不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
足元の現実を横睨みしながらのもこみち相場
おはようございます。

週明けに再び病院での検査を控えていることで、
コンディション調整のために(検査の意味がないやろとも言えますがw)
引き籠りな週末を過ごしていたら3時間にも及ぶ昼寝をしてしまい、
さらに夜中のラグビーW杯を見たせいでテンションが上がって眠れなくなったので、
そのままついでに記事を書いてしまい、早朝過ぎる更新となります。

さぁいよいよ今週は、マネーの水位と量が決まる金融政策が、
本丸の米国では27-28日のFOMC、我が国では30日の日銀会合にて、
明確な政策が打ち出されなくとも、スタンスが見えてくることになり、
中国では財政政策と景気対策が協議されるであろう五中全会が、
26-29日に控えております。

それに先立って、先週はユーロ圏の金融政策を決めるECB理事会が開催され、
ドラギえもん(ECB総裁)が舌の根も渇かないうちに、
12月にも追加ユルフン(金融緩和)を辞さない構えの言葉責めを見せたことで、
マーケットはユルフン祭(金融緩和祭)へと一変したところに、
一昨日の晩には速水もこみちの追いオリーブかの如く、
中国からは新たなユルフン政策(金融緩和策)が打ち出され、
政策金利と預金準備率の引き下げと銀行金利の自由化を決定したことで、
週末の夜はユルフン祭どころかフルチン祭と化したまま引けております。

今週は日米金融政策イベント、中国の財政政策(景気対策)イベントに向けて、
更なる追いオリーブを期待する(政策期待)相場が継続しそうな勢いではあります。
 (まさに「もこみち相場」とも言えます・・・ユルフン、フルチンだけに。)

従ってアホになって政策期待相場に乗るのもアリですけど、
期待が剥げ落ちたり、期待相場の賞味期限が切れた場合に、
素早くトンズラして痛手を被らないためには、リスクの現状把握も必要ですから、
週末時点の状況から振り返っておきます。

先にも述べた通り、ドラギえもんのユルフンにするぞという言葉責めと、
中国のユルフン政策によって、ユルフン祭どころかフルチン祭と化しており、
ユーロ圏市場は債券高(金利低下)・ユーロ安という言葉責め通りの動きが加速し、
商いを伴った株高となっておりますので、足元の景気が失速していようとも、
デフレ症状が現れていようとも、悪い経済指標が発表されようとも、
12月のECB理事会に向けて政策期待が高まるだけ・・・
という御都合解釈による政策期待でのリスクオンモードと言えます。

そんなユーロ圏の御都合解釈な政策期待でのリスクオンモードによって、
ユーロ安・債券高圧力が強まり、ドル高が加速しておりますが、
米債券高(金利低下)を維持していることで利上げ観測とはならず、
市場にやさしい利上げ先送り観測となっていることに加え、
株価の根幹である米企業決算は市場予想が低かったことで
市場予想を上回る決算が続いたこともあり(数字自体は好調とは言えませんが・・)
商いの伴った株高で引けており、VIXも横ばいなので、
米国市場は御都合解釈な利上げ先送り期待モードになっていると言えます。

利上げ(ドル高)が重しとなる原油(商品)については、
米株のような堅調な展開とはならず、小幅な反発に留まっておりますが、
今のところは利上げ(ドル高)アレルギーを発症したとまでは言えまへん。
そもそも金融市場の中では最も先行して動いていた面もありますしね。
リスク資産である金も下落しております。

同じく利上げ(ドル高)が重しとなる新興国・資源国については、
株価と債券は米国と同様、概ね堅調ではありましたが、
最も利上げアレルギー症状の現れる通貨については、
週末はドル高が重しとなって通貨安となっております。
しかしながら9月以降の世界的な金融市場の戻り局面と共に、
新興国・資源国通貨もかなり戻しておりますので、
昨夜は再び売られたとは言っても軽微なものですから、
利上げ(ドル高)アレルギーを発症したとまでは言えまへん。
CDSについても低下傾向が継続しております。

ただし燻りが続いているサウジを始めとする中東産油国とブラジルだけは、
直近の戻りは鈍く、ブラジルはトリプル安から脱したとまでは言えず、
中東産油国に至っては症状の悪化が続いているとも言えますので、
この辺は要注意なリスクではあります。

