不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
今夜のFOMCを無難に通過すれば・・・
こんばんはです。

本日は昨日発表されたファナックや東京エレク等の決算が
市場予想よりも良かったということで堅調だったとのことですが、
どう考えても昨日までの国内企業決算を見る限り、
全体としては日銀短観や市場予想よりも低調な決算が続いており、
本日の商いを見ても昨日と同水準の2.1兆円程度ですから、
実際は昨夜のアップル決算が今のところ無難な反応に留まっていることに加え、
ゴリゴリの債券高という政策期待な動きが維持されている中で、
ファナックや東京エレクの決算をきっかけに、
ハゲバンク等も含む指数寄与度の高い銘柄牽引する先物主導での
政策期待という名の腰の据わっていない反発に過ぎないと言えます。

が、しかし・・・本日発表された企業決算での通期予想を見渡すと以下の通りです

★上方修正 32社

オークマ、日新電、ショーワ、日ギア、富士通ゼ、FDK、タツミ、トーセイ
大日本住友、ゼリア新薬、日精化、川澄化、摂津油
大和工、沖電線、水道機、中電工、日本乾溜工、
JR東日本、JR東海、東北電、大ガス、日ガス、足利HD、名古屋銀、
空港ビル、JFEコンテ、ゲオHD、シャルレ、燦、エンジャパン、ベリサーブ、

★据置 69社

コマツ、日立、富士フイルム、任天堂、モリタHD、航空電子、バルカー、
メタウォータ、日本トリム、カナレ電、アピクヤマダ、E&C、寺岡製、
富フロンテク、田中精密、正興電、トーメンデバ、リョーサン、杉本商、
兼松日産農、カノークス、KIHD、クエスト、積水樹、ダイトーケミ、
協和キリン、ビオフェル、アサヒHD、プラマテルズ、ギャバン、養命酒、
山パン、ヤマダ電、アトム、コネクシオ、西部ガス、高木、藍沢、琉球銀、
野村、大和証、ヒューリック、パナホーム、ダイビル、エリアリンク、RISE
安藤ハザマ、日道路、三井住建道、きんでん、住友電設、北陸電工、
ANA、富士急、日立物流、神奈交、早稲アカ、ベルーナ、ノバレーゼ、
Vコマース、PCA、システクアイ、フューチャー、ODK、
ソフバンテク、ボヤージュ、弁護士COM、セゾン情報、ウェッズ、

★下方修正 11社

スタンレー、三井金、東北鋼、フルヤ金属、宇野鉄、テクノアソシ、ケーエフシー
サンワテク、協栄産、丸運、フジHD、

見ての通り、昨日までよりも明らかに好転しておりますので、
本日の「決算が堅調だから」という解説はともかくとしても、
明日以降の決算への明るい兆しが見えて来たと言えます。

繰り返し書いている通り、我が国の足元のマクロ面での失速は事実である一方、
企業業績(ミクロ面)が堅調だということが日本株の下支え要因でしたから、
本日の明るい兆し通りに明日以降の決算が堅調な結果となり、
アベクロによる政策「期待」が継続することでマクロ面での失速懸念を補えれば、
良好な需給環境による大人の都合とも相まって、堅調な展開を期待出来ますが・・

だけに、今夜のFOMCでまさかのドSな利上げにでも踏み切らない限り、
明後日に控える日銀金融政策決定会合にて、
このタイミングで黒ちゃん砲をぶっ放す必要性は全くないと思いますけど、
いつもの「ちょっちゅ(躊躇)なく動く」というマンネリ具志堅ギャグではなく、
先日のドラギえもんのように、より具体的な強い「示唆」をして頂きたいものです。

しかも本日のゴリゴリな債券高等を見ればわかる通り、
市場予想や投資家間で黒ちゃん砲(追加金融緩和)は無いとの見方が大半ながらも、
市場は政策期待な動き(口実にした動き)をしているというのが現実ですから、
30日の会合と黒ちゃん会見後、一気に債券安・円高・株安になる・・・
というお寒い展開にならんことを祈るのみですが、
もしそんなお寒い展開になったとしても、
企業決算が明るい兆し通りになってくれれば、寒さは和らぎますけどね・・・

そして忘れられつつある・・・というか、期待されていないとも言える、
安倍ちゃんの一億ソースカツ丼と新三本の串カツについて、
具体的な中身が出てくると、さらに寒さは和らぐどころか、
ホットな展開になるのですが・・・

以上の通り、いつ出てくるのかもわからない安倍ちゃんマンへの期待はともかく
黒ちゃんのキツめの言葉責めによって政策期待が維持されることと、
明るい兆し通りの決算が出ることが、国内目線での株高条件でおます。

てな感じで、国内環境だけ整うことで、需給環境と出遅れ感とも相まって、
かつてのように日本株だけが別世界な強さを発揮してくれるといいのですが、
世界のマネーの水位や量を決めているとも言える米国(FRB)が、
現在は利上げしようか・・先送りしようか・・ウッフンなパンチラ状態であり、
それを決めるFOMCの結果発表が今夜ですから、
さすがに国内環境だけというわけにもいきまへん・・・
おまけに明日には金融市場のルールが通用しないながらも無視できない中国が、
景気対策を検討しているであろう五中全会の閉幕を迎えますからね・・・

