不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
今週は政策期待相場をベースにしての立ち回り。
おはようございます。

まずは週末時点の状況ですが・・・

我が国は薄商いでの株高が続いており、単なる買戻しに過ぎないとも言えますが、
金融・不動産セクターが買われ、債券高(金利低下)、円安だったことからも、
30日の黒銀会合での追加金融緩和期待相場が継続中と言えます。

中国は商いを徐々に膨らませながら、ジワジワと上海株が上昇していることからも
26日から始まる五中全会での政策期待相場が継続中と言えますが、
明日の7-9月期GDPへの警戒感なのか、そもそもの胡散臭さへの警戒感なのか
SHIBORの翌日物がやや高止まり中ではあります(CDSは一服)。

ユーロ圏も薄商いでの株高が続いており、単なる買戻しに過ぎないとも言えますが、
債券高(金利低下)、対ドル、対円でもユーロ安だったことからも、
日米中の政策イベントよりも早く開催されるECB理事会(22日)に向けて、
追加金融緩和期待相場の色合いが日米中よりも強くなっていると言えます。

米国も日欧と同様、薄商いでの株高が続いておりますが、
前日までの27-28日のFOMCに向けた、
利上げ先送り期待な動き(債券高・ドル安)ではなく、
昨夜は利上げ観測な動き(債券小幅安、ドル高)となりました。
確かに昨夜は経済指標もそれなりに堅調なものが発表され、
利上げアレルギーだったGEの決算も予想を上回りましたけど、
今週も来週も米企業決算ラッシュは続きますので
さすがに一夜にして利上げスタンスが明確になったということで、
それを好感する株高に転じたというのは拙速過ぎます。

そして今週を含む直近の基調としても、
利上げ先送り期待な動き(債券高・ドル安)が崩れたとは言えまへんので、
昨夜はSQという大人の都合な需給イベントもあったことで、
利上げ観測な動きに対して一時的に好感したような株高になった・・・
という見方をしておいた方がいいでしょう。

米株と同様、利上げアレルギーだった原油(商品)についても、
ドル高にも関わらず5日ぶりの反発となりましたが、
先にも述べた通り、基調としてのドル安(米利上げ先送り観測)は継続しており、
昨夜はリグ稼働数の減少といった需給要因も加わったことが要因と言えます。

同じく利上げアレルギーだった新興国・資源国については、
米利上げ観測な動き(債券小幅安、ドル高)となったことで、
再び通貨安となりましたが、原油と同様、
基調としてのドル安(米利上げ先送り観測)は継続しているので、
昨夜は一時的な反応に過ぎないと言えます。
新興国・資源国は、ドル安基調となる前までは通貨安だけでなく、
トリプル安に見舞われておりましたが、ドル安基調となって以来、
通貨高だけでなく、債券高も継続しており、
株価は商いを伴って切り返しております。

ただし昨夜を含む直近では、中国とは違って商いが減りつつあることから、
自らの政策期待ではなく米利上げ先送り期待という他力本願だからとも言えます。
ちなみにブラジルだけは戻りが鈍いです・・・(通貨、債券、CDSも)

以上の通り、週末時点の状況としては、足元では世界的にマクロ・ミクロ両面で、
失速が窺える状況ではあるものの、日米欧中は自らの政策期待相場、
原油を始めとする商品は需給要因・地政学要因が強くなりつつあるものの、
政策面(為替要因)では米利上げ先送り期待という他力本願な動きが継続しており
新興国・資源国も同様と言えます。

