不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
エイプリル売ールとなるか・・・決戦は金曜日
おはようございます。

日本でもイースターが拡がりつつあるとか・・・
当ブログでおなじみのバングラ食堂でも悪乗りする動きがあるのですが、
意外とあの多国籍な面々には宗教観のようなものは無いのかと、
やや呆れてはいるのですが、卵料理だから問題ないと言い出す始末・・・
まぁ少なくともISの窓口なのでは?という疑惑だけは全く無さそうです。
(もちろん冗談ですけどね)
そして私を含め日本人も厳格な宗教観を持たない人が大半ですから、
偉そうなことは言えないですけどね(笑)

さて、そんなイースター休暇ということで、海の向こうの大半の国が、
一昨日は休場となり、週明けの月曜日も欧州各国は休場となりますので、
外国産のイナゴがデカイ顔をしている我が国の市場では、
民主党時代のように閑古鳥がデカイ顔をする薄商いが続いておりますが、
なんとか株高・債券高・円安を維持したまま週末を迎えております。

海の向こうについても、FOMCメンバーの掌返しな利上げ姿勢の口車により
足元でドル高が進んだことで、原油・商品が軟調に推移したり、
資源国・新興国通貨も売られたりしておりますが、
1-2月の頃に比べれば、心配するには程遠い水準であり、
資源国・新興国に至っては株価も債券も堅調といえる水準を維持しており、
トリプル高基調は崩れておらず、ドル高による資金流出(利上げの副作用)が
再燃したとは言えまへん。(フィリピンがやや債券安ではありますけど)

同じく利上げの副作用を抱えるだけでなく、独自の病も抱えるアホチャイナは
全人代を終えても財政面での政策期待が出尽くしとはならず継続しており、
金融政策への期待も継続していると共に鬼の市場介入という睨みも効いており
聞こえてくる実体経済の軋む音や綻びとは関係なく、
中国市場は株、債券、人民元ともに落ち着いております。
ご存知の通り、何でもありの変態独裁国家であり、
真の姿は誰にもわからないので、過度に警戒するよりも、
シンプルに市場の動きを見て判断するしかないという状況です。

そんな利上げの副作用の原因でもある米利上げのサジ加減を握る米国は、
自らも製造業を中心に利上げ(ドル高)の副作用に見舞われていたので、
先週のFOMCでは、利上げに対するハト姿勢が強くなり、
FOMC以降はドル安(米債券高)と共に米株はビンビン物語だったのですが
先にも述べた通り、FOMCメンバーの掌返しなタカ派姿勢の口車によって
足元ではドル高(米債券安)が進行すると共に、米株はやや足踏みでおます。
イースター休暇での激薄商いであり、雇用統計を今週末に控えているので
アテにならん動きではあります・・・
何よりこの国だけは、タカ派姿勢でドル高になったとしても、
利上げが出来るほどに米経済は堅調だという御都合解釈もできるのでね・・・

そんなリーマンショックを引き起こした張本人のクセに、
ちゃっかり金融緩和というシャブ漬けからイチ抜けした米国(英)に対し、
我が国と同様、未だにゴリゴリお薬注入(金融緩和)状態のユーロ圏は、
先月末のG20以降、世界中で金融緩和の効果は限界だと言われる中、
果敢にも我が国に続いて10日のECB理事会でさらなるお薬を注入し、
正直なところ効果てき面だとは言えない動きながらも(ユーロ安とならず)、
世界中の市場が2月を底に戻りつつある流れが継続していることで、
お薬が効いているような動き(株高・債券高基調)が継続しております。

足元についてもドル高によってユーロ安となり、
追い風が吹くのかと思っていたところ・・・
ベルギーでテロが発生したことで、ややチグハグな動きとなっている上に、
米国と同様、イースター休暇モードでの薄商いなので、
アテにならん動きではありますけどね。

