不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ヤマ場は15日ながら、明日から警戒期間入り
こんばんはです。

昨日まで広島で行われていたG7外相会合において、
ケリー米国務長官が献花と共に原爆ドームや記念館を訪れ、
オバマッチョの広島訪問すらも匂わせておりますが、
すでにオバマッチョはノーベル平和賞も受賞しており、
退任前の実績作りとしてもキューバとの国交回復やイランとの関係修復で、
実績作りは出来ていると思うだけに、何の掌返しなのでしょうかね・・

次期大統領選に向けた民主党としての戦略なのか、
それとも日本に対して、韓国や中国との慰安婦問題等の揉め事について、
譲歩してでも清算しろと圧力を掛けているのでしょうか・・・
何ともよくわからない掌返しでおます。

さて、マーケットにおいては、米国から我が国の通貨安政策に対して、
圧力が掛かっているのかどうかはわかりまへんけど、
昨夜のルー米財務長官の講演では通貨安競争は良くないという言及に留まり、
明確な日本の通貨安批判はありませんでしたので、
(期待した「ドル高は米国の利益」という定番ギャグもありまへんでした)
例年4月中旬に発表される米財務省半期為替報告書が、
そろそろ出てくるでしょうから、ある程度は見えてくるでしょう。

そんな他国に対して通貨安競争をやめろと言いながら、
自らは利上げをしたくせにドル高はイヤだと言う身勝手な米国をよそに、
我らが漫★画太郎ちゃん(麻生太郎財務省)は、
本日も為替介入を示唆する口撃を繰り出し、それだけでは飽き足らず、
「市場では通貨安誘導的な為替介入はできないとの思惑もあるが、
 急激な変動に対しては出来るんじゃボケ!為替操作やあるか!チョヒゲ!」
てな感じで、口は曲がってるけど真っ直ぐな物言いをしております・・・

5月には日本がホスト国である伊勢志摩サミットも控えているだけでなく
明後日から自らも出席するG20財務相・中央銀行総裁会議を控え、
しかも先日には安倍ちゃん自らが通貨安政策はアカンと言ったばかりなのに、
連日のように通貨安誘導な発言を繰り返す漫★画太郎先生・・・

明後日からのG20には、かつての様に戦闘服(マフィアコス)でカチコミ、
お前ら(米欧)に通貨安政策批判をされる筋合いはないわ!ボケナス!
とまたしても一刀両断するつもりなのでしょうか・・・

まぁ何はともあれ、コスプレおじさんの通貨安誘導口撃があったことで、
昨夜からドルは主要通貨に対して軟調だったにも関わらず、
ドル>円という構図は維持できましたので、
先週末から始まった日本株のリバウンドモードは、本日も継続しております。

ただし国内の企業業績懸念と足元の景気失速懸念は払拭されていないので、
商いの伴った本格反発ではなく、あくまで薄商いでのリバウンドですから、
(本日の商いもギリギリ2兆円でおます)
安倍ちゃんが政策をぶっ放すことで両懸念が払拭されるなり、
業績懸念が払拭されるくらいの円安水準まで、為替が本格転換しない限り、
あくまで仮需面での巻き戻しが主導するリバウンドであり、
リバウンドのきっかけとなったのが、コスプレおじさんの口撃だけでなく
需給面・為替面・政策面・暦等のイベントが重なった先週末でおます。

ちなみにシカゴ投機筋の為替ポジや信用買い残は、
先日も書いた通りなので詳細は割愛しますが(巻き戻し余地の大きい水準)
裁定買い残については8日時点で13.98億株(約1.85兆円)
という2月以来の低水準なので、
いわゆる円売り先物買いという大人の都合な巻き戻しも起きやすく、
イベントをきっかけとしたリバウンドの後押しになりやすい需給環境でおます
足元では高水準な空売り比率も継続中であり、
外国人の本気売りもやや翳りを感じる物色が続いております。
(今日に関しては買い戻しでしょうけど、物色としては買っているようにも)

そして株価の根幹である肝心の業績面については、
現在発表中である2月期決算の小売企業の17年2月期(16年度)見通しは
本日発表分もほぼ増収増益見通しであり、
昨日までの発表分を合わせても同様に概ね増収増益見通しとなっているので、
16年度の予想EPSを小売業が押し下げることはなさそうです。

