不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
悪ノリの吐出しに限っては・・・な週明け
こんばんはです。

本日は鬼の居ぬ間(米休場)とは言え、商いの伴った下げとはならず、
セリクラ感どころか、個別では個人の旺盛な動きも見られ、
追証売り懸念と言われている割には悲壮感が感じられず・・・
やはり今回の下落局面では、直近の一週間程度はともかくとしても、
個人がウマく立ち回っているようにしか見えないのですが・・・

指数の動きとしては、確かにリーマン前を思い起こさせる様な動きなのですが
とにかく悪い意味での熱が感じられず、冷めております・・・
まだまだこれから悪夢が待っているだけなのかもしれませんが、
何とも肌感覚としてはかつての暴落前とは異なる不思議な感覚でおます。

そんな感覚にさせられているもう一つの要因とも言えるのが、
これまで何度も書いてきたので聞き飽きたでしょうけど、
10月22日のドラギナイトをきっかけに、
ユーロショート、ドルロング、円ショートの各ポジを急速に膨らませながら、
国内では裁定買い残を急速に膨らませながら、原油・銅を始めとする商品、
産油国、資源国、新興国の資金流出(利上げアレルギー)を無視して、
日米欧は株高を演じ、12月3日のドラギナイトをきっかけに、
10月22日から急速に膨らんでいた各ポジションの巻き戻しが、
シカトしていた利上げアレルギーを悪材料に加速し、現在に至っております。

つまり10月22日以降は、大人の都合による、
異常な悪ノリだったとも言えるわけですが、
国内目線で見ると、繰り返し書いている通り、
円ショートポジは10月22日直前の水準どころか、
アベノミクス開始以来初となる円買いに転じており、
14日時点の裁定買い残は10月22日直前の水準には僅かに届かないものの、
15日と18日の動きから考えると、ほぼ届いていると思われます。

そして以前にも書いた個人的な目安としている累計の売買代金についても、
10月22日~12月3日までの累計売買代金(東証1部)に対して、
12月3日~本日までの累計売買代金は、
遂に本日で100%を超えております(102.3%)。

以上の通り、円ポジ、裁定買い残、累計売買代金と言う面では、
10月22日~12月3日の悪ノリ分は吐き出したとも言えるということです

じゃあこれで反発するのかと言えば、10月22日~12月3日と同様、
悪ノリの動きが始まれば反発となるでしょうけど、
御存知の通り、国内の悪ノリ分は吐き出したとは言え、
海の向こうの悪ノリ分は、ユーロショート、ドルロングの各ポジを見ても、
10月22日直前水準には達しておらず、吐出し(巻き戻し)は不十分です。

そして何より水準的には、
日米欧の株価はとっくに10月22日直前水準は割っており、
9月安値の攻防に入っており、ドル円でも円買いに転じているほどですから、
10月22日以降の悪ノリ分は吐出しが完了していたとしても、
単にマジノリの吐出し(新たな局面)が始まっているだけとも言えるので、
そもそも10月22日を起点として考えること自体、
ナンセンスと突っ込まれても反論はできない局面ですありますからね・・・

おまけに先に述べた通りユーロショートとドルロングの各ポジは、
悪ノリ分の吐出し(巻き戻し)すらも不十分であり、
原油、新興国等の資金流出(利上げアレルギー)症状は真っ只中であり、
同じくアレルギーな中国は悪材料の主役に躍り出ようとしており、
利上げの本尊である米国すらも製造業を中心にアレルギー症状が現れており
内需も怪しくなりつつあります。
我が国も円高による業績懸念が定番の外需だけでなく、
元安を含む円高での訪日客減少懸念による内需業績懸念にまで及んでおり、
とにかく円高が解消されないことには、
内外需Wパンチでの業績懸念は払拭されず、バリュー面での旨みだけでなく、
ゴリゴリ債券高(金利低下)による配当利回りでの旨みすらも危ういです。

