不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
明日のイエレンオブジョイトイ・ナイト(FOMC)を前に
こんばんはです。

かつて学生時代に紅葉の夜間拝観の際、仏教系の大学でもなく、
信心深いわけでもない私が、持ち前のパワーを評価されたのか、
ひょんなことで鐘を打ち鳴らす役のバイトをしたこともある清水寺が、
年末恒例の今年の漢字を発表し、「安」に決まったそうです。

そんなマーケットにとっては縁起でもない「安」という漢字に決まり、
日本独自の悪材料として受け止められたのか、大幅安となった日本株・・・

もちろん冗談ですが、本日も単純に巻き戻しの動きが続き、
アメ公はドル安、原油高が追い風でもあるので、昨夜は堅調だったものの、
我が国にとっては円高が重石となり(欧州もユーロ高が)
円買い先物売りを招き、高水準な裁定買い残の解消売りに後押しされ、
比較的堅調だった中国・アジア株をよそに大幅安を演じる日本株・・・

しかしながら欧米市場を始めとする海の向こうは、
商いを伴っているにも関わらず、我が国だけは薄商いが続いており、
セリングクライマックスのような盛り上がりは無く、
底打ちするようなコツンという音が聞こえてこないです・・・

そもそも10月22日のドラギナイトから始まった、
ユーロ安、ドル高、円安が主導するアホになれなれ祭の際も、
我が国は薄商いでの株高を演じてきたというのもありますけど、
私が個人的に目安としている累計の売買代金を見ても、
10月22日~12月3日(ドラギナイト2)までの累計売買代金に対して、
12月4日~本日までの累計売買代金は約28%程度の商いであり、
ついでに9月安値~12月3日までに対しても約18%程度ですから、
商いと言う面で見ても吐出しが不十分ではあります。

そして連日書いている通り、10月のドラギナイト以降、
急速に積み上げてきたユーロショート、ドルロング、円ショートと共に、
国内の巻き戻し要因でもある裁定買い残についても、
本日発表されたMSQの11日時点でさえ20.7億株であり、
節目の20億株すらも割っておりまへん・・・
(昨日と今日で20億株は割ってるかも知れまへんけど)

一方、為替の巻き戻しが十分なのかと言えば、
現時点の正確なポジはわからないものの、
8日時点ではほとんど減少しておらず、9日以降から本日まで、
ユーロ高、ドル安、円高が進んでいるとは言え、
10月のドラギナイト以降から急速に積み上げた分の巻き戻しが、
全て解消されたとも思えないですからね・・・
為替については、ユーロドル、ドル指数、ユーロ円、ドル円共に、
水準的にも10月22日の水準に届いておりまへん。

ただし日本株については、本日で欧米株、TOPIXに続き、
日経平均株価も10月22日水準にまで戻したので(ドラギの窓埋め)
急速にポジションを積み上げながら始まったドラギ祭の巻き戻しは、
日米欧共に株価の水準的には終わったとも言えますが・・・

しつこいようですが、水準ではなく肝心の量(ポジ)の面では、
特に日本株は終わったとは言えない状況であり、
ドラギ祭と巻き戻しを主導した為替については、
量(ポジ)だけでなく水準的にもまだ不十分ではあります・・・

そして現在の巻き戻しを加速させている元凶は米国の利上げ姿勢なのですが、
それによってリスク要因となっているのは
原油、商品、産油国、資源国、新興国といった、
利上げ(ドル高)アレルギーな面々のアレルギー症状(資金流出)であり、
原油や産油国はやや足元では底堅い動きが見られるものの、
その他の面々は症状が悪化する一方であり、
これらの面々に絡むHFや企業も悲鳴をあげており、
現在はサードアベニューネタやらハイイールド債ネタが旬を迎えているので
さすがにリスク面においても巻き戻しが終了したとは言えない状況です。
(かつての嫌な思い出もよぎる様な騒ぎではありますしね)

これら以外にもアレルギーな面々のどこかの国で、
デフォルトの危機が囁かれるようになれば、
また新たな悪材料とも言えますからね・・・ちなみにざっと見た限り、
南ア、ロシア、トルコ、産油国、ノルウェー、ポーランド、ハンガリー
カナダ、メキシコ、チリ、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、ブラジル、
マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、インド・・・
といったところは、アレルギー症状(資金流出)が顕著に表れており、
ほとんどの国が通貨安だけでなく債券安と株安も併発し、
いわゆるトリプル安に見舞われており、CDSも上昇中です(特に南ア)。

