不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
とにかくまずはイエレン・オブ・ジョイトイ
こんばんはです。

昨日は北の国の電車男ならぬ電話男が(髪型がという意味で)、
ミサイルを発射し、東アジアの平和が脅かされるとも言われてますが、
市場では全く関心を示さず、むしろ中国が休みというのが(旧正月で)、
これ程までに平和をもたらすのか言わんばかりに、
カリアゲミサイルの様に危ういながらも打ち上がった日本株(笑)

まさに鬼(中国)の居ぬ間だからというのもあるのか、
「イエーイ!めっチャイナ、ホ~リディ♪」
と言わんばかりに大幅反発となりましたが、
商いは先週までの下落局面には及ばない2.6兆円ですから、
「イエーイ!めっちゃゴ~リディ♪」という程ではなく、
言ってもドル円はまだ117円台であり(現在は116円台)、
業績懸念が払拭されたと言うには程遠いので、
まだまだ買戻しがメインのアテにならん反発と言わざるを得まへん。

それでも「継続は力なり」ですから、昨日も書いた通り、
8月高値の裏、45日前ルール、SQ等が重なる週末を前にして、
大人の都合であろうと継続してくれるのであれば、
力(本格反発)へと変わっていくでしょうけど、今週は週末よりもまずは、
10日に控えるイエレンおばさんの議会証言の方が重要でおます。

繰り返し書いている通り、
とにかく国内目線では円高が収まらないことには話にならないですし、
円高が収まるのは海の向こう次第でもありますから、
我が国と同様のマイナス金利を導入している欧州も、
ドル安による通貨高が重石となっており、
かといってドル高になれば原油・新興国等のドル麻薬中毒の面々は、
禁断症状を起こして悲鳴をあげるというジレンマがあり、
おまけに米国自らも禁断症状を起こしている状況ですから、
まだまだ利上げの副作用である禁断症状(資金流出)は、
克服されたと言うには程遠い水準です・・・

そして以上の様な日欧の重石である通貨高、利上げの副作用、
これら症状のサジ加減を握っているのは、
御存知の通りイエレンおばさんとゆかいな仲間たちが決める米金融政策・・・
そうです米利上げのサジ加減です。

先週末に発表された米利上げのサジ加減を決める上で重要な雇用統計は、
雇用者数は低調だったものの、イエレンおばさんが重視する雇用の質面が、
堅調だったことで、どうにでも解釈できる結果となってますからね・・・

普通に考えると、直近に発表された他の米マクロ指標は低調続きであり、
米企業業績も低すぎた市場予想を上回っただけで、減益と言う現実ですから
イエレンが利上げを先送りにするというのが妥当な見方だとも思うのですが、
そうなるとドル安が加速して日欧が苦しむことになる可能性が高く、
かといって先週末の動きを見ると、利上げ副作用な面々が、
ドル安で症状が和らぐとも言い切れない動きですから、
利上げは先送りしない方がリスクは低いと思うだけに、
イエレンも利上げの先送りを明確にするとは思えないのですが・・・

言っても利上げの副作用な面々の症状は、
中国やサププライムローンの様に得体の知れないものではないですから、
日欧が新たなリスクとなることで、
マイナス金利を含む金融緩和までが否定されることになると
米国が利上げを先送りにしたところで、効果はハァ?ってことになり兼ねず、
むしろ利上げを先送りせざるを得ないほどにヤバいという解釈となり、
泥沼に陥りかねないですから、利上げ路線を維持すると思うのですが・・

そしてお気づきかとは思いますが、
どっちに転ぼうともヤバいのは中国なんでしょうけどね(笑)
この国だけは独裁政権の力技に期待するしかないです・・・
(足元ではコントロール不能状態な動きにしか見えませんけど・・・)

ということからも、中国は力技が炸裂することを前提に考えると、
10日にイエレンおばさんが利上げ姿勢を維持してくれれば、
昨日と上記に書いた通り、週末に掛けての大人の事情イベントとも相まって
世界的な反発へと転じると同時に、円安へと転じることで、
日本株の反発も期待できるのですが・・・(欧州も)

ダメならばスパーボウル理論通り、ダウの下落・・・はともかく、
昨日も書いた通り、次のきっかけとなるヤマ場は3月でおます。

ちなみに本日発表された12月の毎月勤労統計調査では、
実質賃金が2カ月連続でマイナスとなっており、
2015年の年間を通しても0.9%減ですから、
先日発表された12月の消費支出が低調だったことも含めると、
国内消費は依然として訪日客頼みという現状でありながら、
足元では円高による訪日客の減少懸念が高まっており、
中国の爆買い客は旧正月入りで話題になる一方で、
8月をピークに右肩下がりという事実もありますから、
とにかく円高が落ち着かないことには、輸出関連企業だけでなく、
内需企業の業績懸念も高まってしまいます・・・
(だけに・・・トドメの様な消費税増税だけは勘弁願いたいものです。)

