不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
利上げアレルギーと堀北ショック前水準と12日以降を見据えながら。
こんばんはです。

本日発表された9月毎月勤労統計での実質賃金は3カ月連続で前年比増となり
そもそも物価が・・・パートが・・・大企業だけが・・・等、
ツッコミもあるでしょうけど、企業業績の割には伸びなかった賃金が、
プラス基調を続けているのは良かことです。

そして明後日には経済財政諮問会議が開催され、
賃金・設備投資等を前年比増加させた企業に対して、
法人実効税率を16年度に20%台へ先行引き下げするインセンティブを
付与する構想を提案する予定とのことなので、
賃金アップへの期待が更に高まると同時に、
やや懸念が燻っている来期の企業業績に対しても(市場で燻っている)、
法人減税による嵩増し期待が高まることになりそうであり、
16日発表のGDPを前に発表される明後日引け後の工作機械受注、
12日の機械受注統計が共に低調な結果になったとしても、
設備投資減少懸念が和らぐことになりそうですけど・・・

以上の通り、法人減税の条件ネタは今さらではありますし、
短期的な材料としては、どこまで話題になるのか次第ではありますけど、
長期的には実質賃金増に対するケチ、企業業績への懸念、
設備投資の減少懸念(あくまで経済指標での懸念であり、日銀短観では旺盛)
これらの懸念が和らぐことにはなるでしょう。

さてさて、そんな国内事情への追い風も吹く中、
海の向こうのキングオブ経済指標である雇用統計が先週末に発表され、
ゴイスーな好結果となったことを受けて、発表後は欧米市場だけでなく、
シカゴ日経平均先物も19460円で帰って来るというゴリゴリでしたが、
原油(商品)、新興国・資源国、中国といった、
米利上げ(ドル高)アレルギーな面々が、堅調な雇用統計によって
利上げ観測(米債券安・ドル高)が高まったことで、
原油安(商品安)、新興国・資源国の通貨安、株安といった、
アレルギー症状の再発も見られていたので、週明けとなる本日は、
少なからず足を引っ張られるのかと思いきや、堅調なスタートを切っただけでなく、
商いを伴いながらさらに上げ幅を拡大して引けております。

とりあえず原油(商品)、新興国・資源国、中国のアレルギー症状については、
中国はもはや利上げアレルギーというよりも、
昨日発表の低調な貿易収支に対するどこ吹く風な上海株を見ればわかる通り、
政策期待が高まるという御都合解釈が働いているので、
明日のCPI&PPIがショボかろうと、実体経済の失速が事実であろうとも、
中国市場はファンタジーながらもリスクオンな動きが継続しているので、
割り切って見る必要があるでしょう(笑)
つまり真の姿は誰にもわからない国なので、気にしているとキリがないです。

原油(商品)、新興国・資源国については、
本日もアジア新興国の株価は大幅安となりましたが、
通貨は雇用統計後から踏ん張りを見せておりますので、
今のところ週末と本日だけの動きであり、
基調がアレルギー再発へ転じたとも言えまへん。
しかも新興国・資源国は8月までのようなトリプル安ではなく、
雇用統計の発表後も債券が踏ん張っております。

従ってこれらの利上げアレルギーな面々については、
現在の動きがアレルギー再発の兆しという見方もできますけど、
ひとまず8月と同水準の症状が現れるまでは(CDSも含めて)、
過度に悲観する必要は無いと思いますけどね。

と言うのも・・・米国は債券、ドル、株共に、
8月の水準・・・いわゆる堀北ショック前の水準を突破しており、
今のところ米株を始め利上げアレルギーを警戒した動きは見られまへんので、
今夜以降、米株が8月の堀北ショック前水準を割り込んだり、
上記のアレルギーな面々が、8月の堀北ショック前と同水準の症状が現れるまで
過度に悲観する必要は無いと言えます(中国については先に述べた通り)。
目先としては今夜のLMCIと米3年債入札も注目ではありますが、
利上げアレルギー症状の推移の方が材料性は高く、昨日も書いた通り、
今週はイベントとして12~13日の方が本番なので、目先の一服はともかく、
(イエレン&連銀の各総裁講演、米小売売上高等)
基調が変わるにしても12日以降と見ております(一服で終わりそうですけど)