そして同じくゴリゴリお薬注入状態の我が国についても、
テロのせいだとは言いませんが、やや為替に対する反応の悪さ等、
チグハグな動きもありますが、冒頭で書いた通りの動きで週末を終えており、
(なんとか株高・債券高・円安を維持したまま)
何よりアベクロの選挙睨みな政策期待、期末要因を含む足元の需給等、
国内独自の好環境というのも継続してますからね。

以上の通り、足元でのドル高の動きは、日欧にとっては良いことながらも、
原油・商品、資源国・新興国、中国、そして米国にとっては、
利上げの副作用が再燃する可能性もあるので、やや気がかりではありますが、
週末時点では気にするほどの水準ではないので、
「市場の動き」としては、国内外共に落ち着いた週末と言えます。

ということなので、以上の週末状況を踏まえつつ、
今週のスケジュールや需給環境、政治の動き等も加味しながら、
今週の展望を占って参りますので、まずは今週のスケジュールからご覧下さい
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国内 海外
28(月) 2月自動車大手の生産・販売・輸出実績 人民元基準値発表(10:16)
米2月個人消費支出(PCE)(21:30)
衆院予算員会 米2月コアPCEデフレーター(21:30)
塩崎厚労相が待機児童問題に関する 米2月個人所得(21:30)
 緊急対策を発表 米2月中古住宅販売保留指数(23:00)
武居智久海上幕僚長が訪韓(28-31日) 米3月ダラス連銀製造業活動指数(23:30)
 ※韓国海軍参謀総長と軍事協力会談
ムガベ・ジンバブエ大統領来日(27-31日) ニューヨーク国際自動車ショー(3/23-4/3)
衆院選挙制度改革の与野党協議(11:00) 米韓合同軍事演習(3月7日-4月30日)
関税・外為審特殊関税部会(15:30) ミャンマー新政権発足(3月末)
スカイマークが民事再生手続き会見(15:30) イスラエル中銀政策金利発表(22:00)
 ※再生手続きを終え、中期経営計画を
  発表する見通し 新型iPhone予約期間(24日-)※31日発売
 ※発売日までに予約状況も報じられる
権利付き最終売買日
欧州、英国が夏時間に移行 ※27日から
(決算)
ニトリ、ヒマラヤ、大光、山下医 米2年債入札(26:00)
(休場) ※イースター
英、独、仏、南欧、スイス始め欧州各国
豪、NZ、香港、南ア、ナイジェリア他
29(火) 2月消費支出(8:30) 人民元基準値発表(10:16)
2月失業率(8:30) 人民銀の公開市場操作(10:16)
2月有効求人倍率(8:30) ユーロ圏2月マネーサプライM3(17:00)
2月小売業販売額(8:50) 米1月S&Pケースシラー住宅価格(22:00)
2市場信用取引残高(16:00) 米3月CB消費者信頼感指数(23:00)
API米週間原油在庫統計(29:00)
閣議、閣議後会見(8:00)
衆院本会議、参院予算委 SF連銀ウイリアムズ総裁講演(18:15)
 ※2016年度予算案成立予定  ※中間派、投票権なし
 ※予算成立後に安倍首相が記者会見 マクチ・スロバキア中銀総裁会見(20:00)
大阪府が「特区民泊」申請の説明会 イエレンFRB議長講演(24:30) ※25:30?
中央防災会議幹事会 ダラス連銀カプラン総裁講演(26:00、29:00)
相模トラフ沿い巨大地震による  ※ハト派、投票権なし
 長周期地震動検討会(13:00)