同じく本日発表された1月の景気ウォッチャー調査は、
現状判断DI、先行き判断DI共に相変わらず50割れがながらも、
先行き判断DIだけは前月比で上昇にはなっているので、
2月以降が回復するという見方も出来なくはないですから、
2月10日のイエレン議会証言をきっかけに円安となれば、
2月以降の国内消費の回復期待が高まると共に企業業績懸念も和らぐ
というポジティブマインドに変わることを期待したいものですが・・・

ちなみに1月景気ウォッチャー調査の地域別判断DIを見ると、
相変わらず北海道と沖縄のポジティブマインドは継続しており、
地方が疲弊していると叫ばれる中で、
北海道、沖縄以外の地方までマインドが良好という現象も相変わらず(笑)

まぁマインド系指標ですから、都市部は環境的に情報過多である一方、
地方は極端な話をすると、私の親族が居るド田舎を含め、
外界のことは大して知らないまま生きている人も多く、
知らぬが仏と言うか、現状を達観しているというか、
受け止めている人達も多いとも言えるので(逆に言えば高齢者が多いだけ)、
意外とマインドは安定しているという見方もできますけどね(笑)
最近流行りのマイルドヤンキーな人達も、
ある意味では現状を受け止めて生きているとも言えますし・・・
っつうか、そりゃ日本は成長せんで!と言いたくもなりますけど、
日本は2周目に入ったとも言えるだけに、仕方ないのでしょうかね・・・

おっと、思わず話が逸れてしまいましたが、
とにかく今週は10日のイエレンおばさん次第ですから、
本日の反発はアテにしないほうがいいですし、10日までは下手に反発すると
リスクも同時に高まっているというくらいの見方で構えておけばいいでしょう

ちなみに今夜から10日のイエレンおばさんの議会証言までには、
以下の通り、通常ならばそれなりに重要なイベントとなるものも多いのですが
イエレンナイトまでの一喜一憂イベントと見ておきましょう。

 今夜:FRBが発表する米1月米労働市場情勢指数(LMCI)

 明日:引け後に1月工作機械受注・速報値、国内企業決算、
    独12月鉱工業生産と12月国際収支、IEA石油市場月報、
    米12月JOLT労働調査、米3年債入札、米企業決算
    オバマ大統領予算教書提出、米大統領選ニューハンプシャー州予備選

 10日:政治とカネ問題を中心に審議する参院予算委
    ハゲバンクを始めとする国内企業決算、OPEC月報、
    EIA米週間原油在庫、米企業決算、米大統領選フロリダ州予備選
    イエレンFRB議長の下院議会証言

 11日:東京市場休場、香港市場休場明け
    

ということなので、明日のスタンスとしては、昨日書いた通りですが・・・

持ち越し短期勝負の方については、
以上の様な小難しい国内外の市場環境は頭に描きつつも、
シンプルに国内目線で判断するならば、とにかく円高が落ち着かない限り
日本株は話になりまへんので、その日限りの勝負に留めておきましょう。
今週のヤマ場入りとなる10日のイエレン議会証言までの週前半は、
持ち越し勝負をするのは自由ですが、くれぐれも今週は御注意ください。

腰を据えて本格参戦する方については、持ち越し短期勝負の方と同様、
とにかく円高が落ち着かない限り、本格参戦は控えておきましょう。
そして打診参戦についても、いくら円高が一時的に落ち着いていたとしても、
今週は10日のイエレン議会証言を見極めてからにしましょう。
腰を据えた中小型割安狙いの方についても基本的には同様でおます。

新興市場は主力大型株とは違って、先週も商いの伴わない下げでしたが、
本日はさらに商いの共わない反発であり、
今週は新興を問わず、国内外全体のヤマ場を迎えるので、
よほどの商いを伴った上昇が続かない限り、
腰を据えるのはもちろんのこと、持ち越し勝負も控えておきましょう。

ただし小難しい国内外の事情は新興市場の小売や製造業以外にとっては、
現状では業績から見ても影響の軽微なリスクとも言えますので、
(今週は新興市場の主力銘柄の決算も多いです)
リーマンショック級とまでは言わないまでも、
市場全体が問答無用なゴリゴリリスクオフモードになっていないのであれば、
新興の個別目線については、テーマ物色等で循環物色が継続している限り、
割り切って流れに乗りながら勝負するのはアリです。
しつこいようですが、今週はくれぐれも御注意ください。

お手数ですが記事が参考になりましたら、
下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングアップが励みになりますのでよろしくお願い致します。


スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する

つかさ | URL | 2016-02-08-Mon 18:59 [編集]
こんばんはです。
引け後の大人の事情 容赦ないですね。
昼間打ち上げ花火 行って来い形成中。
しかし2/10は怖いですね。SQ週の水曜日、休み前、ソフトバンク決算・・・。
つかささんへ
マーケット番長 | URL | 2016-02-08-Mon 22:08 [編集]
> こんばんはです。

こんばんはです。

> 引け後の大人の事情 容赦ないですね。
> 昼間打ち上げ花火 行って来い形成中。

なかなかのブレーンバスターですねw

> しかし2/10は怖いですね。SQ週の水曜日、休み前、ソフトバンク決算・・・。

スリリングな日になりそうですね。
まさかの事態に備えるためにも
いっそのこと10日までとことんリスクオフになった方が、
備えも出来ていいとは思うばかりです。

つかさ | URL | 2016-02-09-Tue 00:45 [編集]
これは・・・やはり中国原因というよりアメリカのフラフラに振り回されてますね。統計次第と言って今までいいとこどりの逆回転しはじめたような感覚?

