不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
大一番を前にした明日は、出撃も・・・
こんばんはです。

ついに長期金利が史上初のマイナスに(スイスに次いで2カ国目)・・・
そして北のカリアゲミサイルと共に大気圏を越えたJGBの天井はどこなの?
と子供電話相談室に電話をして聞きたくもなりますが、
とにかく黒ちゃんのマイナス金利は効果てき面、僕イケ面状態です(笑)
もちろん債券市場に限っての話ですけどね・・・

さて、我が国と同様、マイナスキンタマを導入済の欧州では、
スットコドイツ銀行が危機だと騒がれております・・・

かれこれ前々回のギリシャ騒動以来、
何かの騒動が起きる度に影の主役だとクローズアップされ、
最近では経営陣が刷新されたり、VW問題でもクローズアップされたりと、
破綻するする詐欺の様に言われて来ましたので、今さら感タップリですけど、
今度こそは本当に破綻するのでしょうか・・・

その割には取り付け騒ぎの様な事態は、イタリアの一部であっただけであり
かと言って、キプロス騒動の際に悪しき前例となった預金封鎖や預金課税、
と言う鬼の様な伝家の宝刀を抜くという話も無く、
ユーロ圏の銀行監督権が移ったばかりのドラ銀(ドラギECB)は、
ギリシャ騒動の際のトラックで現金を運ぶ・・・
というような真偽不明な面白報道が飛び交うわけでもなく、
資金供給に動くどころか、緊急会合を開くという話も見当たらず、
何とも静かというか、ダンマリを決め込んでいるのは何なのでしょうか(笑)

御存知の通り、ユーロ圏は財政の統一は出来ていないのですが(財布は別)
金融は完全ではないものの、ドラ銀(ECB)に銀行監督権が移譲され、
ほぼ統一されつつある状況ですから、ドイツ銀行が破綻寸前であるならば、
普通は財布を握るドイツ政府がケツを拭くべきなのですが、
ユーロ圏ではECBがケツを拭くことになるので、
(更にECBが指揮を執り、ユーロ圏の銀行全体でケツを拭くことにもなる)
全く動きが無いというのは違和感タップリです。

米国の様に金融機関は助けないと公言しているならまだしも、
ドラ銀が同じように何もせずにスットコドイツ銀行を見捨てることになると、
ただでさえユーロ圏は財布(財政)が別なのに、
もはや金融の統一って意味あるの?ってことになり、
それこそユーロ圏の崩壊に繋がるのでは・・・という気がするだけでなく、
そもそもリーマンショック、ユーロ圏のソブリンリスクを経て、
バーゼル規制、ボルカールール等の規制が導入され、
しかも上記のリスク以上の危機を想定したストレステストまで繰り返したのに
それでも破綻することになるのであれば、
何の規制やねん!何のテストやねん!っちゅう話となり
一気に世界中の金融機関がヤバいという信用不安の爆発となるので、
(すでに爆発しとるという意見もありますけどw)
ホンマにヤバいとなれば、さすがにドラ銀が動くでしょうし、
政治側もパフォーマンスくらいはすると思うのですが・・・

一応、明後日11日にはユーロ圏財務相会合、12日にはEU財務相会合、
来週18-19日にはEU首脳会議といった政治の集まりがありますので、
何かパフォーマンスでもやるのでしょうか・・
政治側が判断する「預金封鎖」という伝家の宝刀を一気に抜く・・・
という火に油なことをすると笑うしかないですけど・・・まさかね。

とにかく市場の騒ぎの割に、直接の尻拭い役であるドラ銀だけでなく、
財布は別で意見のまとまらない政治側も呑気だというのが、
どうも緊張感に欠けてしまうというか、過剰とすら感じるばかりです

てな感じで、私が勝手に過剰だと感じたところで、
市場が混乱すれば、信用不安を招くと共に、
実体経済にも影響を及ぼしますから、
足元のスットコドイツ銀行を含む欧州を中心とした金融機関の売られっぷりは
素直に受け止めるしかないです。

そして独DAX指数を始めとするユーロ圏の高格付け国はの株価は大幅安、
債券は買われるという株売り・債券買いというリスクオフな動きとなり、
ギリシャを始めとする南欧の重債務国は、株価の下げはもちろんのこと、
債券が売られると共にCDSが急上昇しており、
かつてのギリシャ危機を含むソブリンリスクの様な動きでもあります。

南欧重債務国の騒ぎだけならばまだしも、
騒動の中心の一角がドイツ銀行でもあるだけに、
やはりマイナス金利を導入したことが・・・という見方も出来なくはないです
しかもマイナス金利を導入しているスイスでもクレディスイスが燻っており
日本を含むチームマイナスキンタマの風向きがどうもよろしくないというか
マイナス金利を含む金融緩和に対して、
重度のシャブ中患者には薬が効かなくなるのと同様、
もはや効果なしと言われている様な動きでおます。

