不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
雇用統計を経ての今週
おはようございます。

一昨日に発表された雇用統計は驚愕の堅調な結果となり、
米債券安(米金利上昇)・ドル高という利上げ観測な動きは、
雇用統計前から既に8月の堀北(チャイナ)ショック前の水準は越えてましたが
さらに加速する動きとなっております。

ちなみに昨日発表された「3日」時点のシカゴIMM通貨先物ポジションと
4日以降の動きを加味すると、一昨日の雇用統計を受けて、
ドルロング、ユーロショートのポジは8月の水準に達しているでしょう。
円ショートはドル円の動きから見てもまだ余地がありそうですけどね。

 (だけに・・・このまま利上げ観測な動きが加速し、
  実際に12月に利上げへと踏み切ると、出尽くしということで、
  一時的にはドル安への巻き戻しの嵐が襲来しそうですが・・・)

そんな利上げ観測な動きを受けて、利上げアレルギーな面々の動きとしては・・

まず米株は雇用統計前に既に8月の水準には達しておりましたが、
さすがに米債とドルの利上げ観測な動きが加速したことが重石になったのか、
8月の水準を超えている達成感もあるのか、昨夜はマチマチで引けております。

原油については、昨夜はリグ稼働数減少という需給面での下支えはあったものの
米株と同様、米債とドルの利上げ観測な動きが加速したことが重石になったのか
3日続落となっております(原油以外の商品も同様です)

新興国・資源国については、米株・原油(商品)と同様、
米債とドルの利上げ観測な動きが加速したことで通貨安となり、
各国の株価も大幅安となっております(CDSも上昇しております)。
しかしながらまだまだ8月の水準には程遠く、現時点では一時的とも言えますし
何よりも8月の頃に比べると、各国の債券は堅調ですから、
トリプル安に見舞われているという状況でも無いと言えます。

ただしノルウェー、ハンガリー、ポーランド、南ア、サウジを始め産油国は、
8月の水準を超える通貨安だけでなく、債券安も進んでおり、
ブラジルはやや落ち着きを見せているものの、株、債券、通貨共に、
まだまだ危険水域から脱したとは言えまへんので、
これらの国へのリスクは横睨みが必要と言えます。
一方で、8月まで先頭を切って不穏な動きをしていたアジア新興国は、
最近は落ち着いた動きなので、雇用統計の結果を実質的に受ける週明けに、
利上げアレルギーを発症しなければ、さほど心配はなさそうです。

以上の通り、利上げアレルギーな面々は、雇用統計の結果を受けて、
利上げ観測な動き(米債券安・ドル高)が一気に加速したことで、
さすがに週末はアレルギーを発症しているのですが、
今のところは8月の水準(症状)に比べると軽症であり、
一時的だとも言えますし、リスク資産の金の続落は絶賛継続中であり、
VIXは低下しており、リスクオフという緊張感までは見られまへん。

そして米国市場は織り込み済だと言わんばかりだけでなく、
利上げが出来るほどに堅調なんだと言う御都合解釈な動きもありますし、
リスクオンオフのスイッチとして先行していた原油についても、
今週はいつもの週間原油在庫&リグ稼働数だけでなく、OPEC月報、
IEA石油市場月報といった需給指標が出てきますので、
米景気は堅調というのも含めた需給要因が、
利上げ観測と言う為替要因を呑み込むという期待も出来ますからね・・・

とりあえず今週以降、これらの利上げアレルギーな面々が、
アレルギー症状を悪化させるのか、沈静化するのか、注意が必要ではありますが
米債安、ドル高(ユーロ安)という利上げ観測な動きが8月水準を越えようとも、
リスク要因でもあった原油(商品)、新興国・資源国のアレルギー症状は、
8月ほどの症状悪化にはなっておらず、ショックの引き金を引いた中国は、
当局のサジ加減な市場の操作と景気対策期待もあって、
上海株は商いを伴っての上昇が続いており(リスクオンの真っ只中とも言える)
当局のサジ加減が及ばないCDSもSHIBORも落ち着いているので、
利上げ観測な動きが加速しようと、今の水準をキープしようとも、
原油(商品)と新興国・資源国のアレルギー症状が8月水準に達さない限り、
米株は堅調な動きが続く可能性が高いと言えます。

そして引き締め(利上げ)とは真逆のユルフン真っ只中のユーロ圏と我が国は、
雇用統計の結果を受けて、米利上げ観測(米債券安・ドル高)が加速したことで
利上げアレルギーな面々とは違って通貨安が追い風となっております。