ということで、以上の週末状況を踏まえつつ、
今週のスケジュールと来週以降の政策イベントに向けた思惑等も加味しながら
今週の展望を占って参りますので、まずはスケジュールからご覧ください。
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国内海外
19(月)9月民生用電子機器国内出荷(14:00)人民元基準値発表(10:16)
9月日本半導体製造装置BBレシオ(16:00)中国7-9月期GDP(11:00) ※新しい算出方法
中国8月小売売上高(11:00)
日銀支店長会議中国8月鉱工業生産(11:00)
 ※黒田日銀総裁挨拶(9:30)中国8月都市部固定資産投資(11:00)
 ※地域経済報告(さくらリポート(14:00))10月独連銀月報(17:00)
 ※大阪支店長会見(15:15)ユーロ圏8月建設支出(18:00)
 ※名古屋・札幌・福岡支店長会見(17:20)米10月NAHB住宅市場指数(23:00)
携帯料金引き下げに向けた
 有識者検討会議初会合(10:00)ヌイECB銀行監督委員長講演(22:00)
石破地方創生相講演(12:30)ブレイナードFRB理事講演(23:00)
奥野JA全中会長会見(15:00) ※ハト派、投票権有
安倍首相が福島県訪問ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演(24:00)
麻生財務相が訪米(19-22日)リッチモンド連銀ラッカー総裁講演(25:00)
靖国神社秋季例大祭(17-20日) ※タカ派、投票権有
 ※安倍首相の参拝は見送りカナダ総選挙
産経前ソウル支局長公判 ※求刑見通しエジプト人民議会選挙第1フェーズ・国内投票
国連気候変動枠組条約(COP21)
ゆうちょ銀とかんぽ生命の売出価格決定 第4回作業部会(19-23日)
OECD科学技術政策委員会閣僚会合(-23日)
(決算)ジャフコ
米財務省半期為替報告書(10月中旬公表予定)
(決算)IBM、VF、ハリバートン、モルスタ
20(火)9月粗鋼生産(14:00)豪準備銀金融政策会合議事録(9:30)
9月全国百貨店売上高(14:30)人民元基準値発表(10:16)
9月工作機械受注・確報値(15:00)人民銀の公開市場操作(10:16)
9月コンビニエンスストア売上高(16:00)独9月生産者物価(15:00)
2市場信用取引残高(16:00)ユーロ圏8月経常収支(17:00)
イタリア8月経常収支(17:30)
閣議、閣議後会見ポルトガル8月経常収支(19:25)
靖国神社秋季例大祭(17-20日)米9月住宅着工件数(21:30)
 ※みんなで靖国神社に参拝する米9月建設許可件数(21:30)
  国会議員の会」が集団参拝(8:00)API米週間原油在庫統計
 ※安倍首相の参拝は見送り
コーポレートガバナンス・コードとヒル欧州金融安定・金融サービス・
 スチュワードシップ・コードの 資本市場同盟担当委員講演(16:00)
 フォローアップ会合(10:00)クガニャゴ・南ア準備銀行総裁講演(16:00)
甘利再生相がTPPについて会見(14:00)ベイリーBOE副総裁が英財政委で質疑(18:00)
麻生財務相が訪米(19-22日)カーニーBOE総裁が英財政委で質疑(19:00)
中谷防衛相が韓国訪問(20-22日)ハンガリー中銀政策金利発表(21:00)
 ※日韓国防相会談NY連銀ダドリー総裁講演(22:00)
国交省が埼玉県の2か所で1か月間に渡り ※ハト派、投票権有
 ETCバーを外す実験を開始パウエルFRB理事講演(22:00)
ショパン国際ピアノ・コンクール結果発表 ※中間派、投票権有
イエレンFRB議長、式典で挨拶(24:00)
皇后さま誕生日習近平・中国国家主席が英国訪問(20-23日)
南北離散家族再会(20-26日)
20年債入札(12:45)
(決算)
(決算)トラベラーズ、バンクオブNYメロン、
安川電機東京製鉄、KOA、アルインコUテクノロジーズ、ブロードコム、VMウェア
日鋳造、ゲンキー、日本PC、アコモFインテューイティブ・サージカル、ハーレー
ベライゾン、ヤフー
21(水)9月貿易統計(8:50)人民元基準値発表(10:16)
9月食品スーパー売上高(13:00)南ア9月消費者物価(17:00)
8月全産業活動指数(13:30)英9月財政収支(17:30)
9月訪日外国人客数(14:00)ユーロ圏14年政府債務(対GDP比)(18:00)
9月全国スーパー売上高(14:00)ギリシャ8月経常収支(18:00)
プログラム売買状況(15:30)米MBA住宅ローン申請指数(20:00)
EIA米週間原油在庫(23:30)
国の債務管理の在り方に関する懇談会9月世界アルミ統計
                     (14:00)
金融グループをめぐるトルコ中銀政策金利発表(20:00)
 制度のあり方に関するWG(16:00)カナダ中銀政策金利発表(23:00)
