不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
雇用統計を経ての週末状況
こんにちはです。

エキサイティングな週末を迎えており、
私のアドレナリンも噴き出しております。

そうです昨日からUFCという総合格闘技の大会が3日連続で開催されており
明日はいよいよマイケル・シェンカー・グループ(MSG)ではなく、
初開催となるマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)にて、
UFC200という記念大会が開催され、他人とは思えないマーク・ハントが
米国のスーパースターであるブロック・レスナーと激突し、
我らが火の玉ボーイこと五味選手も登場します。
他にもすべてがメインイベント級の試合ばかりな上に、
何より驚くのは女子選手がメインを務めることであり、
総合格闘技の裾野の拡大を改めて感じます。
(最近は女子の試合レベルも男子と全く遜色はないですからね)

何やらUFCは中国企業に買収されるとの嫌な噂もありますが、
なんにせよ格闘技が活況なのは、景気という目線でも良いことです。
日本は格闘技においても多少は活気が戻りつつありますが、
かなり出遅れているだけに、景気とも・・・止めておきます。

さてそんなアドレナリン噴出の格闘技ウィークと共に、
昨夜は雇用統計の発表後にアドレナリンが噴き出す動きとなった市場ですが、
それも含めた週末状況を振り返ると・・・

Brexit騒動をきっかけに、当の英国では不動産バブル崩壊懸念、
欧州を始め世界的な金融機関への懸念、EU離脱ドミノ懸念、
世界的な景気そのもののへの懸念などなど・・・
様々な懸念が噴出する中で、そもそもの世界の混乱の原因であり、
金融市場のマネーの流れと水位を決めると言える米利上げの方向感を占う上で
最も重要と言える米6月雇用統計が昨夜発表されたわけですが・・・

世界の混乱をよそに堅調な結果を叩き出すちゃっかりな米国・・・。
雇用統計前までに発表されたISMを始め、
足元ではそれなりに堅調な経済指標が続いているちゃっかりな米国・・・

リーマンショックで世界中に迷惑を掛けたくせに、
迷惑も顧みない抜け駆けの利上げで世界が混乱しようとも、
現状では米経済まで失速してしまうと悪夢ですから、
雇用統計が堅調な結果になったことは歓迎すべきことではありますが・・・

米国に続き抜け駆けで利上げを視野に入れていた英国も、
今回のBrexit騒動で金融緩和路線に舵を切ることになりますが、
英国株のちゃっかり過ぎる堅調ぶりも含め、
結局のところ世界は米英のサジ加減次第という変わらない構図・・・
両国に代わって異常な金融緩和を続けて来た日・ユーロ圏は(スイスも)、
気が付けば最もシワ寄せが・・・しかも米英から見放された様な現状・・・
いい加減、ウンザリしてきます・・・

まぁ愚痴ってても仕方ないので、
昨夜の雇用統計を受けた市場の動きを含めた週末状況を振り返ると、
雇用統計は堅調な結果だったとは思うものの、
米利上げ観測が高まったという程の動きにはなっておらず、
市場の反応としては、米景気の堅調ぶりよりも、
Brexit騒動をきっかけに噴出したリスクへの警戒感が残っております。

一応、昨夜の反応としては、堅調だった雇用統計に加え、
パスタの国が銀行へ手を差し伸べるとの報道もあったので、
世界的に金融機関株が買い戻され、米欧を始め世界的にも株高となり、
シカゴ日経平均先物も15340円と反発して帰ってきており、
米国に至ってはS&P500は過去最高値にタッチする場面もあり、
ダウは1年2カ月ぶりの高値、ナスダックは年初来高値に接近し、
英国も1年ぶりの高値というちゃっかりぶりとなりましたが、
商いはイマイチ伴っておりまへん・・・

そして肝心のというか足元で異常に買われていた債券については、
米短中期債がやや売られたものの米長期債はさらに買われており、
英、ユーロ圏、欧州、日本、資源国・新興国、中国
と世界的な債券高(金利低下)は継続しております。