従って円高が収まらないことには、日本株の本格反発は望めないので、
今週の安川電機と日本電産を皮切りに始まる決算ラッシュにて、
企業業績が円高懸念を払拭する程の堅調ぶりと見通しを発表してくれると、
円高自体を気にする必要も無くなるのですが・・・
さすがにそれは虫が良すぎる可能性の薄い期待ですから、
やはり円高そのものが落ち着くことが手っ取り早いというか、
可能性としては期待できるということですから、
結局のところは海の向こうが落ち着かないことには、
円高も落ち着かないということです・・・

現在の海の向こうは、
原油、新興国等の利上げアレルギーは未だ落ち着いたとは言えず、
中国はAIIB総会明けとなる明日がGDP等の発表を控えるヤマ場であり
米国は今夜が休場ながら決算ラッシュの真っ只中であり、
欧州はドラギナイト(ECB理事会)のある21日のヤマ場を控えており、
依然としてリスクオフな債券高も継続しております。

ということなので、国内目線での悪ノリの吐出しが一巡したことで
本格反発ではなく、あくまでリバウンド程度は期待出来る程度ということです
(騰落レシオも60割れというのもありますからね)

そして継続は力なりとばかりに、リバウンドが継続することで、
徐々に商いが膨らむと共に上記の海の向こうのイベントを好結果となり、
国内外の材料が伴ってくればいのですが・・・

国内の材料としては先にも述べた通り、最重要は企業業績ですが、
今週の材料となるイベントとしては、昨日書いた通りなので、
詳細は割愛しますが、明日については12月の訪日外国人客数が注目です。
円高による各国からの訪日客減少懸念もありますが、
中国からの爆買い客数は8月にピークを付けて右肩下がりとなっており、
さらに減少しているようだと、ただでさえ中国の元安誘導の影響だけでなく、
明日は中国のGDPと経済統計が発表され、これまた低調な結果となると、
元安と共に中国ネタでの騒ぎがWパンチとなります。

何やら中国のGDPは7%だという恒例のまことしやかな情報もありますが、
もはや信じるか信じないかはあなた次第という都市伝説レベルの話ですから、
市場がどう受け止めるのやらです(笑)
さらに今日でAIIBの初総会も終わったので、
メンツの為に支えてきた市場への介入も止めるアルヨ・・・
なんてことも有り得ますからね・・・。

まぁ明日は無難に通過・・・というか、中国はこれまで散々騒いできたので、
悪材料出尽くしという反応にでもなれば、悪ノリの吐出し一巡も相まって、
リバウンドとなる展開も期待できますが・・・
そして21日のドラギナイトで再び悪ノリが始まるようだと・・・(呆れ)

以上の通り、国内目線での悪ノリの吐出し一巡によるリバウンドが、
期待できる状況ではありますが、とにかくリバウンドだろうが、
本格反発だろうが、円高が落ち着くことが必須ですから、
結果的に海の向こうも落ち着かないことには円高も落ち着かないです。

だけに海の向こうもへったくれもなく円高を落ち着かせるには、
黒ちゃんマン・・・もしくは安倍ちゃんマン・・・なのですが、
見ての通り、過度な期待はイチモツ(禁物)です。
今日はクジラの動き(債券売り、株買い)も無かったですからね。

ということなので、明日のスタンスについては、特に変更はないですが、

持ち越し短期勝負の方については、
以上のような小難しい国内外の市場を取り巻く環境もありますが、
シンプルに構えるならば、肝心の元安を含む為替が落ち着かない限り
(リスクオフな債券高が継続しているのも要注意です)
本格反発はもちろんのこと、悪ノリの吐出し一巡によるリバウンドすらも、
期待できないですから、その日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて王者の風格で構えていた方は、
以前にも書いてきた通り、すでに撤退しているとは思いますが
再び腰を据えて本格的に参戦するのは、
海の向こうが落ち着くと共に、肝心の元安を含む為替が落ち着かない限り、
本格反発とは言えませんので、控えておきましょう。
せいぜいリバウンドの動きがあった際に、
打診程度に参戦するだけに留めておきましょう。
中小型割安狙いの方についても基本的には同様でおます。

