不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
いよいよ目先の大一番を前に・・・
こんばんはです。

さあ、いよいよ明日は英国のEUトンズラの是非を問う国民投票でおます。
もし離脱となれば、かつてのリーマンショックを招いたサププライムと同様、
影響はどこまで及ぶのか?影響の規模はどれほどのものなのか?
という未知数な面が強く、良からぬ連想ゲーム(疑心暗鬼)についても、
拡げ放題でもありますから、信用不安を招く条件としては満たしているので
現時点では「残留」観測が優勢であろうとも・・・
足元ではこれを口実として事前に動いてきた上に、
かつて見たことが無いほどに備えていることで、
何事も無かったかのように終わったとしても・・・
備えるに越したことはないでしょう。

最終的な結果自体は明後日の昼頃に判明するので、
明日は備えなくてもいいのでは?という見方もありますが、
出口調査等が明日の深夜にも出てくる可能性もありますのでね。
まぁその辺については後述します。

さて、最近はすっかり閑古鳥が異常繁殖したような薄商いが続き、
参院選公示日である本日ですらも薄商いが続いており、
都知事選よりも盛り上がっていないのでは?とも言える参院選・・・

2012年12月から日本株が買われた最大の材料は、
御存知の通り、失われた20年からの脱却を期待させてくれた政治ですから、
もはや参院選という政治ネタで商いすらも盛り上がらないとなると、
残るは株価の根幹である企業業績しか日本株を長期的に押し上げる材料は無く
短期的にはアテにならないバリュー面を下支えに、
良好な需給面での巻き戻しだけ・・・という状況でおます。

ちなみに17日時点の裁定買い残は12年6月以来の1.03兆円、
シカゴ投機筋の円買いポジは過去最高水準、信用買い残は2.44兆円、
空売り比率はSQ日を除く過去最高となった17日を含め高水準が継続中、
というように、巻き戻しの余地は極めて大きい状況です。

以上の通りなので、7月10日の参院選投開票の結果を受けて・・・
もしくは7月中旬以降の国内企業決算の結果を受けて・・・
というような国内発の材料による日本買いと言える商いを伴った株高・・・
となることを願うばかりですが、
現時点では国内発の材料は無く、需給面での巻き戻しだけであり、
巻き戻しを起こすきっかけとなるのは、ほぼ海の向こう頼みという状況なので
市場では参院選に目が向けられることはなく、
海の向こうでの目先の主役である英国の国民投票次第という状況でおます。

そしていよいよ明日が英国の国民投票当日を迎えることになりますので、
その他の国内外の重要イベントも含め、
英国民投票を中心とする今夜以降のタイムスケジュールは以下の通りです。

 ※赤文字は英国民投票自体のスケジュールです
 ※緑文字は英国民投票に備えたイベントです

6.22(水)

 22:00 米4月FHFA住宅価格指数
 23:00 イエレンFRB議長、議会証言(下院)
 23:00 米5月中古住宅販売件数
 23:30 EIA米週間原油在庫
 23:30 ルー米財務長官会見
 24:30 米30年物インフレ連動債入札
 26:00 米7年債入札、米2年物変動利付債入札
 時間未定 ECB政策理事会 ※TLTRO第2弾を開始
 時間未定 オズボーン英財務相とカーニー英中銀総裁演説
 時間未定 EU首脳会議

 時間未定 VW株主総会

6.23(木)

 10:15 人民元さじ加減基準値発表&人民銀の定例公開市場操作
 10:30 レジスタンス木内日銀審議委員挨拶
 12:45 20年債入札
 14:00 レジスタンス木内日銀審議委員会見
 15:00 英国民投票開始
 16:00-17:00 ユーロ圏各国の製造業PMI・速報値
 21:30 米新規失業保険申請件数
 23:00 米5月新築住宅販売件数、米5月CB景気先行指標総合指数
 時間未定 ECB拡大理事会 ※Brexitに備えて
 時間未定 EU首脳会議

 時間未定 FRBがストレステストの結果公表

6.24(金)

 06:00 投票終了(ここまでに出口調査の結果が報じられるかも)
 08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見 ※6/15-16分
 09:00 発表開始(4地域の結果発表)
 10:00 48地域の結果発表

 10:15 人民元さじ加減基準値発表
 11:00 61地域の結果発表
 12:00 135地域の結果発表
 13:00 109地域の結果発表
 14:00 66地域の結果発表
 15:00 英国民投票の最終結果発表

 15:36 中曽日銀副総裁挨拶
 17:00 独6月IFO企業景況感指数
 21:30 米5月耐久財受注
 26:00 米石油掘削リグ稼働数
 時間未定 ユーロ圏各国中銀総裁による電話会議 ※Brexitに備えて
 時間未定 ユンケル欧州委員長、EU大統領らが会合 ※Brexitに備えて
 時間未定 国際決済銀行(BIS)年次総会出席の為、各国中銀総裁集結
 時間未定 EU閣僚級会合


6.25(土)

 EU緊急首脳会議 ※Brexitとなれば英国を除いて再び集合
 国際決済銀行(BIS)年次総会

6.26(日)

 EU緊急首脳会議 ※Brexitとなれば英国を除いて再び集合
 国際決済銀行(BIS)年次総会
 スペイン議会再選挙

以上の通りなので、出口調査等が先に出てくる可能性は大いにありますが、
正式な結果に基づく大勢の判明は、明後日の昼前後となりそうです。

そして冒頭でも少し触れた通り、
Brexitに備えた会合等のイベントについても、
かつてこんなにも備えていることはあったのか?
というくらいのテンコ盛り状態であり、上記の備えイベント以外にも、
日米欧の中央銀行が協調して動くようであり、
安倍ちゃんマンも為替介入等で動くとも言われているので、
もし「離脱」という結果になったとしても、意外と大丈夫なのか・・・
という気もしてきます・・・あくまで短期的な目線ですけどね。
海の向こうも需給環境は良好なだけに・・・

