不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
屁こいて寝太郎相場は継続中ですが、目先のヤマ場も接近中
こんばんはです。

海の向こうが米利上げアレルギーを発症しようとも(週末と昨日だけですけど)
我が国の景気ウォッチャー調査がイマイチであろうとも、
王者の風格な堅調ぶりを見せる日本株・・・(笑)

やはりイエレンとドラギが示し合わせたように匂わせている12月までは、
黒ちゃん期待も継続しているので(市場参加者の観測ではなく市場の動き)
大人の都合も含めてリスクオンで行きまひょ・・・と言わんばかりの動きであり
目先の動きには囚われず、アホになって仕込み、
ケツでも掻きながら、屁をこいて寝ておくのが得策なのでしょうけど、
堅調だからこそハシゴを外される前に察して動くためにも、
外された後に動いたとしても、しっかりと受け身を取るためにも、
リスクは把握しておかないとあきまへん。
気の短いトレードをする方にとっても、一時的であろうとも、
動くきっかけとなる目先のリスク把握は重要であり、
本気のリスクオフに転じるきっかけとなる可能性もゼロではないですからね。

さてさて、そんな御託を並べるのはこれくらいにして、
先週末の雇用統計発表以来、発症していた米利上げアレルギーですが、
原油安(商品安)、新興国の通貨安を始めとする資金流出というアレルギーが、
海の向こうでは継続していると共に、昨夜はリスク資産の金が買われ、
VIXも上昇しており、新興国のCDSも上昇しております。

さらにポルトガルとスペインはアレルギー症状とは言えまへんけど、
債券安が進んでおり、ポルトガルに至っては政治リスクが高まっているのもあり
CDSが急上昇しております(何気に我が国のCDSも不気味に上昇中です)

ポルトガルとスペインのダークホース的なリスクはやや気になりますが、
ユーロ圏としては12月に向けたドラ銀の追加金融緩和期待が続いているので、
ひとまず置いておくとして、
新興国の利上げアレルギー症状については、
アレルギー源でもある米債券とドルは8月の水準を突破しているにも関わらず、
新興国の通貨、債券、株、CDSは揃って発症しているわけでもなく、
一部の国の通貨を除いて、8月の症状(水準)までにも達していないので
今のところは過度に悲観(警戒)する必要はないでしょうけど、
やや債券安がピッチを上げて来ているのも事実であり、
株安も進行しているので、これらいずれかの症状が目立つ国々・・・
中東産油国、ブラジル、チリ、コロンビア、南ア、マレーシア、フィリピン、
シンガポール、インド、ベトナム、ノルウェー、ハンガリー、ポーランド、
といったところは、症状の進行次第では十分にリスクオフの口実となるので、
今後の症状の進行具合・・・というか8月の水準をひとまず目安として、
現状がどの程度の症状なのかというのは把握しておきましょう。
繰り返しますが今のところ新興国全体としては、8月程の症状は見られまへん。

最近はすっかりリスクオンオフのスイッチと化している原油についても、
アレルギー症状(原油安)が現れておりますが、
新興国と同様、8月程の症状は見られまへん。
今週は明後日に米週間原油在庫、OPEC月報が発表され、
週末にはリグ稼働数とIEAの月報も発表されるので、これらの需給イベントが
利上げアレルギーという為替要因を凌駕するといい(健全)のですが・・・
あとは皮肉なことではありますが、航空機をテロで撃墜されたプーチンが、
原油高のため・・・失礼、激おこプーチン丸で空爆を激化させることになると、
地政学要因も加わることにはなります。

 (そうなると結果的に利上げ路線な米国にとって都合のいい展開でもあり、
  市場にとっても資源国にとっても都合がいいとも言えるだけに、
  結局はそうでっか・・・という複雑な思いにも駆られます)

以上の通り、雇用統計後の米利上げ観測な動き(米債券安・ドル高)によって、
原油(商品も)、新興国でアレルギー症状が継続しており、
同じくアレルギーな面々の一人でもある米株についても、
昨夜は下げておりますので、アレルギー症状と言えなくもないですが、
昨夜は米債券安ながらドル小幅安というチグハグな動きだったので、
原油、新興国、米株のアレルギー症状は一時的だとは思いますけどね・・・

そして今夜は米10年債入札、明日は米債券&為替市場が祝日で休場、
というこれといったイベントが見当たらないので、
今夜と明日は海の向こうでアレルギー症状が続く可能性はありますけど、
昨日と週初にも書いた通り、本番は12日以降ですから、
8月の水準まで症状が一気に悪化しない限りは、
12日までは一過性のアレルギー症状と見ておけばいいでしょう。

あ、忘れておりましたが中国については、いつも書いている通りです(笑)
実体経済がドイヒーであろうとも、今日のCPIを含む経済指標が悪かろうとも
「市場」に関しては政策期待が高まるだけであると同時に、
神(お上)の手のサジ加減次第の国なので、
明日の経済統計も発表直後の一時的な反応に留まるでしょうから、
上海株がワニワニパニックにでもならない限りは過度に悲観する必要はないです。
(債券、為替、神の手の入らないCDSもSHIBORも落ち着いております)

ユーロ圏については、ドラ銀が12月と匂わせていることもあり(追加緩和を)
政策期待モード(債券高・ユーロ安)の基調が崩れない限りは大丈夫でしょう。
一応、冒頭で書いたポルトガルとスペインの債券とCDSの動きは、
横睨み程度に見ておきましょう。

