不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
来週と3月を見据えながらの週末へ
こんばんはです。

昨夜は先物が16660円まで売られ、
先週末の黒ダヌキのマイナス金玉を全否定する形となり、
本日も日経平均、TOPIX共に、先週末の安値は割ってないものの、
ほぼ全否定と言える水準で引けております(為替も同様です)。

昨夜の海の向こうを見ていると、
全ての原因である利上げに動いた米国市場は、
ADP雇用は節目の20万人増が維持されたものの市場予想は下回り、
ISM非製造業は節目の50は超えたものの、
週初に発表された製造業に続き低調な結果となっただけでなく、
既に発表された低調な米小売売上高と米消費支出と共に、
米国の内需への懸念と利上げの副作用と言わざるを得ない結果なのですが・・
それに同調するようにNY連銀総裁が利上げ先送りを示唆したこともあり、
昨夜はドル安が加速したことで、利上げの副作用が和らぐことになりました。

同じく利上げの副作用に見舞われている原油は、
OPEC加盟・非加盟国の緊急会合観測というのもありましたが、
ドル安も追い風となって反発となり(その他商品も)、
同じく副作用に見舞われている資源国、新興国は通貨高となったことで、
米株にとっては都合のいい展開となり、商いを伴っての反発となりました。

以上の通り、ドル安の加速が米国自らだけでなく、
原油(商品)、産油国、資源国、新興国の利上げの副作用を和らげ、
反面、ゴリゴリの金融緩和真っ只中の日欧は、
ドル安によって金融政策に反する通貨高に見舞われており、
しかも決算発表真っ只中での通貨高ですから、
日欧の株価には重石になっているという状況です。

単純に米国の利上げ先送り観測によって、
利上げから始まったマネーの逆流がやや弱まっただけですが、
見方によってはマイナス金利を導入している日欧が(スイスも)、
弱いというのも気掛かりではあります。

つまりマイナス金利をやるほどにドイヒーだという見方をされると、
このまま米国が3月利上げ先送りモードを強くすることで、
ドル安が加速することになると、日欧は通貨高に苦しむことになります。
おまけに我が国の政治リスクは払拭されておらず、
ユーロ圏は御存知の通り、財政統一はされておらず政治は無力に近いですから
政治面でも日欧は・・・という見方も出来ます。

政治面はともかくとしても、昨夜は米債券安でのドル安ですから、
肝心の米債は利上げ先送りを見込んだ動きではなく、
まだゴリゴリの利上げ先送り観測とまでは言えまへんので、
明晩の雇用統計が利上げ先送り観測を強める低調な結果となってしまうと、
昨夜までの米債券安・ドル安ではなく、、
米債券高・ドル安というゴリゴリ利上げ先送り観測となり兼ねないです・・

そうなってくると、米債に負けじと我が国の債券は(欧州も)、
ちゃん黒のマイナス金利通りに、更なるゴリゴリの債券高とならなければ
日米金利差は拡大せず円高が続くことになってしまいます・・・

本日も継続中である未知の領域に達したゴリゴリの債券高が、
果てして日本経済にとって良いことなのか・・・という疑問は置いといて、
一応、デフレ脱却のためには債券高・円安・株高が必須の構えではあるので
現在の債券高・円高・株安という最悪の展開を避けるためにも、
さらなる債券高が必要と言えますけどね・・・

ということなので、国内目線だけで日本株を見れば、これまでと同様、
結局は為替(円高)が落ち着かないと話にならないことに変わりはないけど、
昨日までは円高になると、結果的に米国を含む海の向こうが全て、
リスクオフ状態というロジックが働いていたのですが、
米国が自己都合での手の平返しな利上げ先送りモードを本格化してしまうと、
マイナス金玉な日欧だけが、通貨高に苦しむという構図になります。

そんな通貨高(円高)の苦しみを吹っ飛ばす為には、
堅調な企業業績が必要なのですが、本日も内需企業は堅調な決算が多いものの
外需は円高が重石であることを裏付ける低調な決算が目立っており、
まさに「鬼は外(需)、福は内(需)」の様相でおます・・・

しつこいようですが社数として見ると、
本日も上方修正は23社、据置は130社、下方修正は22社ですから、
意外と踏ん張りを見せているとも言えますが、現実としてEPSは低下し、
市場はマイナス金玉全否定と共に業績懸念と言える反応となっており、
かといってちゃん黒から気の利いたコメントも出て来ないので、
来期の業績懸念も絶賛台頭中です・・・

