不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
安倍ちゃんマンの会見を経て
こんばんはです。

本日は安倍ちゃんマンの会見がありましたが、
その前に大手百貨店各社の5月月次売上高速報が引け後に発表され、
結果は以下の通りでおます(前年比)。

 三越伊勢丹 93.3%
 高島屋 98.3%
 J.フロント 92.9%
 H2Oリテ 98.3%
 松屋 89.1%

前月に続き、低調な結果となっており、
4月8日から始まった中国の関税引き上げの影響もあるのか、
訪日客の客数は増加が続いているものの、消費額が頭打ちしている影響なのか
それとも単に国内消費がデフレに舞い戻っているのか・・・

足元の消費者物価(CPI)は、2月まで総合、コア、コアコア共に、
前年比ではプラスに推移しておりましたが、
3ー4月は総合とコアが2か月連続で低下しております。
消費の源である実質賃金については、
2-3月は2か月連続で前年比増となった一方(4月以降は未発表)、
消費支出は2月はうるう年効果もあって増加したものの
3-4月は2か月連続で減少していたので、
頼みの綱だった訪日客だけでなく、2-4月の国内消費自体も渋チンであり、
本日発表された百貨店売上高が4-5月と低調だったことからも、
デフレの進行が見え隠れしております。

だけに上記経済指標の今後の推移も注目ですが、
4月の実質賃金は明後日に発表され、百貨店以外の小売各社の5月月次は、
本日以降も発表が続き、明日はユニクロの月次も発表されるので、
国内消費を確認する意味でも注目ではあります。

ただ・・・デフレならばユニクロの月次は好調な結果になるとも言えますから
百貨店の低調ぶりやデフレじゃないのか?といった実態への懸念は無視され、
指数的には追い風になるという皮肉な結果にもなり得ますけど・・・(笑)
一応、本日は日経の12月高値の裏であり、来週末はMSQですからね・・

そんな市場の都合とは相反する実態面でのデフレの影も感じたりもしますが、
安倍という文字通り「安」い物が「倍」になると言わんばかりに、
デフレ脱却を目指す安倍ちゃんマンが、本日会見を開き、
デフレから脱却するぞ!アベノミクスのエンジンを再噴射だ!
気合いだ!根性だ!シバクぞ!一億総馬車馬社会だヒヒーン!
とまでは言っておりませんが、政策については事前報道と同様、
秋に大規模な補正を組むと言及し、政策の中身についても、
すでに報じられている内容をふんわり仕上げで触れただけで
肝心の規模については言及することなく、秋までお預け状態となり、
予想通りというか、消費税増税の先送りに対する説明が中心でおました。
(週末に政策の閣議決定というイベントもありますけどね・・・)

個人的には策のない野党に政権が移り、
皆で船が沈むのを待つだけなのは懲りたので
引き続き、何としても安倍ちゃんには頑張って頂きたいと思うばかりですが、
私の思いはともかく、市場の受け止めとしては、
「新・三本の矢」ではなく「失望」「失速」「失敗」の「晋・三本の失」
というほどのゴリゴリ売りにはなっておらず、
本日のザラバからの流れが続いているという程度には留まっております。

まぁ今夜の海の向こうに加え、明日の現物市場を見ないことには、
政策に対する市場の受け止め(評価)はわかりまへんけど、
明日以降、商いの伴った株高へと変わらなければ、
株高となったとしても日本買いとは言えず、
単なる大人の都合な需給面での巻き戻しが続いているだけなので、
海の向こう次第という状況が続くことになります。

そして安倍ちゃんマン会見だけでなく、
本日から国内外ともに目先のヤマ場入りとなっており、昨日も書いた通り、
今夜から米国は週末の雇用統計まで月初恒例の重要経済指標のラッシュとなり
海の向こうの主役材料である米利上げのサジ加減に対する見方が、
これらの経済指標の結果次第で右往左往することになり、低調な結果であれば
足元の利上げ観測(米債券安・ドル高)な基調が一転する可能性もあります。
14-15日には利上げのサジ加減を決めるFOMCが控えているだけに、
それまでの利上げの方向感を決めるとも言えます。

