不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
杭打ちから底打ちとは言えない週明け
こんばんはです。

大荒れとなった先週末から、日出る国として迎え撃った週明けの日本株は、
結果的には日経平均株価が1.8%安(347円安)、
TOPIXは1.4%安と大幅安になりましたが、小沢一郎効果なのか(笑)
長~い下ヒゲを付けて引けております。

しかしながら・・・というのは後述するとして、

まずは小売各社の11月月次売上高が低迷する中、
本日発表されたアートネイチャーの11月月次売上高を見ると、
増毛は男性が前年比27.0%増毛、女性が前年比45.3%増毛・・・
もしかして爆増毛?爆毛?効果なのでしょうか(詳しく知りませんがw)?
ただしヅラは男女合わせると前年割れなので、爆ヅラ効果は無いようであり、
全体としての月次も他の小売各社と同様、前年割れです・・・
まぁお察しの通り、ほぼ言いたかっただけですが、
もしかしてここもインバウンド銘柄なのかなとも思いましたので・・・

さて、本日は密かに警戒していた11月マンション発売が発表されましたが、
前年比4.8%増という3カ月ぶりの増加でおました(笑)

先送りされていた物件の効果という特殊要因があったということですが、
それにしても1戸当たり平均価格は前年比21.1%上昇となり、
1991年6月以来・・・まさにバブル期以来の高水準となっており
杭打ち問題もへったくれもなく、まさに杭打ちやなくて底打ち?
なんてことを言いたくもなりますが、杭打ち問題の影響については、
影響はこれからなのかも知れませんが、今のところは影響が軽微でおます。
爆毛・・・ではなく、爆買いな中国人が買っているのでしょうか・・・
というポジティブな見方をしたいところですが、
今日も爆買い中国人には逆風の元安が継続しているだけに、
今後の懸念はまだ払拭されていないですけど・・・

とりあえず足元の国内消費が低迷している要因が、
小売各社が言っている通りの天候なのか、単なる国内消費の低迷なのか、
それとも国内消費を支えていた中国人を始めとする訪日客の減少なのか、
切り分けるためにも16日発表の11月訪日外国人客数は注目でおます。

そして今週序盤のビッグイベントであった12月調査の日銀短観ですが、
前回調査まで堅調だった非製造業のDIが、
小売各社の低調な11月月次を裏付けるように失速しているのか注目でしたが、
さすがに小売のDIは足元・先行き共に前回調査から悪化したものの、
非製造業全体としては、ほぼ横ばいとなり(先行DIがー1pなだけ)
意外としっかりした結果となりました。
業績見通しについても、前回調査から足元の売上見通しが悪化したものの、
下期は横ばいであり、経常利益と純利益見通しについては、
上期、下期、通期共に大幅に伸びており、
売上はともかく、株価的にはEPSの上昇要因と言えます

製造業のDIについても、先行きDIはやや鈍化したものの、
足元DIは横ばいで踏ん張っております。
業績見通しについても、前回調査から売上が悪化し、
経常利益も下期が悪化しているものの、
純利益見通しについては、上期、下期、通期共に大幅に改善しており、
非製造業と同様、株価的にはEPSの上昇要因と言えます。
まぁ日本企業の伝統芸である保守的予想からの上振れ効果と、
想定為替レート効果とも言えますが・・・
 (想定為替レートは以下の通りに変更されております(円/ドル)
  前回調査 通期 117.39 上期 117.50 下期 117.28
  今回調査 通期 119.40 上期 120.84 下期 118.00)

ちなみ何だかんだ言っても、DIと業績の相関性は高いので、
セクター別でDIを見ると・・・

改善しているセクターとしては、
化学、金属製品、汎用機械、業務用機械、造船・重機、
建設、運輸・郵便、情報サービス、電気・ガス、宿泊・飲食サービス、保険

悪化の目立つセクターとしては、繊維、非鉄金属、生産用機械でおます。

そして設備投資計画については、結果的に上期は鈍化となりましたが、
下期が伸びたことで、通期としては前回調査から横ばいとなっており、
低調続きな設備投資関連指標とは違って、
相変わらず企業側の設備投資姿勢は堅調だと言えます。

ということなので、昨日書いたような日銀短観を中心とした、
国内消費に対するネガティブな連想ゲームという最悪のシナリオにはならず、
日銀短観そのものに対する反応についても、
好感されたとまでは言えまへんけど、少なくとも悪材料視はされておりまへん

以上の様な国内経済指標と冒頭で書いた小沢一郎アノマリー?を受けて、
本日の日本株は大幅安ながらも下値の堅い動きとなり、
マンション発売の杭打ちから底打ちなのか?とも言える動きのように、
イチモツちんこ表の雲のネジレをめがけ、
杭を打ち込むように下ヒゲを付けて引けております(TOPIXも)。

結果的に雲のネジレで杭打ちから底打ちという展開になればいいのですが、
先週で遅行線が欧米株を追うように下抜けてしまったので、
ネジレを突き抜け、調整が長引きそうでもありますが・・・

アホアホ祭の起点となった10月22-23日の窓埋めについても、
TOPIXは今日で窓埋めが完了したものの、
国内目線での巻き戻しの主役である日経はまだ僅かに埋まっておらず、
為替についても、海の向こうの株価についても、
欧州株以外は10月22日の水準には届いていないので、
水準的にも巻き戻しは不十分と言えます。