そして我が国ですが、本日発表された10月の景気ウォッチャー調査は、
現状判断DI、先行き判断DI共に3カ月連続で50を下回りましたが、
現状判断DIは前月から改善し、先行き判断DIは前月から横ばいだったので
ひとまず回復の兆しが見えたとも言えます。
ちなみに調査期間は10月25日~月末なので、
ピサの斜塔問題の発覚後というのもあり、住宅関連のDIが心配されましたが、
現状判断DIは改善、先行き判断DIは横ばいなので、
意外と影響は見当たらない結果となりました(11月調査はわかりまへんけど)
従って16日の10月マンション発売も影響が無ければ、
16日のリスクはGDPだけとも言えますけど・・・
(週末に旭化成の調査結果も発表されますけどね)

っつうか・・・今日を含め現在は、これらの経済指標が悪ければ、
アベクロマンボの政策期待が高まるという御都合モードが継続しているので、
12日の機械受注が悪かろうと(明日の引け後の工作機械受注も)、
16日のマンション発売が悪かろうと、そして7-9月GDPが、
2期連続のマイナス成長という定義上のリセッションに陥ろうとも、
蓋を開けてみれば政策期待が更に高まっただけ・・・
という結果になる可能性は高いですし、明日は昨日も書いた通り、
法人減税の踏み込んだ提案もされる経済財政諮問会議もありますので、
SQと45日前ルールの該当日でもある13日を挟んで(12日は新月)、
大人の都合で一時的に悪材料視される程度と見ております。

ちなみに需給面では、裁定買い残は低水準ながらも直近で積み上がっており
為替の動きから見ると、シカゴIMMの通貨先物ポジションにおいて、
ドル買い、円売り、ユーロ売りのポジションも、
低水準ながら直近では積み上がっているでしょうから、
13日を挟んで円買い・先物売りのセットな巻き戻しが、
大人の都合で一時的に起きてもおかしくはないですし、
海の向こうも今週は12-13日が本番ですから、
ドルとユーロの巻き戻しも起きる可能性はあります。

ということなので、明日のスタンスとしては、
特に変更はありまへんけど、明日に焦点を当てて改めて書くと・・・

持ち越し短期勝負の方は、明日の引け後は工作機械受注(経済財政諮問会議も)、
明後日の寄り前は機械受注の発表がありますけど、
先にも述べた通り、御都合解釈モードですから、
シンプルに考え、海の向こうで利上げアレルギー症状が悪化せず、
国内においては政策期待な動き(主に債券高・円安)が継続していれば、
引き続き勝負すればいいでしょう。
ただし債券については、米利上げ観測が加速したことで、
米債券安に引っ張られるだけでなく、水位自体も上がったと言えるので
過度に気にする必要は無いです(8月の金利水準を気にする程度でいいでしょう)
今日のところはゴリゴリの債券高ですしね。

腰を据えて構えている方については、
12月まで堅調という見方に変わりはないので、
先に述べた利上げアレルギー症状が8月水準にまで悪化する動きとなったり、
政策期待の動きが剥げ落ちない限り(我が国は主に債券高・円安)、
目先の上げ下げには囚われず、基本的には王者の風格で構えておけばいいです。
それでも目先で利上げアレルギー症状が悪化し、
政策期待な動きが失速したとしても、余程の大きな失速にでもならない限り、
少なくとも目先のヤマ場である12-16日を見極めてから動けばいいので
それまでは王者の風格で構えておけばいいでしょう。

新たに腰を据えて参戦する方については(中小型割安狙いの方も)、
腰を据えて構えている方と同様なので、目先の上げ下げには囚われず、
12月までという目線でならば大いに参戦すればいいのですが、
今週も中間決算シーズン真っ只中であり、来期目線に移りつつありますから、
くれぐれも来期目線での選別をお忘れなく。

新興市場については、先行指標として良からぬ兆しのように、
昨日は反落しておりましたが、今の所は郵政三社への資金集中の弊害であり
弊害では無かったとしても、本日は反発しておりますので、
まだ良からぬ兆しとまでは言えず、ベタな年末年始高の様相は継続中でおます。
とは言え、現状は如何せん商いがイマイチ伴っていないので、
シンプルに全体的に拡がりのある商いの伴った上昇となるまでは、
その日限りの勝負に留めるのが無難でおます(郵政三社も横睨みしながら)。
新興市場で腰を据えて勝負する方は、
リスク覚悟ならばベタな年末年始高の様相に賭けて勝負するのは自由ですが、
くれぐれも決算跨ぎにはご注意下さい。

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| | 2015-11-12-Thu 20:31 [編集]
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チカコファンドさんへ
マーケット番長 | URL | 2015-11-12-Thu 22:35 [編集]
こちらこそお久しぶりです

いつもエキセントリックな部分と緻密な分析が入り混じるツイートを楽しみに拝見していたので、
最近は心配しておりましたが、大変な思いをされたようで・・・
くれぐれもご無理はなさらず、徐々に徐々にでゆっくりと前に進んでください。

旭化成の件ですが、最近世間を騒がしているマンション傾斜問題について、
明日にも工事に関わった全3040件の調査結果を公表するようです。
(旭化成側としては明日までには無理だとの意向も伝えているようですけどね)
そして週明けには、この件が発覚以降の時期を含む10月首都圏マンション発売が発表されるので、
結果が大きく失速しているようだと、改めてこの問題の影響の大きさが意識される可能性はあります。
ただし私としては、旭化成個別についてというよりも、
マンションを始めとする不動産業界、建設業界への疑心暗鬼が拡大すると、
日本株にも影響が出る可能性があるということです。

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