これが英欧日による金融緩和姿勢の強化による影響なのか、
リスク回避の債券買いモードなのか、議論はあるでしょうけど、
異常な債券高が続いていることに変わりは無いです。

同じく異常とも言えるポンド安が続いている為替市場については、
昨夜はポンドがやや反発となり、ドルは雇用統計が堅調だったにも関わらず、
やや軟調な動きとなり、円の最強ぶりも相変わらずでしたが、
円>資源国・新興国>ドル>ユーロ>人民元>ポンド
という構図・基調に変わりは無く、最強の円、異常なポンド安は継続中です。

ちなみに本日発表された5日時点のシカゴIMM通貨先物ポジションは
円ロングは更に増加し、依然として過去最高水準近辺であり、
ポンドショートも増加しての高水準であり、
これらは巻き戻しの余地が大きいと言えますが、
ドルロングとユーロショートには大して変わりはないので、
巻き戻しはまだなのか・・・という気もします。

商品市況については、Brexit騒動以降も踏ん張っていた原油が、
ついに先週半ばから崩れる動きとなっており、
昨夜はドル安が下支えとなったのか、堅調な雇用統計を好感したのか、
ちょっぴり反発となりましたが、基調に変化はなさそうであり、
原油までが崩れるとになると、リスクオフモードの火に油となるだけに、
週明け以降の動きは要注意でおます。

Brexit騒動以降のリスクオフモードの加速によって、
定番の安全資産として買われていた金は(銅以外の他の金属も)
雇用統計が堅調だろうとも変わらずに週末も買われております。
一方、穀物については変わらず軟調でおます。

CDSについてはかつての危機に比べると大人しい動きですが、
銀行間金利については、まだ大したことはないものの、
各国が資金供給に動いた割には、足元でジワジワと上昇しております。

以上の通り、週末は世界的に株価が反発し(VIXも低下)、
異常に売られていた金融機関株も反発となりましたが・・・
金融機関株が異常な水準から戻したと言うには程遠く、
足元で異常に買われていた債券、異常に売られているポンドにも変わりはなく
つまり「チーム異常な面々」の基調に変わりはないということです。

安全資産扱いで買われていた金、最強の円にも変わりはなく(人民元安も)、
原油の基調も崩れつつあるだけに、
まだまだ危ういリスクオフモードが継続していると言わざるを得ず、
CDSや銀行間金利、異常な世界的な債券高を始め、
「チーム異常な面々」の基調も含めて見ていると、
個人的にはこれからが本番なのでは・・・あるいは突然死・・・
という気もしてしまいますけどね。

見方を変えると、雇用統計が堅調であろうとも、
Brexit騒動の余波による米利上げ観測の後退は変わらず、
当事国の英国を始め欧州、日本による金融緩和モードが強まっているので、
異常なポンド安や債券高は正当化され、
銀行間金利やCDSの緊張感の無さに繋がっているとも言えますが、
現実は米、英、新興国の株価が戻っているだけで、
欧州(ユーロ圏)、中国、我が国は株価が出遅れ・・・低迷していることから
世界的な金融緩和モードの恩恵を受けているのは米、英、新興国だけであり、
少なくとも欧州(ユーロ圏)、我が国の危うい状況に変わりはなく(中国も)
せいぜい需給面での巻き戻しが起きる程度だと言わざるを得ないです。

まぁこれでも、あくまで好意的に見ての話ですから、
個人的には世界的に危うい状況が続いているという見方に変わりは無く、
そしてかつての危機に比べても、何とも不気味な動きというか、
得体の知れない動きが続いていると思うばかりです・・・

以上が雇用統計後も含めた週末状況ですが、これを踏まえつつ、
今後のスケジュール等も加味しながら、来週の見通しは明日の記事で書きます

良い週末をお過ごし下さい。

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