中国については、週末時点では上げ局面では薄商い、下落局面では大商いという
下げゴリモードが継続しておりましたが(CDS、SHIBORは落ち着いてる)、
週末の市場が引けてから金融政策が発表された上に、
週明けからはいよいよ五中全会が開催されて政府への政策期待も高まるので、
週末時点の状況は気にする必要はないでしょう。
ちなみに週末夜間の香港の先物は堅調に引けております。

そして我が国ですが、以上のような週末のフルチン祭でのユーロ安によって、
ユーロ安円高は進んだものの、想定為替レートからはまだ円高余地がある上に、
我が国の債券の方が堅調ではありますから
ドル高が加速したことでのドル高円安の方が追い風となり、
さらに単純に政策期待が高まったことでの出遅れ日本株物色もあるのか、
夜間の先物は商いを伴っての大幅高となり、
シカゴ日経平均先物は19140円で帰って来ております。


以上の通りですが、簡単にまとめると、
我が国、ユーロ圏、中国は御都合解釈な政策期待モード、
米国は今週のFOMC次第ですが、ドル高ながらも米債券高を維持していることで
利上げ観測ではなく先送り観測が維持されているので、
御都合解釈な利上げ先送り期待モードになっていると言えます。
(そういう意味では依然として、米債の動きが重要と言えます)

そしてECB理事会前までは政策期待を口実とした、
買戻しに過ぎない薄商いでの株高でしたが、
ドラギえもんの言葉責めと中国の一手によって政策期待がさらに高まったことで
現実面での足元での景気(マクロ面)失速懸念と先行き懸念が和らいだ上に、
企業業績(ミクロ面)が、米国を始め好感する動きが拡がったことで
良好な需給環境も相まっての商いの伴った株高の様相を呈しつつあると言えます。

米利上げ(ドル高)がアレルギーとなり、
米金融政策次第の要素が強い原油・商品、新興国・資源国については、
ややドル高アレルギーな動きは見られるものの、直近の戻りに比べれば、
軽微なものではありますので、利上げアレルギーを再発したとまでは言えまへん。
(中東産油国とブラジルは不穏ですけど)