一方、外需については、4月下旬から始まる3月期企業の決算シーズンを控え、
一昨日には目安となる竹内製作所が17年2月期見通しを発表し、
結果は以下の通りですが、

 売上 5.5%減、営業 24.2%減、経常 22.8%減、純利 20.7%減
 想定為替レート 1ドル107円、1ユーロ123円

自社株買いや増配もあり、16年度PERも10倍割れというのもありますが
決算発表明けとなった昨日から2日続伸となっております。

さらに本日も目安となるスター精密が17年2月期見通しを発表し、
結果は以下の通りです。

 売上 10.4%減、営業 21.5%減、経常  9.7%減、純利 12.9%増
 想定為替レート 1ドル115円、1ユーロ125円

竹内製作所のように自社株買いや増配といったトッピングはなく
想定為替レートは短観の水準よりは厳しいものの、
竹内に比べれば甘い設定であり、現状の為替水準とは乖離しているので、
明日の反応は今後の決算シーズンを前にした製造業の目安にはなります
まぁPERは来期が増益というのもあって約12倍でもあり、
株価自体は竹内と同様、2月以降も低迷していたので、
果たして明日の市場がどう反応するのか・・・という感じです。

というように、スター精密は明日にならないとわかりまへんけど、
今のところは竹内くらいの条件と来期見通しであれば、
市場は許している・・・というか織り込み済という反応を示しております。
あくまで外需の決算に対する見方なのであしからず。

以上の通り、肝心の業績懸念である来期見通し対する市場の反応としては、
多少の希望も感じられる動きではありますが、
当然ながら4月22日の安川電機を皮切りに始まる、
3月期決算企業の決算ラッシュ以降の話ですから、
繰り返しになりますけど、安倍ちゃんが政策をぶっ放すなり、
業績懸念が払拭されるくらいの円安水準まで為替が本格転換しない限り、
あくまで仮需面での巻き戻しが主導するリバウンドに過ぎないです。

そして週初の記事でも書いたので、説明書き等の詳細は割愛しますが、
先週末から始まったリバウンドがどこまで続くのかと言えば、
以下の明日以降のスケジュールを見ればわかる通りであり、

 12日 海外 IMF世界経済見通し、米3連銀総裁講演

 13日 国内 国際金融経済分析会合、原田日銀審議委員会見

     海外 中国3月貿易収支、OECDがパナマ文書を巡る緊急会合
        ユーロ圏2月鉱工業生産、ECB副総裁講演
        シリア和平協議再開、シリア人民議会選
        OPEC月報、EIA米週間原油在庫
        米3月小売売上高、ベージュブック、JPモルガン決算

 14日 国内 3月首都圏新規マンション発売、30年債入札

     海外 G20財務相・中央銀行総裁会議、プーチンのTV国民対話
        IEA石油市場月報、英中銀金融政策委員会
        米3月消費者物価、FOMCメンバー講演、米30年債入札
        ウェルズファーゴ、バンカメの各決算

 15日 国内 閣議後会見、ラブロフ露外相訪日

     海外 中国1-3月GDP、中国経済統計、
        G20財務相・中央銀行総裁会議、IMF・世銀会合
        英国がEU離脱の是非を問う国民投票の選挙期間入り
        英国が自国金融機関に対してパナマ文書関連の調査報告
        米4月NY連銀製造業景気指数、米3月鉱工業生産
        米4月ミシガン大消費者態度指数速報値、シティG決算
        米SQ、米国の個人確定申告期限

 16日 海外 IMF・世銀会合、ローマ法王がレスボス島を訪問

 17日 海外 OPEC加盟国・非加盟国産油国会合、IMF・世銀会合
        ブラジル下院本会議で大統領弾劾の是非を問う採決(予定)

 週を通して 国内 小売を始めとする企業決算、12日のスター精密決算

       海外 例年4月中旬に発表される米財務省半期為替報告書
          上記以外の米企業決算とFRBメンバーの講演
          北朝鮮での連日の記念日ラッシュでのカリアゲ火遊び

さらに上記のイベントだけでなく、
米国は利上げの影響が心配される製造業決算が来週から本格化するので、
先週末から続くリバウンド基調は15日まで続くと見ておりますが、
明日の13日以降も注意すべきイベントは多いので、要警戒期間ではあります

ということなので、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の通りなので、
15日まではリバウンドが続くと見て、リスク覚悟で勝負するのはありですが
慎重に構えるならば、リバウンドに乗るのは明日で終わりにするのが無難です

