不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
巻き戻しは継続中
こんばんはです。

本日発表分の小売各社の11月月次売上高は、
昨日までと変わらず低調なものが目立ちます・・・

そんな中、本日は11月景気ウォッチャー調査が発表され、
現状判断DI(46.1)、先行き判断DI(48.2)共に、
50割れだけでなく、前月から悪化しており、
足を引っ張っているのが家計動向関連の判断DIであり、
特に小売と飲食関連の悪化が目立っており、
本日まで発表された小売各社の低調な11月月次を裏付けているとも言えます。

本日発表されたGDP改定値についても、11月ではなく7-9月期ですが
全体としては2期連続のマイナス成長という定義上のリセッション入りを逃れ
プラテンに上方修正されましたが、消費はプラスながらも下方修正されており
国内の消費マインドがイマイチというのは、ある程度は承知済と言えますが、
それでも小売各社の月次だけは、10月まで堅調だっただけに、
11月に入ってからの低調ぶりを見ていると、
国内の消費マインドの低下や表向きの低調理由である天候だけでなく、
消費の穴埋め役として担っていた訪日客までが減少しているのか・・・
という気がしなくもないだけに、景気ウォッチャー調査やGDPよりも、
小売各社の11月月次売上の低調ぶりが気掛かりであり、
来週16日に発表される11月訪日外国人客数の結果も気掛かりではあります。

当然ながら週明け14日の12月調査・日銀短観も注目であり、
密かな注目としては、同日の11月マンション発売も注目です。
業界自体が杭打ちデータ偽装問題の影響がどこまであるのか計り知れないと、
前月発表時には言っていただけにね・・・

まぁとにかく、現在の市場目線としては、
市場の方向性を決める本丸が15-16日のFOMCでの米利上げ、
イベント的な大トリが17-18日の黒光り銀行会合ではありますが、
目先としては、ドラギに始まりドラギに終わるかのごとく、
先週3日のECB理事会を経てから始まった巻き戻しの動きが焦点なので
国内消費の不穏な動きというダークホースな悪材料については、
悪けりゃ追加金融緩和を始めとするアベクロの政策期待が高まるだけ・・・
という御都合解釈となるでしょうけど、頭の片隅には置いておきましょう。

さて、連日書いている目先の焦点である巻き戻しの動きについては、
残念ながら本日時点でも継続中でおます・・・。

国内目線での巻き戻しの動きについては、
足元で急速に積み上がっていた裁定買い残と円売りポジの巻き戻しであり、
つまり円買い・先物売りが継続しているわけですが、
本日発表されたECB理事会翌日の日本株が大幅安となった4日の裁定買残は
減少に転じているので、巻き戻しの動きを裏付けているとは言えるのですが、
大幅安だった割には解消売りが少ない様な気がしなくもないです・・・
そもそも4日を含め、薄商いが継続しているのも事実なので、
好意的に見れば売りのパワー自体が弱いとも言えますが、
そもそも最近は買いのパワー自体がヘッポコな足腰の伴わない上昇だったので
巻き戻しが本格化して力でねじ伏せてくると、
一気に崩れる脆さがあるだけに、全く安心は出来ないですけどね・・・

とりあえずパワー面では、意外と売りのパワーが弱いとも言えますが、
今週末は巻き戻しの裁定解消売りに密接な需給イベントであるMSQを控え、
為替の巻き戻し(円買いだけでなく、起点となったユーロ安、ドル高)に、
密接な金融政策である米利上げと黒ダヌキのキンタマ緩和、
これらを決めるFOMCと黒ダヌキ銀行会合を来週に控えているので、
いつもならば私はフィジカル(パワー)至上主義者ではありますが、
現在は「パワー」よりも「動き」を重視して判断した方がいいでしょう。
(繰り返しますが、最近はそもそもがヘッポコ買いだったのでね。)

従って現在の動きとしては、国内だけでなく海の向こうも含め、
巻き戻しの動きが継続していると言わざるを得まへん。
ただし利上げアレルギーな面々(原油及び商品、産油国、資源国、新興国)は
昨夜は一時的にドルが反発したことで、アレルギー症状が再発してましたが、
ドル安を含む巻き戻しの動き自体は追い風ではありますので、
巻き戻しの始まった3日以降については、アレルギー症状が緩和されております

しかしながら原油については、御存知の通りOPEC総会直後というのに加え、
昨夜は一時的ながらもドルが反発したりもしたので、
ついに40ドル割れどころか38ドルも割り込んでおり、
巻き戻し以外の市場のリスク要因となっております。

