不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
大一番以降を見据えながら
こんばんはです。

昨夜のブレイナード姉さん(FRB理事)の講演は
これまでの自身のスタンスをちゃぶ台返しする様なタカ派発言とはならず、
従来通りのハト派(利上げ慎重派)な発言に留まったのですが、
市場ではムリクリに注目度を上げていたことに加え、
ジャクソンホール(8月26日)の2週間ほど前から現在に至るまで、
他のFOMCメンバーからの利上げ姿勢発言が相次いでいたこともあり、
昨夜は利上げ観測が後退する動き(米債券高・ドル安)となり、
更に油が反発したこともあり、米株は大幅反発となりましたが・・・

米株の商いはそれなりに膨らんだものの、先週末の商いには及んでおらず、
まだまだアテにならない反発だと言わざるを得ないです。
利上げ観測後退の動き(米債券高・ドル安)についても限定的に留まり、
現時点ではほぼ元通りに近い水準まで戻しているので、
ムリクリ注目されたブレイナード姉さん講演による利上げ観測後退効果は、
市場の動きとしては、ほぼ無かったことに・・・

そもそもブレイナード姉さんが利上げに反対しようとも、
FOMCでの投票権を有するメンバー10人の内の一人であり、
さらにFedウォッチの利上げ確率が低下していようとも
結局は多数決で決まるわけですから、
最近のFOMCメンバーの講演等での利上げへのスタンスを聞く限り、
利上げに前向きなメンバーが多数のようにも思えますけど・・・

ただし肝心なのは9月なのか・・・年内なのか・・・ですから、
雇用統計、ISMをはじめとする足元の低調続きな米経済指標を見る限り、
9月(来週のFOMC)の利上げは見送りというのが妥当では・・・

さらに先週末の市場の反応を見ればわかる通り、
本気の利上げ観測な動き(米債券安(米金利上昇)・ドル高)となった途端、
利上げが重石でもある米株をはじめ、原油、商品、資源国・新興国は、
一斉に悲鳴が上がることをまざまざと見せつけられた上に、
欧州金融機関にも改めて疑念の目が向けられたことを考えると
(銀行間金利の上昇も含めて)
11月には米大統領選が控えていることからも、
ただでさえヒラリントンおばさんの健康不安が台頭しているだけでなく、
イエレンおばさんをクビにするとも公言しているトランプマンにとっては
市場も含めて世の中が荒れることが追い風となり兼ねないだけに、
FRBとしても・・・というかイエレンおばさんとしても、
自らの首を絞めるようことになり兼ねない9月の利上げは
さすがに見送るだろうとの見方が妥当だとは思うのですが・・・

だけに・・・来週の9月20-21日のFOMCにおいて、
9月だけでなく年内も利上げできまへーん!なんて言うと、
そんなに米経済はドイヒーなのかと市場がネガティブ解釈しそうなので、
さすがにこれほどの利上げへの尻込み姿勢は見せないとは思いますが、
年内には利上げが可能ながらも今回は様子見で見送りまっさとなれば、
それなりに米経済は堅調やけど、市場に優しい(配慮)と都合よく解釈され
大統領選直前(11月8日)の次回FOMC(11月1-2日)ではなく、
イエレンおばさん会見もある12月13-14日のFOMCに向けて、
今回は利上げが見送られたバンザーイ!&次回利上げに向けた地均しだー!
というアホアホモードになりそうではありますが・・・

その間には大統領選はもちろんのこと、10月中旬からの米企業決算、
雇用統計をはじめとする毎月の米経済指標の確認といったものがありますが
トランプマンではなくヒラリーが大統領となり、
米企業決算と米経済指標も堅調な結果となれば、利上げは大丈夫やで!
という解釈となり、アホアホモードを加速させることにはなります。

そして我が国も10月下旬からの企業決算がそれなりに堅調な結果となれば、
利上げ見送りによる米債券高・ドル安・円高に対しても、
意外と耐久力があると解釈される可能性もありますし、
そうでなくとも黒ダヌキが黒い巨砲をブチかますと、
多少は米債券高・ドル安・円高圧力を軽減もできるでしょう。

まぁお察しの通り、あくまで理想的なシナリオなのですが、
個人的には意外とこのシナリオなのではとも思ってますけどね。

一方、再三に渡って書いている不吉な9月を招きかねない様々なリスクは、
先に述べた先週末の市場の動き(反応)からも窺える通り、
利上げ姿勢の動き(米債券安(米金利上昇)・ドル高)が強まることで、
一斉に利上げ重石軍団が悲鳴を上げ、欧州金融機関をはじめ、
地政学リスク等にまで悪材料探しの目が向けられたことからも、
実際に利上げに踏み切ることになると、ほんまにリスクが爆発しそうですし
爆発しなくとも爆発を警戒する動きは続きそうですからね・・・

