不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
飛行石ではなく重石な週末
こんばんです。

何やら空売り比率が云々と言っている方が居るようですが、
空売り比率が浸透する前ならばまだしも、
色んな方が分析をしたことも含めこれだけ浸透した今となっては、
翌日等の踏み上げを含む騰落がどうとかって見方をしている人は
少なくともずっと見続けている人は、
ほとんどそういう見方をしていないと思うんですけど・・・(笑)
(だからこそ普段の記事でもあまり触れてないんですけどね)

そして私はツイッターで空売り比率を毎日ツイートしているのですが、
今になってその注釈をわざわざ書く必要があるのでしょうかね・・・
そもそもこういうデータの解釈は空売り比率だけに限らない話であり、
どう解釈する(活用する)のかは千差万別でいいとも思うのですが・・・
まぁとにかく、誰がどう言おうがどうでもいいので、
変わらずこれからもツイートしますけど、
本日はご指摘の様なありがたい御意見も頂きましたので、
再び念の為に書いておきました。

さて、本日は朝から債券の動きをいつも以上に目からビームを出しながら、
ホエールウォッチング(クジラ観察)に勤しんでいたのですが、
残念ながらイルカにおちょくられた程度で終わり、クジラは現れず・・・
柳の下のドジョウすらも見つからず・・・

結局、本日は昨日の様な債券売り・株買いというクジラライな動きはなく、
日本株は続落、債券は堅調なままで引けていることからも、
債券は最高値付近、株価は9月安値もしくは17000円を割ると、
安倍ちゃんマンの「死守せよ」という号令のもと、
クジラが潮を噴くのかなとも思ったり・・・

そういう意味では次の17000円割れ局面において、
債券と株価の動き(クジラの動き)を見てみたいとも思ったり・・・(笑)
いかんせん薄商いですから、
ゴリラな売りでのゴリリングクライマックスな商いにでもならない限り、
クジラの潮吹き効果はありますからねぇ。

てな感じで、本日はホエールウォッチングをしつつ、
国会ではクジラの飼育係でもある2代目塩ジィ(塩崎厚労相)を始め、
コスプレおじさん(麻生財務相)、たけのこの里おじさん(甘利再生相)ら、
チーム安倍ちゃんマンの全閣僚だけでなく、
黒ダヌキさんも含めたアベノミクスオールスターズが出席しての質疑があり、
国会ウォッチングもしていたのですが・・・

文字通り「安」いものが「倍」になるとばかりに、
デフレ脱却を掲げるアベノミクスオールスターズなのですが、
物価面でのキャプテン(本業)である黒ダヌキさんは、
相変わらず物価目標の未達に対する理由が定番の原油安・・・
かといって追加キンタマ緩和に動く予定はないと余計な言及・・・
完全に原油安と海外に責任を転嫁しているような答弁をしております。

ただし「物価の基調に変化が生じれば、チョッチュ(躊躇)なく動く」
というこれまた定番の具志堅ギャグも披露していたので、
ダチョウ倶楽部の熱湯風呂での「押すなよ、押すなよ」という前フリの様に
追加キンタマ緩和は無いと見せかけて、
28-29日の黒ダチョウ倶楽部(日銀)のキンタマ政策決定会合にて、
キンタマを放り出すサプライズ感を演出するための前フリならば、
大したダチョウ・・・ではなくタヌキおやじではありますけど・・・

そういう意味でも、昨日の記事でも書いた通り、
現状のゴリゴリな債券高ではキンタマ効果も期待できないからこそ、
キンタマ効果にインパクトを演出するためにもクジラの動きが注目です。
現在(19時30分)はすっかり17000円を割っており、
今夜の天空の城ラピュタを先取りというか、
空売りの城ラピュタ・・・いや、三空の城ラピュタになりそうな気配ですが、
お役所なクジラの動きについては週明けにどうなるかということです。

そして黒ダヌキ以外のオールスターズたちも、
答弁を見る限りでは市場よりも選挙を睨んでいるようすから、
政策期待が高まる気配もないので、クジラの動きから読むしかなさそうです。