同じく米利上げが(ドル高)がアレルギーでもある中国については、
今や米金融政策次第というよりも、独自の政策期待が高まっていると言えます。

というような週末状況に加え、今週のスケジュール、需給環境等も加味しながら
今週の展望を占って参りますので、まずはいつも通りスケジュールからご覧下さい
-------------------------------------------------------------------
国内海外
26(月)日銀:金融システムレポート人民元基準値発表(10:16)
 別冊「マクロ・ストレス・テストの独10月IFO企業景況感指数(18:00)
 シナリオ設定について」(11:00)10月独連銀月報(18:00)
9月自動車大手の生産・販売・輸出米9月新築住宅販売件数(23:00)
米10月ダラス連銀製造業活動(23:30)
経団連と韓国・全経連首脳懇談会(9:00)
携帯電話料金・提供条件に関する中国共産党中央委員会第5回全体会議
 有識者会合(14:00) (五中全会)開幕 ※26-29日
安倍首相が中央アジア歴訪(22-28日)独運輸相がVW問題協議の為に訪米
 ※日・キルギス首脳会談EU外相理事会
日欧EPA交渉会合(26-11月6日)EU環境相理事会
ギリシャ外相がキプロス訪問(26-28日)
旭化成が過去10年間の工事を行った米インドネシア首脳会談
 3040件の物件所有者に対する、エジプト総選挙第1ブロック決選投票(-28日)
 情報提供完了予定日メルシュECB理事講演(19:45)
イスラエル中銀政策金利発表(23:30)
日本郵政の売出価格決定
(決算)ゼロックス
(決算)約37社
日立化成、JSR、キヤノンMJ、キヤノン電(休場)NZ、オーストリア
日立ハイテク、日立国際、日立マクセル
アドバンテ、クラリオン、エンプラス
松井証、カブコム、タカラレーベン
エムスリー、コエテク、さくら
27(火)9月企業向けサービス価格指数(8:50)人民元基準値発表(10:16)
2市場信用取引残高(16:00)人民銀の公開市場操作(10:16)
中国9月工業利益(10:30)
安倍首相が中央アジア歴訪(22-28日)ユーロ圏9月マネーサプライM3(18:00)
 ※日・カザフスタン首脳会談英7-9月期GDP・速報値(18:30)
 ※中央アジア政策に関するスピーチ米9月耐久財受注(21:30)
閣議、閣議後会見米8月ケースシラー住宅価格指数(22:00)
政府税制調査会総会米10月マークイットサービス業PMI・速報値(22:45)
与党税制協議会が軽減税率検討委再開米10月消費者信頼感指数(23:00)
浅川財務官がIMF・ADBの米10月リッチモンド連銀製造業指数(23:00)
 共催セミナーで講演(10:00)API米週間原油在庫統計
関税・外為審関税分科会(15:00)
北朝鮮産マツタケ不正輸入事件の中国共産党中央委員会第5回全体会議
 の論告求刑公判(15:00) (五中全会) ※26-29日
FOMC1日目
40年債入札(12:45)レーン加中銀副総裁講演(24:05)
ホイヤー欧州投資銀行総裁講演(26:00)
10月期決算銘柄 権利付最終売買日クーレECB理事講演(31:00)
満月英10年債入札
米2年債入札 ※延期
(IPO)パートナーエージェント ※債務上限に近づくなか、決済日を迎える
 2日までに借り入れが法的に認められない
(決算)約45社 恐れがあり影響の軽微な2年債入札を中止
ファナック、日立建機、日精工、エクセディ
キヤノン、キーエンス、東エレク、オムロン(決算)
信越化、シマノ、三菱自、日野自、日立金アップル、フォードモーター、ファイザー
日立キャピ、NSSOL、ユアテック、不二家デュポン、メルク、コーチ、コーニング、UPS
コメリ、カワチ薬品、ALサービスアリババ、ツイッター、ギリアドサイエンシズ
BP、ノバルティス
28(水)9月小売業販売額(8:50)豪7-9月期消費者物価(9:30)
9月大型小売店既存店販売額(8:50)人民元基準値発表(10:16)
プログラム売買状況(15:30)独9月輸入物価(16:00)
独11月GFK消費者信頼感調査(16:00)
安倍首相が中央アジア歴訪から帰国仏10月消費者信頼感指数(16:45)
河野内閣府特命担当大臣と米MBA住宅ローン申請指数(20:00)
 中国民政部副部長が2国間会談(8:40)EIA米週間原油在庫(23:30)
日中韓防災担当閣僚級会合(9:00)
全国財務局長会議(10:00)スウェーデン中銀政策金利発表(17:30)
1票の格差訴訟の最高裁大法廷でのプラートECB理事講演(18:15)
 上告審弁論(10:30-、13:30-)ビスコ伊中銀総裁講演(18:30)
産構審新産業構造部会(14:00)パドアン伊財務相講演(18:30)
東京モーターショー(29日-11月8日)コンスタンシオECB副総裁講演(23:45)
 ※報道公開日FOMC2日目
 ※政策金利、経済見通し発表(27:00)
10月期決算銘柄 権利落ち日中国共産党中央委員会第5回全体会議
 (五中全会) ※26-29日
(IPO)バルニバービエジプト総選挙第1ブロック決選投票終了
ロボット・ワールド2015(ソウル、28-31日)
(決算)約83社
日立、任天堂、富士フイルム、スタンレ電独10年債追加発行入札
コマツ、オークマ、協和キリン、大日住薬米2年物変動利付債入札(26:00)
JR東日本、JR東海、ANA、富士急米5年債入札(26:00)
日立物、大ガス、東北電、きんでん
山崎パン、ヒューリック、パナホーム(決算)
野村HD、大和証G、アイザワ証VISA、TモバイルUS、ゴープロ、イェルプ
