不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
攻めてではなく、せめて・・・な今週
こんにちは。

堅調な雇用統計だったにもかかわらず大荒れとなった先週末・・・

国内目線だけでSQLO(SQとユニクロ決算)通過をきっかけに、
急速に積み上がっていた裁定買い残と円売りポジの大幅な減少、
年明け以降の高水準な空売り比率、騰落レシオとNT倍率の落ち着き、
そして為替のほんのわずかな落ち着きもあり(10日が新月だったことも)、
本格反発とはさすがに思っていなかったものの、
リバウンドくらいはあるだろうと見込んでいたのですが、
そうは問屋が卸さず、たった半日程度のリバウンドに終わり、
見ての通りの大荒れ状態が継続中です・・・

とにかく為替が戻らないことには・・・と言い続けながら、
ちょっとばかし為替が落ち着く動きを見せたところで、
安易にリバウンドを期待したのが大間違いだったと反省するばかりです。

しかも週末に発表された5日時点のシカゴIMM通貨先物ポジションを見ると
ついに暗黒の民主党時代である12年10月以来となる、
円買いポジションに変化しております・・・
10月22日のドラギナイトから急速に積み上がった円売りポジが、
(ユーロショートが主導して、ドルロングと共に。そして裁定買い残も)
12月3日のドラギナイトをきっかけにこれらの巻き戻しが始まり、
円売りポジは最も巻き戻しが進み、そろそろ円安転換も・・・
なんて期待もへし折ってくれる事態となっております。

日経平均も年明けから5日続落という指数算出開始以来初の事態となっており
我が国の債券も過去最高値を更新しており、
もはや黒ダヌキが追加キンタマ緩和ぶっ放したところで効果がないのでは?
とも言える水準だけに、悪い意味での新たな局面に入ったと言わんばかり・・

だからこそゲスの極み・・・ではなく、陰の極なのかとも思えたのですが、
ユーロショート、ドルロングの巻き戻しはまだ不十分であり、
巻き戻しと言う面でも、国内目線だけでのリバウンドすらも叶わず・・

そんな為替を中心とする新局面入りとすら感じさせる巻き戻しによって、
我が国は円高による外需企業の業績懸念が台頭しており、
日銀短観の下期想定為替レート(118円)すらも割っております。

一方、小売を中心とする内需企業は、円高によって業績拡大とはならず、
国内消費の穴埋め役だった訪日外国人客数の主力である爆買いな中国人が、
8月をピークに右肩下がりとなっており、現在の中国は御存知の通り、
景気失速懸念の拡大による中国市場の混乱と共に元安が進行し(させ)、
さらなる爆買い客の減少懸念が高まっております。

そんな状況下で、先週末に発表されたユニクロの低調な月次と決算ですから、
今週ピークを迎える小売企業決算まで冴えないようだと、
セオリー通りな円高による外需企業業績懸念というだけではなく、
円高による中国人を始めとする訪日客の減少という国内消費への懸念も加わり
内外需共にというWパンチな企業業績懸念に見舞われることになるので、
とにかく三度の飯より為替が戻らないことには、
需給面での巻き戻し(新局面)目線だけでなく、
ファンダメンタルズ面でも重石になるということです・・・

そうなると結局は3月期決算企業の業績発表が一巡する2月12日まで・・
2月12日(金)はSQであり、8月12日高値の裏でもあり、
HF45日ルールの該当日は15日(月)でもあるだけに、
国内目線では2月中旬まで本格反発は期待できないのかという気もします
(いやいや来期業績の判明する5月やろというのはひとまず置いといて)

ただしアベノミクス相場を牽引してきたのは政策面ですから、
28-29日に黒ダヌキの金玉政策決定会合を控え、国会も始まっているので
アベクロからビッグな政策が打ち出されると・・・という期待もありますけど
繰り返しになりますが、世界的な債券買い株売りというリスクオフとは言え、
我が国の債券は過去最高という状況ですから
少なくとも黒ダヌキの追加キンタマ政策の効果という面では怪しく、
安倍ちゃんマンがよほどの政策(消費増税先送り等)を打ち出さない限り、
政策面においても国内目線での期待は薄いと言えます。
参院選は夏ですから、選挙前に株高インパクトを演出するには、
今じゃないような気もするだけにね・・・
(せめて9月安値を割るくらいじゃないとというのもありますしね)


てな感じなので、現状における国内目線での本格反発は、
安倍ちゃんがビッグな政策でも出さない限り、当面は難しい状況であり、
かといって懲りずにリバウンドを期待するにしても、
せめて為替(円高)が落ち着かないことにはと言う状況でおます。