日銀「市場調節に関する懇談会」(17:30)パウエルFRB理事講演(26:30)
マイナンバー汚職事件を受け、 ※中間派、投票権有
 総務省が原因究明と再発防止策の為、エディ豪中銀総裁補佐講演(31:45)
 外部有識者も含めた監察本部を立上げブラジル中銀政策金利発表
麻生財務相が訪米(19-22日)
川内原発2号機が発電&送電開始予定(決算)
GM、TI、サンディスク、ボーイング
(決算)アメックス、コカ・コーラ、ベーカーヒューズ
日本電産、小松ウオール、石塚硝子イーベイ、バイオジェン、イェルプ
オービック、OBC、未来工業クレディ・スイス(新戦略も発表)
(休場)香港
22(木)主要銀行貸出動向アンケート調査(8:50)人民元基準値発表(10:16)
対外対内証券売買契約等の状況(8:50)人民銀の公開市場操作(10:16)
投資主体別売買動向(15:00)ECB月報(17:00)
香港9月消費者物価(17:30)
安倍首相がトルクメニスタン、タジキスタン英9月小売売上高(17:30)
 ウズベキスタン、キルギス、カザフスタン米9月シカゴ連銀全米活動指数(21:30)
 を歴訪(22-28日)米新規失業保険申請件数(21:30)
 ※トルクメではガス前処理施設建設支援米8月FHFA住宅価格指数(22:00)
 ※キルギスでは国際幹線道路のユーロ圏10月消費者信頼感速報値(23:00)
   大規模な改修事業支援、道路斜面の米9月中古住宅販売件数(23:00)
   落石防止など防災対策を売り込み米9月CB景気先行指標総合指数(23:00)
 ※トルクメでは石化や肥料プラント米10月KC連銀製造業活動指数(24:00)
 ※カザフでは原発輸出9月北米半導体製造装置BBレシオ(31:00)
 ※ウズベクではNEC等を中心に
   通信設備を支援クガニャゴ・南ア準備銀行総裁講演(15:40)
日本電産・永守社長の決算説明会見ECB理事会
麻生財務相が訪米(19-22日) ※金融政策発表(20:45)
坂井財務副大臣会見(時間未定) ※ドラギECB総裁会見(21:30)
早大投資サークルOB相場操縦事件判決クリントン前国務長官がメール問題で下院証言
プロ野球ドラフト会議                        (23:00)
電気料金審査専門会合(14:00)米道路交通安全局がタカタのリコール問題で
JR東海社長会見(15:00) 公聴会を開催(23:00)
神津連合会長会見(16:15)北東アジア原子力安全協力会議(22-23日)
 ※16年春闘基本構想を発表
米30年インフレ連動国債入札(26:00)
2年債入札(12:45)
(決算)
(IPO)グリーンペプタイドグーグル?、マイクロソフト、アマゾン、AT&T
キャタピラー、3M、ダウ・ケミカル
(決算)マクドナルド、アンダーアーマー
中外製薬、総合メディ、サーティワンフリーポートマクモラン、パルトグループ
リコーリース、ADワークス、モーニングスタダイムラー、ロシュ
SPK、A&T、モバファク、DNAチップ
(休場)インド
23(金)10月マークイット製造業PMI(10:35)韓国4-6月期GDP(8:00)
8月景気動向指数・改定値(14:00)人民元基準値発表(10:16)
気象庁3カ月予報(14:00)中国9月住宅価格(10:30)
シンガポール9月消費者物価(14:00)
閣議、閣議後会見仏10月製造業PMI・速報値(16:00)
政府が産官学でつくる共同研究体仏10月サービス業PMI・速報値(16:00)
 「IoT推進コンソーシアム」(仮称)を発足独10月製造業PMI・速報値(16:30)
財務省政策評価懇談会(15:00)独10月サービス業PMI・速報値(16:30)
ユーロ圏10月製造業PMI・速報値(17:00)
日本郵政のBB締切ユーロ圏10月サービス業PMI・速報値(17:00)
 ※26日公募価格決定加9月消費者物価(21:30)
ブラジル9月経常収支(21:30)
(IPO)GMOメディア米10月マークイット製造業PMI・速報値(22:45)
米石油掘削リグ稼働数
(決算) ※約33社シカゴIMM通貨先物ポジション(10/20時点分)
花王、NRI、栄研化、アツギ、伊勢化
菱鉛筆、コクヨ、サトーHD、メルコ、SMK北東アジア原子力安全協力会議(22-23日)
蝶理、サカイ引越、建設技研、ニフティ
帝国ホテル、京都きもの友禅、ECBが専門家予測調査を発表
GMOクリ、岩井コスモ、だいこう
(決算)
P&G、アメリカン航空、ニューコア
ステートストリート、ボルボ、現代自動車
(休場)タイ、ハンガリー
24(土)維新の党除名議員らによる臨時党大会米国ルイジアナ州知事選挙
25(日)欧州各国が冬時間入り
ウクライナ統一地方選
アルゼンチン大統領選
ポーランド総選挙 
コロンビア地方選挙
タンザニア大統領選
コートジボアール大統領選
ハイチ大統領選(予定)、総選挙
台湾の慰安婦記念館開館

