不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
一変モードと粗探しモードは継続中。
こんばんはです。

先週末の米国から一変した市場ですが、
日出る国として週明けを迎えた我が国でも危うい空気は充満したままです。

商い自体は大商いだった先週末の米国とは違い、
我が国は約1.7兆円と薄商いであり、定番のリスク回避な円ゴリラも、
企業想定為替レートの節目でもある1ドル102円を割るほどにはならず、
安全資産の金も買われているわけではないので、
ゴリゴリのリスクオフムードとは言い切れない部分もあるのですが・・・

昨日も書いた通り、ECB理事会を経た先週末の米国において、
利上げ観測な動き(米債券安(米金利上昇)、ドル高)が強まったことで
利上げ(ドル高)が重石となる米株が大商いを伴って、
ここ2か月ほどのレンジから下放れてしまい(VIXも急上昇)、
同じく利上げが重石の原油、商品、資源国、新興国についても、
水準的にはまだまだ危うい水準ではないものの、
これまでの様な散発的な悲鳴ではなく、一斉に悲鳴が上がったことが、
危うさを際立てている?ゴリゴリリスクオフの初動?とも言えます。

ということもあり、市場は悪材料敏感相場に一転しており、
悪材料(口実)探しに励む人たちも異常繁殖中だからなのか、
本日の上海株と香港株が大きく下げたこともあり、
無視されていたSHIBOR(HIBORも)の足元での急騰についても、
目が向けられつつあり、中国のリスクについても意識されつつあります。

中国の真の姿は誰にもわからないことではありますが、
好意的に見ても今の中国において、銀行間金利の上昇は良いことではなく、
単なるリスクにしか思えないのですが・・・
(中秋節前の一時的な資金需要が原因ならばいいけど・・可能性薄w)

もしかして変態独裁国家による人民の生命や財産を無視した強権発動、
自由化されていない中国の金融市場でのやりたい放題なサジ加減、
これらを駆使して問答無用なバブル潰しに動いているとも言えますが、
人民元安誘導や利下げの噂からも、金融政策は緩和方向ですからね・・・

とにかく中国は今週木曜日から中秋節に入るだけに、
得意の休み中(前)に金融政策を投げっ放す可能性は大いにあり得ます。
一応、先週末の経済指標は、投げっ放す口実にもなり得ますし、
明日の経済統計が低調だとさらに口実材料が増えることに・・・

そしてSHIBOR(HIBOR)の急騰に目が向けられたことで
改めてLIBORの地味な上昇についても、目が向けられそうではあります。
そうなると自ずとリスクの火薬庫である欧州金融機関についても、
改めて危うさが意識されると共に、株価も改めて売られることになり、
再びリーマンショック以来の低水準にまで戻ることになると、
さらにリスクオフモードが強くなり、定番のリスク回避な円買いモード、
安全資産の金買いモードにもスイッチが入ることになります・・・

しかも悪材料探しモードが強くなっているだけに、
スペインのカタルーニャ州での定番の独立デモが起きていることで、
EU離脱ドミノ懸念も蒸し返され、今週末のEU首脳会議が火に油を注ぎ、
ついでに南欧ゴロツキ国の財政リスクにまで飛び火することになれば、
欧州は金融機関のリスクも含め、財政リスク、地政学リスク、
さらにECBの金融政策はもはや効果なし・・もしくは催促相場入り
といったようにリスクのオンパレードと化してしまいます。

そんな中国と欧州での不穏な空気が充満しつつある中で、
タイミングが悪いというか、さすが9月というか、
米国ではヒラリントンおばさんが倒れたことで、
トランプマンのジョーカーリスクも台頭しつつあり、
何やら真偽不明の噂レベルではありますが、
民主党が健康問題が露呈したヒラリーに代わる候補者探しを開始?
なんて話もありますので、ヒラリー以上の候補者が擁立出来ればいいけど、
トランプの支持率が急騰することになると、
さらにリスクオフモードが強くなりそうですが・・・
そして足元の利上げ観測モード(米債券安・ドル高)というよりも、
結果的に利下げ観測となる定番のリスク回避な債券買い・株売りとなり、
これまた定番のリスク回避な円買い、安全資産の金買い
というベタなリスクオフモードになりそうですが・・・

