不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
割り切り勝負
おはようございます。

今年も残すところ3営業日のみでおます。

我が国は師走と言う文字通り、大方の業種が忙しい年の瀬ですが、
金融市場は欧米各国のバカンスモードに合わせてなのか、
休むことがある意味でのステータスなのか、
右へ倣えのように市場参加者が激減してしまい、
閑古鳥の鳴く休暇モードとなっております。

競技の世界というか競技をやっていた頃は、
人が休んでいる時にこそ練習しろ!3倍努力だ!
などとよく言われながら、大晦日すらも練習していただけに、
休暇モードだからこそという気もしなくもないのですが・・・(笑)

とか言いつつも、そんなメリハリの無いことが原因なのか、
去年は入院という痛い目に遭ったという反省だけでなく、
今年は29-31日と格闘技のRIZINがあり、
ボクシングも超注目の井上が29日、内山が31日に試合があり、
年明けには日本人2名も出場するUFCも控えているので、
私の脳みそ筋肉頭の中はアドレナリンの噴出と共に、
すっかり私も右へ倣えな浮かれポンチ休暇モードとなりつつありますけど、
身体だけは市場へ参加するつもりです(笑)

そんなどうでもいい私の年末年始のテンションは置いといて、
今週は休暇モードという鬼の居ぬ間だからこそ
掉尾の一振に向けた割り切り勝負が出来ると見ておりますので、
それを裏付ける現状認識(週末状況)ときっかけとなる今週のスケジュール、
これらを加味しながら書き進めて参ります。
いつも通り、今週のスケジュールからご覧ください。

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国内海外
28(月)11月鉱工業生産・速報値(8:50)人民元基準値発表(10:16)
11月小売業販売額(8:50)ブラジル11月財政収支(21:30)
11月自動車国内生産・輸出実績(13:00)米12月ダラス連銀製造業活動指数(24:30)
シカゴIMM通貨先物ポジション(12/22時点分)
岸田外相が訪韓 ※日韓外相会談
石井国交相がラオス訪問(27-29日)イスラエル中銀政策金利発表(23:00)
 ※道路などのインフラ整備に関する
  協力方策について協議中国の淮安嘉誠高新化工、淮安華爾潤化工
「もんじゅ」の新運営組織を検討する 河南三力炭素制品ら三社の社債償還期限
 有識者初会合
米2年債入札(27:00)
12月期決算 権利落ち日
(休場)英、豪、NZ、カナダ、アイルランド
(決算)
しまむら、ヒマラヤ、タカキュー、パレモ
DCM、ハローズ、一六堂、ハピネス&D
夢の街、パイプド、日プロセス
トライステージ、キャリアリンク、ERI HD
トシンG、宝印刷、ソーバル、テクノアルファ
29(火)2市場信用取引残高(16:00)人民元基準値発表(10:16)
人民銀の公開市場操作(10:16)
閣議、閣議後会見米10月ケースシラー米住宅価格指数(23:00)
高浜原発の核燃料搬入完了予定米12月消費者信頼感指数(24:00)
API米週間原油在庫統計
郵政三社TOPIX組み入れ
米5年債入札(27:00)
(決算)アダストリア
30(水)日銀「基調的なインフレ率を人民元基準値発表(10:16)
 捕捉するための指標」(14:00)タイ11月経常収支(16:30)
プログラム売買状況(15:30)スペイン11月経常収支(17:00)
ユーロ圏11月マネーサプライM3(18:00)
大納会米MBA住宅ローン申請指数(21:00)
米11月中古住宅販売保留指数(24:00)
(決算)シベール、きょくとう、セキドEIA米週間原油在庫(24:30)
ロシア7-9月期GDP・確報値(30日or31日)
中央アフリカ大統領選、議会選
オフショア人民元の取引時間延長の
 試験期間終了(23-30日)
米7年債入札(27:00)
(休場)フィリピン
31(木)人民元基準値発表(10:16)
人民銀の公開市場操作(10:16)
米新規失業保険申請件数(22:30)
米12月ミルウォーキー購買部協会景気指数(23:00)
米12月シカゴ購買部協会景気指数(23:45)
EIA米週間天然ガス在庫(24:30)
ロシア12月消費者物価
ASEAN経済共同体が発足
ニュージーランド国民投票
ウクライナのデフォルト期限
 ※返済を拒否した対露債務が中心
(短縮取引)
米(債券市場)、香港、スペイン、クロアチア
(休場)
インドネシア、タイ、フィリピン、韓、レバノン
ロシア、ポーランド、ハンガリー、ブルガリア
独、仏、蘭、フィンランド、オーストリア
伊、ポルトガル、アイルランド
ベルギー、スロベニア、バルト三国
スイス、デンマーク、アイスランド、ノルウェー
ブラジル、チリ
1(金)元旦中国12月製造業PMI(10:00)
皇居で新年祝賀の儀中国12月非製造業PMI(10:00)
日本が国連安保理の非常任理事国就任カシュカリ氏が新ミネアポリス連銀総裁就任
EU・ウクライナDCFTA発効
マイナンバー制度の本格運用スタートオランダがEU議長国に就任
金融所得課税の一体化に伴い税制統一金正恩第1書記が新年の辞
上海市場がサーキットブレーカー導入開始
プエルトリコ公社債券のデフォルト期限
 ※事実上のデフォルト宣言済
(休場)
米、英、ユーロ圏各国、スイス、カナダ
中、香港、台、シンガポール、豪、NZ、南ア
2(土)皇居で新年一般参賀
3(日)フィッシャーFRB副議長講演(27:15)