ただし長期的には冒頭で書いた通りです。

英国民投票以外の他のイベントについては、
英国民投票を前にしてという状況&足元でゴリゴリに買われていた・・・
という状況下での、今夜の米7年債入札、明日の我が国の20年債入札が、
まさかかつてのように火を噴くことになるのかという意味で注目です。
あとは伏兵としてイエレンFRBのストレステスト結果です。

まぁとりあえず英国民投票が「残留」となれば、
海の向こうは足元のリスクオフモードで買われていた債券、金玉、円は売られ
売られていた株、ドル、原油等は買われ・・・という巻き戻しの動きが、
現状の需給環境からも、さらに加速することになりそうです。
(先週末からすでに、残留を見込んだ巻き戻しの動きは起きてますどね)
そして国内でも巻き戻し(円売り・先物買い)が続くことになりそうです。

一方、まさかの「離脱」となれば、先に述べた通りですが、
週末のスペインでも緊縮財政派が勝利し、
当の英国でもキャメロンが辞任してボリス・ジョンソンが首相となり、
仏でもさらに左曲がりのダンディーが政権を取り、南欧諸国にも飛び火し、
ユーロ圏が崩壊すると共にドラギのおっさんは失業となり、
それをきっかけに各国中銀が・・・これは置いとくとして、EUも崩壊となり
そして米国ではトランプ大統領が誕生し(イエレンおばさんは更迭)、
まさか安倍ちゃんまでもが参院選で敗れるという展開になった日にゃぁ
もはや世界はカオスとなります・・・(笑)
そういう意味では、プーチンと仲良くしておくのは良かったのかも(笑)

そんなカオスな展開はともかく、以上の通り、もはや待つのみですから、
くれぐれも「離脱」ではなく「残留」となることを願うばかりです。

ということで、英国民投票の結果が判明した後のスタンスについては、
改めて明日の記事でも書きますが、基本的には以上の通りなので、
明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
余程の確信的な「残留」観測にでもならない限り、
とにかく明日はその日限りの勝負に留めておきましょう。

目安にしていた米債、ドル、原油の動きについては、
あくまで英国民投票までの目安なので、一旦はリセットしましょう。
すでに今日から目安として機能してませんでしたけどね(笑)

腰を据えて王者の風格で新たに参戦する方については、
数年単位で構える方は、仕込み時ではありますが、
もはや明日の国民投票結果を見極めてから動けばいいです。
数年単位ではない方についても見極めてから動けばいいです、

新興市場については、明日の英国民投票云々は置いといて、
シンプルに5月以降の下落局面での商いを上回る商いでの上昇が続くまでは
下げゴリモードが継続していると判断し、
リスキーな勝負は控えておきましょう。
追証売り懸念も今週一杯は残っているでしょうからね。

個別、割安狙いの方については、仕込み時の銘柄も増えつつありますので、
常にウォッチして動きを把握しているならば、
海の向こうの事情も関係なく、自由に勝負すればいいですが、
一応、明日の英国民投票の結果によって、世界的なリスクオフとなるのか・・
というくらいは横睨みしておきましょう。

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コメント

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それにしても
みずほ | URL | 2016-06-23-Thu 08:56 [編集]
日本の市場ばかり影響受けすぎな感じです。円買いも仕掛けな感じ。
昨日のイギリス株もドイツも上がっているし。
先物でトレードしているのではない、資産の1つとして株を持っていたい人はホイホイとは買えないですね。
アメリカ株のボラティリティインデックスは去年秋?の中国ショックの半分以下、その前にあったルーブル安ショックよりも低い…とブルームバーグでグラフ見せていました。

アメリカ経済はイギリスとの関係もう薄いんですかね?
日本もイギリスで売れたり人気な企業なんて聞いた事ない気がしますけど。

ロンドン在住者と地方の人は意識がかなり違うので、移民が自分たちの生活を脅かしたと思っている地方の票は大きい気がします。
世論調査の対象者は均等なんでしょうかね、気になる。
みずほさんへ
マーケット番長 | URL | 2016-06-23-Thu 09:15 [編集]
> 日本の市場ばかり影響受けすぎな感じです。円買いも仕掛けな感じ。

いかんせんリスク回避の円買いですからw
そういう意味では円買いの間は安心とも言えますけどw

> 昨日のイギリス株もドイツも上がっているし。
> 先物でトレードしているのではない、資産の1つとして株を持っていたい人はホイホイとは買えないですね。
> アメリカ株のボラティリティインデックスは去年秋?の中国ショックの半分以下、その前にあったルーブル安ショックよりも低い…とブルームバーグでグラフ見せていました。

そもそも英国自体に緊張感が無いので、
騒いでいる割に・・・という怖さはあるので、
今は見ておくのがいいのかなと。

> アメリカ経済はイギリスとの関係もう薄いんですかね?
> 日本もイギリスで売れたり人気な企業なんて聞いた事ない気がしますけど。

何だかんだ言っても英国も利上げを視野に入れている国ですから
米英共にちゃっかりしてます。

> ロンドン在住者と地方の人は意識がかなり違うので、移民が自分たちの生活を脅かしたと思っている地方の票は大きい気がします。
> 世論調査の対象者は均等なんでしょうかね、気になる。

だけに、もはや待つのみかなと思っております。
そして残留を願うばかりです。

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