不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
黒光り銀行会合を経て・・・
こんばんはです。

本日は黒ダヌキ率いる日銀金融政策決定会合が開催され、
MRFのマイナス金利適用対象から除外となった以外は現状維持となり、
新興市場が賑わう一方、東証一部及び先物は薄商いの中、
円高株安がジリジリと進行し、日経平均、TOPIXは共に反落でおます。
(一目均衡表の遅行線は、日経は上抜けており、トピは上抜け間近、
 ドル円も明日か明後日には上抜けしてもおかしくはないです)

引け後の黒ダヌキ会見においても、
やや気掛かりでもあった先日のドラギの様な打ち止め失言は無く
これといって新味の無い、無難な会見で終わったと言えるのですが、
会見後も円高株安のジリジリ進行は止まっておりまへんので、
今のところは昨日の記事で書いた都合が良すぎるリスクオンにはなっておらず
昨年10月の様な日米欧だけが都合の良い展開にもなっておりまへん。
(超シンプルに言えば円安になっていないということです)

しかしながら失望パニックではなく薄商いでの反落であり、
そもそも昨年10月は22日のドラギナイトをきっかけに、
ユーロショート、円ショート、ドルロング、裁定買い残、
これらを急速に積み上げながら日米欧の株高が26日まで続き
その後は現状維持となった27-28日のイエレンナイト(FOMC)、
同じく現状維持となった30日の日銀金融政策決定会合を通過するまでは、
足踏みの展開となった後、12月3日のドラギナイトまで、
原油、資源国等の利上げの副作用も無視すると共に、
上記のポジションを急速に積み上げながらの株高が続きましたので、
今回も10月の展開と同じであるならば、
本日の日銀金融政策決定会合、明日に結果の出るFOMC通過までは
足踏みの展開になってもおかしくはないと言えます。

そして今回は明日から消費税増税先送りと財政出動の口実作りとなる、
安倍ちゃんマン主催の国際金融経済分析会合が開催され、
消費税増税先送りと財政出動の機運が高まれば、
金融政策だけでなく財政政策が打ち出されてこそ、
実体経済への効果を発揮するという最近の見方に則した結果となります。

何より安倍ちゃんマンとしては、選挙を意識してのこういった動きですから、
繰り返し書いている通り、我らが年金を運用するGPIFの運用成績が、
1-3月期にマイナスとなることは避けたいというのはありますので、
本日の会合で黒ダヌキが動かなかったということは、
安倍ちゃん側からネタを提供することで3月の株高を演出し、
4月以降に選挙のタイミングを見計らって黒ダヌキが追撃する・・・
という展開となりそうですけどね。

ここ数日というか最近は、安倍ちゃんマンの経済ブレーンである、
浜ちゃん(浜田内閣官房参与)だけでなく本田内閣官房参与も加わり、
消費税増税の先送りどころか減税しろとまで、しきりに言及しており、
一方で黒ダヌキは金融政策&見通しは消費税増税が前提だと言っているので、
消費税増税さえ先送りにすれば、金融政策面でも効果が増すのでは・・・
という都合の良い解釈になる土壌が作られつつあります。

従って、今日のところは想定していたポジティブな動きにはなってまへんけど
昨年10月と比較した現状の動きと以上のような背景からも、
市場は失望という動きにもなっておらず、ゴリゴリのリスクオフでもないので
まずは明日のFOMCと明日からの国際金融経済分析会合を見極めてから、
判断しても遅くは無いと言えます。

他にも国内では明日が春闘の集中回答日であり、
前年ほどでは無いにせよ、賃上げが見込まれております。

個人的に気がかりなものとしては、
足元で国内消費が低迷しているという現実がある中、
2月以降の急速な円高局面を受けて、明日の2月訪日外客数はどうなのか?
円高をものともしない堅調な結果となれば、
賃上げと共に低迷する国内消費懸念を払拭できそうですけど、
もろに円高の影響を表す結果となれば、国内消費の穴埋め効果が剥落し、
内需企業の業績懸念が再び懸念され、外需も含めて日本株は為替次第・・・
という見方がさらに増してしまうだけに、
選挙を前にした安倍ちゃんマンとしても(黒ダヌキも)、
何がなんでも円安誘導が急務となります。
結果的にアベクロが動く可能性が強まるのでは・・・
という御都合解釈もあり得ますけどね(笑)