サッカーW杯アジア2次予選 シリア戦 iPhoneロック解除を巡るアップルからの
 書簡に対して、FBIが対応予定。
安全保障関連法の施行日  ※サン電子子会社の協力で不要とも
権利落ち日(実質新年度相場入り) ブリュッセル国際空港運航再開予定
(株主総会) 米5年債入札(26:00)
ジグソー、マクド、AppBank等、79社
(決算)レナー、カーニバル、中国農業銀行
(決算)
平和堂、ライトオン、ハニーズ、ハピネスD
ERIHD、NaITO
30(水) 2月鉱工業生産・速報値(8:50) 人民元基準値発表(10:16)
3月上旬分貿易統計(8:50) ユーロ圏3月消費者信頼感・改定値(18:00)
2月自動車生産・輸出(13:00) 米MBA住宅ローン申請指数(20:00)
日銀基調的なインフレ率を 独3月消費者物価・速報値(21:00)
 捕捉するための指標(14:00) 米3月ADP雇用統計(21:15)
プログラム売買状況(15:30) EIA米週間原油在庫(23:30)
安倍首相、訪米(3/30-4/3) シカゴ連銀エバンス総裁講演(26:00)
 ※核安全保障サミット(3/31-4/1)出席  ※ハト派、投票権なし
明日の日本を支える観光ビジョン構想会議 パターソン加中銀副総裁講演(27:20)
Build 2016(3月30日-4月1日)
シャープが取締役会を開催(予定)  ※マイクロソフト開発者会議
 ※鴻海の買収提案受け入れを決議
 ※31日に両社が契約調印予定 ニュージーランド国旗最終決定
 ※2日に鴻海会長らが会見予定 ミャンマー新大統領就任式
(株主総会)※12月期決算企業ピーク 米7年債入札(26:00)
キヤノン等、118社
(決算)中国銀行、中国建設銀行、ガスプロム
(決算)夢の街、NJS     マイクロン・テクノロジー
31(木) 対外対内証券売買契約等の状況(8:50) 人民元基準値発表(10:16)
2月建設機械出荷(12:00) 人民銀の公開市場操作(10:16)
2月新設住宅着工戸数(14:00) 独2月小売売上高(15:00)
2月建設工事受注(14:00) 仏3月消費者物価・速報値(15:45)
投資主体別売買動向(15:00) 仏2月消費支出(15:45)
3月外国為替平衡操作の実況状況(19:00) トルコ10-12月期GDP(16:00)
3月日銀当座預金増減要因・ タイ2月経常収支(16:30)
 金融調節実績・速報(19:30) 独3月失業率(16:55)
英10-12月期GDP・確定値(17:30)
安倍首相、訪米(3/30-4/3) ユーロ圏3月消費者物価・速報値(18:00)
 ※核安全保障サミット(3/31-4/1)出席 米3月チャレンジャー人員削減数(20:30)
社保審医療保険部会が 米新規失業保険申請件数(21:30)
 医療費適正化計画の基本方針を告示 米3月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
EIA米週間天然ガス在庫(23:30)
シャープが鴻海の買収提案を受け入れ
 両社が契約調印(前日の取締役会次第) 核安全保障サミット(3/31-4/1)
 ※2日に鴻海会長らが会見予定  ※安倍ちゃん出席、50か国以上が参加
パナソニック、16年度事業方針説明(17:30)  ※日米首脳会談、日韓首脳会談も
 ※米中首脳会談
新型iPhone発売日 新型iPhone発売日
テスタモーターズが新型電気自動車
白井さゆり日銀審議委員の任期満了  「Model 3(モデル スリー)」の予約受付開始