VOYAGE、Vコマ、弁護士コムニューモント・マイニング、ウエスタンデジタル
VW、ドイツ銀行、ロイズ、GSK
(休場)ギリシャ、キプロス、トルコ(半ドン)
29(木)9月鉱工業生産・速報値(8:50)人民元基準値発表(10:16)
10月上旬分貿易統計(8:50)人民銀の公開市場操作(10:16)
対外対内証券売買契約等の状況(8:50)独10月失業率(17:55)
9月建設機械出荷金額(12:00)ユーロ圏10月消費者信頼感・確定値(19:00)
投資主体別売買動向(15:00)米7-9月期GDP・速報値(21:30)
米7-9月個人消費支出(21:30)
1億総活躍国民会議初会合米7-9月コアPCEデフレーター(21:30)
全国財務局長会議(10:00)米新規失業保険申請件数(21:30)
任天堂経営方針説明会(10:00)独10月消費者物価・速報値(22:00)
東京モーターショー(29日-11月8日)米9月中古住宅販売保留指数(23:00)
(決算)約200社中国共産党中央委員会第5回全体会議
ソニー、パナソニック、三菱電、富士通 (五中全会) ※最終日
NEC、エプソン、コニカミノルタ、富士電機NZ準備銀政策金利発表(5:00)
アルプス、ヒロセ電、小糸製、アンリツウクライナ中銀政策金利発表(21:00)
京セラ、HOYA、川重、住友重、栗田工アトランタ連銀ロックハート総裁講演(22:10)
新日鉄住、JFE、住友電、ミスミG ※ハト派、投票権有
旭硝子、積水化、塩野義、小林薬、日清粉コンスタンシオECB副総裁講演(24:00)
OLC、H2Oリテ、関電、四国電、北陸電メキシコ中銀政策金利発表(28:00)
ヤマトHD、小田急、山九、
オリックス、SBI、大東建、野村不、大京米7年債入札(26:00)
NTTデータ、CTC、サイバエージ、グリー
ガンホー、カプコン、MonotaRO(決算)
スターバックス、アムジェン、リンクトイン
マスターカード、ラルフ ローレン、WWE
バークレイズ、サンタンデール
ロイヤル・ダッチ・シェル
(休場)トルコ
30(金)9月全世帯家計調査・消費支出(8:30)台湾7-9月期GDP・速報値(9:30)
9月失業率(8:30)豪7-9月期生産者物価指数(9:30)
9月有効求人倍率(8:30)人民元基準値発表(10:16)
9月全国消費者物価(8:30)タイ9月経常収支(15:00)
10月東京都区部消費者物価(8:30)独9月小売売上高(16:00)
9月自動車生産(13:00)仏9月生産者物価(16:45)
7-9月訪日外国人消費動向調査(14:00)仏9月消費支出(16:45)
9月新設住宅着工戸数(14:00)スペイン7-9月期GDP・速報値(17:00)
9月建設工事受注(14:00)ユーロ圏9月失業率(19:00)
ユーロ圏10月消費者物価・速報値(19:00)
閣議、閣議後会見米7-9月期雇用コスト指数(21:30)
日銀金融政策決定会合米9月個人消費支出(21:30)
 ※金融政策発表(昼前後)米9月個人所得(21:30)
 ※経済・物価情勢の展望リポート(15:00)米9月コアPCEデフレーター(21:30)
 ※黒田日銀総裁会見(15:30)10月ミルウォーキー購買部協会景気指数(22:00)
電気料金審査専門会合(15:30)米10月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
東京モーターショー(29日-11月8日)米10月ミシガン大消費者態度・確報値(23:00)
ベルギー7-9月期GDP・速報値(23:00)
(決算)約480社 ※1発目のピーク世界穀物生産・消費予想
三菱重、リコー、マキタ、TOTO、ヤマハ米石油掘削リグ稼働数
シャープ、村田製、日東電、TDK、ニフコシカゴIMM通貨先物ポジション(10/27時点分)
デンソー、豊田織、アイシン精、トヨタ紡織
ジェイテクト、NTN、ナブテスコ、ニフココロンビア中銀政策金利発表(15:00)
郵船、商船三井、川船、第一船、豊通商ロシア中銀政策金利発表(19:30)
神戸鋼、ガイシ、特殊陶、日電硝、宇部興SF連銀ウイリアムズ総裁講演(23:00)
住友化、三井化、東ソ、資生堂、コーセー ※中間派、投票権有
武田、アステラス、エーザイ、第一三共カンザスシティ連銀ジョージ総裁講演(24:25)
田辺三菱、大正薬、キリンHD、日ハム ※タカ派、投票権なし
東洋水産、グリコ、ベネッセ、ALSOKCIS首相会議
東ガス、中部電、九電、中国電、Jパワー
新生銀、オリコ、東海東京、JPX(決算)
サンリオ、セリア、オートバクス、トリドールエクソン モービル、シェブロン
JAL、JR西、阪急阪神、京王、東武BNPパリバ、RBS、シーゲイト・テクノロジー
菱地所、日通、三菱倉、フジHD、コナミ
NTTドコモ、ヤフー、GMO、スタートトゥ(休場)スウェーデン
インフォマート、アドウェイズ、ネットイヤー
J・TEC、アンジェスMG、Aiming
31(土)ハロウィン米共和党ベイナー下院議長が議長職を辞任
東京モーターショー(29日-11月8日)
おおさか維新の会結党大会
三井不動産レジデンシャルが横浜市の
 傾斜マンション問題で住民説明会
470mの小惑星が大接近(26:12)
1(日)日韓首脳会談(予定)中国10月製造業PMI(10:00)
日中経済協会、経団連、日商が中国10月非製造業PMI(10:00)
 合同訪中団派遣(1-5日)
東京モーターショー(29日-11月8日)米国が冬時間入り
三井不動産レジデンシャルが横浜市のトルコやり直し総選挙
 傾斜マンション問題で住民説明会ウクライナの親露派がルガンスクで
 人民共和国議会選挙を強行予定
アゼルバイジャン議会選挙
バグダッド国際見本市(1-10日)

