不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
ブラックマン・デーから一夜明け
こんにちは。

昨日のブラックマン・・・デー(黒田デー)から一夜明けましたが、
月末でもありますので、どっかの金融機関、資源関連企業、
もしくは資源国や得体の知れん中国でまさかの破綻劇が起こり、
週明けはブラックマンデー・・・なんてことになると笑えまへんけどね。

というの縁起でも無い話は置いといて、
昨年12月18日はすかしっ屁のような補完措置を打ち出したことで、
12月3日からの巻き戻しを止めるどころか加速させてしまい、
ブラックマンでぇぇぇ~な黒田ショックという汚名を着せられただけでなく、
一昨年のバズーカ2砲撃前水準までの株安を招き、
自らの手でバズーカ2を全否定することになったところに、
追いオリーブのように「安」い物を「倍」にするというデフレ脱却を目指し、
二人三脚で歩んできた「安」「倍」ちゃんマン政権が、
甘い利益スキャンダルで甘いたけのこの里おじさん(甘利大臣)を失い、
最大の日本株の買い材料である政治に対する懸念までが囁かれていただけに、
ブラックマンも動かざるを得ず、マイナス金利に踏み切ったのでしょう。

改めてブラックマン・デーから一夜明けた週末時点の市場を見渡すと・・・

ドル高、ユーロ安、円は最弱安となっているものの、
資源国・新興国通貨高となっており、原油・銅を始めとする商品も上昇し、
利上げの副作用が落ち着くという都合のいい展開で週末を終えております。
(安全資産の金は横ばいですけどね)

まぁ実際のところは、足元の原油は過去最高水準のショートが積み上がり、
為替も今朝発表の26日時点のシカゴIMM通貨先物ポジを見ればわかる通り
需給面での巻き戻しに過ぎないと言えますが、
なんにせよ金融市場にとっては都合の良い動きではあります。

そんな為替と原油・銅を始めとする商品の落ち着きを追い風に
資源国・新興国は債券高・株高で引けておりますので、
資金流出という米利上げの副作用は落ち着いております。

ただし原油・銅を始めとする商品、露、産油国、南ア、ブラジル等の症状は
まだまだ安心できる水準ではありませんので
今後も回復基調が継続してこそ・・・でおます。

利上げの副作用だけでは片付けられない独自の病も併発している中国も、
手を変え品を変え、嘘八百も並べながら、火消しに躍起になっておりますが、
最近の中国市場の動きを見ていると、独裁の常識外れな力技の封じ込めさえも
効かなくなっていると疑いたくもなる動きを続けているので、
得体の知れん怖さは満載ですが、何とか週末の中国株は反発しており、
迷惑極まりない元安も落ち着きが継続しております。
一方、SHIBORは翌日物の上昇だけでなく、
一カ月物までの上昇も目立ちつつあり、週2回の資金供給効果はなし・・・
と言わんばかりの不気味な動きを継続しており、
中国はまだまだ安心できる状況でなく、春節前後が怖いとも言えます・・・

反転のきっかけを作ったドラギえもんのお膝元であるユーロ圏市場は、
日米に比べるとやや商いは物足りないものの、それなりの商いを伴った株高、
債券はブラックマン効果に加え、ドラギえもんが3月を示唆したこともあり
金融政策通りの債券高となっており、直近で売られていた南欧も債券高です

そして全ての混乱の原因である利上げを抜け駆けで行った米国は、
これまでの様なリスク回避の債券高ではなく、
ブラックマン・デー効果もあって、ドル高ながらも債券高・・・
まさにイエレンおばさんの目論見通りとなっており、
我が国と同様、ゴリ商いでの株高で週末を終えております(VIX指数低下)

我が国については昨日も書いたので詳細は割愛しますが、
一昨年のバズーカ2(14年10月31日(金))当日と同水準な、
4兆円超えの商いを伴っての株高となっており、
買戻しと月末のお化粧だけでは語れない・・・というか、
新規の買いも入ったと言わざるを得ないほどのゴリゴリ商いでおました。
債券についても過去最高水準を余裕でぶち抜く債券高となり、
まさにブラックマンのマイナス金利効果の動きとなっております。

我が国にとっては債券高・円安・株高というフォーメーションが、
デフレ脱却を目指す上での必須のフォーメーション・・・
つまり空手で言うところの最強の構えである「三戦の構え」ですから、
足元の薄商いだからこそ起きていたクジラによる株高・債券安よりも、
現在の動きは金融政策とデフレ脱却に則した好ましい動きでおます。

以上の通り、あくまで「動き」としては、
ブラックマン・デーからの流れは一夜明けても継続しており、
21日のドラギナイトをきっかけに始まった薄商いでの割り切リバウンドから
昨日のブラックマン・デーを機に商いの伴った本格反発に移行した・・・
と言える週末を迎えております。

ただし何事も「継続は力なり」ですから、
週明け以降も続かないことには、まだ安心はできないです。

そんな市場の「動き」だけでなく、実態面については、
原油・商品、産油国、資源国、新興国の利上げによる副作用(資金流出)は
まだまだ安心できる症状まで回復したとは言えず、
得体の知れん中国の懸念も払拭されておりまへん。

利上げの張本人である米国についても、企業業績は予想が低かったこともあり
予想比では意外と堅調でしたが、アップルを始め利上げの副作用は否定できず
低調だった12月の米小売売上高を始めとするマクロ指標についても、
利上げの副作用とも思える症状が否定できない状況ですから、
来週に控える大トリの雇用統計を始めとするテンコ盛りの米経済指標が、
利上げの副作用を払拭できる堅調な結果にならなければ、
ブラックマン・デーを経た現在の動きに冷や水を浴びせることも有り得ます。
(欧州は意外にもマクロ指標は堅調ですが、企業業績がやや低調です)

我が国は昨日発表された低調な12月消費支出を始めとする国内消費懸念、
現在発表真っ只中の企業業績も下方修正が目立ちつつあります。
しかしながら昨日のブラックマン・デーによって一気に円安へと傾き、
足元の決算で発表された想定為替レート、日銀短観の想定為替レート、
これらを大きく上回る水準の円安となっているので、
円安がこのまま継続すれば、業績懸念だけでなく、
円高による減少が懸念されていた訪日客の更なる増加期待へとつながり、
国内消費懸念も払拭されます(内需企業の業績懸念も)。

とにかく我が国目線では円安が必須なのですが、円安が続いていることは、
結果的に海の向こうが落ち着いていることでもありますからね。

ということで、ブラックマン・デーから一夜明けて、
実態部分では落ち着きが見られるものの、まだまだ安心できない状況であり、
動きとしても継続は力なりなので、週明けも継続してこそではありますが、
本格反発への扉が開いたとも言える「動き」で週末を終えております。

以上を踏まえながら、来週の見通しについては明日の記事で書きます。

引き続き、良い週末をお過ごしください。

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