不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
業績懸念がさらに高まり、エイプリル売ール・・・
こんばんはです。

桜満開の新年度早々、桜が散り始める日本株・・・
そもそも米株とは違い、桜が咲いていたとも言えない水準だったので、
散るもへったくれもなく桜の木自体が倒れてしまい、
まさに明日から開催される御柱祭の如く、桜の木に跨った様に下がり、
エイプリル売ールとなった日本株・・・。

とにかく現状は金融政策に対する「効果」への懸念が払拭されておらず、
財政政策も具体策が示されなければ、「期待」だけでの効果も薄れつつあり、
新年度入りで期末までのクジラ達の押上げという需給面での下支え効果も薄れ
そして4月20日の安川電機から始まる決算ラッシュを控える中、
足元で台頭する来期を含む業績への懸念が払拭されていない状況ですから、
いくら今期の予想EPSでは割安になろうとも、
もはやとっくに来期目線という状況下では、安倍ちゃんが政策をぶっ放すか、
業績懸念が吹っ飛ぶような円安にでもならない限り、
外人さん達はもちろんのこと積極的に買おうとは思えない状況です・・・

そんな来期を含む業績懸念が払拭されない中、
本日は注目の3月調査(回答期間2/25-3/31)の日銀短観が発表され、
御柱祭やなくて火柱の上がる結果になれば・・との極薄な期待もありましたが
残念ながら御存知の通りの結果となり、
業績目線で特に注目だった売上・収益計画と想定為替レートは、
更に懸念が増す結果となりました・・・

15年度の着地が悪化しているのは、終わったことだとも言えますが、
全産業の16年度計画の売上は0.4%減、経常利益は2.0%減、
純利益は1.0%減という減収減益となっており、
マイナス幅だけ見れば、すでに織り込み済みなのでは?この程度?
と言えなくもないですが・・・
16年度の通期想定為替レートが1ドル117.46円ですから、
現状が112円台前半という状況を考えると、
いくらなんでも16年度の売上・収益計画のマイナス幅は、
こんなもんでは済まないと言わざるを得ないですし、
随分と甘い想定為替レートを前提にした見通しだと言わざるを得ないです。

かと言って、来期は117.46円まで円安が進むという前提だと言うならば
16年度上期見通しが、想定為替レート1ドル117.45円という前提で、
売上が0.7%減、経常利益が7.2%減、純利益が11.1%減
となっているにもかかわらず、
下期の見通しが1ドル117.46円というほぼ変わらない前提で、
せめて売上がプラスならまだしも、0.1%減にもかかわらず、
経常利益が4.7%増、純利益が15.0%増という見通しは、
一体どういうロジックなのかが謎であり、
下期に円安と共にV次回復すると言われても説得力に欠けます・・・

そして足元と目先の目安でもある業況判断DIについても、
先行きDI>足元(最近)DI
となっている業種は、石油石炭製品、対個人サービス、物品賃貸、電気機械、
汎用機械、紙・パルプ、卸売、鉄鋼といったものがありますが、
水準そのものが高いのは対個人サービス、物品賃貸、汎用機械くらいであり、
先行きDI>足元(最近)DI>前回調査の足元(最近)DI
となっている業種はゼロになっておりますので、
この段階で4月下旬からの決算に期待するというのは早計と言えます。

さらに国内で唯一堅調だった設備投資についても、
16年度の計画は全産業で0.9%減となっております・・・

ちなみに業績とともに国内の懸念材料である消費については、
本日発表された百貨店各社の3月月次売上高を見ると、
前年比でプラスだったのは三越伊勢丹とH2Oリテだけであり、
Jフロントリテ、高島屋、松屋はマイナスとなっております・・・

昨日(3月末)までに3月月次を発表した小売企業は、
20日締め等の変則決算の企業であり、うるう年の29日が含まれているので
ほぼ堅調な3月月次だったのですが、本日以降に発表される3月月次は、
ちと怪しい雲行きとなっております・・・

来週は2月期決算の小売企業の本決算とともに、
3月月次発表のラッシュにもなるだけに、国内の企業業績への懸念だけでなく
3月の国内消費への懸念も改めてトッピングされる可能性があります・・・
とくに指数寄与度の最も高いユニクロが、週明けの4日に3月月次を発表し
7日に中間決算を発表しますので、ちと気がかりではあります・・・

以上の通りなので、国内消費は来週次第とも言えますが、業績懸念については
せめて日銀短観の想定為替レート水準まで円安となるか、
4月20日の安川電機から始まる3月期決算企業の本決算ラッシュにて、
来期見通しが日銀短観の16年度の売上・収益計画を上回らない限り、
日本株の足を引っ張る業績懸念は払拭されないと言えます。

そういう意味でも、今夜発表される米雇用統計とISM製造業が、
共に堅調な結果となることで、利上げ観測が再燃というドル高となれば、
我が国には円安という恩恵がもたらされ、業績懸念が和らぐことになりますが
29日に講演を行ったイエレンおばさんが、
わざわざハト姿勢な発言をしたということは、
今夜の2指標が低調になることを知った上での発言なのかも知れないですし、
2指標が堅調だったとしても、11日から本格化する米企業決算が、
利上げ(ドル高)の影響を払拭できるほどの結果にならない可能性もあるので
まだまだタカ姿勢(ドル高)は許さないという姿勢だとも言えるだけに、
ドル高円安シナリオへの過度な期待は禁物と言えます。

本音としては2指標が堅調な結果になるというパターンは、
今後の展開がちと難解になるな・・・というのがありますので、
むしろ2指標が低調な結果となり、イエレンのハト姿勢が裏付けられることで
さらにドル安(円高)が進行し、11日から始まる米企業決算ラッシュにて、
利上げ(ドル高)の影響を見極めるまではドル安が継続する・・・
というシナリオの方がわかりやすいとも言えますけどね。
今夜の2指標はともに市場予想が高いような気もするだけに・・・

っつうか、もはや週末ですから、
今夜の雇用統計とISM製造業の結果を見極めるしかないので、
本日はこれにて失礼します。

良い週末をお過ごしください。

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コメント

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こんばんわー
しんパパ | URL | 2016-04-01-Fri 21:36 [編集]
番長さんこんばんわ、なんだか厳しい展開になりましたね!最悪の展開だと2月安値あたりも視野になりますか?泣
応援してますのでこれからも色々とアドバイスお願いします( ^ ^ )/□
しんパパさんへ
マーケット番長 | URL | 2016-04-01-Fri 23:00 [編集]
> 番長さんこんばんわ、なんだか厳しい展開になりましたね!

こんばんは。
もはや当ブログでは風物詩となりつつある暴落時のしんパパさん登場に、
震え上がっておりますw

> 最悪の展開だと2月安値あたりも視野になりますか?泣
> 応援してますのでこれからも色々とアドバイスお願いします( ^ ^ )/□

来期の見通しがある程度は見えてこないと、
下値はどこになるのかはわからないです。
需給的にはさほど心配してないですけど。

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