不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
英国祭が開幕
こんばんはです。

さあ!いよいよ我が国の市場が引けたと同時に、
英国のEUからの残留・離脱の是非を問う国民投票祭りが開幕!

大勢が判明するのは明日の昼頃ではありますが、
正式な最終結果は15時ですから、まさにルマン24時間耐久レースの様に、
ああでもない、こうでもないと大騒ぎが続く24時間となり、
結果的に我が国がゴングを鳴らし、日出る国として結果を迎え撃つ・・・
という面倒な立ち位置となっております。

くれぐれも「残留」となったのに「残尿感」が残ったとか、
「離脱」となって「脱糞」かの如く、
ゴリゴリのリスクオフとならないことを願うばかりですが・・・

本日はそんな英国の国民投票を直後に控える中で
日経屁均株価は1.07%高、TOPIXは1.1%高となり、
コア30が買われ、鉄、船、鉱業、車、銀行、証券、保険が買われ
外国産イナゴの本気買いとも言える物色動向ではありましたが、
商いは今年2番目の低水準(1.57兆円)であり、
相変わらずイナゴよりも閑古鳥がヒッチコック状態で幅を効かせております。

従ってアベクロの政策期待等の国内発の材料でないことは明らかですが、
ザラ場中は為替が心電図の心停止のように推移していたにも関わらず、
株価だけが動いていたので、巻き戻しが続いていただけとも言えず、
英国民投票前の手仕舞いだったのかな・・・という感じではありました。

そして米国ですら国債入札の日程をズラしているにも関わらず、
我が国は王者の風格?で予定通り、英国民投票直前に行った20年債入札は、
私を含む一部の人達の心配をよそに堅調な結果となり、
良からぬ扉も開くことはなく、無事?に終えております。

ただし我が国だけでなく海の向こうについても、
足元ではあまりにもゴリゴリ過ぎる動きだった債券が最も不気味ですから、
英国の国民投票を経た後に債券市場がどうなるのか・・・
という不気味さは残っており、まだ安心はできないのですが、
ひとまず昨夜の独と米の国債入札と本日の我が国の20年債入札は、
無事に乗り切ったと言えます(異常状態を維持したとも言いますがw)。

ということもあり、英国だけは債券安ではありますが、
昨夜も米国を始めとする世界的な債券高は継続しており、
ドル安、油安、米株安(薄商い)、VIX上昇、本日の金玉の反発も含めると
世界的なリスクオフモードは継続していたと言えますので、
本日の我が国は巻き戻しとも言えなかったということです。

ただし英国民投票のゴングが鳴った引け後については、
残留観測も高まっていることで、ポンド主導で為替も動いており
巻き戻しとなっておりますが、まだアテにならんと見ておいた方がいいです。
詳細は後述しますが、国民投票の結果がどうなると言うより、
市場の反応がどうなるのかという意味でね・・・

ちなみに英国の国民投票を経ても、債券が暴落するわけでもなく、
かといってリスクオフで債券の異常状態がゴリゴリに加速するわけでもなく
現状のまま大きな動きがなければ、
海の向こうの焦点は再び米金融政策へと移るので、
これまでと同様、米債券、ドル、原油は目安として使えます。

とりあえず15時にゴングが鳴った英国の国民投票の結果を受けて
市場の動きがどうなるのか次第でおます

しつこいようですが、いかんせん我が国は、
安倍ちゃんの政策期待が高まるか企業業績が回復しない限り、
国内独自の長期的な株高材料は無く、
安倍ちゃんマンの為替介入か黒ダヌキの追加金玉といったドーピング注射、
もしくは足元の良好な需給面による巻き戻し余地だけが頼みなので、
ドーピングが打たれていない現状としては、
唯一残っている巻き戻しについても、海の向こう次第というのが現実ですから
目先としては結果的に主役である英国民投票次第ということです。

そして英国民投票が無事(残留)に通過することで、
これまでの世界的なリスクオフモードの巻き戻しとなれば、
国内の巻き戻し(円売り・先物買い)も続くことになり、
企業想定為替レートの厳しい水準である1ドル105円、1ユーロ120円、
あわよくば平均的な水準である1ドル110円、1ユーロ125円まで、
円安が進むと、数字上の割安感も下支えにはなるという好循環となるので、
国内発の材料も無く、薄商いであろうとも、
巻き戻しの波に割り切って乗ればいいでしょう。

ただし・・・

足元ではすでに巻き戻しが始まっていたのも事実ですから、
英国民投票が無事(残留)に通過したところで、
ギリギリの結果での残留となれば、英国内の分裂リスクは燻り続けるとか・・
キャメロン政権が倒れるのではないかとか・・・
南欧重債務国を始めとする欧州の他国にて、俺達も国民投票だ!
といった欧州版アラブの春のような展開になるとか・・・
同時に緊縮財政なんかやってられるかボケナス!
といった南欧重債務国でのソブリンリスクの再燃だとか・・・
ケチを付ければいくらでもリスクは残りますので、
「残留」やなくて「残尿感」が残ったという解釈になる可能性もあり、
結果として世界的なリスクオフの巻き戻しにもならず、
国内の巻き戻しも続かないという可能性もあります・・・

