不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
キナクサイ券祭が継続する中、足元も見ながら・・・
こんばんはです。

昨日は債券ブン投げ選手権が開催され、
昨夜は我が国ほどではないものの、海の向こうにまで波及し、
マイナス金利を導入しているユーロ圏の債券が大きく売られ、
米英の債券もそれなりに売られ、資源国・新興国もやや売られ、
てな感じで、債券ブン投げ世界選手権とまでにはなりませんでしたが
世界的な債券安にはなりました。

しかも債券売り・株買いとはならず、
米英欧を始め世界的な商いの伴った株安となり(欧州銀行株も大幅安)、
リスクON/OFFのスイッチでもあるドルと原油も売られ、
定番であるリスク回避の円買い、安全資産の金が買われることに・・・

本来ならばリスク回避で債券も買われるのが通常なだけに、
債券のキナ臭さを感じるばかりです・・・

海の向こうの主役としては、米国の利上げのサジ加減ではありますが、
リスクオフの震源地としては、Brexit騒動をきっかけに懸念が噴出し、
ストレステストが火に油となった欧州金融機関であり、
政治面ではEUの離脱ドミノ懸念といったところです・・・

しかしながらブン投げレベルの債券安が起きているのは我が国だけであり、
先日の黒銀会合でのマイナス金利の深堀り回避と意味深な文言によって、
マイナス金利の撤廃観測が高まっているからとは言え、
我が国に次ぐ債券安に見舞われたのがユーロ圏ですから、
債券バブルの崩壊とか、過去のようなVaRショックとか言うよりも、
単純に足元でゴリゴリに行っている我が国とユーロ圏の金融緩和に対して、
世界から効果なしとの烙印を押されているとも言えます・・・

従って財政統一されておらず、実質的に金融政策しか手段のないユーロ圏は、
効果なし、打つ手なし、かと言ってドーピングを止めるわけにもいかず、
そして金融機関の窮状も継続すると言えます・・・

我が国は金融政策が効果なしとの烙印を押されようとも、
財政政策という手段があり、実際に昨日は安倍ちゃんの政策が閣議決定され
先週に打ち出された黒ちゃんの追加金融緩和との両輪策ということになり、
それを実行・実現するために本日は内閣改造も行われ、
ユーロ圏とは違い、アベノミクス・シーズン2が来るぅぅぅぅ!!!
との期待もありましたが・・・
見ての通り、残念ながら今のところはアベクロの政策を好感する動きは無く
アベノミクス・シーズン2はお蔵入りと言わんばかりです・・・

そうなると昨日から起きている債券のブン投げ祭は、
我が国にとっては金利上昇という負荷が掛かる上に、
通貨高(円高)という重石を乗せられることになり、
米国のようにそれに耐え得る体力(ファンダメンタルズ)があるのならば、
健全な筋力強化になるのですが、我が国は見ての通り、
長きに渡るデフレという奇病を克服しておらず、
ミクロ面(企業業績)でも足元では低調な決算が続いているので、
金利上昇や円高は鍛錬にはならず、ただのムチ打ちになるだけですからね。

よほどのドMならば、ムチを打たれることに喜びを感じ、
景気は気からという通り、心理面だけでも回復するかもしれませんけど、
どう見ても喜びを感じているようには見えず、悲鳴しか聞こえまへん(笑)

だからなのか黒ちゃんとしては、ETF爆買いという追加ドーピングを打ち
ラリった状態にすれば、まやかしながらも鍛錬にも耐えられる筋力になる
と見込んでの爆買いドーピングだったのかどうかはわかりまへんが、
本日の日本株は大幅続落となり、爆買いドーピング期待にもならず、
実際に本日は北の国のカリアゲ砲が2発だったにもかかわらず、
黒ちゃんのETFお買い上げ砲は2倍ではなく昨日と同水準・・
何やら9月からのお買い上げとの観測もありますが、
今のところは黒い巨砲の出方はわからないので、
夜下げ、昼上げという簡単すぎるロジックになるのかもわかりまへん。

そして昨日ブン投げられた債券は、少し戻した程度なので、
本日も債券安は継続しており、円高も招いているという状況ですから、
爆買いドーピング効果が無く(不明)、安倍ちゃんの政策期待もなく、
マクロ面、ミクロ面(企業業績)でも頑強では無いとなると、
国内では需給面以外、日本株を押し上げるものが見当たりまへん・・・

となると、SQ、6月安値の裏、45日前ルールという需給の節目、
国内企業決算の一巡という業績面での節目、
これらが重なる来週末(12日)までは厳しいと言わざるを得ないので、
今週という目先としては、海の向こう次第と言えます。

(一応、国内としても明日はトヨタ決算、週末は国内決算の2発目ピーク
 といったものもありますけどね(週末はジブリナイトもw)

それがどれなのかと言えば、繰り返し書いている通り、
明日はBrexitを引き起こした張本人である英国の金融政策委員会、
米利上げのさじ加減を占うことになる明後日の米雇用統計、
これらが2大きっかけイベントとなります。
今夜は雇用統計の前哨戦となるADP雇用リポートもあり、
本日は新月でもありますから、きっかけになる可能性もありますが・・・

これらもきっかけにならなければ、結局はジャクソンホール・・・

とりあえず、どれがきっかけになろうとも市場の動きとしては、
海の向こうは利上げを行っている米債はともかくとしても、
英・ユーロ圏の債券安、欧州金融機関株安、ポンド安、ドル安、
原油安、金玉高、我が国としては債券安、円高、
これらが戻す動きにならないことには、危ういということです。
そして冒頭でも書いた通り、足元では債券が最もキナ臭い動きですから、
債券が元に戻ることが先決とも言えます・・・

まぁ今夜はADP雇用なので、米債、ドル、油、金が注目、
明日は英中銀会合なので、英国債(欧州債)、ポンド、欧州金融機関株、
(なにげに上昇が続いている銀行間金利も)
明後日は雇用統計なのでADP雇用と同様です

ということで、明日のスタンスとしては、基本的に変わりはないですが・・

持ち越し短期勝負の方については、
本日でアベクロの政策を好感する動きにもならなかったので、
シンプルに債券安・円高が収まらない限りは、
その日限りの勝負に留めておきましょう。
ただし海の向こう次第では、債券安・円安・株高となる可能性もありますが
その場合は米債券安と共に商いが伴わない限り、
アテにならないものだと見ておきましょう。

腰を据えて勝負する方については、
新たに参戦する判断の目安としては短期勝負の方と同様ですが、
数年単位で勝負する方については、銘柄にもよりますが、
仕込み時であることに変わりはないので御自由にどうぞ。
中小型・割安狙いの方も同様です。

すでに腰を据えて参戦済の方については、
冒頭や昨日の記事で書いたキナ臭いシナリオの可能性もありますが、
単純に商いの伴ったゴリゴリのリスクオフとなれば、
数年単位勝負の方以外は、撤退を視野に入れた方がいいでしょう。

新興市場については、昨日までは主力大型からの資金シフト、
任天堂軍団からの資金シフトが見られ、徐々に商いも伴いつつありましたが、
本日は商いを伴っての下落に転じており(そーせいに商いが半分であろうと)
明日も継続するようであれば、再び資金抜け抜けモードになったと判断し、
動きを把握している監視銘柄以外は、リスキーな勝負を避けた方が無難です。
あくまで明日も継続すればの話ですから、
現時点ではまだ資金抜け抜けモードになったとまでは言えまへんけどね。

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