Build 2016(3月30日-4月1日)
(IPO)エボラブルアジア、PR TIMES  ※マイクロソフト開発者会議
カーニー英中銀総裁講演(16:00)
(決算) ルーマニア中銀政策金利発表(18:00)
ミルボン、ニイタカ、岡山製紙 チェコ中銀政策金利発表(20:00)
宝印刷、北恵、アルテック、Tアルファ シカゴ連銀エバンス総裁講演(22:30)
岡谷鋼、タキヒヨー、クラウディア、モリト  ※ハト派、投票権なし
ダイユー8、セキチュー、パレモ、シベール NY連銀ダドリー総裁講演(30:00)
キユソ流通、スターマイカ、トライSTG  ※ハト派、投票権有
USEN、日エンタ、日プロセス、JMNC
1(金) 1-3月期日銀短観(8:50) 中国3月製造業PMI(10:00)
3月日銀当座預金増減要因・ 中国3月非製造業PMI(10:00)
 金融調節実績・実績(13:00) 人民元基準値発表(10:16)
3月新車販売台数(14:00) 中国3月財新製造業PMI(10:45)
小売各社の3月月次売上高発表本格化 仏3月製造業PMI・改定値(16:50)
独3月製造業PMI・改定値(16:55)
閣議、閣議後会見 ユーロ圏3月製造業PMI・改定値(17:00)
安倍首相、訪米(3/30-4/3) 英3月製造業PMI(17:30)
 ※核安全保障サミット(3/31-4/1)出席 ユーロ圏2月失業率(18:00)
米3月雇用統計(21:30)
民泊合法化に向けた改正旅館業法施行 米3月マークイット製造業PMI・改定値(22:45)
 ※都道府県の許可制へ 米3月ISM製造業景況指数(23:00)
家庭向けの電力小売全面自由化開始 米3月ミシガン大消費者態度指数・確報値(23:00)
女性活躍推進法施行 米2月建設支出(23:00)
障害者が働く為の障害者雇用促進法施行 米石油掘削リグ稼働数(26:00)
社会福祉法改正案施行 米3月新車販売台数(29:00)
改正学校教育法施行 シカゴIMM通貨先物ポジション(3/29時点分)
ジュニアNISA運用開始 核安全保障サミット(3/31-4/1)
ゆうちょとかんぽが限度額引き上げ  ※日米首脳会談、日韓首脳会談も
法人実効税率29.97%に引き下げ ASEAN財務相会合(1-4日)
外形標準課税を拡大、減価償却を見直し 共和党党員集会(ノース・ダコタ州)
太陽光パネル設置時の法人減税打切り Build 2016(3月30日-4月1日)
3世代同居対応の住宅リフォーム減税  ※マイクロソフト開発者会議
中小企業の新規設備の クリーブランド連銀メスター総裁講演(26:00)
 固定資産税を50%減税  ※タカ派、投票権有
農地を10年以上貸せば
 固定資産税を50%減税 (休場)インド、キプロス
インフラファンドの非課税機関延長
企業版ふるさと納税を新設
相続した空き家を売却すれば税負担軽減
輸入小麦7.1%値下げ
東京ディニーランドとシーが入場料値上げ
GPIF新理事長就任
日本郵政新社長就任
桜井真氏が日銀審議委員就任
横浜銀行と東日本銀行が経営統合
東京電力が持株会社化
エイプリルフール
(決算)
象印、トシンG、日フイルコン、ジンズメイト
ジャステック、パイプドH、地域新聞
2(土) 安倍首相、訪米(3/30-4/3) ASEAN財務相会合(1-4日)
御柱祭
3(日) 安倍首相、訪米(3/30-4/3) ASEAN財務相会合(1-4日)
米MLB開幕
豪が冬時間に移行