まぁそんなクジラ目線での政策期待をしたところで、
現状の国内では、いつも書いているので詳細は割愛しますが、
3月期決算企業のラッシュを控える中、
円高による内外需企業共に業績懸念が高まっていることに変わりは無く、
海の向こうでも利上げによる原油・銅を始めとする商品安、
産油国、資源国、中国を始めとする新興国の資金流出懸念、
資源関連企業の破綻懸念といった利上げアレルギーの症状は継続しており、
米国自身も企業決算が本格化する中で、
製造業を始めとする利上げアレルギーに見舞われております・・・
とは言っても米国GDPの7割は個人消費ですから、
今夜の小売売上高までが悪化するとなると・・・厄介なことになります。
厄介の本命である中国についても、
昨日書いた通り、19日以降は大丈夫なのかというのもあります。

従ってクジラ目線での政策期待と言っても、
せめて実際にキンタマ緩和等(ドラギも含め)が撃たれるまでは
これらの円高を始めとする重石が軽くならないことには
せいぜいリバウンドを期待する程度であり、
本格反発には程遠いというのが現状です・・・。

さて今夜は荒れ模様のままでジブリナイトを迎えそうなので
「バルス」の呪文通り、以上のリスクが重石となって破滅へと進むのか・・
それとも重石ではなく飛行石によって舞い上がるのか・・・
もはや週末ですから本日はこれにて失礼します。

良い週末をお過ごしください。


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コメント

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ホエールウォッチング
スイーツ男子 | URL | 2016-01-16-Sat 10:00 [編集]
マーケット番長さん、おはようございます。いつもお世話になっております。

さて、週明けの月曜日は嵐のため、ホエールウォッチングに出かけても視界不良のため見ることはできません、という事になりそうな感じです。

くじらが出てきても外敵の養分になるだけでしょうから。しかしながら、安い所ではちょっとは顔だけでも出してくれるかも。

ところで、ロイターに浜田参与のインタビュー記事が掲載されています。
http://jp.reuters.com/article/hamada-interview-idJPKCN0UT0Z2
その中で「今月28、29日に日銀が開く金融政策決定会合での追加緩和は必要ないとの認識を示した。雇用環境が引き続き良好なことなどを理由に挙げた。」とあります。

昨日の参院予算委員会での黒田総裁の発言は上記と意思統一を謀ってのものだと勘繰りたくなります。ただ、「物価の基調に変化が生じたら、躊躇なく政策を調整する用意はある」という事ですが、「物価の基調に変化」とは、一体何がどうなれば変化と言えるのでしょうか?

つまり、更なる原油安の原因により仮に物価が上昇しない事が生じたとしても、黒田さんの意図(消費者物価の動向について、生鮮食品とエネルギーを除く指数を用いています。)からすれば物価の基調に変化が生じたとは言えないと思いますし。

私は、原油安(我が国にはメリットですが。)が比較的長期に亘って物価の下落が生じるような事になれば、今は上手くいっていると思われるアベノミクスには悪影響(デフレに逆戻り)を及ぼすと思うのです。これが、「物価の基調に変化」という事なのでしょうか?であれば、最初からエネルギーも指数に入れるべきだと考えています。

何かまとまりを欠いてしまっておりますが、よろしければ、番長さんのお考えをご教示頂けませんでしょうか?

長文になってしまい申し訳ありません。また、よろしくお願い致します。
スイーツ男子さんへ
マーケット番長 | URL | 2016-01-16-Sat 10:52 [編集]
> マーケット番長さん、おはようございます。いつもお世話になっております。

おはようございます。

> さて、週明けの月曜日は嵐のため、ホエールウォッチングに出かけても視界不良のため見ることはできません、
> という事になりそうな感じです。
>
> くじらが出てきても外敵の養分になるだけでしょうから。しかしながら、安い所ではちょっとは顔だけでも出してくれるかも。