8月の堀北ショック前水準にほぼ達しているユーロ圏については、
我が国と同様、ドラ銀(ECB)による金融緩和真っ只中であり(12月期待も)
米利上げ観測の高まりでの通貨安が追い風ではあるので、
上記の利上げアレルギーが再発しようとも、
米債に引っ張られてユーロ圏債券安となろうとも、
ユーロ安基調に変化が無ければ、政策期待という御都合解釈モードが続くので
目先としては明後日のドラギ総裁の講演が注目ではありますが、
さすがに12月と言った矢先に、冷や水は浴びせないでしょうから、
今週はイベントとして12~13日の方が本番なので、目先の一服はともかく、
(12日ユーロ圏鉱工業生産、13日はユーロ圏各国のGDP)
基調が変わるにしても12日以降と見ております(一服で終わりそうですけど)

そして8月の堀北ショック前水準まで未達であり、
米欧より出遅れている我が国ですが、冒頭で書いた件だけでなく、
11月中にはその他の安倍ちゃんによる政策が出てくる期待(予定)があり、
さらにユーロ圏と同様、黒ちゃんによる金融緩和真っ只中であり(12月期待も)
米利上げ観測の高まりでの通貨安(円安)が追い風ではあるので、
上記の利上げアレルギーが再発と米債に引っ張られての債券安になろうとも、
はたまた黒ちゃんによる12月の追加金融緩和期待が萎んでいようとも、
債券高(米債よりも)円安基調に変化が無ければ、
金融政策期待は継続していると見ておけばいいでしょう。
さらに需給環境についても、やや裁定買い残は増加傾向ではありますが、
8月の水準には達しておりまへんので、まだまだ全体として良好でおます。

従って目先としては、明日の最近はヘッポコ気味でもある景気ウォッチャー、
引き続き国内企業決算もありますが、昨日も書いた通り、
本番は12-16日なので、目先の一服はともかくとしても、
基調が変わるにしても12日以降と見ております(一服で終わりそうですけど)

ちなみに12日は新月、機械受注(11日の工作機械受注も)、30年債入札、
13日はSQ、45日前ルール該当日、ついでに13日の金曜日、
企業決算一巡、旭化成の調査結果公表、16日は10月首都圏マンション発売
そして7-9月期GDP・速報値が発表されます。

ということなので、明日のスタンスについては昨日書いた通りであり、
特に変更はないので、詳細は割愛しますが、
新興市場については、本日は郵政三社がへばっても資金が戻る動きは見られず、
特にマザーズに至っては、商いの伴った反落となっているので、
ちと気掛かりな動きとも言えます・・・
あくまで気掛かりというだけで、基調が変わったとまでは言えず、
今のところベタな年末年始高という見方にも変わりはないですけど、
引き続き、商いの伴った上昇となるまでは、慎重に動いた方がいいでしょう。

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コメント

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物凄く詳しいんですね。
エリカ | URL | 2015-11-09-Mon 19:27 [編集]
堀北ショック???って感じです。
私は基本的にデイトレ・スイングでやっています。
暇な時にでも覗いて下さい。
http://bit.ly/1PxjJ4f

何か色々とお話出来たらなぁとおもいます♪
エリカさんへ
マーケット番長 | URL | 2015-11-09-Mon 22:34 [編集]
> 堀北ショック???って感じです。

一般的にはチャイナブラックマンデーだそうですw

> 私は基本的にデイトレ・スイングでやっています。
> 暇な時にでも覗いて下さい。
> http://bit.ly/1PxjJ4f
>
> 何か色々とお話出来たらなぁとおもいます♪

また覗かせてもらいます。

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