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見ての通り、イベントも閑散ではありますので、
以下の通りに分けて書き進めて参ります。

★10月22日から急速に積み上がった分の巻き戻しの経緯と現状

 ・経緯

 かれこれ一カ月近く書き続けているので、聞き飽きたでしょうけど・・・
 10月22日のドラギえもんナイト(ECB理事会)にて、
 12月に秘密道具(追加金融緩和)を使うかものび太くん・・・
 と示唆したをきっかけに(その前にイエレンも12月の利上げを示唆済)、
 ユーロショート、ドルロング、円ショートのポジを急速に積み上げながら、
 原油、新興国等の利上げ(ドル高)アレルギー症状もシカトして、
 商いの伴わない日米欧の株高が始まりました。
 (我が国では急速に裁定買い残が積み上がることに(円売り・先物買い))

 そして12月3日のドラギえもんナイト(ECB理事会)にて、
 示唆した通りに秘密道具を出したものの不十分等のケチを付けられ、
 まさにドラギえもんに始まりドラギえもんに終わるかの如く、
 急速に積み上がっていた各ポジの巻き戻しが始まると共に、
 それを後押しする様にシカトしていた利上げアレルギーまで悪材料視され、
 日米欧の株価も崩れ始めることに・・・

 その後は本丸でもある15-16日のイエレンナイト(FOMC)が近づき、
 パンチラした通りに利上げが決定されてのアク抜け期待もあってなのか、
 FOMCを前にして日米欧の株価は反発し、
 FOMCを通過しても堅調に推移していたのですが・・・

 日程的に大トリとなった17-18日の我らが黒ダヌキ銀行会合にて、
 イエレン、ドラギとは違って、予告(示唆)なしで動いたものの、
 バズーカ砲(追加緩和)ではなくスカシっ屁(補完措置)となったことで、
 補完???あかーん!!!とばかりに日米欧の株価は大幅安となり、
 (米国がMSQという火に油な大人の事情もありましたけど)
 現在もFOMC後の高値を越えることなく、
 黒ダヌキのスカシっ屁の残り香が漂ったまま現在に至るという状況です。

 ・ポジション目線での巻き戻しの現状

 そもそも10月22日~12月3日までの急速に積み上がった各ポジは、
 12月3日~現在までの巻き戻しにおいても、
 確認できる最新の状況(15日時点)では(22日時点の状況は明日発表)、
 円ショートだけはかなり減少したものの(約69%)、
 ドルロングは米債安の動きも含む利上げという事情はあれど、
 まだ不十分と言えますし(約39%)
 ユーロショートはまだまだ不十分(約19%)です。
 恐らく16日以降の動きからも、更に減っているとは思われますが、
 現時点でのわかる範囲では不十分だということです。

 我が国目線での巻き戻し要因である裁定買い残についても、
 10月22日~12月3日までに積み上がった分が、
 (15.8→22.8億株、約2.3兆円→約3.7兆円))
 12月3日~現在までの巻き戻しにおいても、
 最新の状況(22日時点)では約21億株(約3.2兆円)ですから、
 24-25日で減っていたとしても、
 節目の20億株、3兆円を割れていればいいかなという感じです・・・