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来週以降の政策イベントなどなど
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10/26(月) 日本郵政売出価格決定、国内企業決算本格化、五中全会(-29日)
10/27(火) FOMC(-28日)、アップル決算
10/28(水) FOMC結果発表、VW決算
10/29(木) 五中全会最終日、米7-9月期GDP
10/30(金) 日銀金融政策決定会合、国内企業決算1発目ピーク
11/1(日)  ウクライナのルガンスクで親露派が議会選挙を強行予定
11/3(火)  米債務上限到達期限(自称)※繋ぎ予算期限は12/11
11/4(水)  郵政3社上場
11/6(金)  米雇用統計
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以上の通りなので、先週に引き続き、
足元で世界的にマクロ・ミクロ両面で景気の失速があろうとも、
少々の悪い経済指標や企業業績が発表されようとも、
日米欧中の政策期待が高まることで、株価を下支えすることになりそうですが、
如何せん中国以外は薄商いという腰が据わってない状況であり、
実態は政策期待を口実とした買戻しに過ぎないとも言えますので、
一瞬にして崩れてもおかしくない脆い状況であるのは事実でおます。

結局は本丸の米金融政策(利上げ)のスタンスが明確にさえなれば、
商いを伴う腰の据わった本格反発となるでしょうけど、
スタンスの明確になるFOMCは28日であり、ユーロ圏は22日ながらも、
中国は26-29日、我が国は30日ですから、それまでは先週と同様、
腰の据わってない脆い相場を崩すようなリスクイベントに注意を払いつつ、
シンプルに各国市場で政策期待の動きが継続しているのかを確認しながら
割り切ってリスク覚悟で波に乗るか、もしくは小刻みに動くしかないと言えます。

まずは今週以降のリスク&重要イベントとしては・・・
何よりも来週以降の各国の政策イベントが本番ではあり(ECB理事会は22日)、
それに向けた政策期待が主役ではありますが、今週としては・・・

