不沈艦日記
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ドラギの言葉責めを経て
こんばんはです。

昨夜は圧巻のドラギナイトでおました(笑)

20時45分の金融政策発表時には「ドラギ無い(金融緩和なし)」ということで
政策期待相場が一時的には崩れるのかなと思いきや無風で通過したので、
21時30分からの会見についても、直近のドラギ発言では渋チン姿勢だったので
大して期待もしておらず、何やったら伝説の世紀の大一番となった、


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「ユルフン(金玉緩和姿勢)ドラギvs紐パン姉さん」
というユルフンと紐パンを掴み合っての大相撲を期待したのですが・・・

そんなことを期待する以前に・・・
というか、会見が始まる前から市場はザワ付き(動き)始め、
ドラギのおっさんが能でも舞うように「ヨォォ~」と言いながら掌を返し、
ユルフン姿の横チン状態で現れた時には
すでに騒ぎが始まっていたので、たんなるきっかけに過ぎないとも言えますが、
会見で更なる言葉責めをしたことで市場の空気は一変し、
昇天してしまいました・・・(笑)

恐るべしドラギの言葉責め・・・


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先日の議会証言では追加のユルフンは必要無いと言ってたくせに、
昨夜は「12月にはやりまっせ~」と掌を返しただけでなく、
「一部メンバーは本日の追加緩和決定の希望を示唆してたで~」とか、
「預金金利の引き下げも協議したで~」
という言葉責めの銃弾爆撃を行ったわけです・・・

今年から得意気に議事録を公表することを決めたにも関わらず、
もはや意味が無いとも言えるドラギの議事内容暴露会見でおました(笑)

そして一気にユーロ安が加速し、当然ながらユーロ圏の債券もゴリゴリとなり、
債券高・ユーロ安がリスクオンの条件でもあるユーロ圏の株式市場は、
商いの伴った昇天(上昇)となり、
それを受けて米国市場も債券高・ドル高ながら商いの伴った米株高となり
昨夜の我が国も債券高・円安という政策期待な動きとなったことで、
先物が商いを伴った大幅上昇となりました・・

本来ならばドル高になることで、
利上げ(ドル高)アレルギーな面々である米株、原油(商品)、新興国・資源国は
足元の景気失速懸念が拭えたわけではないだけに、悲鳴を上げるはずなのですが
昨夜のドル高は米利上げ観測というよりも、
ドラギの言葉責めによるユーロ安が原因だという御都合解釈だったからなのか
商いの伴った米株高だけでなく、原油(商品)は下げるどころか小幅反発となり、
新興国・資源国通貨も堅調となり(本日も)、アレルギー症状は見当たらず、
随分と都合の良い形での昇天(リスクオン)ではありました。

理想としては、本丸の米金融政策の利上げスタンスが明確となることで、
利上げ観測な動きである米債券安(米金利上昇)・ドル高となり、
商いの伴った米株高、原油高、新興国・資源国通貨高となることなのですが、
米国だけでなく世界的な足元の景気失速懸念が晴れたわけではない上に、
来週にFOMCを開催するFRB自体も現状では利上げ先送り姿勢が強いので、
さすがに利上げ先送り観測な動き(米債券安・ドル高)でのリスクオン・・・
という理想的な形にはならず、
昨夜は米債券高・ドル高・米株高・原油小反発(金玉安、VIX低下も)
という債券だけが冷静とも言える都合の良すぎるリスクオンではありました。

とは言え、来週に控える本番(FOMC、日銀会合、5中全会)までは
都合の良すぎるリスクオンであろうとも、
利上げ(ドル高)アレルギーさえ発症しなければ継続しそうです。

従ってユーロ圏はドラギの言葉責め(12月の追加緩和責め)通り、
債券高・ユーロ安が維持されていれば、ユーロ圏株の上昇も継続するでしょうし、
米国市場は債券高・ドル高というチグハグながらも、
原油安(商品安)と新興国の通貨安を始めとする資金流出が発症しなければ
米株の上昇も継続しそうです。
中国については、5中全会を控えていることもあり、やや独自の動きですが、
政策期待を示す株高が継続していれば、気にする必要はないですが、
本日は反発したものの薄商いですから、日米欧の商いの伴った上昇とは逆なので
ややアテにならん動きではありますけどね。

そして我が国については、来週の黒銀金融政策決定を控える中、
以上のような海の向こうの政策期待での都合の良いリスクオンはもちろんのこと
国内では政策期待な動きを示す債券高・円安が維持されていれば、
本日のように商いの伴った日本株の上昇も継続するでしょう。

が、しかし・・・

ドラギがあれだけ見事?な言葉責めでの下支えプレイを披露する一方で、
我が国の政治家を始めとする要人たちときたら、
政策期待(追加金融緩和期待)に水を差すような発言を乱れ打ちしております。

目的不明の不穏な訪米から帰って来たコスプレおじさん(麻生財務相)は、
「金融政策でできることは限られる」と言ってみたり・・・
安倍ちゃんの経済政策ブレーンである本田内閣官房参与は、
「今すぐ追加金融緩和をする必要はない」と言ってみたり・・・

確かに私としても黒ちゃんの追加金融緩和は、
タイミング的にも米利上げ前にやる必要はあるのか?
足元の景気が失速している中では効果という意味で説得力に欠けるのでは?
という疑問が拭えないので、彼らのケチにも十分に理解はできますけど、
金融政策にケチを付ける前に、あんたらが早く具体策を示しなはれ!
と突っ込みたくもなります・・・

もしかすると来週の黒銀会合に向けて期待を削ぎ落し、
失望売りを回避するための予防線?
もしくはサプライズ効果を高めるため?
ということでケチを付けているのならばいいのですが、
現状では余計なお世話・・・というかお前が言うなですからね。
せっかくのドラギの言葉責め効果まで削がれ兼ねないですからね・・・

まぁ今のところは水を差すような発言を受けても、
一時的に為替が円高に反応しただけで、先物は堅調に推移しているので、
大した影響はなさそうですけどね。

とにかく昨夜のドラギの言葉責めを「きっかけ」に、
動きとしては、日中欧の政策期待モードには変わりないですから、
ややチグハグで都合の良い動きである米国と原油と新興国にて、
悲鳴が上がらなければ、平和な週明けを迎えそうではあります。
そういう意味では、今夜のP&Gを始めとする米企業決算、石油掘削リグ稼働数、
ECBの専門家予測調査、週末のウクライナ統一地方選といった決まったイベント、
燻っているサウジ懸念あたりを口実に騒がなければ大丈夫そうですが・・・

ということで本日は週末なのでこれにて失礼します。

良い週末をお過ごしください。

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