それにしても・・・しつこいようですが、
原油を取り巻く環境が総悲観状態というのがどうも解せないです・・・
やはり利上げの決まるFOMCまでは、今の状況が続くのは仕方ないとしても
FOMC以降は悪材料出尽くしの動きになるとしか思えないのですが・・・
もちろんその他の利上げアレルギーな面々についても、
すでに出尽くしな動きもありますけど、目線として同じであり、
チャンス到来だと思うばかり・・・せめて打診でもいいのではと思うばかりw

まぁ原油とその他の利上げアレルギーな面々に対する私の目線はともかく、
目先の目線としては、巻き戻しの動き次第ですから、
とにかく巻き戻しの動きが収まらないことにはねぇ・・・

そして巻き戻しの動きのきっかけとなるイベントについても、
昨日も書きましたが今週は狭間の週であり、
まさに「儲け狭間の戦い」の週ですから、
明日が週末のMSQを前にした波乱の水曜日ということで反発しようとも、
明後日以降、巻き戻しが収まるような基調転換にはなりそうにないです。

とは言え一応、今夜~明日に掛けてのきっかけとなりそうなイベントとしては、

今夜は巻き戻しの起点となったユーロ圏の7-9月期GDP改定値、
たまに材料視される米10月JOLT労働調査、
利上げの方向感を2年債に次いでリアルに反映するとも言える米3年債入札、
巻き戻し以外のリスク要因の主役である原油絡みイベントのAPI原油在庫、

明日は寄り前発表の10月機械受注と引け後の11月工作機械受注・速報値が
これまでのように企業側の強気な設備投資動向とは逆の弱い数字ではなく、
企業側の姿勢と一致する堅調な結果になるとサプライズ感はあります。
明日は18時に黒ダヌキ講演もありますので、
追加キンタマ緩和期待を高めるような発言となるか・・・
本日発表された7-9月期GDPが上方修正され、
黒ダヌキの予言通りだったとも言えるだけに、期待はできまへんけどね。

明日の海の向こうとしては、中国の消費者物価と生産者物価がありますが、
昨日も書いた通り、来週には中央経済工作会議が控えており、
政策期待が根強い状態なので、あまり気にする必要はないです。
明日のユーロ圏としては独の10月国際収支もありますが、
ECBメンバーの講演と明日から実施される3日に決めた追加緩和によって、
ドラギマジックの効果が改めて評価されるのか・・・というところです。
米国はクリスマス商戦入りしている中での週末の小売売上高の発表を控えて、
コストコの決算が注目であり、10年債入札もあります。
原油絡みの需給イベントであるEIAの週間原油在庫も。

そして明後日の寄り前には、週明け14日に日銀短観の発表を控える中で、
10-12月期法人企業景気予測調査が発表されるので、
短観への手掛かり材料にはなります。
場中?としては安倍ちゃんマンが16年度税制改正大綱を決定するので、
法人減税等が改めて意識されるようだと、来期業績の嵩増し期待にはなります。

以上の通りなので、やはり先週や来週と比べると、
狭間なイベントと言わざるを得ないので、
巻き戻しは収まりそうにないですけどね・・・
波乱の水曜日での反発はあるかもしれませんが・・・

ということで、明日のスタンスとしては、
特に変更はないのですが、改めて書きますと・・・

持ち越し短期勝負の方については、
巻き戻しの動きが収まっているのであれば、勝負すればいいのですが、
少なくとも明日だけで収まったとは言えまへんので、
明らかに巻き戻しの動きが収まるようなことにでもならない限り、
その日限りの勝負に留めておきましょう。
あえて勝負するならば内需・ディフェンシブが無難でしょう。

腰を据えて勝負している方については、同じく以上の通りではありますが、
巻き戻しが加速しても、今のところ大惨事とはならず、
下値は19000円程度と見ており、
そうなれば来週のイベントをきっかけに年末高・・・
はたまたベタに5月まで突っ走る可能性すらも有り得ますので
現在の巻き戻しが良いガス抜きになると捉え、
せめて19000円でも割れない限り、王者の風格で構えておきましょう。
そんな巻き戻しすらも許容できない方は一旦撤退して、
FOMC以降に改めて参戦するというのも選択肢でおます。

腰を据えて新たに参戦する方についても同様の見方で動けばいいでしょう。

中小型割安狙いの方については、以上の様な小難しい背景は気にせず、
狙っている銘柄の個別の動きで判断すればいいでしょう。

新興市場についても、以上の様な小難しい背景を気にするよりも、
シンプルに直近の上昇局面での商いを上回る様な下げが連続しない限り、
ベタな年末年始高の様相が継続していると判断し、
長期、短期共に引き続き勝負をしていけばいいでしょう。
個人の需給環境はまだまだ良いと言えますのでね。
ちなみに本日は昨日までと同程度の商いを伴った下落ではありましたので、
今日だけで警戒モードになる必要なないですが、
明日も継続するようであれば、警戒モードを高めた方がいいでしょう。


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