週末のユーロ圏としては、米債安に引っ張られて債券安とはなったものの、
ユーロ安が追い風となって株高で引けており、南欧重債務国以外は、
独DAXを始め各国共に、ほぼ8月の堀北ショック前水準に達しております。
10月22日のECB理事会で、ドラギが12月の追加緩和を示唆したことで
ユーロ安が加速したことも効いており、つまり政策期待相場は継続中であり、
雇用統計後の米利上げ観測な動きが更なる追い風となったと言えます。

週末の我が国としては、雇用統計を受けて一服程度はあるのかな・・・
と思っていたのですが、ユーロ圏と同様、
米利上げ観測(米債券安・ドル高)が加速したことでの円安が追い風となり、
利上げアレルギーな面々のアレルギー症状はものともせずに
シカゴ日経平均先物は週末の大証終値比で200円高となる19460円・・
ゴリゴリで帰って来ております(笑)

後付けながら改めて見ると、日本株は米株やユーロ圏株とは違い、
8月の堀北ショック前水準には戻っておらず出遅れており(中国・新興国も)、
先に述べたシカゴIMMの円売りポジとドル円の水準を見ても
8月の堀北ショック前水準までにはまだ余地があり、
足元の需給環境が良好であることにも変わりも無いです。
バリュー面においても先進国の中では独に負けているものの、
米株よりも割安ではあります。
そして黒ちゃんの政策期待が薄れていたとしても
市場の動きとしては薄れていないので、これらの条件だけを見ても、
少なくとも8月の堀北ショック前水準にまでは戻る余地が十分にあると言えます
(企業決算や安倍ちゃんの政策についてはスケジュールと共に後述します)
とにかく雇用統計を受けても、政策期待な動きは継続したままでおます。

ということで、一昨日の雇用統計を受けて、
利上げ観測な動き(米債券安(米金利上昇)・ドル高)が加速したことで、
日欧にとっては通貨安が追い風になると共に政策期待も継続しておりますが、
利上げアレルギーな面々の中国は独自の政策期待があるのでともかくとして、
原油(商品)、新興国、資源国の面々のアレルギー症状が、
8月の堀北ショック前と同水準まで悪化しなければ、
米株は8月の堀北ショック前水準を超えていようとも堅調に推移しそうですし
ユーロ圏も政策期待な動きの継続と共に8月水準を超えそうですし、
我が国も政策期待な動きの継続と共に先に述べた需給や出遅れ等もあり、
後述する安倍ちゃんの政策期待からの企業決算に対する受け止めもあるので、
繰り返しになりますが、少なくとも8月の堀北ショック前水準にまでは、
米欧を追随するように戻る余地は十分にあると言えます。