海の向こうについても、リスク要因の一つである原油は、、
20日に予定されていた産油国会合が4月半ばまで延期となっただけでなく
足元で増産傾向のイランが不参加を表明していたりもしますが、
一方でロシアはシリアからの撤退を決めており、
穿った見方をすると、原油安の歯止めにメドが付いたからこその行動か?
という気がしなくもないです(笑)
何よりイランはともかく、最近の産油国の噂やデマを含む動向から見ても、
原油安の再燃は許さないという姿勢(睨み)は窺えます。

(しつこいようですが米国と和解したイランの動きを見ればわかる通り、
 つくづくシェール潰し説というのが理解できないです。
 どう考えても利上げに向かう米国の国内事情という都合だけで、
 原油安を仕掛けているとしか思えないです。
 単純に考えれば、誰が得しているのかということですからね。)

そして海の向こうの得体の知れんリスクでもある中国は、
明日で全人代の閉幕を迎え、現在は決して好感する動きとは言えまへんけど、
閉幕後の悲観的な空気までは漂っておりまへん。

他にも今夜は米2月小売売上高、ベストバイ決算、ミニスーパーチューズデー
明日は米2月消費者物価、原油在庫、フェデックス決算(17日?)
明後日は彼岸入り、2月貿易統計、20年債入札、
日銀決済システムフォーラム1日目(黒ダヌキ講演)、
ECBが動くと余計なことをしがちなスイス中銀の金融政策決定会合、
利下げの可能性が高いノルウェー中銀の金融政策決定会合、
米国と同様、抜け駆けの利上げも視野に入れている英中銀の金融政策決定会合
英国のEU離脱とシリア難民問題が協議されるEU首脳会議1日目、
米3月フィリー指数、米2月CB指数、新規失業保険、JOLT労働調査、
週末は我が国が三連休前、マイナス金利を決めた1月の日銀会合議事要旨、
日銀決済システムフォーラム2日目、EU首脳会議2日目、
シリア撤退を決めたロシアの金融政策決定会合、米3月ミシガン大指数、
3人の米連銀総裁講演、そして米MSQ(欧州も)・・といったところです

てな感じでテンコ盛りではありますので、
今日の時点で判断するのは難しい状況ではありますが、
昨日も書いた通りこれらのイベントを経て、理想としては・・・

資源国・新興国通貨(原油高・商品高も)>ドル>ユーロ>円
もしくは
資源国・新興国通貨(原油高・商品高も)>ドル>円>ユーロ

となることですが、昨年10月以降の需給面の都合での展開と同様ならば・・

ドル>ユーロ>円がベストであり、ドル>円>ユーロがベターでおます。

ちなみに私としては未だに上目線という見方に変わりはないですが、
一応、以上のような背景だということです。

ということで明日のスタンスとしては、特に変更はないですけど・・・

持ち越し短期勝負の方については、円高進行と共に商いの伴った株安となれば
その日限りの勝負に留めておくべきですが、
先に述べた通り、明日以降のイベントを経て、
上記のいずれかの展開となれば、大いに勝負すればいいでしょう。

腰を据えて王者の風格で参戦する方についても、
持ち越し短期勝負の方と同様の判断で動けばいいですが、
すでに参戦している方については、円高進行と共に商いの伴った株安となれば
無難に一度は撤退するのもアリですが、明日以降のイベントを見極めるまでは
王者の風格で構えておいても遅くはないでしょう。

新興市場で勝負する方については、
上昇局面で商いを伴うという資金流入の流れに戻っており(本日も継続)、
商いの伴った下落が続くまでは、上目線で勝負すればいいでしょう。
(今週は12社のIPOラッシュを控えており、
 それに備えた換金売りの可能性は、僅かながらありますけどね)

個別目線でもテーマが豊富であり、IPO関連ネタも豊富ですから、
それらへの期待物色による資金流入(循環)の動きが継続し、
ウォッチして動きを把握している銘柄であれば、
今週もテーマ(政策)に絡む御上イベントも多いので、
外部要因に囚われず個別判断で短期でも長期でも勝負すればいいです。
中小型割安狙いの方も同様です。


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コメント

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ぱた | URL | 2016-03-16-Wed 08:46 [編集]
ボリュームのある内容と、的確な相場観に毎日番長さんのブログを参考にさせて頂きながら、相場に向き合っています。ありがとうございます!
ぱたさんへ
マーケット番長 | URL | 2016-03-16-Wed 09:28 [編集]
> ボリュームのある内容と、的確な相場観に毎日番長さんのブログを参考にさせて頂きながら、
> 相場に向き合っています。ありがとうございます!

長ったらしい記事ですけど、
そう言っていただけると嬉しく思います。
ありがとうございます。

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