かと言って「離脱」という結果になったとしても、
離脱まで2年間の猶予があるとか・・・
協議次第でリスクは軽減されるとか・・・
足元でかつてない程に各国政府と中銀が備えているので大丈夫だとか・・・
いやいやそれでも「離脱」となれば得体の知れないリスクはあり、
リーマンショック級のゴリゴリなリスクオフになるんだとか・・・

以上の通り、どうにでも解釈できそうなだけに、
いくら需給面でのリスクは低かろうとも、
今回の英国民投票は結果というか、結果判明後の市場の反応を見極めた上で、
立ち回った方が無難だということです。
個人的には「残留」となれば、素直に巻き戻しが継続すると見てますが・・

ということなので、英国民投票の結果を受けて、
結果がどうであれ海の向こうが巻き戻しとなっているならば、
国内の巻き戻しは海の向こう次第ですから、
割り切って波に乗ればいいでしょう。

そして英国民投票の結果を受けて残尿感も残らず、リスクオフにもならず、
巻き戻しが継続すると共に落ち着けば、
海の向こうの焦点は、再び米金融政策へと移りますので、
先に述べた国内発の材料が無い限り、我が国の巻き戻しが継続するのも、
米金融政策のサジ加減次第となり、次回の米雇用統計(7/8)、
米企業決算ラッシュ(7/11から)を見据えた動きとなります。、

国内発の材料としては、先に述べたアベクロドーピング以外では、
7/1の日銀短観での黒い巨砲期待、7/10の参院選後の安倍ちゃんの政策期待、
7月中旬から始まる国内企業決算といったところです。

いやはや・・・「残留」になっても切れの悪い「残尿感」とならず、
すっきりとリスクオフからの巻き戻しとなることを願うばかりです。

そして当然ながら「離脱」によって「脱糞」相場・・・失礼、
リスクからの「脱出」相場とならないことを願うばかりであり、
まさかの債券市場への嵐も吹き荒れないことを願うばかりです。
ちと下品過ぎましたことはお詫び致します(笑)

ちなみに明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の通り、英国民投票の結果を受けて、
国内の巻き戻し(円売り・先物買い)が継続しているならば、
割り切って波に乗ればいいですが、最終結果が判明するのは15時ですから、
それまでに確定的な大勢が判明していないのであれば、
明日はその日限りの勝負に留めるのが無難でおます。
結果的に週明けも巻き戻しが続いていたとしても、
今回は得体が知れないだけに、御縁が無かったと割り切った方がいいです。

腰を据えて王者の風格で新たに参戦する方については、
数年単位で構える方は、仕込み時ではありますが、
それ以外の方は、明日に限っては短期勝負の方と同様の判断で動きましょう。

新興市場については、英国民投票云々は置いといて、
シンプルに5月以降の下落局面での商いを上回る商いでの上昇が続くまでは
下げゴリモードが継続していると判断し、
リスキーな勝負は控えておきましょう。
本日の上昇も薄商いであり、追証売り懸念もまだ残っているでしょうからね。

割安等の個別狙いの方については、仕込み時の銘柄も増えつつありますので、
常にウォッチして動きを把握しているならば、
海の向こうの事情も関係なく、自由に勝負すればいいですが、
英国民投票を経て世界的なリスクオフとなれば、
さすがに関係ないとも言えないので、一応、横睨みはしておきましょう。

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コメント

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せと | URL | 2016-06-23-Thu 21:54 [編集]
おつかれさまです。

英国がEUから離脱しようが、日本の経済にはほとんど影響しないと思うのですが、もはや株や為替はそういうものではないことはさすがに理解してきました。
そういえば最近、影の薄いギリシャはどうなったのでしょう?

ところでシャープが東証二部に降格するようですね。
制度的に降格があることは知っていましたが、かつて山水電気だったかが、ほぼ操業していないにもかかわらず最後まで一部に上場していたので、降格の制度は形骸化したものだと思っていました。
一部上場維持に抵触する場合はどんどん降格させていったら、会社側もいろいろと対策をとるだろうし、結局は株主側に有益だと思うんですが。
せとさんへ
マーケット番長 | URL | 2016-06-23-Thu 23:38 [編集]
> おつかれさまです。

おつかれさまです。

> 英国がEUから離脱しようが、日本の経済にはほとんど影響しないと思うのですが、
> もはや株や為替はそういうものではないことはさすがに理解してきました。
> そういえば最近、影の薄いギリシャはどうなったのでしょう?

ギリシャは6-7月に大量償還を控えておりましたが、
先週につなぎ融資の合意を得たので、当面の資金繰りは大丈夫そうです。
実際にギリシャの債券もCDSも緊張感は無いです。

> ところでシャープが東証二部に降格するようですね。
> 制度的に降格があることは知っていましたが、かつて山水電気だったかが、
> ほぼ操業していないにもかかわらず最後まで一部に上場していたので、降格の制度は形骸化したものだと思っていました。
> 一部上場維持に抵触する場合はどんどん降格させていったら、
> 会社側もいろいろと対策をとるだろうし、結局は株主側に有益だと思うんですが。

他にもツッコミたい銘柄は山ほどありますからねw
新興市場も同様ですけど・・・
新陳代謝なきものは滅びるとも言いますから、そうなるといいですね。

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