★週を通しては・・・

 引き続き米企業決算が予想以上の結果となり、
 利上げアレルギー懸念を払拭できるか・・・
 例年10月中旬に発表される米財務省の半期為替報告書がいつ出てくるのか・・・、
 FOMCを前に良からぬケチ付けをしないのか・・・といったところです。

★週明けの明日については・・・

 ゆうちょ銀とかんぽ生命の売出価格が決定し(日本郵政は26日)
 9時半に行われる日銀支店長会議での黒ちゃんの挨拶の内容次第では、
 郵政上場に向けた政府と日銀による政策期待の思惑が高まる可能性はありますが
 11時には中国の経済統計と今回から新しい算出方法でのGDPが発表されます。

 中国当局が自ら言っている通り、水増し疑惑を払拭するためなのか(笑)
 これまで以上に実態を反映した精度の高い算出方法での発表とのことなので、
 迷惑も顧みず・・・というか、26日からの五中全会での政策期待に安心して、
 正直すぎるドイヒーな数値を発表することになると、
 さすがにチャイナショックリターンズとなってもおかしくないだけに、
 五中全会での政策期待で支えられる程度の数値にして頂くか、
 いっそのことこれまでと同様、水増しな数値にして頂きたいものです。
 恐らく何よりもメンツ重視であり、ガキデカ(習近平)の訪英も控えているので
 さすがに自らショックを招くことは無いと思いますが・・・
 微妙な数値となると、いくらでもネガティブな口実にされかねないだけに、
 明日のザラバ中としては、11時発表の中国GDPが重要イベントでおます。
 そういう意味では、10時16分に発表される人民元基準値の発表を見て、
 事前にGDPの結果を察するという見方も出来なくもないですが・・・
 (鬼のような切り下げに動いていたらヤバイとも言えます)

 明晩のユーロ圏では、先週騒ぎを起こしたオーストリア中銀総裁講演、
 米国では企業決算、FOMCメンバーの講演、住宅市場指数といったところです。

★明後日の20日については・・・

 国内では追加金融緩和期待の熱を測るという意味での20年債入札、
 21日の訪日外国人客数の発表を前に、百貨店売上高とコンビニ売上高を見て、
 旺盛なインバウンド消費と足元では失速も見られる国内消費の確認、
 設備投資の失速懸念と中国・新興国の失速懸念を確認という意味で
 地域別の受注高を確認する工作機械受注確報値、
 政策面ではコーポレートガバナンス・コードとスチュワードシップ・コードの
 フォローアップ会合、アマリンのTPP交渉について会見、
 公式ではないだけに思惑を呼びそうなコスプレおじさん(麻生財務相)の訪米
 国内企業決算ラッシュの先頭を切り、中国・新興国・設備投資関連でもある
 安川電機決算といったところです。
 中国・新興国・設備投資・エネルギー関連企業の決算が低調というのは、
 織り込まれているとは思いますが、その他のセクターは、
 先日の短観で見通しが引き上げられたことに加え、アナリスト予想も高いだけに
 ハードルが高くはなってますからね・・・

 海の向こうとしては、米国では企業決算、雇用の次にFRBが大好物な住宅指標
 FOMCメンバーの講演といったところです。

★21日については・・・

 国内では為替に影響する寄り前の貿易統計もありますが、
 最近では最も重要な国内経済指標と化している訪日外国人客数が発表され、
 右肩上がりな結果が継続しているならば波乱にはならんでしょうけど、
 前年比でプラスであろうとも、もし鈍化しているようだと
 波乱を呼び兼ねないだけに要注意な指標でおます。
 決算としては好調とのハードルが上がっている日本電産といったところです。

 海の向こうとしては、先にも述べた他力本願とも言える新興国・資源国でもある
 トルコ・カナダ・ブラジルの各中銀が金融政策を発表し、
 自力の部分を打ち出すことができるのか・・・
 最近ではリスクオン・オフのスイッチになりがちであり、
 需給要因で動く傾向も強くなりつつある原油の指標である米週間原油在庫統計
 欧州ではドイツ銀行に続きヤバイとも囁かれているクレディスイスが、
 決算と新戦略の発表を行い、米国ではイエレンおばさんを始め、
 FOMCメンバーの講演、引き続き企業決算のラッシュでおます。