 ただし、円ショートの巻き戻しも加味して考えると、
 欧米に比べると我が国の巻き戻しは進んでいるのも事実です。

 ・水準目線での巻き戻しの現状

 水準的に見れば、日米欧の株価は10月22日水準にタッチしましたが
 為替についてはポジの巻き戻しと同様と言わんばかり、
 ユーロドル、ドル指数は10月22日水準にタッチしていないものの、
 (利上げの米債はともかく、ユーロ圏の債券は戻っている)
 ドル円は10月22日水準にタッチしており(ユーロ円は僅かにタッチ)
 我が国はポジの巻き戻しが比較的進んでいるだけでなく、
 水準的にも日米よりも巻き戻しが進んでいると言えます。

 ただし株価、為替共に10月22日水準を割ってしまうと、
 イエレン、ドラギ、黒ダヌキのドーピングトリオによる一手が、
 全否定と言われ兼ねないだけに・・・
 我が国は米欧よりも巻き戻しが進んでいるという見方がある一方、
 特にドル円は10月22日水準割れ(全否定)となる119円台手前なので
 正念場水準という見方もできます。

 日銀短観の企業想定為替レートという目線で見ても、
 通期では1ドル119.4円だけに(下期は118円ですけどね)
 119円台に突入すると業績不安も意識され始めますから、
 そういう意味でも120円は死守すべき正念場の水準でおます。
 当然ながら円高が進むと巻き戻しが不十分な裁定解消売りにも繋がり、
 いわゆる円買い先物売りが加速することになりますので、
 黒ちゃん期待とも言える王者の風格な債券と共に、
 踏ん張って頂きたいものです。


★巻き戻しを加速させる要因となる原油、新興国等の利上げアレルギー症状

 現状は上記で述べた巻き戻しによるドル安が継続していることで、
 原油、商品、産油国、資源国、新興国の利上げ(ドル高)アレルギーは
 症状がやや回復しておりますが、原油銅を始めとする商品はもちろんのこと
 ロシア、中東産油国、南ア、ブラジル、チリ、コロンビア
 トルコ、ノルウェー、タイ、マレーシアといったところは、
 症状(資金流出)としてはまだまだ危うい水準と言えます。

 ただし各国中銀は防衛策に動いているので、
 巻き戻し(ドル安)が一巡するまでに、アレルギーへの耐久力を付ければ、
 現在の回復が本格回復に向けた初動だったということになりますが・・・
 そういう意味では、打診レベルながらチャンスですけどね。
 
 アレルギーの主役でもある原油についても、
 ドル安と共にテンコ盛りだったショートポジが買戻されているに過ぎない
 とも言えるので、長期的にはまだ本格反発とは言えませんが、
 地政学的なリスクや原油在庫等の需給イベントも含めると、
 目先は買戻しが続くと見ておりますが・・

 中国についても、チーム利上げアレルギーには属しているのですが、
 ご存知の通り、自由化されていない金融市場、何でもありの独裁政治であり
 今は自ら元安誘導しているので、上記のアレルギーな面々とは異なります。
 こういったことでの他国への迷惑や数々の疑惑はともかくとしても、
 中国側目線においては思惑通りではありますので、
 市場参加者としては中国市場の動きで判断するしかないです。

 今のところはこれといって問題は無いですが、SHIBORについては、
 年末の恒例の行事だとは思いますけど、足元で急上昇しつつあり、
 そんな中で明日は3社がデフォルトを迎えるようなので、
 欧米市場がネタ不足の中で、ひときわ輝きを放つ可能性はあるかも(笑)
 中国市場は平常運転ではありますし、1日にはPMIが発表され、
 上海市場ではサーキットブレイカーの導入開始
 4日から人民元の取引時間が正式に延長され(試用期間は30日に終了)
 やや悪乗りされそうなイベントが続くとは言えます。

 ちなみにウクライナにおいても、返済を拒否した対露債務を中心に、
 31日にデフォルトを迎える予定であり、
 年明け1日にはプエルトリコがデフォルトを迎えます(既に宣言済ですが)


★今週のきっかけとなりそうな注目イベントを上記のスケジュールから抽出

 28日 11月鉱工業生産・速報値(8:50)
     12月期決算 権利落ち日
     しまむら等の小売企業決算
     中国企業三社の社債償還期限
     米12月ダラス連銀製造業活動指数(24:30)
     米2年債入札(27:00)
     シカゴIMM通貨先物ポジション発表(12/22時点分)

 29日 郵政三社のTOPIX組み入れ
     米10月ケースシラー米住宅価格指数(23:00)
     米12月消費者信頼感指数(24:00)
     API米週間原油在庫統計
     米5年債入札(27:00)