以上の現状認識を踏まえつつ、今後のスケジュール、
安倍ちゃんの政策期待からの企業決算に対する受け止め方等も加味しながら
今週の展望を占って参りますので、まずはスケジュールからご覧ください。
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国内海外
9(月)9月毎月勤労統計調査(10:30)人民元基準値発表(10:16)
独9月貿易収支(16:00)
明日の日本を支える独9月経常収支(16:00)
 観光ビジョン構想会議初会合(9:05)米10月労働市場情勢指数(LMCI)(24:00)
経団連幹部会議 ※就活解禁日を議論
伊方原発で国の原子力防災訓練最終日ユーロ圏財務相会合
オランダのルッテ首相が訪日(9-10日) ※ギリシャが新たな支援を受ける条件を
  満たしているかどうかを審査
(決算)約200社ネタニアフ・イスラエル首相が訪米(9-11日)
ブリヂストン、洋ゴム、三井金、東和薬 ※オバマ大統領と首脳会談
SMC、ホトニクス、JDI、スクリンEUとアフリカ諸国の首脳が難民問題を協議
大成建、清水建、東急不、セコム、習近平・中国国家主席、ベトナム訪問(9-11日)
メッセージ、ラウンドワン、共立メンテ、ボストン連銀ローゼングレン総裁講演(26:00)
三越伊勢丹、サンドラッグ、ハンズマン ※ハト派、投票権なし
名鉄、上組、ユーエスエス、TC-Lease
横浜銀、静岡銀、千葉銀、クレセゾン米3年債入札(26:00)
IIJ、ファンコミ、KLab、クルーズ、エナリス
(決算)プライスライン・グループ
10(火)9月国際収支・経常収支(8:50)人民元基準値発表(10:16)
9月国際収支・貿易収支(8:50)人民銀の公開市場操作(10:16)
10月上中旬分貿易統計(8:50)中国10月消費者物価(10:30)
10月企業倒産件数(13:30)中国10月生産者物価(10:30)
10月景気ウオッチャー調査(14:00)仏9月鉱工業生産(16:45)
気象庁エルニーニョ監視速報(14:00)ノルウェー10月消費者物価(18:00)
2市場信用取引残高(16:00)米10月輸入物価(22:30)
米9月卸売在庫(24:00)
閣議、閣議後会見API米週間原油在庫統計
衆院予算委員会で閉会中審査(9:00)
金融審ディスクロージャーWG(13:05)EU財務相理事会
オランダのルッテ首相が訪日(9-10日)欧州議会本会議
 ※安倍首相と首脳会談第4回共和党大統領候補者討論会
台湾与党・国民党の朱主席が訪米(10-16日)
10年物価連動国債入札(12:45)ネタニアフ・イスラエル首相が訪米(9-11日)
COP21閣僚級準備会合最終日
FTSEが日本郵政3社を引けで組入ヌイECB銀行監督委員長講演(17:15)
 ※MSCIは11/17に郵政とゆうちょ銀をリカネン・フィンランド中銀総裁講演(19:00)
 ※TOPIXは12/29にクーレECB理事講演(20:15)
ウィルキンス加中銀副総裁挨拶(25:55)
(決算)約230社ウィーラーNZ準備銀行総裁講演(29:05)
東レ、王子HD、浜ゴム、東洋ゴム
国際帝石、住友鉱、三菱マ、太平洋セメ米10年債入札(26:00)
大日印、シチズン、セイコー、パイオニア
NOK、ケーヒン、荏原、DMG森、明治HD(決算)DRホートン、テンセント
鹿島、大林組、三谷セキサン、住友不
東急、セイノー、リゾトラ、スルガ銀(休場)シンガポール、マレーシア
リクルート、ニチイ学館、トレンド
ペプチド、WSCOPE、ケネディクス
11(水)10月マネーストックM2(8:50)人民元基準値発表(10:16)
11月工作機械受注・速報値(15:00)中国10月小売売上高(14:30)
プログラム売買状況(15:30)中国10月鉱工業生産(14:30)
中国10月都市部固定資産投資(14:30)
経済財政諮問会議トルコ9月経常収支(17:00)
 ※GDP600兆円達成に向け、英10月失業率(18:30)
  賃金・設備投資等を前年比増加させた米MBA住宅ローン申請指数(21:00)
  企業に、法人実効税率を16年度に
  20%台へ先行引き下げするドラギECB総裁講演(22:15)
  インセンティブを付与するコンスタンシオECB副総裁講演
  構想を提案予定ビスコ伊中銀総裁講演
参院予算委員会で閉会中審査(9:00)
秋の年次公開検証(秋のレビュー)(10:30)中国独自の記念日「独身の日」
原田日銀審議委員挨拶(10:30)
ポール・シェアードS&P専務会見(12:00)独10年債入札
原田日銀審議委員会見(14:30)
経団連北陸地方経済懇談会(決算)メーシーズ、JCペニー、
野球プレミア12 日本×メキシコ(休場)
米国:ベテランズデー(債券・為替市場休場)
(決算)約180社インド、ポーランド