-------------------------------------------------------------------
以上の通りなので、冒頭でも触れた通り、
今週は26-29日の中国での五中全会、27-28日の米国でのFOMC、
30日の日銀金融政策決定会合が三大イベントですから、
結果の判明する28-30日という週後半がヤマ場と言えます。
ちなみに来週は日本市場が休場となる3日(火)には、
自称ながら米債務上限到達期限を迎え(繋ぎ予算期限は12/11ですけど)
4日(水)は郵政三社の上場、6日(金)には雇用統計といったものもあります。
(11月は2日新甫でもあります)

とりあえず今週前半は三大イベントに向けて、
それぞれの結果がどうなるのかは置いといて、先週のドラギえもんの言葉責め、
中国の利下げによって高まった政策期待相場が続くでしょうから、
経済指標は悪かろうとも、政策期待を高めるという御都合解釈となり、
発表直後に一喜一憂する程度の一時的な反応に留まりそうです。

従って株価の根幹でもある企業決算の結果や需給環境等の方が、
政策期待に左右されない動きを誘う可能性が高いと言えます。

まず一時的な反応に留まりそうである経済指標については、
26日の独10月IFO企業景況感指数、27日の中国9月工業利益、
米9月耐久財受注、米8月ケースシラー住宅価格指数、
28日は米週間原油在庫、29日は9月鉱工業生産・速報値、
米7-9月期GDP・速報値、独10月消費者物価・速報値、
30日は9月消費支出、9月全国消費者物価、10月東京都区部消費者物価、
ユーロ圏10月消費者物価・速報値、米7-9月期雇用コスト指数、
米9月個人消費支出、米9月コアPCEデフレーター、米石油掘削リグ稼働数
1日の中国PMIといったところです。

政策期待に左右されない動きを誘う可能性が高い企業決算については
27日の米国ではアップル決算を筆頭に注目銘柄が多く、
FOMC結果の判明する28日には欧州でVWと燻りが囁かれているドイツ銀行、
30日は米国でエネルギー関連のエクソン モービル、シェブロンがあります。
我が国では今週から決算が本格化するので、27日のファナックだけでなく、
週を通してテンコ盛りであり、日銀金融政策決定会合の開かれる30日には、
決算発表の1発目のピークを迎えます。

その他のイベントとしては、
利下げを受けて1発目となる26日の人民元基準値発表、
27日の満月、政府税制調査会総会、28日の米5年債入札
29日の1億総活躍国民会議初会合、米7年債入札
30日のロシア中銀政策金利発表、
1日のトルコやり直し総選挙、ウクライナ・ルガンスクでの独立派による強行選挙
週を通してのECBメンバーの講演、FOMC以降のFRBメンバーの講演
といったところです。

以上の通りなので、ヤマ場である三大イベント以外での注目イベントとしては、
やはり日米欧の企業決算であり、特に27日のアップル(満月、国内はファナック)
28日のVW、ドイツ銀行、30日の国内企業決算の1発目のピーク
といったところですから、三大イベントに向けた政策期待相場が続くとしても、
これらのイベントによっては、期待に水を差される可能性もあるということです。