ただし大トリの雇用統計は雇用者数の市場予想が低くなっているので、
さらにそれを下回るドイヒーな結果となれば、
利上げ先送り観測が急速に高まることになり、
北の国からではなく海の向こうの国から、
田中邦衛が現れること(セルインじゅーん)になりますが
予想通り以上の結果ならば、利上げ観測な動きが維持されそうです。
(イエレンFRBは雇用者数よりも雇用の質面(賃金等)を重視しているので
 あくまで発表直後という市場の短期的な反応に対する見方です。)

そして週明けの6日にはイエレンおばさん(FRB議長)の講演もあるので、
結果的には6日のイエレンおばさん次第という流れにもなりそうですが・・

そんな海の向こうの主役材料である米利上げのサジ加減以外にも、
本日から週末までのヤマ場では、昨日も書いたので詳細は割愛しますが、
明日には足元でややノーマークとなっているドラギナイト(ECB理事会)、
同じく明日には足元で原油の買いポジが過去最高水準まで積み上がり、
原油価格も高止まする中で、油ギッシュナイト(OPEC総会)が開催され、
きっかけとなるイベントは盛り沢山ではありますので、
国内で政策を好感する商いの伴った動きとならない状況が続くのであれば、
こられのヤマ場イベントのどれがきっかけとなってもおかしくないです。

以上の通り、明日の現物の動きを見ないことにはわからないですが、
現時点では安倍ちゃんの政策を好感&期待する動きとはなっておらず、
需給面での巻き戻しと海の向こう頼みという状況なので、
明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、
明日以降、安倍ちゃんマンの政策を好感する様に商いが膨らむのであれば、
アホになって波に乗ればいいですが、そうでなければ海の向こう次第であり、
以上の通り、海の向こうは今週一杯、ヤマ場が続きますので、
ひとまず今週一杯(6日まで?)はその日限りの勝負に留めておきましょう。

結果的に明日以降も政策期待が高まらないのであれば、
昨日から何も変わってないということなので、小難しく考えずシンプルに、
米利上げ観測と共に為替の巻き戻し(ドル高、円安)が継続しているか、
先月のようにドル安であろうとも円最弱の動きとなっているならば、
薄商いであろうと円売り先物買いという国内の巻き戻しが継続すると見て、
割り切って勝負するというのもアリですけど、
くれぐれも今週一杯はお気を付け下さい。

腰を据えて王者の風格で新たに参戦する方については、
足元の需給面、バリュー面からも下値は限定的ですから、
数年を含め長い目線ならば、勝負すればいいです。

本日からのヤマ場以降という目線では、先にも述べた通り明日以降、
政策期待も空振りに終わり、商いも膨らまなければ、海の向こう次第であり、
来週のMSQ、再来週のFOMCと黒銀会合、7月投開票の参院選、
もしくはシンプルに足元の業績進捗が判明する1Q決算まで期待できない・・
というリスクはありますので、せめて今週一杯は見極めてから動きましょう

これまで撤退せず、王者の風格で構えている方については、
もはやつべこべ言うつもりはないので、
以上の様な見方を踏まえながら御自由に立ち回ってください。

新興市場については、本日は下げたものの、
直近で見ればまだ買いのパワーが優勢と言えますし
マザーズ先物上場を睨んだ大人の都合な期待もありますが、
18日安値までの商いに比べると、
19日以降の商いとしてはまだ十分とは言えないので
シンプルに18日安値までに匹敵するくらいの商いを伴った上昇が連続するか
これまで牽引してきたそーせい、ジグソー、ブラン等の暴落組が戻すなり、
マザーズ先物上場を控えて時価総額上位銘柄や新たな牽引役が現れるまでは
まだアテにならない反発と見て、持ち越し等のリスキーな勝負は避け
その日限りの勝負に留めておくのが無難です。
一応、先にも述べた通り、国内外は本日からヤマ場ではありますのでね。

個別目線、中小型割安狙いの方についても同様ですが、
常にウォッチして動きを把握している銘柄であるならば、
本日からのヤマ場以降にセルイン田中邦衛の様な世界的なリスクオフとなり、
足元の需給面、バリュー面も凌駕するパワー(商い)によって、
行き過ぎな動きにでもならない限り、小難しい国内外の背景には囚われず、
個別判断で勝負するのは自由でおます。
言っても今週は政策イベントウィークでもありますから(週末に閣議決定)、
政策&テーマ株にとっては話題が豊富ではあります。

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