肝心の需給面においても、国内の巻き戻しの主役である裁定買い残は、
11日のMSQ以降、大幅に減少しているとは思われますが、
本日発表された10日時点の状況では21.25億株(約3.4兆円)と、
未だ高水準を維持しております。
国内外の巻き戻しの主役である為替についても、
先週末の大荒れでかなり巻き戻しは進んでいるでしょうけど、
8日時点のシカゴIMMのヤクザナポジションを見ると、
ユーロショート、ドルロング、円ショートの各ポジションは、
アホアホ祭の起点となったドラギナイト(10月22日)から、
急速に積み上がった高水準と比較しても大して減っておりまへん。

以上の通り、水準目線とチャート目線においては、
巻き戻しの一巡感が近付いていると言えますが・・・
需給面においては巻き戻しが不十分と言わざるを得ないので、
少なくとも「技は力の中にあり」という格言通り(武道の格言ですがw)、
パワー(商い)を伴った反発となり、
テクニカル(技)も需給(バランス)も力でねじ伏せる展開とならなければ
巻き戻しが一巡したとはまだまだ言えまへん。

そんな全てを凌駕するパワーを生み出すきっかけになりそうなイベントが
メインイベントである15-16日のFOMCであり、
大トリイベントである17-18日の黒光り銀行会合となりますので、
ベタではありますけど、両イベントまではせいぜいリバウンドする程度であり
少なくとも今日の様な動き程度では、巻き戻しが一巡とは言えず、
リバウンドの兆しだったとすらも言い難いです・・・。

巻き戻しを後押ししているリスクである原油、商品、新興国といった、
利上げ(ドル高)アレルギーな面々のアレルギー症状(資金流出)についても
症状が収まったとは言えまへんので、巻き戻しが一巡どころか、
リバウンドの兆しだったとすらも言い難いです・・・。

とは言え、せめてリバウンドのきっかけになりそうなイベントとしては、
今夜はドラギのおっさんの講演があり、本丸はFOMCながらも、
アホアホ祭と巻き戻しのきっかけになったのはドラギのおっさんであり、
ユーロが先導する動きでもあるので、3日のECB理事会の結果に対して
市場が物足りないとこじ付けて巻き戻しが始まっただけに、
怒りの反論にでも打って出るようだと、多少は期待できますけど・・・

他のリバウンドきっかけ期待イベントとしては、
本日から連日のように続く中東絡みイベントであり、
皮肉ながらも中東の地政学リスクが高まることで原油が反発すれば、
巻き戻しリバウンドを後押しすることにはなります。

同時上映で悪意を感じるような16日が期限となった米財政プロレスも、
本日からゴングが鳴ります(一応ね)。

ということなので、明日のスタンスとしては、
昨日書いた通りのまま特に変更はありまへんけど、改めて書きますと・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の通りなのでシンプルに構え、
余程のパワー(商い)を伴った巻き戻しの反発にでもならない限り、
少々リバウンドして巻き戻しが落ち着いていようとも、
10月22日の水準まで達していようとも、
需給的には巻き戻しが不十分と言わざるを得ないので、
ベタですけどFOMCまではその日限りの勝負に留めておきましょう。
どうしても勝負するならば、内需・ディフェンシブ、
もしくは今週予定されている国策イベント関連だけにしておきましょう。
(昨日アップしたスケジュールを御参照ください)

腰を据えて勝負している方については、先週で撤退していない方は、
FOMCまでの巻き戻しが許容できなければ、今からでも撤退して、
FOMC以降の動きを見てから、改めて参戦すればいいでしょう。
腰を据えて新たに参戦する方については、
FOMC以降の動きを見てから参戦しても遅くは無いですから、
ひとまずFOMCまでは手控えておきましょう。

新興市場については、巻き戻しの動きによる新興への資金流入もあり得るので
以上の様な小難しい背景を気にするよりもシンプルに構え、
直近の上昇局面での商いを上回る様な下げが連続しない限り、
ベタな年末年始高の様相が継続していると判断し、
長期、短期共に引き続き勝負をしていけばいいでしょう。
先週末は主力大型株のような薄商いでの反発でなく、商いの伴った反発であり
本日は下落したとは言え、先週末よりも商いが減少していたので、
パワー面ではまだ年末年始高モードが優勢(継続)と言えます。
ただし明日が商いの伴った続落となるようであれば、
警戒モードで構えておいた方がいいでしょう。

中小型割安狙いの方についても、以上の様な小難しい背景は気にせず、
今のところは狙っている銘柄の個別の動きで判断すればいいでしょう。
四季報も発売されましたので、くれぐれも来期業績目線だけは忘れず。

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コメント

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ナイト
つかさ | URL | 2015-12-14-Mon 21:52 [編集]
こんばんわです。

私には雲のねじれに向けて細い注射針(下ひげ)をさしている様にも見えました。
空売り率40%だそうですが、9月末の様な出来高を伴ってないのでまだウダウダと底練りしそうではありますね。
日銀は本日もETFお買い上げでしたが、
日本市場後のナイトで為替&原油&先物のコラボの売崩し、先週から腰が入ってますね。
つかささんへ
マーケット番長 | URL | 2015-12-14-Mon 23:58 [編集]
> こんばんわです。

こんばんはです。

> 私には雲のねじれに向けて細い注射針(下ひげ)をさしている様にも見えました。

チュ~っと資金が吸い取られているのかもw

> 空売り率40%だそうですが、9月末の様な出来高を伴ってないのでまだウダウダと底練りしそうではありますね。

10月22日から12月3日までのドラギのアホ祭りもパワーが無かったので、
なんとかガッツリとわかりやすいパワーが欲しいところです。

> 日銀は本日もETFお買い上げでしたが、
> 日本市場後のナイトで為替&原油&先物のコラボの売崩し、先週から腰が入ってますね。

まずはこれらの動きが止まらないことにはですね。

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