 30日 大納会
     米11月中古住宅販売保留指数(24:00)
     EIA米週間原油在庫(24:30)
     米7年債入札(27:00)

 31日 米新規失業保険申請件数(22:30)
     米12月シカゴ購買部協会景気指数(23:45)
     EIA米週間天然ガス在庫(24:30)
     ウクライナのデフォルト期限

  1日 マイナンバー制度の本格運用スタート
     金融所得課税の一体化に伴い税制統一
     中国12月製造業&非製造業PMI(10:00)
     上海市場がサーキットブレーカー導入開始
     プエルトリコ公社債券のデフォルト期限

  3日 フィッシャーFRB副議長講演(27:15)

★まとめ

 以上の通り、ユーロショートとドルロングの各ポジ、裁定買い残は、
 巻き戻しが不十分だと言わざるを得ず、
 原油、新興国等の利上げアレルギー症状も回復したとまでは言えまへんが、
 我が国目線においては、円売りポジの大幅な減少と共に、
 為替(ドル円、ユーロ円)と日本株の水準は(米欧株も)、
 異常と言える動きの起点となった10月22日の水準にタッチしております

 さらに先週で6月高値の裏を通過し、年内の受渡し日通過によって、
 話題の節税対策売りとやらも一巡となり、ついでに25日は満月ぽんであり
 本日から安倍政権4年目に突入といった節目を通過したことをきっかけに、
 欧米市場を中心とする休暇モードという鬼の居ぬ間の間隙を突く形で、
 10月22日から12月3日までのように、
 少々の利上げアレルギーをシカトしたまま、
 日本株がベタな掉尾の一振となる可能性が高いと言えます。
 ちなみにNT倍率は十分とは言えませんが、騰落レシオは76.58です。
 まぁ割り切り勝負と言うことですね。

 ただし巻き戻しが継続して、先にも述べた119円台に突入すると、
 日米欧中銀の一手を否定するだけでなく、業績不安も台頭し、
 巻き戻しが不十分な裁定買い残の解消売りと共に、
 いわゆる円買い先物売りとなりますので、
 新興市場やディフェンシブセクターはともかくとしても、
 外需を中心とする主力大型はさすがに厳しいと言わざるを得ないですから、
 鬼の居ぬ間とは言え、せめて明日の寄り前に発表される鉱工業生産が、
 巻き戻し継続のきっかけとならないことは確認してから動きましょう。

  (中国のデフォルトの件は、規模自体が大したことではないので、
   大丈夫だとは思いますが、いくら年末恒例の動きとは言え、
   アホみたいにSHIBOR急騰すると、デフォルトの件とこじ付けて、
   騒ぎになる可能性はちょっぴりありますけど・・・
   そういう意味では10時16分の人民元基準値発表と共に 
   11時30分発表のSHIBORも横目で見ておいた方いいかも)

 ということなので、明日のスタンスとしては・・・

 持ち越し短期勝負の方については、
 掉尾の一振狙い目線では、利上げアレルギー症状はひとまず置いといて、
 巻き戻しの動きさえ落ち着いていれば、
 割り切って持ち越し勝負をすればいいでしょう。
 当然ながら巻き戻しが継続していれば、その日限りの勝負に留めましょう。

 腰を据えて新たに参戦する方については、
 年明け以降の利上げアレルギー症状と巻き戻しの動き次第ではありますが、
 短期勝負の方と同様、巻き戻しが落ち着いていれば、
 打診参戦すればいいですが、本格参戦については、
 巻き戻しの落ち着きと共に利上げアレルギー症状も落ち着いてから
 参戦した方がいいでしょう。
 とりあえずまずは120円台を死守することですね。

 これまで下げも大した影響がなく、腰を据えて王者の風格で構えている方は
 シンプルに巻き戻しの動きと共に商いを伴って直近安値を割らない限り
 王者の風格で構えておきましょう。

 中小型割安狙いの方についても、腰を据えて勝負する方と同様でおます。

 新興市場については、残念ながら商いを伴っての続落となっており、
 崩れたと言わざるを得ないので、商いの伴った反発が継続するまでは、
 その日限りの勝負に留めておくのが無難ではあるのですが・・・
 先にも述べた通り、年末という商いも伴わない特殊な状況ですから、
 割り切って掉尾の一振狙いで勝負してもいいでしょう。

 新興はテーマも多く話題豊富でもあり
 局地的なイナゴの循環物色もあるだけに、個別の動きで見ればいいので、
 あくまで新興市場全体のシンプルな動きとして、
 以上のような目線で構えておきましょうということです


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