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見ての通りというか、繰り返し言ってきた通り、
今週は日銀短観、中国PMI、米雇用統計、米ISM製造業が重なる、
週末の1日がヤマ場であることに変わりはないですが、
それ以外のものとしては・・・

28日 権利付き最終売買日、欧州始め各国が休場(米中は通常取引)
    利上げの副作用に悩む米製造業に対し、米GDPの7割を占める
    個人消費の動向を窺う米2月個人消費支出と消費の源泉である所得、
    足元でFRBメンバーのタカ派姿勢が強まっている中、
    FRBが物価の目安としているコアPCEデフレーター

29日 権利落ち日(実質新年度相場入り)、
    政策期待も高まる16年度予算案成立(安倍ちゃん会見も)
    何でも官邸団が騒ぐかもしれない安保関連法の施行、
    中国4大銀行の一つである中国農業銀行決算
    足元でFRBメンバーのタカ派姿勢が強まっている中、
    イエレンFRB議長講演(雇用統計の結果を知っての講演ともw)

30日 国内で唯一堅調な設備投資の指標である2月鉱工業生産
    12月期決算企業の株主総会ピーク
    中国4大銀行の中国銀行、中国建設銀行決算、ガスプロムの決算も、
    ECBの金融政策動向に関わる独3月消費者物価・速報値
    雇用統計の前哨戦となるADP雇用リポート

31日 1月に導入したマイナス金利効果を確認する2月の住宅指標
    (2月のマンション発売が軽微だったのでさすがに期待は薄い)
    まさかコッソリ為替介入をやっていたらビックリサプライズとなる
    3月外国為替平衡操作の実況状況
    ECBの金融政策動向に関わるユーロ圏3月消費者物価・速報値
    雇用統計の前哨戦となる米新規失業保険とチャレンジャー人員削減数
    新型iPhone発売日、安倍ちゃんを始め各国首脳が集まり
    日米&日韓首脳会談もあるとの噂の核安全保障サミット1日目

1日  日銀短観、低迷する国内消費と穴埋めのインバウンド効果確認で、
    小売各社の3月月次売上高発表本格化、
    年末にインバウンド効果はピークを過ぎたと社長が言った象印の決算
    法人実効税率引き下げ等、見直しされた税制や新たな法の施行開始
    ジュニアNISA運用開始、中国PMI祭、
    米3月雇用統計、米3月ISM製造業、米3月新車販売
    核安全保障サミット最終日

週を通しては・・・国内では政策絡みの御上イベントや株主総会、
         足元でFRBメンバーのタカ派姿勢が強まっている中、
         連日の様に講演を行う米地区連銀総裁の講演が注目であり
         特に投票権のあるハト派メンバーは注目。米国債入札も。

といったところなので、それなりに重要なイベントも多いのですが、
インパクトとしてはやはり日銀短観、中国PMI、米3月雇用統計、
米3月ISM製造業等々が重なる1日がヤマ場と言えます。

まず日銀短観については、市場予想にも表れている通り、
DIの悪化は承知済みだといえるので、余程大きく下振れない限りは、
アベクロの政策期待が高まるという御都合解釈になる可能性が高いです。

しかしながら現在は4月下旬から本格化する3月期企業の本決算を控え、
前回調査の日銀短観と1月の決算で発表された企業想定為替レートよりも、
足元では円高が進行しており、来期の減益懸念がある状況ですから、
今回の日銀短観はDIよりも業績見通しの方が重要です(想定為替レートも)

現在の日本株のEPSはあくまで今期の予想EPSであり、
今回の短観で減益見通しとなれば、4月下旬からの本決算を前にして、
来期減益懸念が高まると共に、現状の今期予想EPSでの下支えというか、
日本株のバリュー面での優位性を失うことになります。

そうなると4月下旬からの本決算にて、
短観での減益見通し懸念を払拭する様な堅調な来期見通しを発表するまでは、
厳しい展開になると言わざるを得ないので・・・
短観の発表される1日時点で、短観想定為替レートよりも円安に傾いていれば
控えめな見通し&上方修正余地があるとの解釈でリスクは軽減されます。

そういう意味では、週を通しての国内でのアベクロの政策期待の高まり、
為替市場でのアベクロの睨みが強まることも重要であるとともに、
29日のイエレンおばさんの講演が、
最近の地区連銀総裁らと同様、タカ派姿勢を打ち出せば、
ドル高円安が加速すると言えます。

そして1日の日銀短観発表以降についても、中国のPMIが無難に通過し、
その夜に発表される米雇用統計とISM製造業が、
利上げの副作用を感じさせない堅調な結果となり、
タカ派姿勢を裏付けることになれば、
利上げ機運が高まり、ドル高円安要因にはなりますので、
日銀短観での低調な業績見通しの懸念を和らげてくれます。

