不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
落ち着きと血生臭さが同居する中、もはや大一番を待つのみ
こんばんはです。

いよいよ三連休明けの20-21日には大一番を迎えるわけですが、
昨夜は英中銀の金融政策会合(スイス中銀も)、米小売売上高を始め
大盛の米経済指標が発表される目先(今週)のヤマ場でもあり、
今夜は米消費者物価と米MSQ(クアドラブルウィッチング)もあるので
大一番までという短い期間の方向感を決めるに過ぎない程度なのですが・・

昨夜の小売売上高を始めとする米経済指標は、概ねチョイ悪な結果となり
少なくとも利上げへの追い風になるものとは言い難く、
さらにこれまで発表された雇用統計、ISM等の米経済指標も含めると
なぜイエレンおばさんを始めとするFOMCメンバーは
(今週初のブレイナードおばさん(FRB理事)以外)
相次いで利上げに前向きな発言を行ったのか謎のままです。
単月の悪化に過ぎず、基調としては米経済は堅調との見方なのか、
それとも20-21日に利上げするのではなく年内というつもりなのか・・

とりあえず昨夜の米経済指標を受けた市場の反応としても、
米短期債が買われ(短期金利低下)、米長期債は売られ(長期金利上昇)
いかにも9月の利上げは見送り、年内には利上げと言える動きであり、
ドルも売られたことで、それを好感(安心)するかのように、
昨夜はアテにならない薄商いながらも米株は上昇しており、
(一昨日までは大商いを伴った株安だっただけにね)
米株と同様、利上げが重石となる原油・商品、新興国も上昇しているので、
(原油は需給材料も多分にありますけどね)
もし20-21日に追加利上げへ踏み切るとなると、
これらの米株を始めとする利上げ重石軍団から悲鳴が上がることに加え、
血生臭さも漂う燻りが続いている欧州金融機関も、
銀行間金利の上昇と共に悲鳴が上がることにはなり、
それなりに利上げの衝撃を受けることになりますからね・・・

しかも足元では米国のウェルズファーゴにまで良からぬオイニーが漂っており
昨夜はただでさえキナ臭いドイツ銀行に新たな火種も着火しており、
中国のSHIBORの急騰を始めとする盛り沢山な燻りについても
中秋節入りによって疑念は払拭されてないままですからね・・・

てな感じで、足元の米経済指標、市場の動きや燻りを見る限り、
FOMCメンバーの利上げへの強気姿勢が未だ釈然としないのですが・・・

まぁ今夜にはFRBの本業である物価の指標(CPI)が発表されるので
利上げ先送りと言わんばかりの市場予想とは異なり、
先送りしとる場合か!というゴリゴリなインフレを示す結果となれば、
下手をすればFOMCメンバーの強気姿勢が正かったことになり、
20-21日のFOMCを前にして、
市場も利上げ観測が強まる動き(米短長期債安・ドル高)になると共に、
先に述べた連中から悲鳴が上がることになり、
さらに米MSQ(クアドラブルウィッチング)を通過することで
我が国が三連休となる週明けの海の向こうは悲鳴が大きくなりますが・・・

さすがに今夜の米CPIが堅調すぎるというシナリオは、
可能性が低いとは思いますけどね・・・

そして昨夜のカニカニ・カーニー総裁率いる英中銀の金融政策決定会合は、
据置となったものの、相変わらず年内の追加利下げを示唆しており、
冗談にもならないことをやりがちなジョーダン総裁率いるスイス中銀も、
スイスフランは過大評価だと定番のギャグを披露していることに加え、
ドラギえもん率いるECBも金融緩和真っ只中であり、
御存知我らが黒ダヌキ率いる黒光り銀行(日銀)も、
大一番の20-21日に開催する金タマ政策決定会合にて、
マイナス金利の深堀り等の追加金タマ策に動くとの観測が増殖中・・・

こうして見ると・・・今さらながら改めて思うのですが、
利上げに踏み切ろうとしているジャイアン米国に対し、
日欧英スイスの尻拭い護送船団が、利上げの衝撃を和らげようと、
みんなでドーピングを注入しましょうと言っているようにも見えたり・・・