まずは今夜のFOMCについては、現時点の市場の動きを見る限りでは、
米債券高・ドル安基調が継続しており、利上げ先送りモードではありますので
当然ながらまさかまさかの利上げに踏み切るようなことになれば、
需給面でもドル買い、ユーロ売り、円売りの各ポジはかなり減少しているだけに
米債券安・ドル高へ逆回転してもおかしくないです。
 (利上げをする際にはイエレンおばさんの会見が予定されていなくと、
  緊急で会見を開くとも言ってたので、今夜緊急で・・・とかになるとw)

そうなったとしても、日欧にとってはドル高による通貨安という恩恵がありますが、
リスクの火種となっている原油(商品)、新興国、資源国、中国にとっては、
再びドル高という重石が乗っかることになり、米株(米経済)にとっても、
せっかく騒ぎが起きることなく終えそうな米企業決算への先行き懸念が再発し、
足元で失速が現れている米経済指標への警戒感が再燃することになるので、
ユルフン(金融緩和)真っ只中の日欧だけが通貨安を追い風に・・・
という都合のいい展開になるとも思えないですからね。

従って今夜のFOMCは、現時点の市場での動き通りに利上げ先送りとなれば
無難に通過しそうではありますが、懲りずに年内の利上げを匂わせたままだと、
ハッキリしないパンチラ状態が続くということで、
逆回転(米債券安・ドル高)のきっかけだけでなく、
下手をすればリスクオフの口実にもされ兼ねないだけに、
きっぱりと年内の利上げはありまへん!くらいの姿勢を示せばいいのですが・・・

(ちなみに長い目での個人的な理想としては、さっさと利上げをして、
 黒ちゃんもバズーカを打たず、安倍ちゃんが政策を打ち出す(消費税見送りも)
 ということですけど、現状の市場目線ではそうもいかないのでね・・・)

そして明日に閉幕する中国の五中全会については、
先週末に利下げという金融政策での一手は打ち出したものの、
現在の上海株を見ればわかる通り、財政&景気対策待ちという状況ですから、
何も打ち出されないまま閉幕を迎えると、中国懸念が再燃してもおかしくないです
せめて政策を打ち出すという強い示唆だけでも見せないと、
今夜のFOMCと週末の黒銀会合の結果次第では来週以降が・・・

まぁとりあえず、今夜のFOMCが利上げの先送りとなり、
明日の中国の五中全会では何らかの政策を発表するか政策を強く示唆する、
我が国は先に述べた国内環境(少なくとも黒ちゃんの強い示唆と堅調な決算)
これらが揃えばゴリゴリのリスクオンを期待できるのですが、
当然ながらこれらが全て裏切られることになれば、ゴリゴリのリスクオフでおます。
さすがに全て裏切られることは無いと思いますけど・・・

ちなみにこれら以外の今夜から明後日にかけての注目イベントとしては、
今夜はVWとドイツ銀行の決算、米企業決算(アップルの動きも)、米5年債入札、
週間原油在庫、明日の我が国では鉱工業生産、1億総活躍国民会議初会合、企業決算
明晩の欧州では独消費者物価、米国では7-9月期GDP、新規失業保険、
米7年債入札、米企業決算、明後日の我が国は消費者物価、消費支出、
住宅着工(9月分ですけど)、そして企業決算の1発目のピークを迎えます。

ということなので、明日のスタンスについては特に変更はありまへんけど・・・

持ち越し短期勝負の方については、FOMCが無難に通過したならば、
明日の決算と鉱工業生産がイマイチだろうと明後日には黒ちゃんが控えているので、
政策期待な債券が売られることなく、商いの伴った下げでもなければ、
政策期待相場が継続していると判断して勝負すればいいでしょう。
引け後の中国リスクが気になる方は、その日限りに留めておきましょう

腰を据えてすでに構えている方については、FOMCが無難に通過したならば、
ひとまず明後日の黒銀会合までは王者の風格で構えておけばいいでしょう。

新規で腰を据えて勝負する方については、
明後日の黒銀会合と決算集中日を見極めてから参戦しても遅くはないと思いますが、
短期勝負の方と同様の見方に加え、原油等の先行するものが落ち着いていれば、
リスク覚悟で参戦するのはアリです。
ただし中間決算の発表と共に来期目線へと徐々に移ってくるので、
来期目線での銘柄選別は重要でおます。
割安中小型銘柄で腰を据えて勝負する方も同様です。

新興市場についても先行しての上昇基調はなんとか継続しており、
ベタな年末年始高の様相ではありますが、
明確に商いの伴った上昇ではありまへんので(アップバンクの商いも大きい)
商いの伴った上昇となるまでは、その日限りの勝負に留めるのが無難ではあります
新興市場で腰を据えて勝負する方は、
リスク覚悟ならば、ベタな年末年始高の様相に賭けて勝負するのは自由ですが、
明後日の黒銀会合と決算を見極めてからの方が無難ではあります。

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