最近の連銀総裁による掌返しなタカ派姿勢然り、
イエレンおばさんまでがタカ派姿勢な講演となれば、
もはや雇用統計とISM製造業を始めとする今後の米経済指標が、
利上げを後押しするような堅調な結果になることを知ってるからやろ!
という見方もできますから、29日のイエレンおばさん講演は注目です。
(超大穴の注目では31日の為替介入実績もありますけどw)

ちなみに1日発表のこれら日中米のヤマ場イベント(経済指標)が、
日銀短観をはじめすべて堅調な結果であれば、1日以降を懸念する必要もなく
米中の景気は堅調という解釈で原油・商品も堅調な展開となり、
資源国・新興国も堅調という利上げの副作用も再燃しない・・・

資源国・新興国通貨(原油・商品も)>ドル>ユーロ>円
もしくは
資源国・新興国通貨(原油・商品も)>ドル>円>ユーロ

という世界的にハッピーな(都合の良い)理想的な展開となり、
国内では円安による業績懸念の和らぎと政策期待と共に、
良好な需給環境という大人の事情も作用して、
外国人の買いも戻って来るでしょうから、
それこそセルインメイになるのかどうかはともかく、5月まで・・・
もしくは米企業決算の始まる4月中旬まで突っ走ることになりそうです。
(そうなると日経、TOPIX共に三役好転となりそうです)

まぁあくまで理想的な展開ですから、当然ながら日銀短観だけでなく、
米中の指標も低調な結果という最悪パターンとなれば、
素直に火に油となり、ドル安円高、株安が加速することになり、
少なくとも米国は4月中旬からの決算、我が国は下旬からの決算までは、
リスクオフモードとなってしまいます。(17日には産油国会合もある)

以上の通り、色々なパターンを書いてきましたが、
恐らく日銀短観はDIが市場予想通りの低調な結果ながらも、
低調な業績見通しは改めて悪材料視されることになる一方、
中国PMIは無難に通過し、雇用統計とISM製造業は堅調な結果になる・・
と見ておりますので、
低調な日銀短観の結果を相殺できるほどの円安とならなければ
1日以降は要注意・・・まさにエイプリルフールならぬ、
エイプリル売ールな展開になると言わざるを得ないです。

ただし繰り返し書いている通り、シカゴIMM通貨先物ポジは、
昨日発表された22日時点のものを見ても、円ロングがやや増加したものの
ドルロングとユーロショートはやや減少しており、
依然として巻き戻しの余地は大きいと言えますし、
足元の為替市場の動きからも、連銀総裁たちのタカ派姿勢をきっかけに
ドル高、ユーロ安、円安という巻き戻しの動きにはなっております。
そして国内では裁定買い残も低水準であることからも、
円売り先物買いモードの余地は大きく、信用買い残も低水準であり、
月末に向けたお化粧、新年度の新規マネー流入期待、黒ちゃんのETF買い、
あくまで自粛期間に過ぎず、破ることも可能なクジラの押し上げもある?
(自社株買いは自粛みたいですけど)
というように需給環境としては良好と言えますし、
選挙を意識したアベクロの政策期待や為替市場へ睨みも継続しており、
特に安倍ちゃんについては、今週の細かな政策絡みの御上イベントだけでなく
16年度予算案成立後の会見で、新たな財政出動を含む政策を打ち出したり、
消費税増税の先送り&減税を言及する可能性もなきにしもあらずです。

したがって国内独自の需給環境や政策期待は根強いので、
ヤマ場が1日という日程的な並びからも、
今週は1日までは配当落ち等も吸収する堅調な展開と見ており、
1日のヤマ場以降の悲観的なシナリオについても、
ショック安の様なゴリゴリのリスクオフにはならず
ズルズル下落するという逃げ場のある展開にはなりそうですけどね。

ということで明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の通りなので、
1日以降はエイプリル売ールに要注意と言わざるを得ないですが、
3月一杯目線では割り切ってアホになり、勝負する姿勢のままでいいでしょう