需給面においては、週末に発表されたシカゴIMMの通貨先物ポジションを見ると
20日時点の結果ではありますが、ドルロングとユーロショートは
昨年8月水準ま大きく減少し、円ショートは再びアベノミクス以前の水準にまで
減少しており、ECB理事会以降にいくら巻き戻しが加速したとはいえ、
まだまだ巻き戻しの余地は残っております。

国内の需給環境としても、裁定買い残は9月からの戻り局面から増えたとはいえ
未だ2年来の低水準であり(NT倍率も低水準)信用買い残も6月以来の水準です。
ただし空売り比率については、まだまだ高水準ではありますが、
堀北ショック直前(8月17日)以来の水準となっており、
騰落レシオについても、レンジを抜けたのでどうかとも思いますが、
堀北ショック直前の水準を超え、4月以来の高水準ではあります。

従って、三大イベント以外の注目イベント等で水を差されたり、
もしくは政策期待相場の賞味期限が切れたり、
冒頭で書いた政策期待の裏で加速しているドル高によって、
ドル高(米利上げ)アレルギーな原油(商品)、新興国にてリスクが再燃すれば、
空売り比率と騰落レシオとも相まって一時的に下げる可能性もありますが、
先進国、新興国、資源国共に株、債券、為替は、
9月を起点として政策期待相場が始まっており、
先行していた原油(商品)は8月を起点としているので、
それらの起点となった水準と比べながら、リスクがどれほど再燃したのかを判断し
そして何だかんだ言っても、ECB理事会以降は商いの伴った株高ではあるので、
商いの伴った下げにでもならなければ、
過度にリスクオフ姿勢に傾く必要もないと言えます。

さらに水準ではなく、動きとして判断すると、ドル高が進もうとも、
米債券高をキープし、原油(商品)、新興国の特に通貨が踏ん張っていれば、
利上げ先送りモードが継続していると判断すればいいでしょう。
ユーロ圏は債券高、ユーロ安というドラギの言葉責め通りの動きであれば、
政策期待相場が継続していると判断しておきましょう。
中国はSHIBORとCDSの動きを横睨みしつつも、
上海株が堅調(商いの伴った)であれば、政策期待相場の継続と判断し、
日本についてはユーロ圏と同様、債券高、円安が継続していれば、
30日の黒ちゃん会合に向けた政策期待相場が継続していると判断しておきましょう

ということなので、明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、以上の様な政策期待相場な動きが、
商いを伴って継続していれば、素直に勝負すればいいでしょうし、
一時的に水を差されたとしても、以上のような水準感から見て、
政策期待相場の基調に変わりがなければ、勝負するのもありです。
ただし商いの伴った下げであれば、その日限りの勝負に留めておきましょう。

腰を据えてすでに構えている方については、三大イベント以降の動き次第ですから、
それまでは決算には注意を払いつつも、王者の風格で構えておけばいいでしょう。
新規で腰を据えて勝負する方については、
三大イベント以降の動きと決算を見極めてから参戦しても遅くはないと思いますが、
今のところは三大イベント以降も、政策期待相場が継続しそうですから、
リスク覚悟でならば参戦するのはアリです。
ただし今週から中間決算が本格化することで来期目線に移りつつあるので、
来期目線での銘柄選別は重要でおます。
割安中小型銘柄で腰を据えて勝負する方も同様です。

新興市場については先行しての上昇が続いており、
ベタな年末年始高の様相ではありますが、主力大型株とは違って、
明確に商いの伴った上昇とは言えませんので、商いの伴った上昇となるまでは、
その日限りの勝負に留めるのが無難ではあります。
ただし以上にも書いた通り、主力大型株が商いを伴いつつあり、
本格反発の様相も見せているので、リスク覚悟でならば年末年始高を狙って、
腰を据えて勝負するのもありですが、三大イベントを見極めるなり、
決算を見極めるなりしてからの方が無難です

お手数ですが記事が参考になりましたら、
下のタグをクリックして頂けると嬉しいです。
ランキングアップが励みになりますのでよろしくお願い致します。



スポンサーサイト

コメント

 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
Copyright © 2017 不沈艦日記. all rights reserved.