そして以上の様な国内目線という都合だけでなく、
海の向こうが落ち着かないことには、
せめてもの為替(円高)すら落ち着かないですからね・・・

そんな海の向こうでの混乱については、
結局のところ欧米市場の不十分な巻き戻しが原因に過ぎないとも言えますが、
巻き戻しを後押しする口実(悪材料)となるものが何なのかは、
終わってみないことにはわからないので、
現状の候補者たち(悪材料たち)を改めてピックアップしてみると・・・

中国不安、原油安始め資源安(商品安)、産油国&資源国&新興国の資金流出
資源関連企業&金融機関の破綻懸念といった米利上げ(ドル高)アレルギー、
米国自身も利上げによる輸出企業の業績懸念に見舞われており、
(米国GDPの7割は個人消費なんですけどねw)
原油安も原因の一つである中東での米欧露を加えての地政学リスクも上昇中。

金融緩和真っ只中の日欧にとっては、以上の利上げアレルギーに加え、
金融緩和政策と意に反する通貨高が重石となっております。

他にもカリアゲクソ野郎と騒音おばさんの南北ご近所トラブル、
今週は13日にスペインの連立協議期限を迎え、
物別れに終わると再選挙となる可能性が高いです。

以上の南北ご近所トラブルとスペインのスンドコ政治以外の悪材料については
結局のところ米利上げ(ドル高)によるマネーの流れの変化が原因ですから、
各々が金融政策等によってこの流れに対する耐久力を付けるか、
もしくはドル高が解消されない限り、
織り込みと言われる水準になるまで騒ぎが続くことになります。

今日も中国は人民元基準値を元高設定としたものの、
自国にとっては好まざることでもありますから、相変わらず混乱が継続中・・
かといって、元高設定によって円を始めとする他通貨が多少戻したところで、
図体のデカイ中国自体が落ち着かないことには、世界の市場は落ち着かず・・
というジレンマに陥っており、いくらそもそもの原因が米利上げであろうと、
現在の悪材料が原油安、新興国の資金流出といった利上げアレルギーであれば
まだ実態(規模)が見えるという面はありますけど、
中国が悪材料の本命になってしまうと、
かつてリーマンショックを引き起こしたサブプライムローンと同様、
規模がどれほどのものかわからないという市場が最も嫌う要素満載の国であり
信用不安を招くにはもってこいの逸材だけに厄介です・・・

最近は話題になることも少ないですが、一昨年末時点で中国の理財商品は、
リーマンショックの規模を超えていたわけですから、
変態独裁国家ならではの強権で封じ込めて墓場まで持っていくならばまだしも
隠し切れずに露呈することになると、リーマンショックどころやないだけに
名前通りに習隠蔽(近平)の本領を発揮して頂きたいものです。

しかも今週は8月にチャイナショックを引き起す人民元の切下げの
原因の一つとなった貿易収支が13日に発表されますので、
人民元の小細工ではなく、いっそのこと人民軍を投入し、
上海市場を砲撃して埋めるくらいのことを願いたいものです(笑)
16日にはいよいよ人民切下げと共に中国がウンコをまき散らす手段・・・
失礼、中国肝煎りのAIIBが本格業務を開始すると共に、
設立総会&理事会も開催され、初代総裁も選出されるので、
中国市場が混乱する中での開催となるとメンツもあるでしょうからね・・・

そして中国以外の悪材料の本命でもある原油安についても継続しており、
リスク資産の金以外のその他商品も同様であり、
ロシア、サウジ、カタールを始めとする産油国、ブラジル、南ア等の資源国、
トルコ等の新興国における資金流出も絶賛継続中であり、
今週はこれらに直接関わるイベントとしては原油在庫くらいしかないので、
ドル安となるか世界的に市場が落ち着くくらいしか期待ができない状況です。
原油にとっては地政学リスクの上昇と言う皮肉な好材料もありますので、
12日のオバマ一般教書演説でブッシュの様に地政学リスクが・・・

今週の米国イベントについては、雇用統計が堅調でもあのザマですから、
もはや今週の経済指標の結果よりも企業業績の方が重要であり、
何より市場の動きの方が需要ですけど(週末が米SQだけに)、
各イベントは動きのきっかけにもなりますので、今週の注目イベントとしては
今夜のFRBが発表するLMCI、引け後のアルコア決算
明日のJOLT労働調査、オバマ大統領の一般教書演説(日本時間13日)
13日のベージュブック、原油在庫、
14日の新規失業保険、JPモルガン決算、引け後のインテル決算
15日は米SQ、小売売上高、鉱工業生産、NY連銀製造業景気指数、
ミシガン大学消費者態度指数、石油リグ稼働指数、Wファーゴとシティ決算
週を通してはFOMCメンバーの講演と米国債入札といったところですから
結局は米国も企業決算が一巡しないことにはという状況でもあります。

欧州については、13日のユーロ圏鉱工業生産、スペイン連立協議期限
14日は巻き戻しの起点となった12月3日分のドラギナイト議事要旨
ユーロ圏財務相会合、利上げを視野に入れている英中銀金融政策委員会
15日のEU財務相会合、欧州新車販売、ユーロ圏貿易収支でおます。