どうでしょう?月曜は鬼の居ぬ間ではありますから、油断はできないですよw

> ところで、ロイターに浜田参与のインタビュー記事が掲載されています。
> http://jp.reuters.com/article/hamada-interview-idJPKCN0UT0Z2
> その中で「今月28、29日に日銀が開く金融政策決定会合での追加緩和は必要ないとの認識を示した。雇用環境が引き続き良好なことなどを理由に挙げた。」とあります。
>
> 昨日の参院予算委員会での黒田総裁の発言は上記と意思統一を謀ってのものだと勘繰りたくなります。ただ、「物価の基調に変化が生じたら、躊躇なく政策を調整する用意はある」という事ですが、「物価の基調に変化」とは、一体何がどうなれば変化と言えるのでしょうか?
>
> つまり、更なる原油安の原因により仮に物価が上昇しない事が生じたとしても、黒田さんの意図(消費者物価の動向について、生鮮食品とエネルギーを除く指数を用いています。)からすれば物価の基調に変化が生じたとは言えないと思いますし。
>
> 私は、原油安(我が国にはメリットですが。)が比較的長期に亘って物価の下落が生じるような事になれば、今は上手くいっていると思われるアベノミクスには悪影響(デフレに逆戻り)を及ぼすと思うのです。これが、「物価の基調に変化」という事なのでしょうか?であれば、最初からエネルギーも指数に入れるべきだと考えています。
>
> 何かまとまりを欠いてしまっておりますが、よろしければ、番長さんのお考えをご教示頂けませんでしょうか?
>
> 長文になってしまい申し訳ありません。また、よろしくお願い致します。

どの部分についてお答えすればいいのか、失礼ながらややわかりにくいのですが・・・

とりあえず日銀の物価目標は一応コアCPIですから、エネルギーが含まれているはずですが?
黒ちゃんが原油を目標未達の口実にするには、コアか総合じゃないといけませんからね。
(最近は都合のいい時だけコアコアを持ち出したりもしていますけどw)
しかも直近(11月)ではエネルギー、生鮮食品除くコアコアCPIだけでなく、
エネルギー、生鮮食品も含まれる総合指数、エネルギーが含まれるコアCPIまでが、
前年比ではプラスという現実もありますからねw
だけに黒ちゃんとしてはまだ基調に変化は無いと言っているのでしょうし、
黒ちゃんとしての基調変化と言うのは、一時的なマイナスではなく、
マイナストレンドになればということではないでしょうか?
12月(1月29日発表予定)、1月は良くないのは明らかでしょうけど、
直近(11月)の数字的には足元では堅調なのでしょうw
ご返信ありがとうございました。
スイーツ男子 | URL | 2016-01-16-Sat 11:52 [編集]
番長さん、こんにちは。

分かりにくくて申し訳ありませんでした。

私が端的にお聞きしたかったのは、何故に消費者物価(生鮮食品除く、コアCPI)と生鮮食品とエネルギーを除いた消費者物価(日銀版コアコアCPI)使い分ける必要があるのかという事です。

つまり、これといった理由があるのではなく、単なるご都合主義で使い分けているとしか思えないからです。

もし、使い分ける必要性の明確な理由があるのであれば、ご教示頂きたかった(申し訳ありませんが、調べてもよく分かりませんでした。)のです。

でも、番長さんの返信を見て納得ができました。ありがとうございました。

お手を煩わせてしまいました。また、よろしくお願い致します。
スイーツ男子さんへ
マーケット番長 | URL | 2016-01-16-Sat 14:53 [編集]
> 番長さん、こんにちは。

こんにちは。

> 分かりにくくて申し訳ありませんでした。

いえいえ。

> 私が端的にお聞きしたかったのは、何故に消費者物価(生鮮食品除く、コアCPI)と
> 生鮮食品とエネルギーを除いた消費者物価(日銀版コアコアCPI)使い分ける必要があるのかという事です。
>
> つまり、これといった理由があるのではなく、単なるご都合主義で使い分けているとしか思えないからです。
>
> もし、使い分ける必要性の明確な理由があるのであれば、
> ご教示頂きたかった(申し訳ありませんが、調べてもよく分かりませんでした。)のです。
>
> でも、番長さんの返信を見て納得ができました。ありがとうございました。
>
> お手を煩わせてしまいました。また、よろしくお願い致します。

表向きはコアCPIが目標値になっているので、
使い分けとしてはコアCPIは都合が悪い時に原油を言い訳に出来るし、
コアコアCPIは成果を誇示するために都合よく使えると言えます。
実際にコアコアがプラスになっているのは、
いつぞやの時代とは違い良いことではありますからね。

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