不沈艦日記
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うねり
こんばんはです。

Brexitショックからの週明けを迎えましたが、
各国首脳や中銀が単独&協調しての対策を講じる動きを活発化させており
我が国も足並みを揃えた協調策だけでなく、単独での対策も講じる動きがあり
本日も政府と黒光り銀行が協議をしておりました。

しかしながら結果的に具体策が出てきた訳でもなく、
これまで以上に目からビームを出しながら注視する・・・
太郎ちゃんは曲がった口をひょっとこ以上に尖がらせ・・・に留まっており、
海の向こうも今のところは英中銀が緊急オペに動いた程度ですから、
週半ばまでにある多くのBrexitに絡む各国の協議や中銀の動きを経て、
どのような具体策が打ち出され、まずは市場がどう受け止めるのか・・・
ということの見極めからです。

ただし、しつこいようですが・・・
英国を始め欧州の国民の中で市場に参加していない人達にとっては、
市場が落ち着こうが知ったこっちゃない話だけに、
Brexitをきっかけとする「うねり」が止まるのかは疑問ですけどね。

とりあえず昨日行われたカルメンの国(スペイン)での総選挙は、
EU離脱派や反緊縮派が台頭することもなく、
現政権が議席を減らしながらも勝利したことで、
「うねり」が多少は止まったようにも感じられますが、
スペイン国内ではカタルーニャやバスク等の自治州の独立問題が燻っており
今回のBrexit騒動をきっかけに再燃もしているので、
英国内でスットコドッコイランドや愉快なロンドンの独立機運と同様、
欧州各国の国そのもののEU離脱騒動とは別に、
国内での分裂・独立騒動に発展しそうではあります。

他にも仏、蘭、伊、デンマーク、スウェーデン、アイルランドなどなど
週が明けても燻りは続いておりますので、
英国が急転直下で離脱を完全に撤回でもしない限り、
「うねり」は止まりそうにないですけどね・・・

何やらEU離脱を見直す国民投票の嘆願書名が300万人を超え、
もはや何がやりたいのかわかりませんが、
スイスの様に10万人の署名が集まると国民投票をやらなければいけないとか
法的な拘束力がある・・・というわけでは無いようですから、
再び国民投票をやって離脱撤回というアホみたいな事は無さそうですけど、
これから約2年に及ぶEU離脱協議の結果、
やっぱりヤンピ(撤回)という可能性はあるのでしょう・・・

もはや何だかよくわかりまへんけど、
現時点では英国がEUの離脱を撤回するのでは?できないのでは?
という曖昧な「観測(期待)」も多少なりとも渦巻いているようですが、
明日からのEU首脳会議、欧州議会においてキャメロンパン(英首相)が
離脱を宣言すると同時に、離脱が前提となるでしょうから、
現在の曖昧な「観測(期待)」は消えそうですけどね・・・

そして肝心の離脱することによる影響の規模や範囲については、
とにかく「うねり」が止まらないことには明確になりませんので、
曖昧な「観測(期待)」が消えることで悪材料出尽くしになるとも思えず・・

リーマンショックの時は、サププライムローンという腐ったミカンが
どれほの規模でどれほどの範囲にまで拡がっているのか判明したあと、
それに対する保険でもあったCDSも含めた処理方法を決め、
中国等が財政出動という栄養補給をしたことで収まったわけですから
今回の騒動についても、各国が協調しての資金供給等によって、
市場の症状を抑えたところで、「うねり」が止まらなければ、
いずれは市場の症状はぶり返すことになりますので、
結局はG7サミットでも共有した財政出動という栄養補給に動かなければ、
市場の症状すらも治まらないのではと思うばかりです。

ただでさえリーマンショック時とは違って、
金融政策には限界があるとの見方が世界的な共通認識となっており、
しかも利下げに踏み切れた当時とは違い、
今回は金融政策自体の余地が限られている状況ですからね・・・

そして何より、リーマンショック時は得体が知れないなりにも、
腐ったミカンがサブプライムローンだという認識だけは明らかだっただけに、
今回は「英国のEU離脱」が現時点での腐ったミカンではありますが、
「うねり」が止まらないことには、何が腐ったミカンなのかもわからないので
各国が協調しての介入等で市場の症状を一時的に抑えたところで・・・
さらに財政出動等の栄養補給をしたところで・・・という懸念は残ります。

我が国に至っては、今回のBrexit騒動以前から、
ゴリゴリの金融緩和というドーピングと麻酔を打ちまくったにも関わらず
安倍ちゃんの栄養補給(財政出動)自体が不十分であり、
治療(構造改革等)も不十分だったことで、
デフレという不治の病がぶり返しつつあるだけに、
Brexit騒動が収まったところで・・・
というそもそもな国内懸念は残ったままと言えます。

っつうか、Brexit騒動のせいですっかり影が薄くなっておりますが、
現在は参院選の真っ只中なんですけどね・・・(笑)

このまま参院選の影が薄いままに終わってしまうようだと、
もしいくら安倍ちゃんが圧勝したところで、
栄養補給と治療という政策への期待すらも高まらないのではと心配になります
そうなると民間企業の業績だけが頼みの綱となりますが、
現在の為替水準では輸出企業には期待できないですから、
もはや内需・ディフェンシブにしか期待できない状況です・・・

そんな我が国ではありますが、本日は以上の通り、
Brexit騒動に対する曖昧な「観測(期待)」に加え、
先週末に嵐が吹き荒れす過ぎたことによる単なる自立反発もあり、
国内の細やかな期待である内需・ディフェンシブ、中小型・新興が物色され
週明けの日本株は反発となりましたが、大型外需、銀行、コア30等は売られ
商いも先週末のゴリ下げ(3.3兆円)に対し、
本日は2.3兆円という薄商いでの反発に過ぎず(新興市場も薄商い)、
せめて継続でもしない限り、アテにならないと言わざるを得ないです

まぁ内需・ディフェンシブ、中小型、新興市場が旺盛だったということは、
意外と個人は元気だとも言えますし、そもそも昨日も書いた通り、
Brexit騒動自体の症状は、先週末だけが深刻だったに過ぎない・・・
という見方もできますから、相変わらず個人は・・・という気もします。
そういえば、ブログをやっている方ならわかると思うのですが、
アクセス数が過去の暴落時とは違うという面はありますからね(笑)

つまり今回のBrexit騒動については、
現時点では国内外共に大した症状が起きているわけではないからこそ、
「うねり」が止まらなければ、これから終わりなき深刻化が進む・・・
という得体の知れなさがある一方、
「うねり」さえ止まれば、現時点の症状から考えると、
何事も無かったかのように終わる可能性もあるということですけどね。

そして今回だけは「うねり」がどこで止まるのかはわらないだけに、
もし何事も無かったかのように終わったとしても、
御縁が無かったと割り切るくらいで構えておいた方がいいです。

従って明日のスタンスについては、
昨日書いた通りのまま変更はないので割愛します。

ちなみに今のところ週明けの英国・欧州を始めとする海の向こうは、
先週末までの世界的な債券買い、金玉買い、円買い、当事者であるポンド売り
というゴリゴリなリスクオフモードな動きの巻き戻しは起きていないので
本日は曖昧な「観測(期待)」すらでもなく、
単なる買戻しを含む自律反発に過ぎなかったとも言えますが・・・

まぁとにかく、まずは週半ばまでテンコ盛りのBrexit対応での、
各国政府&中銀の協議での協調策やそれに関わる要人講演等によって、
「うねり」が止まるのかどうかを見極めることが先決であり、
それまでは慎重に構えるに越したことはないです。

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