そういう意味でも、明日に決算発表を行うトヨタが、
好決算を発表すると業績懸念が多少は和らぐなり(口実となり)、
もしくは出尽くしの様な動きとなれば、市場の空気も良くなるのですが・・・
トヨタは来週から一週間、工場の稼働が停止となり、
おまけに今日は火災に見舞われているので、過度な期待はできまへんけどね。
何より明晩は米国の利上げスタンスが見えてくる雇用統計も控えてます。

まぁとにかく米国の利上げ先送り観測のせいで(マイナス金利も要因かも)、
海の向こうのロジックに変化の兆しが見えますが、
我が国目線では円高が収まらないことにはどうにもなりまへんので、
明日の雇用統計は堅調な結果になった方がいいのですが・・・

そして明日で反転しなければ、来週は・・・

2月10日 イエレン議会証言
2月11日 8月高値の裏(期日)、建国記念日で休場、イエレン議会証言
2月12日 SQ、国内企業決算一巡、米国三連休前の週末
2月15日 10-12月期GDP、45日前ルール該当日、中国春節明け

てな感じで、需給面、政策面、業績面で重要な日程が重なるヤマ場なので、
週後半がきっかけになる可能性は高いです。
(中国は春節等の休み中に政策を出すという無責任な十八番もありますし)

もしイエレン・オブ・ジョイトイが10-11日の議会証言にて、
次回3月15-16日のFOMCへ先送りする様な、
煮え切らない証言をするようだと、
ドラギえもんも次回3月10日のECB理事会で動くと示唆している上に、
我らがチャン黒会合も次回は3月14-15日であり、
噂では先に述べた臨時のOPEC総会も3月との観測もあるので、
3月の彼岸頃が次のヤマ場となりそうではあります。
もちろん3月4日の雇用統計、5日(予定)の全人代、11日のMSQ、
13日の独地方選、18日の米MSQ等はありますけどね。

ということなので、現状の信用買い残、裁定買い残、為替のポジ等からも、
 (ちなみに個人的に目安としている累計の売買代金では、
  9月安値~12月高値までの吐出しは本日で達してますけどね)
上記の来週には期待したいところではありますし、
目先では明日のトヨタにも僅かに期待もしたいところですが、
現状の質の悪いと言える腰の入った(商いの伴った)コア中心の売り圧力、
新興の売られっぷり、低調な決算銘柄への執拗な売りから見える業績懸念、
そして我が国のマイナス金利と米利上げ先送り観測による流れの変化からも、
最悪は3月まで長引くことを覚悟しておいた方がいいでしょう。
シンプルに目先の動きで判断するならば、
とにかく円高が落ち着かない限り、慎重に動くしかないということです。
(我が国は政治リスクも払拭されてないですからね・・・)

明日のスタンスについては、特に変更はないですけど、

週跨ぎの持ち越し短期勝負の方については、
以上の様な小難しい国内外の市場環境はありますが、
シンプルに国内目線で判断するならば、
とにかく円高が落ち着かない限り、その日限りの勝負に留めておきましょう。
明日のトヨタ決算と雇用統計が堅調な結果になることを期待して、
週跨ぎの勝負をするのは自由ですが、
ダメならば週明けには即座に撤退する覚悟で挑みましょう。
ただしくれぐれも決算跨ぎとセットで勝負するのだけは御注意を。

腰を据えて本格参戦する方については、持ち越し短期勝負の方と同様、
とにかく円高が落ち着かない限り、本格参戦は控えておきましょう。
明日のトヨタ決算と雇用統計が堅調な結果になることを期待して、
打診程度に参戦するのは自由ですが、現状は見ての通りの危うい状況なので
週跨ぎの打診参戦が失敗に終わっても来週後半に期待といって引き摺らず、
週明けには即座に撤退することだけは徹底しておきましょう。
戻れば再びトライすればいいだけです。
腰を据えた中小型割安狙いの方についても基本的には同様でおます。

新興市場については、本日はなかなかの売られっぷりとなり、
主力大型株の動きも合わせて考えると、危ういと言わざるを得ませんが、
本日も商いは膨らんでおらず、意外と悲壮感が無いと言えます。
従ってシンプルに先週末から一昨日までの商いを上回る程の商いを伴った、
下落が続かない限り、流れは継続中と判断して勝負をするのはアリです。
しかしながら主力大型株はリスクオフモードですから、これが継続すると
シンプルな商いもヘッタクレも通用しないので、くれぐれもご注意ください

ただし小難しい国内外の事情は新興市場の小売や製造業以外にとっては、
業績から見ても影響の軽微なリスクとも言えますので、
新興の個別目線については、テーマ物色等で循環物色が継続している限り、
割り切って流れに乗りながら勝負するというスタンスでもいいでしょう。


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