ドル安ならぬ、円全面高ですな。
日銀じゃなく政府がなんとなしないとダメな状態発生かな。
つかささんへ
マーケット番長 | URL | 2016-02-09-Tue 01:03 [編集]
> これは・・・やはり中国原因というよりアメリカのフラフラに振り回されてますね。
> 統計次第と言って今までいいとこどりの逆回転しはじめたような感覚?

間違いなく米利上げが原因で、中国はトドメ候補の一つという事でしょうね。

> ドル安ならぬ、円全面高ですな。

円が最強ですw

> 日銀じゃなく政府がなんとなしないとダメな状態発生かな。

薬のインパクトよりもメスが必要ということですね。
そういう意味では執刀できない欧州はスリリングですけどねw
ドイツ銀
スイーツ男子 | URL | 2016-02-09-Tue 07:53 [編集]
マーケット番長さん、おはようございます。
いつもお世話になっております。

今回の円高はドイツ銀が元凶でしょうか?
ちなみに、ドイツ銀の株価は年初来39%下落しています。

今日もまた、銀行セクターは昨年来安値を更新することに
なりそうです。

こればかりは我が国だけでは如何ともし難いですので、政府は、
内需を刺激するため消費増税延期だけにとどまらず、むしろ、
時限的にでも消費税を5%に戻すぐらいの事をして頂けないもので
しょうか。

また、よろしくお願い致します。
スイーツ男子さんへ
マーケット番長 | URL | 2016-02-09-Tue 08:43 [編集]
> マーケット番長さん、おはようございます。
> いつもお世話になっております。

おはようございます。お世話になっております。

> 今回の円高はドイツ銀が元凶でしょうか?
> ちなみに、ドイツ銀の株価は年初来39%下落しています。
>
> 今日もまた、銀行セクターは昨年来安値を更新することに
> なりそうです。

結局は米利上げが全ての原因に変わりは無いと思います。
ドイツ銀に関しては今さら感タップリではありますけどね。
さかのぼると前の前のギリシャ危機から常に騒がれ続け、
経営陣も変わり、今に至っていますからね。
ECBの動きが呑気だというのも妙な感じはしますw
少なくともドイツ銀に限らず金融株が悲鳴を挙げていること自体は、
良いことではありません。

> こればかりは我が国だけでは如何ともし難いですので、政府は、
> 内需を刺激するため消費増税延期だけにとどまらず、むしろ、
> 時限的にでも消費税を5%に戻すぐらいの事をして頂けないもので
> しょうか。

ぜひともそうして頂きたいですけど、
引下げまですると安倍ちゃん自らが自身の政策を否定することになるので、
再増税の見送りだけに留めそうですけどね。

> また、よろしくお願い致します。

よろしくお願い致します。
おはようございます
つかさ | URL | 2016-02-09-Tue 12:03 [編集]
おはようございます。

春節でアジア市場で売り一手の引き受け日本市場w
しかも日本刀でスパッと斬られるのではなく、鈍器でドンドンこずかれまくり。
やはり先の安値16000円あたりを皆注視してるんでしょうね。
そこから加速するのかリバウンドするのか。
オーバーシュートの15500円どころも見据え、一応準備はしておきます。
つかささんへ
マーケット番長 | URL | 2016-02-09-Tue 13:20 [編集]
> おはようございます。

こんにちは。

> 春節でアジア市場で売り一手の引き受け日本市場w
> しかも日本刀でスパッと斬られるのではなく、鈍器でドンドンこずかれまくり。
> やはり先の安値16000円あたりを皆注視してるんでしょうね。
> そこから加速するのかリバウンドするのか。
> オーバーシュートの15500円どころも見据え、一応準備はしておきます。

もう少し商いが膨らんでくれるとわかりやすいのですが・・・
悪く言えばクライマックスはこれから、良く言えば冷静w
動きが出るまで見極めるしかないですが、明日は楽しみでもありま。
マイナス金利弊害
つかさ | URL | 2016-02-09-Tue 15:02 [編集]
この強烈な円高(日本時間に入っても)は、MMF償還等による外債から円への戻しとかあるんですかね?
分かりやすい定期金利の下げとかではなく、お金の流れが逆流してるみたい。
つかささんへ
マーケット番長 | URL | 2016-02-09-Tue 15:13 [編集]
> この強烈な円高(日本時間に入っても)は、MMF償還等による外債から円への戻しとかあるんですかね?
> 分かりやすい定期金利の下げとかではなく、お金の流れが逆流してるみたい。

真相は終わってみなければわかりませんけど
マイナス金利導入を一週間後(16日)に控えて、
そういう「動き」だけは顕著ではありますね


トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2017 不沈艦日記. all rights reserved.