長谷工、五洋建、熊谷組、三住建、前田道
日揮、千代建、近鉄GHD、マクド、ワタミ
りそな、ほくほく、十六銀、アイフル
電通、エンJPN、キャリアDC、MDNT
DeNA、コロプラ、PCIHD、DMP、
凸版印、ニプロ、平和、ハーモニック、
クラレ、関西ペ、大王紙、大平金、ロート
12(木)9月機械受注(8:50)豪10月失業率(9:30)
10月国内企業物価(8:50)人民元基準値発表(10:16)
対外対内証券売買契約等の状況(8:50)人民銀の公開市場操作(10:16)
10月都心オフィス空室率(11:00)独10月消費者物価・改定値(16:00)
投資主体別売買動向(15:00)仏9月経常収支(16:45)
仏10月消費者物価(16:45)
中尾アジア開発銀行総裁講演(12:40)ユーロ圏9月鉱工業生産(19:00)
中国トップ企業50社の経営者が訪日インド10月消費者物価(21:00)
秋の園遊会米新規失業保険申請件数(22:30)
米9月JOLT労働調査(24:00)
30年債入札(12:45)EIA米週間原油在庫(24:30)
米10月月次財政収支(28:00)
新月(2:47)OPEC月報
ロシア7-9月期GDP(12or13日)
野球プレミア12 日本×ドミニカ共和国
サッカーW杯アジア2次予選韓国中銀政策金利発表(10:00)
 シンガポール×日本フィリピン中銀政策金利発表(17:00)
セントルイス連銀ブラード総裁講演(23:15)
(臨時株主総会)東洋ゴム ※タカ派、投票権なし
イエレンFRB議長挨拶(23:30)
(決算)約240社リッチモンド連銀ラッカー総裁講演(23:45)
日清食、あいHD、アマダ、THK、ツガミ ※タカ派、投票権有
昭和シェル、クレハ、田中化研、フェロテクシカゴ連銀エバンス総裁講演(24:15)
戸田建、安藤間、日本コンクリ、西尾レント ※ハト派、投票権有
西武、ラオックス、マツキヨ、サンマルクNY連銀ダドリー総裁講演(26:15)
三住トラスト、T&D、ソニーFH、Jトラスト ※ハト派、投票権有
あおぞら、京都銀、飯田G、カドカワチリ中銀政策金利発表(30:00)
AppBank、FFRI、ブランジスタ、FスターズフィッシャーFRB副議長講演(32:00)
ナノキャリア、そーせい、アールテック
リプロセル、GNI、DWTI、地盤ネット米30年債入札(26:00)
英30年債入札
(決算)
アプライド マテリアルズ、シスコシステムズ
ノードストロム、コールズ
(休場)インド
13(金)9月第三次産業活動指数(13:30)人民元基準値発表(10:16)
9月鉱工業生産・確報値(13:30)マレーシア7-9月期GDP・速報値(13:00)
仏7-9月期GDP・速報値(15:30)
閣議、閣議後会見独7-9月期GDP・速報値(16:00)
旭化成が3040件の調査結果を公表フィンランド7-9月期GDP・速報値(16:00)
ズビン米財務次官代理が日中韓訪問ポルトガル7-9月期GDP・速報値(17:30)
 ※10-13日香港7-9月期GDP(17:30)
国債トップリテーラー会議(14:00)IEA石油市場月報(18:00)
イタリア7-9月期GDP・速報値(18:00)
オプションSQギリシャ7-9月期GDP・速報値(19:00)
ユーロ圏7-9月期GDP・速報値(19:00)
45日前ルール該当日ユーロ圏9月貿易収支(19:00)
13日の金曜日米10月生産者物価(22:30)
米10月小売売上高(22:30)
(決算)約300社 ※決算発表一巡米9月企業在庫(24:00)
三菱UFJ、三井住友、みずほ、大垣銀米11月ミシガン大消費者態度・速報値(24:00)
日本郵政、ゆうちょ、かんぽ、第一生命IMFが欧州経済見通しを公表
イオンFS、フィンテック、レーサム、鉄建米石油掘削リグ稼働数
東映、福山運、アミューズ、太洋物産シカゴIMM通貨先物ポジション(11/3時点分)
大塚HD、ヤクルト、東ゼネ石、北越紀州ロシア7-9月期GDP(12or13日)
DIC、ホソカワミクロ、アサヒインテ
中村超硬、長大、ネクソン、DガレージEU財務相理事会
サイバダイン、ユーグレナ、DDSペルー中銀政策金利発表(9:00)
ウィルキンス加中銀副総裁挨拶(22:00)
クリーブランド連銀メスター総裁講演(26:30)
 ※タカ派、投票権なし
(決算)ガスプロム、微博
14(土)野球プレミア12 日本×米国オバマ米大統領、トルコ(G20首脳会議)、
 マレーシア、フィリピン歴訪(14-22日)
第2回民主党大統領候補者討論会
B20ビジネス会合(14-15日)
日本・米国南東部会日米合同会議(14-16日)
15(日)自民党結党60年 G20首脳会議(15-16日)
高知県知事選投開票
野球プレミア12 日本×ベネズエラ