★22日については・・・

 国内ではナガモッコリ(永守日本電産社長)のオラオラ決算説明会見、
 追加金融緩和期待の熱を測るという意味での2年債入札、
 安倍ちゃんの中央アジア営業ツアーへの旅立ち、
 所得という意味では連合会長の16年春闘基本構想の発表、
 AppBANKの活気が続くのかという意味でグリーンペプダイドのIPO、
 引き続き中外製薬を始めとする企業決算といったところです。

 海の向こうとしては、米国では新規失業保険、住宅指標、CB景気先行指数、
 半導体BBレシオ、30年インフレ連動国債入札、引き続き企業決算、
 クリントンおばさんのメール問題釈明議会証言といったものがありますけど、
 やはりこの日は、来週の日米中での政策イベントラッシュを前に、
 ドラギえもんが秘密道具を炸裂させるのか、炸裂させなくとも、
 政策期待をさらに高めることになるのか注目のECB理事会でおます。

★23日については・・・

 国内では花王をはじめとする企業決算、日本郵政のBB締切、IPO、
 政策期待&テーマ物色期待として、政府の「IoT推進コンソーシアム」発足
 といったところです。

 海の向こうとしては、不動産バブルが弾けたと言われながら、
 何気に回復している(水増し?)中国住宅価格、
 22日にドラギえもんが秘密道具を炸裂しなければ重要になるユーロ圏PMI、
 米国は引き続き企業決算、マークイット製造業PMI、石油掘削リグ稼働数

★25日については・・・

 来週以降のスケジュールにも書いた通り、
 11月1日にルガンスクで親露派が議会選挙を強行予定だけに、
 ウクライナの統一地方選挙はウクライナリスク再燃という意味で重要でおます。
 最近のプーチンはシリアでの空爆を含め、ちと剛腕なだけにね。


以上の通り、単なる買戻しであろうとも、政策期待という名のもとに、
(実行するのかどうかはともかくですのであしからず)、
薄商いでヒョロ上がっている心許ない世界的な株式市場に対し(中国だけ商い増)
悪材料にでも好材料にでもなり得る重要イベントでおます。

ただし、これらが政策期待どころではないドイヒー過ぎる結果となったり、
政策期待の当人である各国の中銀総裁や政治家が期待を削ぐ発言をしなければ、
少々悪かろうとも政策期待が高まるという御都合解釈になる可能性は高いので、
本番である来週の政策イベントラッシュまでは、多少の一時的な上げ下げはあれど
御都合解釈な政策期待相場が続くと見ております。

ちと気掛かりなこととしては、冒頭でも少し触れた週末の米国市場が、
SQ等の大人な都合だとは思うものの、チグハグな動きで引けており、
昨日発表されたシカゴIMM通貨先物ポジションの13日時点のドル買いポジが
昨年7月以来の低水準になっていることからも、
何かのきっかけで一気にドル買いが進む可能性も無きにしもあらずです。

恐らく本番のFOMCまではドル高への巻き戻しは無いと思いますけど、
週末のように一夜だけであろうと利上げ観測というコジツケも窺えるだけでなく
しかも22日にはECB理事会が控えていることからも、
ドラギえもんの秘密道具(追加金融緩和)期待が高まることで、
22日に向けてユーロ圏債券高、ユーロ安が進行する可能性も高いだけにね・・・
さらに円売りポジも5週連続で減少しており、今年最低水準近くではありますので、
需給的にはドル高余地がかなり高くなっているのは事実です。
(米財務省の為替半期報告書もそろそろ出てくるでしょうしね)

そうなれば日欧にとってはドル高による通貨安は追い風になりますけど、
米株、原油(商品)、新興国・資源国にとっては、
ドル高は利上げアレルギーという重しになるだけに、ちと気掛かりでおます・・・