いっそのことベタなリスクオフモードがいいのではとも思うのですが、
以上のリスクが騒ぐきっかけとなったのは、
米利上げ観測な動き(米債券安(米金利上昇)ドル高)の加速なだけに、
ベタなリスクオフモード(債券買い・株売り等)とはならず、
米債券安(米金利上昇)・ドル高のまま、
米株、原油、商品、資源国、中国含む新興国等のドル高重石軍団、
欧州金融機関がさらに大きな悲鳴を上げることで、
ドル高にも関わらず円最強、金上昇・・・
という最悪シナリオにならないことを願うばかりです。

以上の通り、まだまだザワつきの真っ只中ですから、
まずは発端となった今夜の米国市場を見極めないことには始まらないので、
無理矢理に注目度が増しているような気がしてならないですが、
今夜講演を行うFOMCでの投票権を有するブレイナード姉さんが、
ブレイナード
利上げに対してどういった姿勢を見せるのか・・・
今夜は投票権のない2地区の連銀総裁講演もあり、
米3年債&10年債という直球な入札、OPEC月報もありますので、
これらを経ることで、
市場での米利上げ姿勢が更に強くなっているのか、弱くなっているのか・・
リスクオフモードが更に強くなっているのか、弱くなっているのか・・

個人的には、利上げ姿勢はどちらに傾くのかわからない部分もありますが、
リスクオフモードは強くならずとも継続したまま帰って来ると見ております
そして昨日書いた今週のヤマ場である15日で反転するのか・・・
それとも反転せずにベタすぎる黒銀会合とFOMCの重なる20-21日まで
リスクオフモードが継続or加速するのか・・・
現時点では20-21日までは覚悟しておいた方がいいでしょうね。

今日の未来投資会議での安倍ちゃんの政策期待、黒銀の政策期待、
残念ながらこれら政策面での日本買いの欠片も見えないですからね・・・
せいぜい良好な需給環境がどこまで下支えできるかという感じです。

ちなみに明日は閣僚のおしゃべり期待な閣議、法人企業景気予測調査
20年債入札、中国では経済統計、IEA石油市場月報、英CPI、
ドラギえもんの講演(挨拶)、独&ユーロ圏のZEW景況感調査、
米30年債入札といったイベントも一応あります。

ということで、明日のスタンスとしては、特に変更はないですが・・・

持ち越し短期勝負の方については、
米利上げ観測な米債券安(米金利上昇)ドル高が継続している場合は、
米株、原油、商品、資源国・新興国、欧州金融機関が悲鳴を上げず、
円安となっていれば、勝負するのはアリです。
米利上げ観測後退な米債券高(米金利低下)ドル安となった場合は
シンプルに円高となっていなければ勝負するのはアリです。
当然ながらどちらの動きにもなっていなければ、
(超シンプルに言うならば・・・円安になっていなければ)
その日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて新たに参戦する方についても同様です。
既に腰を据えて参戦している方については、
シンプルに8月26日の安値を割らない限り、目先のプチ山場である15日
最大のベタなヤマ場である20-21日を見据え、
王者の風格で構えておけばいいとは思いますが、
慎重を期すのであれば、商いを伴ったリスクオフモードとなった時点で、
一旦は撤退するのが無難ではあります(本日は薄商いでおました)。

新興市場については、
以上のように主力大型株がへこむからこその資金流入期待もありますし、
主力大型株とは違って、先週までは商いの伴った株高が続いており、
今週は本日の未来投資会議、週後半のゲームショウであったりと、
官民の政策絡みイベントも多く、IPOラッシュもあり、
期待できそうではあるのですが・・・
本日はやや商いを伴いながらの大幅安となりましたので、
明日以降も継続するようだと、再び慎重に構えた方がいいです。
そして海の向こうが本気のリスクオフモードとなると、
新興市場も関係ないとは言えませんので、
シンプルに商いの伴った株高が継続するまでは、慎重に構えておきましょう。


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