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以上の通り、海の向こうは先週に比べるとイベント自体は、
週後半までは小粒なものが多く、明晩にFRBが発表するLMCIについても
先週のイエレンの強気姿勢を裏付ける結果となった雇用統計よりは材料性が薄く、
明後日の中国のCPI&PPI、11日の経済統計についても、
悪けりゃ政府の景気対策期待であり、明日と明後日の米債入札も、
雇用統計の余韻通りの結果になるだけであり、
しかも11日は米債券市場は休場ですから(為替市場も)、
さほど気にする必要もないでしょう。

従って週前半(11日まで)の海の向こうでのやや注意すべきイベントとしては、
11日のドラギECB総裁の講演であり、雇用統計の結果を受けて、
米利上げ観測な動きが加速したことで、12月の追加緩和姿勢を変えるのか・・
という点が注目ではありますが、変える必要自体が無いと思いますので、
結局のところ週前半は雇用統計後の余韻と咀嚼することになるでしょうから、
冒頭で書いた利上げアレルギーな面々の動き次第と言えます。
イベント的なヤマ場は週後半というのもあるのでね。

国内の週前半のイベントとしては、アベノミクス批判の槍玉になりがちな
実質賃金の低下が続いているのかを確認する明日の毎月勤労統計調査、
日経平均との相関性も高い明後日の景気ウォッチャー調査、
これまたアベノミクス批判の槍玉になりがちなGDPに絡み、
懸念が払拭されていない設備投資を確認する11日の工作機械受注、
12日の機械受注といった経済指標があり、安倍ちゃんの政策イベントとしては、
明日の観光ビジョン構想会議と11日の経済財政諮問会議、
引き続き企業決算もあるという感じの週前半のラインナップとなります。

ということなので、国内はアベノミクス批判の槍玉経済指標が注目ではありますが
海の向こうと同様、国内イベントのヤマ場が12-16日ですから(詳細は後述)
少なくとも工作機械受注の発表される前の11日のザラ場までは、
海の向こうの米株を含む利上げアレルギーな面々の動きの方が材料性は高いので、
月曜日は雇用統計後の余韻と冒頭で書いた我が国の上値余地によって
堅調な週明けとなるでしょうけど、その後は利上げアレルギーな面々の動き次第
となりそうです。
心理面と需給面の要素がある郵政三社の動きも重要ではあります。
(ちなみに郵政三社の決算は週末13日です)

そして肝心の週後半を含む、12-16日に掛けてのヤマ場ですが、
海の向こうの12日は、ユーロ圏鉱工業生産、米雇用関連指標もありますが、
同日のイエレンFRB議長を始めとするFOMCメンバーの講演次第なので、
原油の需給イベントである原油在庫とOPEC月報の方が
利上げアレルギーを払拭できるのかという意味でも重要です
週末の13日はユーロ圏各国の7-9月期GDPが発表され、
基本的には悪けりゃ政策期待が高まるという御都合解釈ではありますが、
短期的には材料性のある注目イベントでおます。
米国の13日は、低調な結果になると利上げが出来るだけ堅調な米経済やで~
と言う前提に冷や水を浴びせかねない米小売売上高が発表され、
12日と同様、原油の需給イベントであるリグ稼働数とIEAの月報もあります

国内外共通のものとしては、12日が新月、13日は13日の金曜日(笑)
というよりも、いわゆる45日前ルールの実質的な該当日ではありますので
需給面での大人の都合が活発化しやすい環境であると言えます。

さらに我が国としては、13日がSQであり、国内企業決算一巡という節目なので
海の向こうよりも大人の都合が更にトッピングされた環境ではあります。
(ちなみに欧米SQは来週末)

しかも16日は先に述べたアベノミクス批判の槍玉になりがちであり、
2期連続マイナス成長という定義上のリセッション懸念のあるGDPが発表され
それを前に12日には前回低調だったことで設備投資懸念を招いた機械受注、
さらにそれを前にして11日の引け後には工作機械受注も発表されるので、
結果次第では16日のGDPに向けた思惑が走り易い環境ですから、
海の向こうの週後半イベントと12-13日に掛けての、
国内外の需給面での大人都合な動きが活発化しそうなイベントも相まって、
きっかけ材料として大きなヤマ場になる可能性が高いと言えます。

さらに国内だけの厄介なトッピング材料であるマンション傾斜問題絡みで、
11日引け後に三井住友建設が決算を発表、
13日には旭化成が3040件全ての調査結果を公表
(東洋ゴムは10日決算、臨時株主総会は12日、太洋物産は13日ですけどね)
16日には7-9月期GDPと共にマンション傾斜問題の発覚以降を含む、
10月首都圏マンション発売も発表されますので、(住宅着工は30日発表)
マンション傾斜問題による心理面での悪化リレーが起きてもおかしくないです。