とりあえず効果なしと言わんばかりの動きになってしまったのは、
米国が利上げに踏み切ったことによるマネーの流れの変化が原因であり、
利上げに踏み切ったことでのドル高によって、
原油(商品)、資源国・新興国からの資金流出という利上げの副作用が、
重篤化しなければ、マイナス金利な日欧は素直にドル高通貨安が恩恵となり、
金融緩和に対して効果なしという見方にもならなかったのですが、
御存知の通り、利上げの副作用は重篤化してしまい、
米国自らも副作用に見舞われてしまったことで、
利上げを否定とまでは言いませんが、追加利上げの先送り観測が強まることで
ドル安が加速してしまい、日欧は金融緩和政策とは意に反する通貨高に襲われ
業績懸念だけでなく、そこに原油・新興国等の利上げの副作用に絡む爆弾が
ドイツ銀行を含む欧州を始めとする世界の金融機関に対して、
過剰であろうが何だろうが、懸念という形で降り注いでいるという状況です。

そして本日の我が国は、上記の動きから鬼の円高に見舞われ、
債券はマイナス金利効果てき面のゴリゴリ債券高となり、
株価は3兆円を超える商いの伴った大幅安という壊れっぷりです。

昨夜の米国も米債券高、ドル安という利上げ先送り観測を好感することもなく
米株は商いの伴った株安となり、同じく原油も好感せずに売られており、
(その他商品、資源国、新興国も同様です)
単なるリスクオフの動きとなっております。

こうなってくると・・・

目先のヤマ場であり、全ての原因である利上げのサジ加減を決めることになる
明日のイエレンおばさんのサジ加減トークライブ(議会証言)において、
市場に配慮する形で利上げの先送り観測を匂わせるようだと、
利上げを先送りしなければならないほどにドイヒーと解釈され、
先週末からの利上げ先送り観測な米債券高・ドル安を好感しない、
ただのリスクオフが加速するだけとなり、
マイナスキンタマな日欧にとっては通貨高が加速する可能性もありますので、
いっそのこと利上げを示唆した方がいいとは思うのですが・・・

しかしながら昨夜から本日にかけてのリスクオフな動きの加速のおかげで、
イエレンおばさんが市場に配慮した利上げ先送り観測を匂わせても、
さらなるリスクオフの加速にはならず、
都合の良い出尽くしの動きとなる可能性は高くなっております。
(昨日の様に下手に反発されると、こういう可能性は低かったですけど)

そして8月高値の裏、45日前ルール、SQ、国内企業決算一巡、
これらが重なる週末を前にして、
シカゴIMM通貨先物のポジ、裁定買い残、信用買い残等も加味すると
大人の事情による買戻しが主導する形での都合の良い出尽くしは有り得ます。

他にも明日はハゲバンクを始めとする国内企業決算、OPEC月報、
米週間原油在庫、イエレンおばさんの議会証言を受けての米10年債入札
米企業決算、米大統領選フロリダ州予備選、
明後日は東京市場休場、香港市場休場明け、ユーロ圏財務相会合、
マイナス金利導入済みのスウェーデン中銀政策金利発表、
イエレンおばさんの上院でのトークライブ、米30年債入札、
リオティントとソジェン決算、
週末は先に述べた需給絡みのイベント、ユーロ圏のGDP祭、EU財務相会合
コメルツ銀行決算、米1月小売売上高、2月ミシガン大学消費者態度指数、
週明けは我が国の10-12月期GDP速報値、中国市場が旧正月明け
といった感じですから、
明日のイエレンおばさんのトークライブがきっかけになる可能性は、
十分にあり得ると言えますので、出撃する価値はあります。

ただし欧州等の騒ぎが続くことで、
イエレンおばさんがきっかけとならなければ、買い下がりもへったくれも無く
即座に撤退するという敏感に動く姿勢だけは徹底しておきましょう。

とは言え、SQ前日である明後日が祝日で休場ですから、
きっかけとならなかった場合、祝日を跨ぐという大きなリスクはあるので、
慎重に構えるのであれば、明日のイエレンおばさん後の動きを受けて、
祝日明けとなる週末の動きを見極めてから動くのが無難でおます。

ちなみに今回がきっかけとならなければ、
次は3月もしくはECB等が緊急で動いたところがきっかけになります。

ということなので、明日のスタンスとしては、

祝日跨ぎの持ち越し短期勝負の方については、
以上の様な小難しい国内外の市場環境は頭に描きつつも、
シンプルに国内目線で判断するならば、とにかく円高が落ち着かない限り
日本株は話になりまへんので、その日限りの勝負に留めておきましょう
というスタンスに変わりは無いですが・・・
以上の通り、明日のイエレン議会証言がきっかけとなる可能性が高いので、
きっかけとならなかった場合の祝日跨ぎリスクは覚悟の上でならば、
勝負する価値は十分にあります。