そして我が国は、明日は為替の動きにも関わる国際収支、
株価と連動性も高い景気ウォッチャー調査、13日はマネーストック
14日は前月に設備投資懸念が和らぐきっかけとなった機械受注、
前月も悪かった工作機械受注、自動車労組の春闘方針、
15日は補完措置が決まり、木内君以外の反乱者も出た12月分を含む、
日銀金融政策決定会合議事要旨、トヨタ労組の春闘方針、
見過ごせないジブリナイト・・・しかも天空の城ラピュタ(笑)
週を通しては小売企業決算、開催中の国会といったところです。


以上の通り、今週は国内外共にイベントはそれなりにありますが、
中国が悪材料の大本命となりつつあり、
原油安、新興国等の資金流出といった利上げアレルギーの症状も継続しており
これらの要因でもある利上げを行った米国も利上げの重石懸念が台頭しており
さらに中東や朝鮮半島の地政学リスクも高まっております。

先にも述べた通り、海の向こうは結局のところ、
米欧の巻き戻しもが不十分なだけという気もしますが、
雇用統計の結果もへったくれもなくという荒れ模様なので、
中国が悪材料の大本命となっての良からぬことも十分にあり得るので、
以上の動きが落ち着かないことには厳しい状況でおます。
せめて欧米の巻き戻し、中国、原油が落ち着かないことにはね・・・

我が国目線でも債券、為替が新局面入りかとも思わせる動きですから、
攻めて・・・ではなく、せめて元安を含む為替が落ち着かないことには、
先週のSQLO跨ぎのようなセコビッチリバウンド狙いすらも・・・
危ういと言えます。(お前だけやろっ!というツッコミは無視して(笑))

ということで、明日のスタンスについては・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の通りの国内外の状況ですから、
シンプルにせめて元安を含む為替が落ち着かない限り、
その日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えて王者の風格で構えていた方は、
以前にも書いてきた通り、すでに撤退しているとは思いますが
再び腰を据えて参戦するにしても、以上の通りの国内外の状況ですから、
シンプルにせめて元安を含む為替(円高)が落ち着くまでは、
押し目の好機とも言えませんので、新たな参戦は控えるのが無難でおます。
私を含め先週のSQLOで打診程度に参戦した方については、
せめて元安を含む為替(円高)が落ち着かない限り、
明日に上がろうともシナリオと違う動きなのは事実ですから、
容赦なく一旦はアバヨしたほうがいいでしょう。

新興市場についての全体の相場観としては、
主力大型株に比べると踏ん張っておりますが、
商いを伴っての続落となっているので(JQと2部は特に変わりませんが)、
少なくともこれまでの続落局面での商い上回るほどの、
商いを伴った上昇が続くまでは警戒モードで構え、
その日限りの勝負に留めておくのが無難でおます。

 (ちなみに個人の悲壮感が足りないという意見もありますが、
  最近の個人の動向を見ていると、単にうまく立ち回っているからでは?
  という気もしますけどね。だけに新興は崩れずに踏ん張っているのかと。
  話題豊富なテーマが溢れているというのもありますけどね)

ただし先に述べたような国内外のリスク等は、
新興市場にとってあまり関係の無いリスクとも言えますので
(リーマンショック級のことになれば関係ないとは言えませんけどね)
個別については、テーマ物色やイナゴの循環が継続している限り、
くれぐれも気を付けながらですが、勝負するのはアリです。
しつこいようですが無難なのはその日限りの勝負に留めておくことです。

中小型割安狙いの方についても同様でおます。

お手数ですが記事が参考になりましたら、
下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングアップが励みになりますのでよろしくお願い致します。



スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する
管理人のみ閲覧できます
| | 2016-01-11-Mon 21:14 [編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
牡丹さんへ
マーケット番長 | URL | 2016-01-12-Tue 00:16 [編集]
ありがとうございます。

今のところは宇宙ありきの世界ですから、
宇宙以外のありきになるものが発見されない限り、
宗教的なものではなく、普通に星は影響あると思います。
投資においては、私は要素の一つとして見ているだけではありますけどね。

今後ともよろしくお願い致します。

ひよっしー | URL | 2016-01-12-Tue 00:17 [編集]
相場はどうなるかわかりませんが、あんまりいろいろ爆発させないで平和な年になるといいですね
ひよっしーさんへ
マーケット番長 | URL | 2016-01-12-Tue 00:20 [編集]
> 相場はどうなるかわかりませんが、あんまりいろいろ爆発させないで平和な年になるといいですね

まだまだ希望は捨てておらず、長い目では私の中では楽観が優勢ではありますので、
平和な年を期待したいものです。

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2017 不沈艦日記. all rights reserved.