(ちなみに杭打ち屋3兄弟の決算発表は、アジアパイルは6日発表済ですが、
 三谷セキサンは10日、日本コンクリートは12日に控えておりますが・・) 

そして冒頭から何度か触れている企業決算については、
今のところ懸念や失望が大きくなっているわけでもなく、
EPS自体も足元では上昇しており、
冒頭でも書いた通り、先進国の中でも割高感は無いのですが・・・

ここ半年で見れば、EPSは横ばい続きやがな!
下期への懸念があるねん!という見方もあるでしょうけど、
中間決算が終わった時点でほぼ来期目線であり
ここ最近、安倍ちゃんが政府税調等でチラ見せしていることに続き、
11日には経済財政諮問会議が開催され、16年度の法人減税について、
より踏み込んだ条件等の提案が協議される予定ですから、
来期の企業収益という点(EPSというバリュー面)での懸念は、
法人減税によるカサ増しで和らぐとも言えます。
ついでに米国がほんまに利上げできる堅調な景気ならば
言っても米国は世界経済のエンジンではありますからね。

以上の通り、冒頭の現状認識も含めて今後の展望を占うと、
基調としては、米株を除く利上げアレルギーな面々(原油、商品、新興国)が
8月の水準まで症状を悪化させることもなく、
日欧中の政策期待な動きが継続していれば、利上げ観測な動きが加速しようとも、
米利上げとユーロ圏と我が国の追加金融緩和期待もある12月までは
堅調な地合いが継続という見方に変わりは無いですが・・・

目先(今週)としては、週前半は同じく利上げアレルギー症状が悪化せず、
政策期待な動きが継続していれば、素直に堅調な展開となるでしょうけど、
利上げアレルギー症状が悪化するようだと、政策期待な動きが続いていようとも
12-16日の利上げアレルギー以外の材料イベントを控えていることに加え
同じく12-13日に向けた需給要素の強い大人の都合イベントもあるので、
雇用統計後の堅調ぶりの反動も相まって、一服となりそうです。

週後半を含む12-16日については、
週末と16日の寄り前のGDPが大一番ではありますが、
それまでの利上げアレルギー症状の推移と週前半の動き次第ではありますので、
週前半の動きを見てから改めて書きます。
しつこいようですが、今のところ12月までの基調としては、
堅調な地合いが継続という見方に変わりは無いですけどね。

ということで、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、利上げアレルギー症状が悪化せず、
我が国の政策期待な動き(主に債券高・円安)が継続していれば、
勝負すればいいでしょう。
ただし債券については、米利上げ観測が加速したことで、
米債券安に引っ張られるだけでなく、水位自体も上がったと言えるので
過度に気にする必要は無いです(8月の金利水準を気にする程度でいいでしょう)

腰を据えて構えている方については、
12月まで堅調という見方に変わりはないので、
先に述べた利上げアレルギー症状が8月水準にまで悪化する動きとなったり、
政策期待の動きが剥げ落ちない限り、目先の上げ下げには囚われず、
基本的には王者の風格で構えておけばいいです。
それでも目先で利上げアレルギー症状が悪化し、
政策期待な動きが失速したとしても、余程の大きな失速にでもならない限り、
少なくとも週前半までは王者の風格で構えておけばいいでしょう。

新たに腰を据えて参戦する方については(中小型割安狙いの方も)、
腰を据えて構えている方と同様なので、目先の上げ下げには囚われず、
12月までという目線でならば大いに参戦すればいいのですが、
今週も中間決算シーズン真っ只中であり、来期目線に移りつつありますから、
来期目線での選別と共に、決算を見極めてから参戦するのが無難ではあります

新興市場については、先行指標として良からぬ兆しのように、
木曜日まで下げておりましたが、今の所は郵政三社への資金集中の弊害であり
実際に郵政三社が一服した先週末は反発となりましたので、
まだ良からぬ兆しとまでは言えず、ベタな年末年始高の様相は継続中でおます。
とは言え、現状は如何せん商いが伴っていないので、
シンプルに全体的に拡がりのある商いの伴った上昇となるまでは、
その日限りの勝負に留めるのが無難でおます(郵政三社も横睨みしながら)。
新興市場で腰を据えて勝負する方は、
リスク覚悟ならばベタな年末年始高の様相に賭けて勝負するのは自由ですが、
くれぐれも決算跨ぎにはご注意下さい。

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