新興市場についての全体の相場観としては、
賑わっていたテーマ株の下落も始まっており、地合いの悪さは一目瞭然なので
シンプルにこれまでの続落局面での商いを上回るほどの、
商いを伴った反発が続くまでは警戒モードで構えたまま、
その日限りの勝負に留めておくのが無難でおます。
今週も追証売りリスクは、多少なりとも残ってますからね。
(ちなみに本日は続落ながらも商いは減少しております)

ただし先に述べたような国内外のリスク等は、
新興市場の小売や製造業以外にとって、影響の軽微なリスクとも言えますので
(リーマンショック級のことになれば軽微もヘッタクレもないですけどね)
個別については、イナゴの循環物色が継続しているならば、
くれぐれも気を付けながらですが、勝負するのはアリです。
しつこいようですが見ての通りな地合いですから、
無難なのはその日限りの勝負に留めておくことです。

ちなみに今週は、これまでにも何度か開催されておりますが、
20日に経産省のフィンテック研究会もあったり、
何やら2月以降のIPOの発表観測も囁かれているので、
スパイダーマン(Spiber)やZMP(真偽不明の延期の噂はありますけど)
LINE(ほんまかいな・・・ですけど)等の関連は賑わうかも。


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コメント

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つかさ | URL | 2016-01-18-Mon 21:10 [編集]
こんばんはです。

午前中ちらっと見たのですが、先週末のジブリナイトの方がまだ熱があったように見えました。(先物見てるとナイトの方が多い時も度々あるようで)
日中はいまいち静かですね。
ここから売るのも怖いが、買いもあえて入れにくい。裏を返せばズブズブと底知れぬせめぎ合いとも言えます。
本日昨年9月安値を下回り、後は黒田バズーカ2の16500円あたりの窓埋めとも言われてますが、何となく2013年バーナンキショック前上髭の高値16000円切った所を目指しているのかな?と個人的に。
まあそこまで行ったらインしてみたいですけどね。

一気のリスクオフで弱い所(ベネズエラ)から持ちこたえられずに色々出てきますね。サウジもそのうち持久戦も保たないのではと心配です。
つかささんへ
マーケット番長 | URL | 2016-01-19-Tue 00:11 [編集]
> こんばんはです。

こんばんはです。

> 午前中ちらっと見たのですが、先週末のジブリナイトの方がまだ熱があったように見えました。
> (先物見てるとナイトの方が多い時も度々あるようで)
> 日中はいまいち静かですね。
> ここから売るのも怖いが、買いもあえて入れにくい。裏を返せばズブズブと底知れぬせめぎ合いとも言えます。
> 本日昨年9月安値を下回り、後は黒田バズーカ2の16500円あたりの窓埋めとも言われてますが、
> 何となく2013年バーナンキショック前上髭の高値16000円切った所を目指しているのかな?と個人的に。
> まあそこまで行ったらインしてみたいですけどね。

ほんとに良い意味でも悪い意味でも熱が無いことがシックリこないので
どちらもとも受け取れますね。
素直に個別で勝負するか、日雇い勝負するしかないと言う感じですw

> 一気のリスクオフで弱い所(ベネズエラ)から持ちこたえられずに色々出てきますね。
> サウジもそのうち持久戦も保たないのではと心配です。

ベネズエラですか!
とっくの昔に破綻水準に達しているチャベスのサジ加減な市場を持つ国が、
今さら騒がれても困った話ですけど、地合いが悪いと理由は何でもいいんでしょうけどねw
サウジに関してはシェール潰し説はどうなったんやっちゅう話ですね。

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