以上のような小難しい国内外の背景は置いといて、
シンプルな国内目線だけで判断するならば、
円高一服モードが継続し、ドル>円という構図さえ維持していれば
米国を始め海の向こうが少々軟調になろうとも、仮需面での巻き戻し主導で
ガラパゴス安だった日本株のリバウンドは続くと見ているので、
勝負すればいいということであり、一方、再び円高に見舞われるのであれば、
その日限りの勝負に留めましょうということです。
足元では為替との連動性も薄くなりつつありますが、
少なくとも業績懸念が払拭されない限り、
円高で株価がニョキニョキ上がることはないと見ておいた方がいいです。

腰を据えて王者の風格で新たに参戦する方についても、
参戦判断としては短期勝負の方と同様ですが、先にも述べた通り、
業績懸念が払拭された本格反発ではなくリバウンドに過ぎず、
明日から警戒期間(プチヤマ場)入りと言えますから、
もはや焦って参戦する必要もなく、15日まで様子見が無難ではあります。
参戦するにしても、せめて16年度見通しが出ている銘柄にしましょう。

これまで撤退せず、結果的に王者の風格で構えている方についても、
判断基準としては同様ですが、もはやつべこべ言うつもりはないので、
明日以降の動きを見てから判断してください。

新興市場については、マザーズが連日、一昨年以来の高水準な商いとなり、
9年1カ月ぶりの高値に達し、騰落レシオも過熱していたりと、
バイイングクライマックスの様相ではありますが
シンプルに商いの伴った上昇局面が継続している限りは、
割り切って勝負すればいいのです。
しかしながら本日は昨日と同水準の大商いでの反落となりましたので、
これまたシンプルに同水準以上の商いを伴った下げが明日も続くようならば
バイクラだと判断し、即座に撤退するなり、その日限りの勝負に留めましょう

個別目線でも同様ではありますが、政策絡みのテーマが豊富な上に、
それらへの期待物色による個別への資金流入(循環)が継続し、
常にウォッチして動きを把握している銘柄であるならば、
小難しい国内外の背景には囚われず、個別判断で勝負すればいいです。
来週以降もテーマ(政策)に絡む官民イベントは多いのでね。

ただし新興市場の指数絡みの銘柄だけでなく、
主力大型株や海の向こうが商いを伴うリスクオフとなれば、
新興や指数絡み以外の銘柄や個別物色においても関係ないとは言えないので、
先に述べた主力大型株を中心としたヤマ場である15日、
もしくは警戒期間入りとする明日日以降は、
一応、即座にトンズラできるくらいの備えと心構えはしておきましょう。
中小型割安狙いの方も同様です。

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コメント

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IMF
スイーツ男子 | URL | 2016-04-13-Wed 07:48 [編集]
マーケット番長さん、おはようございます。
いつもお世話になります。

IMFの経済見通しを今日の朝刊で見て思ったのですが、
我が国は消費増税の影響によりマイナス成長となっていました。

一方では、我が国に消費増税を煽っておきながら、こちらでは
その影響によりマイナス成長としており、同じ機関の見解とは
到底思えません。

はっきり言って、IMFは有害でしかないと以前より感じていましたが、
やはりこの考えは正しかったようです。

それでは失礼いたします。
スイーツ男子さんへ
マーケット番長 | URL | 2016-04-13-Wed 08:37 [編集]
> マーケット番長さん、おはようございます。
> いつもお世話になります。

おはようございます。
お世話になっております。

> IMFの経済見通しを今日の朝刊で見て思ったのですが、
> 我が国は消費増税の影響によりマイナス成長となっていました。
>
> 一方では、我が国に消費増税を煽っておきながら、こちらでは
> その影響によりマイナス成長としており、同じ機関の見解とは
> 到底思えません。

相変わらず水を差す報告書ですし、
消費税についてはどうして欲しいねんっちゅう感じですが、
今回は金づるの日本のために消費税を悪く言ったのでしょうかねw

> はっきり言って、IMFは有害でしかないと以前より感じていましたが、
> やはりこの考えは正しかったようです。
>
> それでは失礼いたします。

有害かどうかはわかりまへんけど、日本にとってはどうでもいい機関ではありますね。
そして徐々に格付け機関のように相手にされなくなりつつはありますね。

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