腰を据えて本格参戦する方については、持ち越し短期勝負の方と同様、
シンプルに円高が落ち着かない限り、本格参戦は控えておきましょう。
というスタンスに変わりは無いですし、
明日のエレン議会証言がきっかけとなろうとも、見極めて動くのが無難ですが
打診参戦については、これまた短期の方と同様、
祝日跨ぎリスクは覚悟の上でならば、参戦するのはありです。

新興市場は主力大型株とは違って、商いの伴わない下げが続いておりますが
シンプルに商いを伴った上昇が続かない限り、
腰を据えるのはもちろんのこと、持ち越し勝負も控えておきましょう。
しかしながら明日に関しては、持ち越し短期勝負の方と同様の覚悟でならば、
勝負するのはアリです。

言っても小難しい国内外の事情は新興市場の小売や製造業以外にとっては、
現状では業績から見ても影響の軽微なリスクとも言えますので、
(今週は新興市場の主力銘柄の決算も多いです)
リーマンショック級とまでは言わないまでも、
市場全体が問答無用なゴリゴリリスクオフモードになっていないのであれば、
新興の個別目線については、テーマ物色等で循環物色が継続している限り、
割り切って流れに乗りながら勝負するのはアリです。
しつこいようですが、今週は明晩がヤマ場なので、くれぐれも御注意ください

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コメント

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つかさ | URL | 2016-02-09-Tue 23:13 [編集]
こんばんはです。
イエレン登壇前までに、まさかのドル円110円とか行きそうな勢いです。
ダウ=日経 等数 以前の均衡に戻りましたw

補完からマイナス金利、何か助走をつけて海に飛び込む形になっちゃてますね。軍師官兵衛、次はどう出るんですかね?
戦力の逐次投入はしないと言った手前キツイでしょうね。
あのサプライズ好きな行動がどうも俗気ってぽく個人的には好みません。

やはり消費税増税中止(逆に5%に戻してもいい)で総選挙?是非希望しますね。
つかささんへ
マーケット番長 | URL | 2016-02-09-Tue 23:33 [編集]
> こんばんはです。

こんばんはです。

> イエレン登壇前までに、まさかのドル円110円とか行きそうな勢いです。
> ダウ=日経 等数 以前の均衡に戻りましたw
>
> 補完からマイナス金利、何か助走をつけて海に飛び込む形になっちゃてますね。軍師官兵衛、次はどう出るんですかね?
> 戦力の逐次投入はしないと言った手前キツイでしょうね。
> あのサプライズ好きな行動がどうも俗気ってぽく個人的には好みません。

まだ黒ダヌキは結果として間違っていたとしても、効果が無かったとしても、
何もやらないよりは、やれることはやった上での結果論だと思うので、
やはり政治の責任は重くなりつつあると思うばかりです。
(やった上での結果論とも言えないだけに・・・)

> やはり消費税増税中止(逆に5%に戻してもいい)で総選挙?是非希望しますね。

できれば減税して頂きたいものですが、
政治家のプライドと票欲しさのせめぎ合いなのでしょうねw
嵐の前の静けさ
スイーツ男子 | URL | 2016-02-10-Wed 07:52 [編集]
マーケット番長さん、おはようございます。
お世話になっております。

ブルームバーグの記事によれば、
ドイツ銀行のCEOが、同行の株と債券相場が急落したことに
対応して、同行が「磐石だ」と行員に伝えたそうです。

また、高リスクの社債の利払いに言及したことで、
9日の米株式市場で、ADRが下げ幅を縮小した模様です。

最後っ屁にならなければいいのですが。

それでは、またよろしくお願い致します。
スイーツ男子さんへ
マーケット番長 | URL | 2016-02-10-Wed 08:45 [編集]
> マーケット番長さん、おはようございます。
> お世話になっております。

おはようございます。お世話になっております。

> ブルームバーグの記事によれば、
> ドイツ銀行のCEOが、同行の株と債券相場が急落したことに
> 対応して、同行が「磐石だ」と行員に伝えたそうです。
>
> また、高リスクの社債の利払いに言及したことで、
> 9日の米株式市場で、ADRが下げ幅を縮小した模様です。
>
> 最後っ屁にならなければいいのですが。

リーマンショック前によく聞いた常套句ではありますから、
誰も信用してないのでしょうねw
このまま金融機関が破たんしたら、
リーマンショック以降、何をやってたのやらですね。

> それでは、またよろしくお願い致します。

よろしくお願い致します。

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