とりあえずドル高への巻き戻しが起きなければ、
政策期待相場が続くでしょうから、これまでにも書いてきた通り、
米債券高(米金利低下)ドル安、米株高、原油高(商品高)、新興国通貨高、
VIXと金は低下という利上げ先送り期待な動きとなり、
欧州は債券高・ユーロ安・株高という追加金融緩和期待な動き、
中国は株高という政策期待な動き、我が国は債券高・円安・・・
という政策期待を示す動きが継続していれば、
単なる買戻しによる薄商いであろうと、政策期待を口実とした株高が続くでしょう

(当然ながら全てがこのような動きにならずとも、
 基調として継続していればということですし、他にもハイイールド債、
 輸送株指数等、シグナルとなる動きもありますが、本番は来週に迫っているので
 これらのスタンダードなものの動きを見ていればいいと思います)

ちなみに我が国の需給環境(裁定買い残、信用買い残等)は依然として良好です。
一方バリュー面については、足元ではマクロ面での失速が見られるのは事実であり、
今週からは企業決算も本格化しますので、PER云々での割安というのは、
一旦忘れておいた方がいいでしょう。

ということで、今週の基本的なスタンスとしては、
以上のような政策期待な動きを見ながら、立ち回ればいいのですが、
週明けとなる明日は、黒ちゃんが水を差すようなことは言わないでしょうから、
やはり中国の7-9月期GDPが不気味といえますので、
明日のスタンスとしては・・・

持ち越し短期勝負の方については、中国のGDPが良ければ素直に好材料ですが、
少々悪かろうとも政策期待の高まりで踏ん張っていれば、
上記に書いた国内外の政策期待を示す動きが継続している限り、
割り切って一時的なリスクは覚悟のうえで政策期待相場に乗ればいいです。
もし中国のGDPが政策期待では支えらられない程のドイヒーな結果となれば
当然ながらその日限りの勝負に留めておきましょう。

そして現状は薄商いでの心許ないヒョロ上がりというのも事実ですから、
来週の本番である政策イベントラッシュまでは、
その日限りの勝負に留めるのが無難ではありますけどね。
その辺はお好みでご自由にどうぞ。

腰を据えて勝負をする方については、アベノミクス当初から構えている方は、
どこかの火種が爆発して、リーマンショック級の悪夢が再来し、
1月安値でもゴリゴリと割らない限り(現状ではひとまず9月安値割れが目安)、
王者の風格で構えておけばいいです。

新規で腰を据えて参戦する方については、
本番である来週の政策イベントを見極めてから参戦しても遅くはないですが、
9月or1月安値までの下振れリスクを覚悟の上でならば参戦すればいいでしょう。
再び雇用統計以前の状態(政策期待ではなく利上げ出来ないモード)へと戻り、
単なるリスクオフでの9月・1月安値割れという可能性はまだ有り得ますからね。
ただし1月安値を割れば、腰を据える覚悟での総員出撃でいいでしょう。

新興市場は資金流入の動きと共に、ベタな年末年始高という動きも窺え、
揺れも収まりつつありますが、シンプルに考え、
これまでのリスクオフ局面以上の商いを伴った上昇が継続しない限り、
その日限りの勝負に留めておくのが無難でおます。
AppBANKの熱狂が良い意味で波及してくれるといいのですが・・・
ちなみに新興市場向けだけではないですが、来週は政府が産官学で作る
「IoT推進コンソーシアム」なる共同研究体を発足させますので、
話題になればいいのですが・・・

割安中小型銘柄については、腰を据えるのが大前提ならば、
まだ可能性の残っている1月・9月安値までの下振れリスクを覚悟の上で、
参戦していけばいいでしょうけど、今週からは中間決算も始まるので、
決算を見ながらでもいいとは思います。
当然ながら来期目線に移りつつある時期ですから、
中間決算と共に来期も考慮しての銘柄選別は必要です。

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