小難しい背景や状況は置いといて、シンプルに国内目線だけで判断するならば
日本株は為替次第という状況に変わりはないので、ヤマ場の1日以降ではなく
私の見通しに反して、1日までに円高が進行することになれば、
その日限りの勝負に留めておくのが無難でおます。

腰を据えて王者の風格で新たに参戦する方についても、
参戦判断としては持ち越し短期勝負の方と同様ですが、
1日以降はエイプリル売ールに要注意と言わざるを得ないので、
今週は1日以降を見据えた新たな参戦は控えておいた方がいいと言えます。

すでに腰を据えて参戦している方については、ヤマ場の1日以降ではなく
私の見通しに反して、1日までに円高が進行することになり、
円高と共に商いの伴ったゴリゴリリスクオフが「継続」することになれば、
1日のヤマ場を待たずに、一旦撤退した方がいいでしょう。
そうでなければシンプルに9日安値あるいは2月末水準を割らない限り
(下値メドは御自由にどうぞ)
少なくとも3月一杯は王者の風格で構えておけばいいでしょう。

新興市場で勝負する方については、最近の大商いや騰落レシオ等だけでなく、
週末には独走していたマザーズがそれなりの商いを伴って下落したりと、
バイクラなのでは?との見方がありますが、マザーズは一日だけの下落なので
商いの伴った下落が「継続」しない限りは、バイクラやなくてバイアグラ・・・、
つまり上昇局面で商いを伴う資金流入の流れが継続している・・・
とシンプルに判断して勝負をすればいいでしょう。
少なくとも今週のヤマ場である1日までは(3月一杯までは)。

個別目線でも政策絡みのテーマが豊富であり、IPO関連ネタも豊富なので、
それらへの期待物色による個別への資金流入(循環)の動きが継続し、
ウォッチして動きを把握している銘柄であれば、
今週もテーマ(政策)に絡む官民イベントや新たな法の施行が多いので、
小難しい国内外の背景には囚われず、
少なくとも今週のヤマ場である1日までは(月末までは)、
個別判断で勝負すればいいでしょう。
中小型割安狙いの方も同様です。

ただしくれぐれも主力大型株が商いの伴った株安となる
国内外のリスクオフモードとなれば、さすがに新興市場は関係ないと言えず、
それこそバイクラとなりかねないので
そうなった場合はいち早くトンズラする機敏な姿勢だけは忘れず・・・

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スティグリッツ教授
スイーツ男子 | URL | 2016-03-27-Sun 10:33 [編集]
マーケット番長さん、こんにちはです。お世話になります。

さて、ネット上に「官邸が公表したスティグリッツ教授提出資料」なるものがUP
されておりますが、番長さんはもうご覧になられましたでしょうか?

未だのようでしたら抜粋の抜粋です(パワポで全48P)が、以下にご紹介いたし
ます。特に興味を引いたもののみです。

1. 今のところまだ危機ではない。
  堅調な成長に戻る可能性は小さく、景気後退や停滞の可能性は高い。
2. 欧州はもっと悪い
  ユーロ危機は終わっていない。一時的な「小康状態( remission)」に
  あるだけ。
3. 中国
  深刻な経済減速となる見込み。
  欧州と米国では、中国経済の減速を埋め合わせることはできそうもない。
4. 原油価格の下落は需要を増加させると期待されていたが、「敗者」
  (losers)への悪影響がそれらの便益を上回っている。
5. 深刻な停滞時において、金融政策が極めて有効だったことはこれまでに
  ない。唯一の効果的な手段は財政政策。
6. 緊縮財政をやめる。
7. 法人税減税は投資拡大には寄与しない。
  → むしろ、国内での投資や雇用創出に積極的でない企業に対して、
    法人税を引き上げる方が、投資拡大を促す。
8. 米国にとってTPPの効果はほぼゼロと推計される。
  → TPPは悪い貿易協定であるというコンセンサスが広がりつつあり、
    米国議会で批准されないであろう。