ただし米利上げの時期に関しては、20-21日のFOMCなのか、
それとも大統領選直前の次回FOMC(11月1-2日)なのか、
今年最後のイエレンおばさん会見もある12月13-14日のFOMCなのか
どれなのかは蓋を開けてみないことにはわかりまへんけど、
カニカニ・カーニー(英中銀総裁)が年内の追加利下げを匂わせてるだけに
イエレンおばさんは20-21日には動かず、動くのは12月なのか・・・

そうなると我らが黒ダヌキも20-21日は追加金タマ策に動かず、
話題沸騰の反省会(総括検証)だけで終わるという気がしなくもないです。
しかも反省会自体はこれまでにはない新味のあるイベントだけに
反省会の中身次第では、材料になる可能性を秘めており、
追加金タマ策に動かずとも市場が大きく反応してもおかしくはないです。

だけに黒光り銀行は20-21日を新ネタの反省会だけに留め
年末(年内)に米国が利上げに踏み切るタイミングと合わせ、
衝撃を和らげるために日欧英(スイスも)が追加緩和に動く、
という時間的なシナリオもぼんやりと見えなくもないのですが・・・

とりあえず本日は週末なので、せめて今夜の海の向こうの動きを見てから、
20-21日の大一番についてああだこうだと考えることにします。

ということで昨夜からの目先のヤマ場を経て、
先に述べた利上げ重石軍団や金融機関の燻りによる血生臭さはあるものの
今のところ海の向こうは9月の利上げ見送りバンザーイモードにはなっており
我が国も海の向こうが昨夜からアテにならずとも落ち着いていることもあり、
バンザイモードでの円高が重石であろうと、
相変わらずの薄商いでアテにならずとも、
ひとまず落ち着いて(反発で)引けております。

何事も無く今夜の海の向こうが無事に通過し、
休み中に燻りが爆発することも無く、中国が休み中に良からぬこともせず
まずは三連休を無事に通過することを願うばかりです。

そうなれば20-21日の大一番以降は、まさかの利上げに踏み切らない限り
それなりに明るい展開になると見ておりますが・・・

来週の大一番を含む見通しについては、改めて三連休中に書きます。

良い三連休をお過ごしください。

お手数ですが記事が参考になりましたら、
下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングアップが励みになりますのでよろしくお願い致します。





スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する
最近よく拝見しています
マッチ | URL | 2016-09-16-Fri 20:51 [編集]
初めまして マッチと申します。
相場観で非常に鋭いものをおもちのようです。
株式投資をしておりますが、臆病な性格のため、なかなか買うことができません。
日経が一万くらいになったら株を買おうと考えています。
これからはFRBが金利を徐々に引き上げ、ダウ暴落 円高 日本株を含め世界株安になるのではないかと考えています。
来年の日経は 上昇 下降 どちらを予想されておりますでしょうか? お忙しいところすみません。
マッチさんへ
マーケット番長 | URL | 2016-09-16-Fri 22:44 [編集]
> 初めまして マッチと申します。
> 相場観で非常に鋭いものをおもちのようです。

はじめまして、恐れ入ります。

> 株式投資をしておりますが、臆病な性格のため、なかなか買うことができません。
> 日経が一万くらいになったら株を買おうと考えています。
> これからはFRBが金利を徐々に引き上げ、ダウ暴落 円高 日本株を含め世界株安になるのではないかと考えています。
> 来年の日経は 上昇 下降 どちらを予想されておりますでしょうか? お忙しいところすみません。

私は予想に固執しないのでコロコロ言ってることが変わりますけど
(固執することに意味を感じないのでw)
今のところは追加利上げ以降は危ういと見ているので、
来年はやや厳しいと見ております。
ただし米企業業績が利上げに屈しない堅調ぶりだと、
危ういのが先送りされるかもしれませんが・・・
(国内の企業業績も)

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2017 不沈艦日記. all rights reserved.