てな感じで、これでもか!というくらいの悲観一色ではありますので、
新たなリスク要因(悪材料)が噴き出さなければ、
先に述べた様に水準的にも量的にも巻き戻しが不十分であろうとも、
我が国については商いを伴ったセリクラな空気が全く無かろうとも、
そもそもの元凶(本丸)である米利上げが、
明晩のイエレンオブジョイトイ・ナイト(FOMC)でハッキリすれば、
それをきっかけに悪材料出尽くしという反応になり、
大人の都合で巻き戻しが終了する可能性はあります・・・

ただし、明晩のFOMCをきっかけに巻き戻しが終了するという事は、
ドル高になるということでもありますので、
悲観真っ只中の利上げ(ドル高)アレルギーな面々にとっては、
都合よく出尽くしとなればいいのですが、
素直に考えれば重石となり、症状が悪化することになりそうですけどね・・・

かといって、利上げアレルギーな面々に配慮するという表向きの理由で、
実際は自分たちの都合(米国もドル高は重石なので)にもかかわらず、
利上げをまさかの先送りにするなり、次回利上げは1年近く先送り・・・
といったようなソフト路線となると、昨夜から本日にかけての様な動き・・・
つまり米国と利上げアレルギーな面々にとっては、
ドル安が続くことが追い風となり、
一方で、ユルフン(金融緩和)真っ只中の日欧にとっては、
ドル安によるユーロ高、円高が重石となる状況が続き・・・
昨夜から今日の様に巻き戻しが継続することになります。

そうなると我が国目線では、18日に黒光り銀行会合が控えており
いざとなれば追加キンタマ緩和をぶっ放すという期待もあり、
実際に我が国の債券は微動だにせず王者の風格で堅調を維持しているので、
10月22日水準(120円)までの円高は仕方ないとしても、
それ以上は限定的とも言えますが・・・
だからこそ商いも盛り上がらず、
今日の時点での巻き戻しについても不十分なのかもしれませんけど、
当然ながら18日に黒光り砲がぶっ放されなければ、
不十分な巻き戻しが加速する可能性がありますからね。

ということなので、明晩のFOMCにてイエレンおばさんが、
利上げアレルギーな面々に配慮したソフトな采配を振るい、
日欧の巻き戻しが継続することになるのか・・・
それとも日欧にとってはありがたい通常通りの利上げに動き、
あげくに利上げアレルギーな面々まで都合よく出尽くしとなるのか・・・
はたまたアレルギー症状が悪化することになるのか・・・

以上の通り、もはや本丸のFOMCを待つばかりですから、
FOMC後を期待している方は・・・
明日は駄賃買いも覚悟の上で打診買いするのもありですが、
何度も言う通り、巻き戻しは不十分であり、
リスク(利上げアレルギー症状)は炎上真っ只中ですから、
FOMC後の反応を見てから動くのが無難でおます。
(個人的には前者と思っていたりもしますけどねw)

改めて明日のスタンスを書きますと、

持ち越し短期勝負の方については、以上の通りなので、
FOMC後を期待している方は、勝負するのもありですけど、
くれぐれもお気をつけて・・・。
無難なのは明晩のFOMCの結果を見極めてから動くことです。

腰を据えて新たに参戦する方についても同様に、
FOMC後を期待している方は、
駄賃買いとなる覚悟で打診買い程度に参戦するのはありです。
FOMC後を不安視している方や慎重な方については、
明晩のFOMCの結果を見極めてから動くのが無難です。

先週で撤退せず、王者の風格で構えている方は、
もはや明日で逃げても仕方ないでしょうから、
FOMC後の動きを見極めてから判断してください。

新興市場は、以上の様な小難しい背景を気にするよりもシンプルに構え、
直近の上昇局面での商いを上回る様な下げが連続しない限り、
ベタな年末年始高の様相が継続していると判断し、
長期、短期共に引き続き勝負をしていけばいいのですが・・・

本日は主力大型株とは違って、新興市場は商いの伴った下落となりました・・
ただし昨日は薄商いでの下落だったこともあり、
まだ崩れておらず、年末年始高モードと言えなくもないですが、
(特にマザーズはそーせいの影響分もあるので)
明日は大一番のFOMCですから、明日だけは警戒モードで構え、
その日限りの勝負に留めておくのが無難でおます。

中小型割安狙いの方についても、以上の様な小難しい背景は気にせず、
今のところは狙っている銘柄の個別の動きで判断すればいいでしょうけど、
FOMC後に巻き戻しが加速してのゴリゴリのリスクオフとなると、
さすがに影響は及びますので、FOMC後の動き次第では、
撤退も考えておきましょう。

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