となっており(金利大幅上昇)、足元では他の南欧重債務国も
ECBの金融政策に沿わない債券安(金利上昇)が継続しており
欧州は金融機関の燻りと共に、南欧の財政リスクが再燃する兆しもあります
EU離脱ドミノまで再燃するようだと火に油となります。

英国も米国と同様、MSQだったこともあり商いの伴った株安となりましたが
下げ幅は限定的であり、一昨日に英中銀が追加緩和を示唆したからなのか
債券も大きく動いておらず、ポンド安も継続しており、
金融政策通りの動きは維持しているので、
Brexitの張本人のくせに最もちゃっかりした動きとも言えます。

以上の通り、海の向こうは20-21日の大一番を前にした週末の動きは、
一時的としか思えないながらも9月米利上げ観測の動きが強まったことで、
利上げが重石でもある米株、資源国、新興国、原油、商品が悲鳴を上げ、
同じく利上げが負担にもなる欧州金融機関がドイツ銀行の問題とも相まって、
大きく売られることになったことで欧州株も売られており、
血生臭さとザワつきを感じる動きです。

ただしVIXは低下していたり、安全資産の金は続落していたりと、
チグハグな動きも見られるのも事実なので(銅も意外と堅調)、
とにかくこれら血生臭さやザワつき、チグハグな動きが混在する根本原因は
米利上げのさじ加減ですから、さらに悪化するのか、収まるのかは、
ひとまず20-21日のFOMC次第でおます。

そしてFOMCと同日に黒光り銀行会合を開催する我が国は、
円は対ドルではやや売られたものの、
他通貨では円ゴリラな動きもあり、リスク回避な円買いの動きも感じられ、
シカゴ日経平均先物も16240円と下げて帰ってきております。
ただし債券は米債に引っ張られず堅調ではありますので、
黒光り銀行会合への期待も感じられなくもないですが・・・
とにかく海の向こうと同様、20-21日のFOMCが大一番であり
我が国独自の大一番として黒光り銀行会合も同日に控えているので、
三連休明けの20-21日次第でおます。

以上が週末時点の状況なので、
これを踏まえつつ来週のスケジュールや足元の需給環境等を加味しながら
来週の見通しを改めて書きます。
もはや20-21日次第なんですけどね(笑)

引き続き、良い三連休をお過ごしください。

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