コスプレAには上記5を、欧州には6を実行して頂きたいと思うところで
ございます。また、7はいいアイデアなのではと思いました。ただ、4は、
本当にそうなのかなぁという感想です。そして8は、そうなった場合、
如何なってしまうのか想像もつきません(悪い意味でです。)。

長くなり申し訳ありません。
また、ここまで目を通して頂きありがとうございます。

それでは、またよろしくお願い致します。
スイーツ男子さんへ
マーケット番長 | URL | 2016-03-28-Mon 00:07 [編集]
> マーケット番長さん、こんにちはです。お世話になります。

こんばんはです。

> さて、ネット上に「官邸が公表したスティグリッツ教授提出資料」なるものがUP
> されておりますが、番長さんはもうご覧になられましたでしょうか?

いえ、まだ読んでおりません。

> 未だのようでしたら抜粋の抜粋です(パワポで全48P)が、以下にご紹介いたし
> ます。特に興味を引いたもののみです。
>
> 1. 今のところまだ危機ではない。
>   堅調な成長に戻る可能性は小さく、景気後退や停滞の可能性は高い。
> 2. 欧州はもっと悪い
>   ユーロ危機は終わっていない。一時的な「小康状態( remission)」に
>   あるだけ。
> 3. 中国
>   深刻な経済減速となる見込み。
>   欧州と米国では、中国経済の減速を埋め合わせることはできそうもない。
> 4. 原油価格の下落は需要を増加させると期待されていたが、「敗者」
>   (losers)への悪影響がそれらの便益を上回っている。
> 5. 深刻な停滞時において、金融政策が極めて有効だったことはこれまでに
>   ない。唯一の効果的な手段は財政政策。
> 6. 緊縮財政をやめる。
> 7. 法人税減税は投資拡大には寄与しない。
>   → むしろ、国内での投資や雇用創出に積極的でない企業に対して、
>     法人税を引き上げる方が、投資拡大を促す。
> 8. 米国にとってTPPの効果はほぼゼロと推計される。
>   → TPPは悪い貿易協定であるというコンセンサスが広がりつつあり、
>     米国議会で批准されないであろう。
>
> コスプレAには上記5を、欧州には6を実行して頂きたいと思うところで
> ございます。また、7はいいアイデアなのではと思いました。ただ、4は、
> 本当にそうなのかなぁという感想です。そして8は、そうなった場合、
> 如何なってしまうのか想像もつきません(悪い意味でです。)。

なるほどそうですか、としかお答えしようがないのかなとは思いますが、
あえてお答えしますと、
1.2.についてはその通りでしょうし、中国よりもユーロ圏が心配です。
3.については「恐らく」悪いのでしょうし、何かあれば最も厄介でしょうけど、
真実がわからない上にあの政治体制ですから何とも・・・という感じです。
4.については短期的にはそうなのでしょうけど、長期的に見れば逆とは思います。
5.については今はそういう論調が大半ですが、このまま米国が立ち直った場合、
麻酔薬としては有効だったということにはなりますけど・・・
日本はどこま患っていない病(デフレ)を抱え、
どこもやったことない金融政策を行うというフロントランナー(実験台)ですから、
現時点ではこれまたどうなるのかはわからない部分はありますけどね。
6.については、南欧が止めるとユーロ圏の崩壊が加速しそうですし、
かといって今や財政統一は絵空事になりつつあるだけに、
止む無しなのかなとは思います。だけに2.のユーロ圏が最悪にも繋がります。
7.についてはダメなところを引き上げるではなく、
良いところを引き下げるでいいとは思いますけどね。
そもそもこの国は独自の病を抱えている割には高いのでね。
8.についてはそもそも私も反対であり、安全保障という面を考慮すると、
仕方ないのかなと思っている程度です。

> 長くなり申し訳ありません。
> また、ここまで目を通して頂きありがとうございます。
>
> それでは、またよろしくお願い致します。

よろしくお願いいたします。

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