とりあえず20-21日のFOMC以降のシナリオについては、
あくまで現時点での想定ですから、
まずは目先のヤマ場である15日の動きを見極めてから改めて考えます。

ということなので、そんな15日のヤマ場までは、
先週末に米利上げ姿勢の動きが強まったことで一変した市場の動きが
冒頭でも書いた通り、昨夜の米国から一服したような動きもありますが、
肝心の債券市場を始め市場全体の動きから見る限り、
せいぜい先週末の反動に過ぎず、まだまだアテにはならない動きでおます。

本日の我が国についても、日本株はマチマチの動きとなり、
踏ん張りを見せたと言えなくもないですが、
依然として激薄商いが継続しており、心許ない踏ん張りと言わざるを得ず、
為替についても1ドル102円を割っており、債券もやや戻しているとは言え
前回の黒銀会合以降に売られた水準からは脱しておりまへん。

欧州についても昨夜はECBの金融政策に沿わない債券安(金利上昇)となり
通貨高も重石となり、欧州金融機関株も再び売られており、
LIBORのジワジワ上昇も含め、危うさは漂ったままです。
カタルーニャで独立デモが起きているスペインをはじめ、
南欧諸国のEU離脱ドミノ懸念も燻っており、
懸念が増すと共に財政リスクも高まることにはなります。

そんなBrexitの張本人である英国は、
明後日に英中銀の金融政策委員会を控えているので、
追加金融緩和に動くのかどうかによって、動きがハッキリしそうです。

中国については、本日もSHIBORが上昇しているものの(HIBORも)
依然として警戒する声は聞こえず・・・
欧州のLIBORも含め、銀行間金利の上昇は大丈夫なのでしょうか?
実際に金融機関の株価は低迷しているだけに、
なぜ警戒されないのかが脳味噌筋肉な私には謎です(笑)

本日は人民銀がリバースレポに動いたりもしているので、
それなりに警戒とは言わなくとも話題になってもいいとは思うのですが、
なんでしょう明後日からの中秋節を前にした資金需要ということなのか?
そうなると中秋節の休み前か休み中に人民銀が動くのでは?

とにかく中国は不動産バブル崩壊懸念、それに絡む理財商品、地方債等、
いかがわしいものが満載なだけに、ゴリラ男が謎やと言ってるなぁ・・・
くらいには、頭の片隅にでも置いといてください(笑)

以上の通り、先週末に一変した市場の流れが収まったとは言えず、
利上げ観測が強まれば、利上げ重石軍団や欧州金融機関等が悲鳴を上げ、
利上げ観測が弱まれば、我が国は円高が重石になりがちですから、
黒銀会合とFOMCが重なる20-21日までは、
一変した市場の流れが継続するとは思いますが、
目先としては英中銀の金融政策委員会、スイス中銀の金融政策決定会合、
米小売売上高、米フィリー指数、米NY連銀製造業景気指数、米鉱工業生産
といったイベントが重なり、中国では中秋節入りとなり、
ついでにリーマンショックから8年となる15日が目先のヤマ場なので、
明日のスタンスとしては基本的に変更はないのですが、改めて書くと・・・

持ち越し短期勝負の方については、明後日の夜からが目先のヤマ場であり
流れ自体は収まってないので、その日限りの勝負に留めるべきですが、
あえて明後日のザラバまで勝負するならば(明日は原油在庫もありますが)
米利上げ観測な米債券安(米金利上昇)ドル高が継続している場合は、
米株、原油、商品、資源国・新興国、欧州金融機関が悲鳴を上げず、
円安となっていれば、勝負するのはアリです。
米利上げ観測後退な米債券高(米金利低下)ドル安となった場合は
シンプルに円高となっていなければ勝負するのはアリです。
当然ながらどちらの動きにもなっていなければ、
(超シンプルに言うならば・・・円安になっていなければ)
無難にその日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて新たに参戦する判断としては同様です。
既に腰を据えて参戦している方については、
シンプルに8月26日の安値を割らない限り、目先のヤマ場である15日、
最大のベタなヤマ場である20-21日を見極めてから動けばいいですが、
慎重を期すのであれば、商いを伴ったリスクオフモードとなった時点で、
一旦は撤退するのが無難ではあります(本日も薄商いでおました)。

新興市場については、一変した動きから脱したとは言えない主力大型株から、
資金流入の期待もありますし、主力大型株とは違って、
先週までは商いの伴った株高が続いており、
今週は週後半のゲームショウを始め官民の政策絡みイベントも多く、
IPOラッシュもあり、期待できそうではあるのですが・・・
昨日はやや商いを伴いながらの大幅安となり、
本日は反発したものの商いはイマイチだったので、
明日以降、商いを伴う下げとなった場合は、再び慎重に構えた方がいいです。
海の向こうが本気のリスクオフモードとなると、
新興市場も関係ないとは言えませんのでね。


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